シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

ビジネス・実用
1,540円 (税込)

7pt

難病の実体験に基づいたユニークな文学紹介活動を展開している著者が、「自分自身でいることに疲れを感じる」「自分自身なのになぜかなじめない」といった「違和感」を出発点にして、文学や漫画、映画など多彩なジャンルの作品を取り上げながら、心と体の関係性について考察していく。読者が「私だけの心と体」への理解を深める一助となる一冊。(装画:香山哲)

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シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    激しく同意しました。

    カフカの人生論の著者。他の作品もと手にした本書。

    心と体の話し。
    20歳の時に難病にかかり13年間にわたる闘病生活を送った経験を持つ著者。なかなかヘビーな経験です。
     その間に読み、体感して感じた個人的経験を文学、哲学、生物学等のフィルターを通して、見事なまでにアイデア提起をしてくれた。(特に文学)
    論理的でもあり、感覚的でもあり。
    生きるための柔軟性を得ることができる名著でした。

    はじめに から引用(こんな人にオススメ)

    自分でいることに、疲れを感じたことはないだろうか?
    たとえば、自分の性格が好きではないとか。
    自分の体に不満があるとか。
    「どうして自分はこうなのだろう・・••・・」と悩んでしまう。
    それなのに、その性格や体でずつと生きていかなければならない。
    気に入らないなあと思いながら、24時間365日、なんとか折り合いをつけながらやっていくのだから、これは疲れないほうがおかしい。
    別人になってみたいと願ったことのない人は、少ないのでは?
    自分が好きな場合でも、ずっと同じ自分でいるというのは、退屈と言えば退屈だ。
    いつも自分の目線で世の中を見て、自分に起きることだけを体験して、自分の人生を生きていく。
    ずっと同じ主人公の映画を見続けているようなもので、うんざりしてきてもおかしくない。
    中略
    では、「自分」とは何なのか?
    そう問われると、よくわからない。哲学的な問題に聞こえる。
    自分とは、よくわかっているものであると同時に、よくわからないものだ。
    とりあえず、この体、これは自分だ。
    そして、この心、これも自分だ。
    では、心と体が自分なのか。
    自分とは、心と体なのか?
    後略

    本書の前半では、心と体を分離して、どちらが自分なのかを考察していきます。分けたほうが考えやすいからです。
    この命題は、未だ発展途上。難題です。
    自分とは心なのか
    自分とは体なのか

    分けて考えたほうが考えやすいから分けたが、最後の章では、まとめて考えていく。
    そこで重要なのが
    「あいだ」
    である。
    物事には、「あいだ」、「グラデーション」がある。
    ここをうまく受け入れたいが一番の著者の主張。

    心と体をひとつと捉え、一連のものとする。
    消化器官も、一連で、どこかに問題があると食べたものをうまく排泄できない。
    繋がっている。
    全てのものは、繋がっている。
    そして、グラデーションで繋がっている。


    「曖昧さ耐性」と言う言葉があるらしい。
    本書で初めて知り学んだ言葉でした。
    これは相当重要だと思いました。
    「曖昧さ耐性」が低い人は生きづらい。
    白黒つけたがる人。生きづらい。
    やっぱり「あいだ」があるのです。

    「自分」の中にも
    あいだがあり、グラデーションであり、行ったり来たりの曖昧な存在だ。
    自分ですら曖昧なのだ。
    この考え方は、とても、楽にしてくれる。
    とても自由だ。

    グラデーションで繋がっていく自分。
    グラデーションで繋がっていく世界。

    今までの自分。
    幼少期の、小学校、中学校、高校、大学、20代、30代、40代……その先も

    いろんな自分がいて、今の自分は、その全てを含んでいる。
    経てきた時代の自分、いろんな自分を、たくさんいる自分を含んでいる、今の自分。

    生きてきた自分は、みんなえらい。

    この、今までが繋がった自分という感覚。
    大切にしたいと感じました。

    この人の作品は、勇気をくれる。

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    自分疲れというメインタイトルより、ココロとカラダの間というサブタイトルの方が実態に近い気がする。全てはグラデーションではという問いかけ、古典から現代までの数々の例示が面白い。語り口調の文章が読みやすく、一気読みしてしまった。

    0
    2024年11月12日

    Posted by ブクログ

    どこまでが心でどこまでが体か、自分とはどういう人間なのか。
    分からないし、分けられない、ということがさくさく書いてある。
    引用してあるたくさんの本も、ぜんぶ面白そう。

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    創元社の新シリーズ「あいだで考える」の創刊ラインナップ。現代を考える問いかけとして「あいだで考える」というコンセプトはたいへん秀逸で、それに文学紹介者という自らのフィールドからきっちり応えているいい本だった。
    ただ、10代のための本が真に10代のための本になっているかは、既存の他シリーズ(よりみちパン!セの昔から)を読んでもわたしはよくわからないままなので、それは評価できない。

    0
    2023年10月14日

    Posted by ブクログ

    自身の難病経験や文学からの引用で解きほぐす身体論。自分を支えるこころとからだを様々な観点から分かりやすく語ります。頭木弘樹さんの著作は過去に読んでおりどれもおすすめですがこれもとてもよかった。巻末の作品案内だけ読んでも十分楽しめます。

    0
    2023年06月11日

    Posted by ブクログ

    自分の心と体を社会がどう評価するか、これが、自分の疲れの原因なのだろう。人の評価なんて関係ない、俺は俺と言いながら、やっぱり、気になる。
    そういう、心の考え方が現実と理想の違いが疲れさせるのだろう。

    0
    2023年04月14日

    Posted by ブクログ

    文学を引用しながらの解釈がわかりやすくて、読みやすかった。
    曖昧でグラデーションがあるものって思えるようになれば楽になるっていうところが印象に残っている。

    0
    2026年09月10日

    Posted by ブクログ

    創元社の「あいだで考える」シリーズが大好きで、ほぼ全巻持っています(積読もあり)。そのなかで、創刊の一冊であるこの本はなかなか手に取れていなかったのですが、読めてよかった!
    あまり自分が自分でいることに疑問を持たないタイプなので合わないかもなぁと思っていたのですが、この本が扱っているのは「こころ」と「からだ」の間。ロボット操縦を例にしたカラダがこころに与える影響の話などはハッとする視点だったし、シリーズ始めということもあるのか、「あいだ」を考えることをより実感を持たせる内容になっていました。分けない、という視点は今の世の中で結構大事な気がする。グラデーションを意識しながらいろいろなことを考えられると良いなぁと思うなど。

    0
    2026年04月30日

    Posted by ブクログ

    自分とは何なのか。
    その問いから、心と体について考えていく。
    私たちの心と体どちらが私なのかという問いに、白黒はっきりつけることはできない。
    だからこの曖昧な状態の自分を、あいだで考える。
    優しい文章で、文学作品などを取り上げながら著者は道を示していく。
    肩肘張って疲れて、ちょっとホッとしたいときに、読んでほしい本です。

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

    自分でいることに疲れたことはありますか? 一体自分とは何なのか。心なのか体なのか…?
    (文学を読んでいて)「ここに書かれているのは自分の気持ちだ」と感じること…ありますよね!
    色々な作品が紹介され自分とは何かを考えさせる本。Interesting!

    0
    2025年08月06日

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