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  • 武漢作戦

    武漢作戦

    「生きてゐる兵隊」で筆禍を受けた作者が、再度従軍して作家魂を世に問うた名作。基地司令部や兵站本部、野戦病院、船舶工兵隊、自動車輜重隊、軍用輸送船、宣撫班等の報道されない後方部隊を主体に、斬新なドキュメンタリー・タッチで戦争の本質を鋭く見据える。表題作ほか、上海で超然と生きぬく女主人や従軍記者の、戦火の荒廃と孤独を温かい視線で描いた「上海の花束」、異国の男について海を渡った日本女性の数奇な運命を綴る「敵国の妻」などの戦争文学三篇収録。
  • 死刑台のロープウェイ

    死刑台のロープウェイ

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    箱根のロープウェイで美貌の未亡人が殺害された。目撃者の証言と殺された当時の状況がときあかされるにつれ、捜査線上にうかびあがった容疑者は、なんと愛する夫だった──アリバイなき夫の無実を晴らそうとする人妻の執念とその隠された過去。空中のロープウェイで展開される戦慄のラストシーンが圧巻の表題作など、現代社会で一見平凡に安住するかに見える女性たちが、人知れずほのかに抱く野心と愛との葛藤を描いた女性心理サスペンスの傑作五篇。
  • 職人衆昔ばなし

    職人衆昔ばなし

    大工、指物師、鳶職、左官、畳職、瓦師、石屋、ぬし屋、ガラス工芸、ペンキ職、飾り職、螺鈿師、表具師……現代生活の忙しさにまぎれ、滅び去らんとする職人世界の伝統を守り続けて、腕と意地とを貫き通した27人の職人衆たちの燻し銀のように重厚な芸談集。現在は殆ど物故された名人たちだが、その体験談は未来にも通ずる貴重なものを含んでいる。口の重い名人気質の職人から興味深い話を巧みに引出し、彼らの語り口を生き生きと再現した聞書の傑作。
  • 私生活

    私生活

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「都会生活の哀愁を、巧みに切りとってみせた」と高く評価された第90回直木賞受賞の短篇集である。この世の中、どこの誰にも一枚めくれば、あやしげな私生活があるものだ。人それぞれにおなじ悩みも濃くまた淡く……いささか暗い人生の哀歓と心理の機微を、登場人物それぞれの何気ない会話のうまさと洗練の筆で、さりげなくしかし奥深く捉えた名人芸。「つぎの急行」「たねなし」「丘の上の白い家」「ご利用」「六日の菊」など17の「私生活」を描く。
  • 食物ことわざ事典

    食物ことわざ事典

    ビジネス・実用
    -
    1~2巻495円 (税込)
    「青菜に塩」「芋の煮えたもご存じない」「イワシ七度洗えばタイの味」「丑の日のウナギ」「鬼も十八番茶も出端」「匂い松茸味しめじ」「命は食にあり」。食べること──それは本能にもとづいた行為ではあるが、そこに材料、調理法の多様性を生み出したのが人間の文化である。日本人の食生活の知恵は独特なものがあるが、それは“ことわざ”の中にも生きている。ここに選び出された120項目によって、あなたの食卓とともに、あなたの頭脳も豊かになるだろう。
  • 不可触領域

    不可触領域

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    湖上祭りに浮き立つ山間の町を離れて、車で東京へ向った伊島と婚約者敬子は、夜とともに白い霧の森に迷いこむ。渦巻く濃密なガスを押しのけて、突然フロント・フードの上に飛び乗ったのは、なんと牙をむき出した一匹の豹だった。さらに森の奥へと進んだ二人は、見るも無残な光景を見た。その“事件”が平和な地方都市に、どのような波紋を投げかけるのか……。現代の恐怖をリアルに描く異色のSF中篇に、ふとしたことで「異次元空間」を垣間見てしまった画家の奇譚「虚空の男」を併録。
  • 錬姦作法

    錬姦作法

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    ホモ、レズ、不能者、強精者、窃視症、獣姦、マスターベーション讃美にセーラー服願望と、現代日本に氾濫するのは、セックスアニマルたちの百鬼夜行。混沌たる現代性風俗をなんとか解明せんと、元小説家の中年セックスカウンセラーは、同じく性の炎に身を灼かれて悶え苦しむ同世代の仲間たちとともに、今日も奮励努力するのだが……。名著『エロトピア』の著者が、妄想の限りをつくして性の時代相を執拗に追求した問題の長篇力作。迷える仔羊のご同輩諸君、これは必読の書ですぞ!
  • ちょっといい話

    ちょっといい話

    小説・文芸
    -
    1~3巻440~660円 (税込)
    堀口大學さんのところに、こういうふしぎな手紙がきたという。「貴大学の入学規則をお送り下されたく候」……文壇、芸能、スポーツの世界から学界、政界、財界にいたるまで、古今東西の著名人のエピソードを秘蔵のメモと交友録から精選し、“ちょっといい”ブームをまきおこした話題の逸話集。一つ一つの挿話を小さな芝居と感じさせる絶妙な語り口で運び、人間性の諸相を凝縮した表現の中で鮮やかに描き分けたユーモア小話集成の決定版。
  • 幼年

    幼年

    東京の街が、まだ東京であったころ……。東京屈指の繁華街として大きく変貌した渋谷を再訪し、著者の幼年期をはぐくんだ大正初年の渋谷界隈の地理、風物、時代の感触を、精緻な記憶力と端正な文体で再現する異色自叙伝。優しく厳しかった母の追懐、思い出深い小学校生活、時間の経つのを忘れた幼な友達との遊び、数回にわたる引っ越し、そしてヰタ・セクスアリスまでを、のびやかだった渋谷の変遷を背景に旧友との再会をまじえて、回想する。本書は懐しき大正年間の東京案内でもある。
  • 南十字星の戦場

    南十字星の戦場

    昭和18年4月、海軍中尉だった著者はソロモンの海に墜ちて米軍の捕虜となり、禁断の時を生きた。それから30年後、ガダルカナル、ラバウルなど当時の激戦地と捕虜収容所のあったニューカレドニアを再訪してつづった戦友たちへの鎮魂の賦。ソロモンに散華した兵士たちよ! 海上に浮かぶ無数の断雲と、燦然たる南十字星こそ、彼らの墓標にふさわしい……。表題作に加えて、漂流と捕虜収容所での生活を描いた処女作『ニューカレドニア』も収録する。
  • ミステリーを書いてみませんか

    ミステリーを書いてみませんか

    ビジネス・実用
    -
    1巻605円 (税込)
    サントリーミステリー大賞、オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、横溝正史賞、日本サスペンス大賞など、ミステリー作家への登龍門をめざす人たちだけでなくミステリーファンに贈る<ミステリーの書き方と楽しみ方>──推理小説の変遷、発想法、トリック論、取材法など、作品構成のノウハウから、ミステリー作家のキャラクターや資質といった人物観察、さらにはベストな執筆道具の見つけ方にいたるまで、具体的で、わかりやすいミステリー作法の入門書。
  • 十二人の剣豪

    十二人の剣豪

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    なぜ剣豪・外記は主君と討ち死にせず、蔑まれつつ逃げ落ちて、主君の美しい姫に纏足をほどこして密かに育てたのか? 老臣の悲劇を官能的に描く「腰抜け外記」ほか、自らに咎のない罪を被って従容と死に赴く「逆臣伊丹求馬」、兄に奪われた初恋の女の無残な変貌に複雑な想いの主とそれを見つめる家臣を描く「曲淵主従」、激昂すると異常に隆い咽仏が上下し、三度それが続くと刀を抜く剣豪「咽仏玄蕃」など、十二の剣豪の様々な決断非情を描いて、五味康祐の筆が冴える短編集。
  • 建売住宅温泉峡

    建売住宅温泉峡

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「新築分譲格安値ローン可電乞早勝」飛びついて買った、その建売住宅に温泉が噴き出たから、さあタイヘン。ご近所の人にも、と自宅を公開したら「水着で人妻と混浴もOK」という週刊誌の記事までとび出して、全国津々浦々から押すな押すなの遊山客ラッシュ。歓楽街だよ、温泉峡! 桃源郷だよ、温泉狂! 奇想天外な表題作ほか、漫画の世界を文字で描いて見せる「旗本御多忙男」、通勤ラッシュがオアシスになる「早朝特急クラブ」など、アイデアが光る、ユーモア満載のSF異色作品集。
  • 球は転々宇宙間

    球は転々宇宙間

    小説・文芸
    -
    1巻529円 (税込)
    1980年代終わり、日本のプロ野球は3リーグ18チームの時代を迎えていた。原は横浜、江川は浦和、掛布は千葉へとそれぞれにトレードされていく。大都市集中ではない地元密着のチーム、それは日本の真の地方の時代の幕開きでもあった……。根っからの野球好きである著者が、自らの夢を託し、プロ野球の将来の発展を願って書いたこの処女作は、吉川英治文学新人賞を受賞し、野球ファンからも熱烈に歓迎された。いわば走者一掃の三塁打的後味さわやか近未来野球小説である。
  • 旅芝居殺人事件

    旅芝居殺人事件

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「桔梗座」の奈落は人を喰う。そしてその壁には死んだ役者の、消えた役者の憎悪と悲哀が塗りこめられている──芝居小屋「桔梗座」の市川蘭之助劇団の興行で起こった殺人事件が十五年後、新たな殺人事件を引き起こす。旅芝居の妖気に満ちた世界を怪味たっぷりに描きだし、謎ときの興奮へと誘いこみ、想像を超えた結末へと導く、一九八五年度日本推理作家協会賞受賞の異色長篇ミステリー。ほかに芝居を材に繰り広げられる快作六篇を収める。
  • 棒ふりの控室

    棒ふりの控室

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    指揮者たるもの、王子さまみたいにふるまわなければと思い込み、しぐさや笑顔を工夫したデビュー直後、テレビのおかげですっかり有名になってしまった汗だくの指揮がもたらすヘソ下三寸のアセモの話、楽器と奏者の体型学的研究や時差の話等、ざっくばらんでユーモラスな人柄のにじみ出たエッセイの数々。おどけたピッコロ、怒るドラム、楽しいクラリネット、そしてチョッピリ昭和ひとケタの哀しさをただよわせたバイオリン……そう、言ってみればこの本は、ひとつのシンフォニーです。
  • 棒ふりの休日

    棒ふりの休日

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    ミュンヘンでサーモン・ステーキに舌鼓を打ち、北海道静内でついさっきまで泳いでいた鮭の海鮮ナベに随喜の涙を流し、一転、シャケの原点はシャケ缶にありと喝破する。世界を股にかけて大活躍中の音楽家が、タクトのかわりにペンを握りしめ、「わがヰタ・セクスアリス」「ぼくの自慢料理」「世界飲食考」「日本と西洋」の四大テーマに薀蓄のほどを傾けた、ざっくばらんでユーモラスなエッセイの数々。オナシス的食生活体験記から検便についての考察まで、なんでも揃ってます。
  • 花のさかりは地下道で

    花のさかりは地下道で

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    戦後の混乱期、上野駅の地下道に行き場もなく住みついた人たちの中に、当時グレてばくちの世界で生きていた「私」も、時折加わった。そこで一人の娼婦と出会った。数年後に再会した彼女との淡くそして深いつきあいを描いた表題作をはじめ、「私」の胸のうちに熱い思い出を残して通りすぎていったさまざまな男と女たち──人との出会いのふしぎさをみごとに描く短篇集。「赤い灯」「星の流れに」「夜明け桜」「幻について」など十二作を収録した。
  • 響灘 そして十二の短編

    響灘 そして十二の短編

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    休みでもとってみるか。家族サービスでなし、ゴルフでもなし、休暇の理由はとくに会社には言わずに……。一見ごくありふれたサラリーマンが思いついた、わずか二日間の旅の行き先は暖流と寒流がぶつかりあって、波が立ち、音をたてるという響灘だった。六年前に別れた愛人から電話をもらった男は、二日だけ休暇をとって、そこを訪ねることにした。──不思議な海が二人だけの景色となって騒いでいる──。再会した男と女の一夜を美しく描いた表題作と、家族をテーマにした連作短篇十二篇。
  • 犬と歩けば

    犬と歩けば

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    「コンタはじつに善い犬であった。しかし、その善さについて、私はどう言いあらわしていいか、表現するすべを知らないのである。つまり、それはコンタの中に、それだけ私を超えてすぐれた資質があったということであろう」(あとがき)。気品と孤高の雰囲気を併せ持った愛する紀州犬の死を看取った時、「私の壮年期はコンタと共にありコンタと共に去った」という思いが著者を襲う。犬と人との出会いもまた、一期一会のものなのだ。よき伴走者にめぐまれた作家の切なくやさしい視線。
  • 金星 相撲小説集

    金星 相撲小説集

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    事故で急逝した相撲の親方と、残された金星(きんぼし=美人)のおかみさんのそれぞれに意外な秘密が……。表題作「金星」をはじめとして、定年退職したのに相撲部屋に通う元記者のせつない思いを描く「擦り足」、盛りを過ぎた関取が部屋にたったの一人、もうやめたいのだが後継者もなく……「十両十三枚目」、巨大な肉体のゆえの悲惨な晩年に耐え続けた出羽ケ嶽……「相撲の骨」など、相撲の世界に材をとって、人生の哀歓を浮き彫りにした出色の七篇。
  • 大人のままごと

    大人のままごと

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    パリの市場では芳醇新鮮な食材の山に驚嘆。あやしい系譜の「女王陛下のカレーライス」とやらのレシピに挑戦、自宅で楽しむラーメンはスープももちろん自家製。舌の上で奏でられる味覚の饗宴をかぎりなき愛情をこめて、つくる、あじわう、そしてあるきつづける著者のエネルギーは、ときに稀有珍妙な献立と偏愛的学究心を生みだす。日本と世界の美味をめぐり、プロの秘伝を発掘して調理の腕をみがき、人間にとって「食」とは何かを考察した、一読たちまち人生が愉快になる食味随筆の傑作。
  • 芸人その世界

    芸人その世界

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    芸の世界に憧れ、芸人たちの哀歓に満ちた生き方にかぎりない感興を覚え、持ち前の旺盛なる好奇心で、観たり、聞いたり、読んだりして集めた芸人の世界の可笑しくも哀しいエピソードとプロフィル800話。膨大なコレクションから精選された文章は、一流の役者や映画俳優の知られざる側面を紹介するとともに、日々研鑚の崇高な精神と、危うく愉快な彼らの愛すべき人間性を垣間見せる。著者自身が「<その世界>シリーズは僕の青春であった」と述懐する珠玉の一冊。
  • タレントその世界

    タレントその世界

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    「先代三津五郎ははやっている芸を絶対にみとめなかった。理由は『駄目になるから流行るんだ』」そのほか、「たくさん税金が払いたい」(三波春夫)、「私は天才です」(ジョン・レノン)、「私の神様はお嬢なんです」(加藤喜美枝)、「妻帯者は信用出来ない」(三国連太郎)……などなど、東西のタレントが次々に登場する。好評『芸人その世界』に続いて、永六輔が豊富な資料と貴重な聞書きで綴る芸人の世界の可笑しくも哀しい挿話と語録。
  • 役者その世界

    役者その世界

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    「僕はきっと野たれ死をすると思う」三国連太郎、「私、歌なんか歌いたくて歌ったこと一度もないわ」藤圭子、「政治とは神と欲望との結合体である」三波春夫、「生活を大事にしているヤツにいいシャシンはとれない」今村昌平、「僕は歌右衛門が背広着たところなんか見たくないね」三島由紀夫──長年の芸能探索で拾い集めた、役者や彼らを支えるスタッフたちの楽しいエピソードの数々。著者のライフワークとなった「その世界」シリーズ、「芸人」「タレント」につづく第三弾。
  • 西郷家の女たち

    西郷家の女たち

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    二十三歳の岩山いとが西郷吉之助に嫁いだのは慶応元年正月のこと。いとはひとめぼれだったという。念願叶い妻となるが、待っていたのは大家族を抱えての極貧生活だった。国事に奔走する夫の留守を守りつつ、いとは三人の子と二人の腹違いの子を育てる。だが、近代国家黎明期の日本は、維新の清算のときを迎えていた。渦中の西郷は、西南戦争へと自らを導き、明治十年城山に自刃。維新回天の英雄から、一転「賊徒」の汚名を着せられた亡夫に対するいとの思いは……。傑作歴史小説。
  • 忍法関ケ原

    忍法関ケ原

    小説・文芸
    -
    1巻478円 (税込)
    「石田三成領地の鉄砲鍛冶を、我が味方につけよ」関ヶ原合戦前夜、徳川家康の密命の下、近江国国友村に潜入した美男美女ぞろいの伊賀忍者十名は、迎え撃つ石田方の甲賀者と死闘をくりひろげる。驚天動地の超絶忍法<蝿達磨><枯葉だたみ><穴よろけ>……。しかし、本当の困難は甲賀者との死闘の後に待っていた。味方につける鉄砲鍛冶たちは、ひと癖もふた癖もある異常性欲者で、伊賀忍者は性の秘術のかぎりをつくして務めを果たす。「忍法天草灘」「忍法甲州路」などを併録。
  • 忘れ得ぬ翼

    忘れ得ぬ翼

    これは、太平洋戦争末期、絶望的な戦いを強いられた軍用機と飛行機乗りたちの物語である。敗戦とともに、空の男たちは操縦席から降りることを余儀なくされ、それぞれの戦後を生きたが、彼らの運命を決定した愛機は、いまもなお、彼らの心の中を飛び続けている。著者・城山三郎は、敗戦後四半世紀の時点から太平洋戦争を逆照射することによって、あの戦争と、戦後の日本が何であったかを問うている。同時に、男たちがともに戦った“翼たち”への愛情は、あふれるばかりである。
  • 最後の晩餐

    最後の晩餐

    小説・文芸
    -
    1巻529円 (税込)
    「腹のことを考えない人は、頭のことも考えない」。S・ジョンソン博士のこの痛烈深遠な格言にみちびかれてくりひろげられる、古今無類、かつて試みられたことのなかった食談の名品。いにしえの王者の食卓をも凌駕する絢爛なフランス料理、賢者の知恵を凝縮したかのような中華の精進料理、さらには究極の内臓料理、はては人肉嗜食にいたるまで、食の諸相、その愉悦、その深淵、その極北をあますところなく描き尽した。情熱、体験、描写……いまだ凌駕されざる巨人・開高健の一冊。
  • スチュワーデス物語

    スチュワーデス物語

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    アテンション・プリーズ! TVシリーズ化されて高視聴率をとった、あのドラマの原作です。空の上の仕事に憧れて入社してきた極東航空スチュワーデス577期生は、超個性的なメンバー揃い。鬼の村沢教官の特訓を何とかしのいだ“ドジでノロマのカメ”たちは、ついに見習い乗務に移り、羽田の訓練所から世界へ羽ばたいたのだが、慣れない機内で次から次へと珍騒動を巻き起こす。松本千秋以下、同期の新人スチュワーデスたちがくりひろげる、さわやかな涙と笑いの空の青春物語。
  • ワールドカップの世紀

    ワールドカップの世紀

    ワールドカップは、単にテクニックを競うサーカスでも、体力を試す競技会でも、駆け引きだけで勝てる勝負ごとでもない。開催地の気候、国際情勢、予選の組み合わせなど、さまざまな運・不運が織りなす濃厚な人間ドラマをも楽しんでこそ、本当の面白さがわかるのだ。世界のサッカーに通暁した著者が、ワールドカップを彩った数々の名ドラマを振り返り、その魅力を余すことなく語る。日本人監督として初めてワールドカップの“天国と地獄”を経験した岡田武史氏との特別対談も収録。
  • 流れる女

    流れる女

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    おゆきさん──あと数年で還暦をむかえる私は生真面目な朴念仁で通してきたが、年甲斐もなく“深間”にはまった粋な女性と、ついに再婚の決意をした。同じ日に、なんと八十に手の届く義父と私の長男も結婚すると宣言した。あわてて、おゆきさんを訪ねて私の見たものは……男女の心の綾を描き出す表題作ほか、変幻自在の発想で描く「小夜時雨(たぬき)」「鷺娘」「蚊帳の外」「行きずり」「戻橋」「無口な女」の全7篇を収録した、しみじみした味わいの珠玉SF短篇集。
  • ワルシャワ猫物語

    ワルシャワ猫物語

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    かたことの会話にすら事欠くポーランドに夫の赴任で降り立った著者は、異境の地の孤独をかみしめていた。が、黒猫チャルと出会うことで一転して幸福な日々を見出すこととなる。天性の人なつこさで周囲を魅了するチャルを介し、まことの友情を得、したたかな社会主義国の一面に苦渋を覚えながらも、あるがままのポーランドに触れてゆく。しだいに街に溶けこむいっぽう、猫との別れはやってきた……。チャルを筆頭に16匹の猫たちとの哀切きわまる日々を誠実な視線で描いた感動作。
  • 賞ナシ罰アリ猫もいる

    賞ナシ罰アリ猫もいる

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    大ベストセラー『塀の中の懲りない面々』の著者は、「塀」の外でも桁はずれにユニークな交流を楽しんでいた!? 「会ったら最後みんなお友達」をモットーに、渡る世間は順風満帆。ゲイバーの用心棒時代には三島由紀夫と知り合い、作家となるにいたっては心の師匠・山本夏彦の姿に感涙、同級生は橋本龍太郎で和田アキ子をかつて熱心にくどいた過去がある……。でっかい体と人なつこい笑顔で、日頃から親しくしていただいているのは、こんなナイスな面々でございます。
  • 遠くへ行きたい

    遠くへ行きたい

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    「昭和八年に神田で生れ、浅草の寺で育った。このことが今の僕と、どうかかわりあっているのかが気になる。学童疎開に始まって生活の半分以上が常に旅の暮しになってしまった。このタイトルの中で、下町と、小さな寺の暮しと、旅の中の僕を見つけたい」……。ちょいと町内を歩いてみるのも旅のうちだし、飛行機を乗り継いで6日間で世界一周をするのも、またしかり。出かけては戻ってくる、さまざまな旅に明け暮れる著者が、本音で語る“男の旅”とは……。
  • アジア海道紀行

    アジア海道紀行

    小説・文芸
    -
    1巻509円 (税込)
    アジアにおいては、文明の窓口はつねに海に面していた。インドのボンベイ、ゴア、インドネシアのジャカルタ、マレーシアのペナン、ベトナムのホーチミン、そして台湾・台南……いまもってこうした港町には、「海のシルクロード」を感じさせる歴史の断片が散らばり、民族の濃縮されたアイデンティティがある。日本海の港町で育った著者が、海洋民族としての一体感をこれら「海の道」をたどりながら見つけだし、そこで暮らす同時代人の表情、夢、生活の息吹を描きだした傑作紀行。
  • おんなの一人旅

    おんなの一人旅

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    「せまい日本、そんなに急いでどこへ行く」ってヒネくれた標語ねえ。ソリャ確かにせまいけど、歩けば歩くほど、面白いことがあるわよと原稿執筆とテレビ出演のはざまをぬって講演に、取材にと日本全国津々浦々へ。エンヤトットと大漁節で迎えてくれた女学校、名物の牛なべを食いそびれて涙した夜、講演料を定期預金でくれた銀行、見上げるほどの大女芸者で歓待してくれた新聞社等々、気軽さと心細さを道連れに駈け巡った旅先で起こった立腹、抱腹の旅エッセイ。
  • 援助交際

    援助交際

    世紀末ニッポンに出現した、前代未聞の女子中・高生──ポケベル、携帯、伝言ダイヤルを駆使して「援助交際」という名の売春で欲望を解き放った彼女たち。親から小遣いも貰い、家庭も崩壊していないのに、「ウリ」や下着を売ってお金を稼ぎ、それをブランド物や夜遊び、クスリに消費する。制服の少女たちを駆り立てるものは何なのか? 伝言ダイヤルやデートクラブで出会った女の子たちの話をひたすら聞くことで見えてきた彼女たち、そして現在に到る日本社会の闇とは。
  • 北朝鮮 送金疑惑 解明・日朝秘密資金ルート

    北朝鮮 送金疑惑

    1997年に朝銀大阪信組が、1999年には朝銀東京など13もの朝銀信組が破綻した。総額1兆円を上回る公的資金(=税金)が朝銀に投入される……しかし信組の経営実態を調べていくと、不思議なことだらけ! 朝銀に隠然と君臨する朝鮮総連。国税庁と1976年に結ばれた納税合意「五カ条の御誓文」とは? 日本から北朝鮮へと流れる金は、どのように作られ、そして運ばれるのか? 怯えて口の重い関係者に迫り、じっくりと取材を重ねた本書は、真実の迫力に満ちた衝撃の書である。
  • アリバイの彼方に

    アリバイの彼方に

    小説・文芸
    -
    1巻447円 (税込)
    ホステス殺人事件の容疑者として浮かんだのは、捜査を担当する刑事の元同級生。男らしい堂々とした人生を歩む彼に対し嫉妬を抱く刑事は、アリバイを崩すために執念を燃やす……表題作「アリバイの彼方に」、自分を捨てた男と偶然再会した女が甘い言葉で殺人事件のアリバイ作りの協力を求められる「滑走路灯」、子宮外妊娠で死んだ亡き親友の姪が実は殺されたのではないかと疑った男の推理「彼女の死を待つ」など、事件と関わってしまった人々の揺れ動く心を描いたミステリー短篇集。
  • 不良少年の映画史 PART1

    不良少年の映画史

    小説・文芸
    -
    1~2巻385円 (税込)
    敗戦後まだ二、三年というその時代、ぼくは不良少年だった──とはじまるこの本には、初めて名を聞く戦前戦後の珍品傑作映画がずらり! 重厚な“名画”ぎらいで“笑い”にはちとウルサイ(つまり成人後とそっくりな好みの)早熟な少年の記憶は、数々の笑いのシーンを甦らせる。かのエノケン、ロッパ、ロイドの主演作や「客にうけても、悲しいかなキネ旬の批評にとりあげてもらえない」B級爆笑映画のきらびやかなオンパレード! 筒井ファン垂涎の告白的自分史でもある。
  • 狙撃者たちの夏 サミット・コンフィデンシャル

    狙撃者たちの夏

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    チタニウム合金製の特殊アーミーライフルを前にしたふたりの男。交渉の報酬は一万ドル。仕事の内容は、銃の改造である。折りしもゲリラテロの頻発する不穏な世界情勢下、東京では先進国首脳会議(サミット)開催に向けて、アリ一匹這い入るすきもない厳重な警戒網が張りめぐらされた。だが、圧力をかける警察と取材陣とのもみあいが続く中、その網の目をくぐって、アメリカからの侵入をこころみる男の鞄には、件の銃が仕込まれていた……。鮮烈な刺激に満ちたサスペンス長篇。
  • 銀行 男たちの挑戦

    銀行 男たちの挑戦

    小説・文芸
    -
    1巻753円 (税込)
    三洋銀行名古屋支店に銃弾が撃ち込まれたのに続いて、横浜支店長が撃たれた! 動揺が走る行内。対応に苦慮する総合企画部長は、頭取から、銀行生き残りを賭け他行との合併を極秘に計画するよう命ぜられた。だが頭取はもともと合併反対論者で、合併推進派を排斥して、いまの椅子に座ったのではなかったのか。そんななか虎視眈々と巻き返しをねらう元の首脳陣たち……。金融ビッグバン、不良債権と、激震下にある銀行に生きる同期三人の男たちの姿をビビッドに描く、シリーズ第2弾。
  • 少女と武者人形

    少女と武者人形

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    「武者人形の剣に血が噴きだしてきたとき、人が死ぬ……」母親と弟の事故死。少女のなかで武者人形と葬式がひとつに重なった。そして別荘での父と叔母の情事──思春期の少女の、揺れ動く複雑な心理と夢魔の世界を描く「少女と武者人形」。ネコをかわいがっている家に赤ん坊が生まれると、ネコと赤ん坊で“運”をとりあい、ネコが死ぬ。でもネコの“運”が赤ん坊の“運”に勝ったとしたら──「ネコのいる風景」など、「奇妙な味の小説」十二篇を収めた直木賞候補の連作短篇集。
  • 美食倶楽部

    美食倶楽部

    小説・文芸
    -
    1巻478円 (税込)
    モデルクラブの女社長・祥子の人生最大の楽しみは食べること。齢下の恋人はいるものの、膨大な金と時間を食べ歩きに費やしている。ある日、中年の建築家・丸岡と知り合い、食べ物に無頓着な丸岡の態度に心魅かれるのだが──食の華やぎを随所にちりばめた表題作。地方出身であることにコンプレックスを覚える女性が、結婚を機に都会の象徴としてあこがれた町に引っ越すことになる。そこは一軒家で、地元意識の強い老齢の女性と同居するのが条件だった──傑作中篇「東京の女性」。
  • 超こだわりの店乱れ食い

    超こだわりの店乱れ食い

    ビジネス・実用
    -
    1巻672円 (税込)
    最強にユーザ本位の、東京&全国・美味しい店ガイド! 「隠れ名店であり」「場所がよくない」「家族的で小さく」「長く営業している」「主人が強いポリシーを持ち」「勿論こだわりの一品が秀逸に旨い」……こんなキビシイ条件の店を紹介する「ビッグコミックオリジナル」誌人気連載コラムをもとに、のべ2000軒から厳選した旨い店101軒。安くて旨く、来て良かったと思える個性的な店ばかりを紹介する、物語のあるグルメガイド。単行本では無かった店の電話番号つき!
  • 鬼平犯科帳の真髄

    鬼平犯科帳の真髄

    小説・文芸
    -
    1巻652円 (税込)
    『鬼平犯科帳』全篇をつうじて、いちばんのしあわせ男は誰か? 佐嶋忠介を「カイシャ組織のナンバー2」に断じてなぞらえてはいけない。木村忠吾は兎ではなく犬、種類はチワワである。吉右衛門サマのTV版「鬼平賞」発表、蟹江敬三の前世は小房の粂八で伊三次は三浦浩一にかぎるべし。「五月闇」に怒りの拳をふりあげ、子役をどうにかせい、と苦言を呈す……。鬼平に関することなら何でも言上したき中毒者の愛が生んだ、鋭く気ままな新しい鬼平副読本。
  • 夢の封印

    夢の封印

    小説・文芸
    -
    1巻509円 (税込)
    会社の上司ともう7年越しの愛人関係を続けている紘子。その関係は安定していたが、ブラジルからやって来た取引先の男と仕事で何気ない会話を交わすうち、微妙に気持ちが動いて……感情と恋の一瞬の移ろいをあざやかに描いた表題作。そのほか、きまじめな女性介護ヘルパーが“生”と“性”が切り離せないことを悟る「月待ち」など、生きることの根源である官能と性をくっきりと描いた、忘れがたい読後感をのこす7篇の短篇集。
  • スランプ・サーフィン

    スランプ・サーフィン

    小説・文芸
    -
    1巻519円 (税込)
    仕事も生活も充実していたある日、スランプの大波は突然やってきた。眠っても疲れがとれない。からだがだるい。気力がでない。こんな自分じゃなかったのに……悩みぬいた末にたどり着いた脱出法をあなたに伝授! 疲れた心に効く色、香り、旅行、食べもの、そっと元気づけてくれるささやかな、綺麗なものたちの力を借りて、ただ癒されるのを待つより、自分自身でスランプの波を乗りこなしたい。どんなスランプにも無駄はないから、とあなたを応援するガイドブック。
  • 心理ゲーム愛情編

    心理ゲーム愛情編

    ビジネス・実用
    -
    1巻468円 (税込)
    「捧げられても困るものはどれですか? ●自作自演のラブソング ●100万本のバラ ●1億円のダイヤの指輪 ●命」「半年間、急に仕事を休んでいいことになりました。ただし自宅近辺ですごさないといけません。給料はもらえます。どうやってすごしますか?」「次の中の何に話しかけられたら一番気持ちが悪いですか? ●金魚 ●冷蔵庫 ●本 ●ハンバーグ ●枕」クイズに答えれば自分のココロが見えてくる! 大好評「心理ゲーム恋愛編」に続く第2弾。
  • 心理ゲーム恋愛編

    心理ゲーム恋愛編

    ビジネス・実用
    -
    1巻468円 (税込)
    「超能力を一つだけ身につけられます どれがいい? ●透視能力 ●予知能力 ●瞬間移動 ●念力 ●透明になれる ●空を飛べる」「川の絵を描いてください 次に男女2人を絵のなかに配置してみてください」こんな40問に答えれば、ハッキリしない自分の気持ち、相手の本音が分かるんです。簡単な答えや絵が、「この人には恋人がいる」「結婚したがっている」とココロを解き明かし、あなたの「明日の恋」を応援する1冊! 心理ゲームは嘘をつきません。
  • 翼あるもの1

    翼あるもの

    BL
    -
    1~4巻330円 (税込)
    ジョニーこと今西良は、ロックバンド“ザ・レックス”のボーカリスト。豹のような琥珀色の瞳と少女のように可憐な容姿、聴く者の心を震わせる歌声で、名実ともにトップスターである。その人気を買われドラマの主役に抜擢されるが、共演俳優・巽竜二には悪い噂が。良の庇護者を自認する作曲家・風間は猛反対するが、ドラマ収録は始まり、良を取り巻く男たちの愛憎が渦巻きはじめる──。著者・栗本薫がデビュー前夜に執筆した、記念碑的作品! 「真夜中の天使」の姉妹篇。
  • 潜入 在日中国人の犯罪シンジケート

    潜入

    在日中国人の犯罪は計画的で巧妙、凶悪だ。まず狙うのは、出稼ぎホステスやオーバーステイの中国人といった、警察に駆け込めないワケありの身内。その標的を食いつぶした今、ターゲットは手近で無防備な日本人に。人身売買、ピッキング窃盗、パスポートやクレジットカードの偽造…帰国した残留孤児が、実は日本人ではなかったという驚くべき「偽家族」の実態や、それに絡む蛇頭のビジネスの手口も暴く。長期潜入取材を敢行して犯罪の裏側を暴きだした、戦慄のリポート!
  • 最後の変身

    最後の変身

    小説・文芸
    -
    1巻102円 (税込)
    入社数年後、ふっつり会社をやめて、実家の私室に引き籠もりはじめた男の手記──男はカフカの『変身』を読んで思う。これは俺だ。いまの俺は巨大な虫だ。老いた両親は怯えて俺を観察している。『変身』の主人公、すなわちある朝起きたら虫になっていた男、グレーゴル・ザムザの感じたことが俺にはよく分かる。それはこんな気持ちに違いない……ネット上に漂う、現代のグレーゴル・ザムザ。引き籠る人間の内面を完璧に描き出した、精緻な文学の結晶。
  • 漂流裁判

    漂流裁判

    小説・文芸
    -
    1巻468円 (税込)
    「強姦致傷および強姦罪──被告人を懲役三年六月に処する。」喫茶店ウェイトレスの知子からレイプで訴えられ、一審で有罪判決をうけた紺野喜一。真っ向から対立する二人の主張を、紺野の担当弁護士・深水耕介が丹念に確かめていくと、知子には他に男が、紺野には婦女暴行の前科が。転々とくつがえる知子の証言、事件の背後にチラつく喫茶店のマスター、店の常連客、厳格な知子の母親……男女の密室の“真実”に迫りきれるか!? 手に汗にぎる傑作法廷小説!
  • 天使たちの肖像

    天使たちの肖像

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    妻子も安定した仕事も捨てて“蒸発”し、運輸会社の運転手となった曾木。社長の愛人のフィリピン女性・セべリアから、社長のもう一人の愛人・川西槙子の幼い娘を身代金目的で誘拐する計画を打ち明けられ、その話にのる。金のためではない。無一文で炭鉱で働いていた遠い日の自分と、社長から約束のお金をもらえないと家族が待つ国に帰れない、というセべリアの境遇に、共鳴するものを感じたからだ──男の生きざまを鮮烈に描く長篇ハードロマン!
  • 真空管

    真空管

    小説・文芸
    -
    1巻540円 (税込)
    よごれた愛、でもこれは純愛…緑川有里は、女性誌におしゃれな自動車試乗記を書くモータージャーナリスト。ある日、有里はモデル事務所を経営する横溝と知り合う。いきなりパリからの電話で「あのさ、エルメスで欲しいものある?」と聞くような男。金を持て余し、人生に飽いた横溝に、有里は深いあわれみを感じ、心を縛られていく。「他の男とセックスして、おれに報告してくれよ」。横溝の屈折した要求に、有里はあらがえない。迷走するこの愛の行方は?
  • 超驚愕! 超短編ミステリー 神々の挑戦状
    11/5入荷

    超驚愕! 超短編ミステリー 神々の挑戦状

    究極の執筆陣で贈る、どんでん返し20連発 ●読み始めたら、もう戻れない! ロジックが冴え渡る本格推理から、 思わぬ展開が待ち受けるサスペンス、 身の毛もよだつホラーまで……。 押しも押されもせぬ人気ミステリ作家たちが 「週刊文春」に掌編を書き下ろし。 超驚愕のどんでん返し20連発! 〈死神シリーズ〉新作も読める奇跡のアンソロジー。 【目次】 一穂ミチ「ホタル」 方丈貴恵「勝負の行方」 杉井 光「マトリョーシカ・ブレイン」 井上真偽「イチローは次男」 山口未桜「名医の条件」 澤村伊智「優しいお母さん」 阿津川辰海「地方紙を買う息子」 斜線堂有紀「ナイス・ロア」 麻耶雄嵩「世界の調和」 井上先斗「覚えてる? 覚えてるよねえ」 原田ひ香「チラシ」 白井智之「ぜったいやってはいけないこと」 森バジル「これ、告げ口じゃないですから」 夕木春央「尾長邸のエレベーター」 中山七里「記号で呼ばれた男」 芦沢 央「待てば無料」 結城真一郎「親孝行代行」 今村昌弘「コックリさん」 背筋「清潔だった公園」 伊坂幸太郎「死神が醜聞」

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