作品一覧

  • 心理療法家の情緒的成熟 逆転移に含まれた超自我、自我理想、盲点を考える
    5.0
    1巻3,960円 (税込)
    心理療法における逆転移を、患者が心理療法家のパーソナリティに潜在する一面を喚起する過程と捉え、心理療法家が自らのパーソナリティ要因と格闘することでいかに成長していくのかを、失敗も含めた豊富な臨床事例を交えながら明らかにする。心理療法家は臨床実践の中でどのような情緒的困難や抵抗に遭遇し、その超自我や自我理想は患者理解にどのような役割を果たすのか、世界的に活躍する心理療法家が詳細に検討する。
  • 太陽が破裂するとき 統合失調症の謎
    -
    1巻3,520円 (税込)
    最近まで統合失調症は100%生物学的な疾患であると認識されてきた。しかし今日では、力動的な理解の重要性が見直され、精神病の精神療法として「対話すること」の意義が注目されるようになっている。本書は、力動的心理療法や精神分析の復権を呼びかける稀有な書。脳や伝達物質で病因や症状を説明されると「薬以外ではどうにもできないもの」と諦めがちだが、決してそうではないことを著者は丁寧に解説してくれている。
  • 生い立ちと業績から学ぶ精神分析入門
    4.0
    1巻2,860円 (税込)
    精神分析の講義はえてして難しい。しかし本来、精神分析は治療関係の中で治療者と患者が語り合い、理解し合うための理論であり技法であるはずである。著者たちは試行錯誤の後、アナリストの生い立ちや臨床業績を絡めて理論や技法を学ぶ方法が、理解を多いに助けてくれることに気づく。本書はこうした視点から、フロイト以後の精神分析の発展を支えた22人のアナリストたちを、自我心理学派(自己心理学派を含む)、クライン学派、独立(中間)学派の大きく三つに分けて取り上げ解説する。
  • 生い立ちと業績から学ぶ精神分析入門

    Posted by ブクログ

    【目次】

     第Ⅰ部 自我心理学派(自己心理学も含む)

    第1章 A・フロイト――父の自我心理学を発展させた秀才
    第2章 マーラー――精神分析の仮説の実証に努めた人
    第3章 エリクソン――自らの起源や存在意義の探求者
    第4章 カーンバーグ――境界例治療の第一人者
    第5章 フォナギー――現代自我心理学の代表的論客
    第6章 コフート――ミスター・サイコアナリシスから自己心理学の創始者へ

     第Ⅱ部 クライン学派

    第7章 クライン――クライン学派の創始者
    第8章 アイザックス――無意識の幻想に光を当てたクラインの盟友
    第9章 ビック――タビストック方式乳幼児観察の創始者
    第10章 ローゼンフェルド

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    2024年05月07日
  • 心理療法家の情緒的成熟 逆転移に含まれた超自我、自我理想、盲点を考える

    Posted by ブクログ

    セラピストの超自我や自我理想が「盲点」を引き起こす。これは、「黙過」に繋がる一つのモデルだ。だがそれだけで全てが説明できるとは思えない。
    超自我や自我理想との気づかぬ内の格闘をなんとかクリアし、セラピストとして生き残るための訓練の場として「対話」形式の事例検討会は意味があるのではないか。
    「黙過」による「失敗」と捉えて良さそうな事例もたくさん出ている。が、なぜそれに至ったかのプロセスはあまり詳細に述べられてはいない。もう少し複雑なメカニズムがあるような気がする。

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    2023年08月27日
  • 生い立ちと業績から学ぶ精神分析入門

    Posted by ブクログ

    各人物の担当者が、対象の人物に精通しているわけではない。うまくまとめてくれているが、学生や院生でも可能であるような内容の域を出ていない。

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    2015年12月12日

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