歴史・時代 - 徳間文庫作品一覧
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4.0空自のイーグルドライバー・鏡黒羽は、女優である双子の妹と間違われ、何者かにスタンガンで気絶させられた。目覚めると、そこは非政府組織〈平和の翼〉のチャーター機の中だった――。「偉大なる首領様」への貢物として、北朝鮮に拉致された黒羽は、日本の〈青少年平和訪問団〉の幼い命を救い、脱出できるのか!? 祖父から継いだ天才の血がついに……! かつてなきパイロットアクション。
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3.9平和憲法の制約により〈軍隊〉ではないわが自衛隊。その現場指揮官には、外敵から攻撃された場合に自分の判断で反撃をする権限は与えられていない。航空自衛隊スクランブル機も同じだ。空自F15は、領空侵犯機に対して警告射撃は出来ても、撃墜することは許されていないのだ。F15(イーグル)を駆る空自の青春群像ドラマ!(『僕はイーグル[1]』改題)
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2.8「これから〈作戦〉の説明をする」。米軍機F22との模擬格闘訓練を終えたばかりの自衛隊のパイロットに向けて語られるアメリカ空軍からの指令。それは「亜細亜のあけぼの」と自称するテロリスト〈牙〉にまつわるものだった。日本をテロの恐怖に陥れ、ベトナム編隊を全滅させ、護衛のアメリカ空軍を手玉にとった因縁の相手〈牙〉との対決の刻、迫る。大好評スクランブルシリーズ最新刊!
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3.8那覇基地で待機中の戦闘機パイロット・風谷修に緊急発進が下令された。後輩の女性パイロット鏡黒羽を従え、F15Jイーグルにわけも分からぬまま搭乗した風谷は、レーダーで未確認戦闘機を追った。中国からの民間旅客機の腹の下に隠れ、日本領空に侵入した未確認機の目的とは!? 尖閣諸島・魚釣島上空での格闘戦は幕を開けた――。迫真のサバイバル・パイロット・アクション!
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5.0シリーズ4年ぶり、渾身の最新作! “今”だからこそ描ける航空アクション! 空自F15イーグル戦闘機の女子パイロット、鏡黒羽に辞令が出た。 ブルーインパルスに参加し、東京オリンピックの開会式上空で五輪の輪を描け、という。 一方、オリンピックに合わせ、日米豪印による〈民主主義サミット〉を開こうとする活田総理の政権に、日本を狙う〈魔の手〉が迫っていた……。 ヒロイン、鏡黒羽の過去も明らかになる、スクランブルシリーズ、久々の最新作。
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3.7世界一の巨人旅客機〈タイタン〉が、スターボウ航空の国際線進出第一便として羽田からソウルへ向け勇躍テイクオフ。だが同機は突如連絡を断ち、竹島上空で無言の旋回を始める。高度に発達したオート・パイロットの故障か? 風谷修、鏡黒羽が操る航空自衛隊F15が駆けつけると、韓国空軍F16の大編隊が襲ってきた──。努力家と天才、二人のイーグルドライバーが、800人の命を守る!
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3.7自衛隊機F2が超低空飛行を続ける。海面から六メートルの高度だ。危険すぎる。しかも血しぶきを浴び、機体全体に羽毛が張り付いている。鳥の群れに突っ込んだのか? イーグルに乗った風谷修の警告も伝わらない。無線も壊れたのか? 自力で小松基地にスポット・インしたF2から現れたのは幼さを残した女性パイロット割鞘忍──。中国の海賊船(ワリヤーグ)阻止に出動する若き自衛官の物語開幕。
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5.0秘密テロ組織〈亜細亜のあけぼの〉は、遂に日本壊滅の〈旭光作戦〉を発動する! 狙われるのは日本海最大規模の浜高原発。日本の運命は…。今回も平和憲法を逆手に取り、空自防空網を翻弄する謎の男〈牙〉が襲って来る。スホーイ27に乗り換えた〈牙〉に、撃てない空自のF15は立ち向かえるのか!~ (「僕はイーグル(3)」改題)
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3.0突然、アメリカ空軍がDACT(異機種間模擬格闘戦訓練)を申し込んできた。さきの戦技競技会で飛行教導隊を倒したチームと戦いたいのだという。指名された風谷修、鏡黒羽、漆沢美砂生、菅野一朗らのF15イーグルが対峙するのは、アメリカの至宝、世界最強のステルス戦闘機との呼び声高いF22ラプター。訓練を申し込んできたアメリカの思惑に航空自衛隊は……。
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4.5日本国憲法の前文には、わが国の周囲には『平和を愛する諸国民』しか存在しない、と書いてある。だから軍隊は必要ないと。ほかの国には普通にある交戦規定(ROE)は、自衛隊には存在しない。存在しないはずの日本の破壊を目論む軍事勢力。イーグルのパイロット風谷三尉はミグによる原発攻撃を阻止していながら、その事実を話してはならないといわれるのだった! (『僕はイーグル 哀しみの亡命機』改題)
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3.8尖閣諸島を、イージス艦を、謎の国籍不明機(スホーイ24)が襲う! 風谷修を撃墜した謎のスホーイ24が、今度は尖閣諸島に出現。平和憲法を逆手に取った巧妙な襲撃に、緊急発進した自衛隊F15は手も足も出ない。目の前で次々に沈められる海保巡視船、海自イージス艦! 「日本本土襲撃」の危機が高まる中、空自新人女性F15パイロット・漆沢美砂生は、スホーイと遭遇……!(『僕はイーグル[2]』改題)
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-数々の時代小説シリーズを手がけてきた喜安幸夫が新たな主人公で江戸の町の正義を描く!仙左は、穴の開いた鍋釜を塞ぐための道具を長い天秤棒に掛けて、町々を流す出職の鋳掛屋だ。しかしその出自はゆえあって町場に出されて育てられた武家の若君なのだった。主君に諫言して死罪を受けた筆頭家老の血をうけているとはつゆ知らず腕のいい職人として暮らす仙左は、あるとき家移り先の四ツ谷伊賀町の長屋で品のいい三十路女と出会う。お勢というその芸者と仙左は、互いに浅からぬ縁を感じつつ、ある旗本屋敷での騒動に巻き込まれてゆく。武芸の腕を見込まれて徒目付・野間風太郎の御小人目付のようなお役目を受けた仙左は、その松波家の非道な事件のあらましに憤りを強くしていくのだった……。
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-将軍家斉の御落胤・飛川角之進。 彼は諸国悪党取締出役を任ぜられ、各地にはびこる悪人を、 補佐役の春日野左近と手下の草吉とともに退治している。 若年寄の指示で、みちのくの小藩・陸中閉伊藩に向かった角之進たちは、不穏な噂を耳にする。 この地は、もともと鬼の棲み処だというのだ。 おまけに、一昨年くらいから、藩主の顔を見たら、目が潰れるとまで、領民たちに言われていて……。 書下し痛快時代小説。 【目次】 第一章 江戸出帆 第二章 釜石まで 第三章 鬼伝説の地 第四章 城下潜入 第五章 山城へ 第六章 御前試合 第七章 攻防戦 第八章 念彼観音力 第九章 光と闇の戦い 第十章 最後の砦 第十一章 それぞれの味 終章 次なる雲
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-凶賊一味の残忍な押し込み強殺事件に震え上がる京。 絶世の美と気品を兼ね備えた謎の剣客・松平政宗登場! 娯楽文学の王道を極めた凄み! 門田泰明時代劇場、炎艶の舞! 凶賊・女狐の雷造一味による相次ぐ押し込み惨殺事件に震えあがる京。 絶世の美と気品とを合わせ持つ剣客・松平政宗は東町奉行所同心・常森源次郎の必死の探索に協力を申し出る。 謎を秘めた政宗にも絶えず闇の刺客が襲いかかり、やがて、居合い剣法の手練れ集団によって絶体絶命の窮地に陥る! 剣戟文学の新たな地平を切り拓く撃的ベストセラー「門田泰明時代劇場」の神髄に酔う! 上巻は第一章~第八章。
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-謎の剣客・松平政宗が江戸へ! 将軍にも忍び寄る闇の集団! 娯楽文学の究極を目指す「門田泰明時代劇場」の原点! 剣客・松平政宗が高柳早苗の遺骨を携えて訪れた江戸の町は、大名、旗本が浪人集団に襲撃される事件が続出し、不穏な空気に包まれていた。 そんな中、政宗は若年寄・堀田正俊の留守宅が襲われる現場に遭遇したのだ。 そしてかつて生死をかけて斬り合った柳生宗重と再会するも、その夜二人は、忍群の奇襲を受ける。 やがて忍び集団の魔手は将軍・徳川家綱にも…! 剣戟文学の新たな地平を切り開く「門田泰明時代劇場」の初期傑作長篇! 上巻は第一章~第六章。
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-「ぜえろく」とは江戸者が上方者を嫌って言った言葉。その裏には、間近に朝廷を仰ぎ尊ぶ上方者の商才・政治力に対する江戸者のどうしようもない苛立ちがあるという…。 大衆文学の神髄を極めた凄み! 門田泰明時代劇場、炎艶(ひえん)の舞! 寛文10年(1670)秋、京に続発した押し込み惨殺事件。 東町奉行所の筆頭格同心・常森源治郎が事件の謎を追うが、同心仲間も次々と犠牲になり、探索は難航をきわめた。 そんな中、美と気品を備え、凄まじい剣の腕を持った松平政宗と名乗る男の助力を得て犯人を追った。やがてオランダ人を母にもつ大宮窓四郎という男が浮上するが…!? 大衆文学の荒野を激走する門田泰明時代劇場の神髄!
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-娯楽文学の王道を貫く門田泰明時代劇場の神髄に酔う! 寺音肥前守武念(じおんひぜんのかみぶねん)――神楽坂に無傳一刀流の大道場を構える白皙にして容姿端麗な剣客だ。 門弟は三百人。 拵屋の銀次郎が偶然知り合った美咲・京の母娘は夫と義父を謀殺した寺音を追って長崎から江戸に移り困窮に喘いでいた。 次第に明らかとなる寺音の悪行に、ついに銀次郎の刃が一閃した! 特別書下ろし中篇「黄昏坂七人斬り」他、門田泰明娯楽文学の神髄が堪能できる、待望の中・短篇集成! 黄昏坂 七人斬り 悠と宗次の初恋旅 思案橋 浮舟崩し 苦難をこえて くノ一母情 残り雪 華こぶし の全6編!
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-太平洋戦争突入寸前の一九四一年十月、海軍大学校長だった小沢治三郎中将は南遣艦隊司令長官に親補された。南方攻略の命を受けた中将は、機動部隊を指揮してマレー、マリアナ、フィリピン沖の海戦で壮絶な戦いを展開。〃鬼がわら〃と呼ばれ、おとり作戦、アウト・レンジ作戦という意表を衝く攻撃を得意とした海軍随一の戦術家小沢提督の独特の戦法を描きつつ、その人間像に迫るドキュメント。
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-山本五十六司令長官は生きていた!昭和十八年六月、呉軍港に戻った連合艦隊駆逐艦・雪風の艦橋に立つ人物を認め、作戦参謀滝誠一郎は驚愕した。同年四月、モイラ岬上空にて戦死したのは影武者だったのだ。「本日をもって、戦艦大和を影の大本営とする」。日本の命運を双肩に担い、山本は胸奥に何を抱くのか。アメリカ第三艦隊と決戦すべく、大和はフィリピンを目指した。海洋戦記スペクタクル。
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-ヒトラーの第三帝国による突然の宣戦布告で、英霊・山本五十六率いる影の大本営・戦艦大和は、喜望峰沖においてドイツ大海艦隊と会戦、サイクロンを衝いての奇襲作戦で圧勝した。これを機にヒトラーは制圧目標をアジアへ転じ、インドを拠点に総力を結集した。最新鋭潜水艦臥竜、新零戦、零戦改を駆使し、連合艦隊が死守するマラッカ海峡で、大和は再びドイツとの戦いに挑む。海洋戦記スペクタクル第三弾。
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-1943年6月、山本五十六率いる影の大本営・戦艦大和は、米マッカーサー艦隊を撃破し、初陣を飾った。そして今、大和はインド洋上にあった。世界制覇への野望を抱く悪の総統ヒトラーが、スターリンと密かに手を結びヨーロッパを蹂躙していた。大戦の早期終結を望む山本五十六は、ヨーロッパ戦線に参戦し、かつての盟友ドイツに戦いを挑むことを決意したのだ。海洋戦記スペクタクル第二弾。
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-落下する焼夷弾筒は地表に突きささるとたちまち高温の金属火粉を噴出。異臭の黄燐や油脂をまきちらす。「熱いよう、母さん、助けて!」泣き続ける幼児とその母は火の粉の中を進んだ。が、彼女はすぐ地表にうつぶして息絶えた。頭上をB29の巨影が陸続とよぎって行く。地上の悲鳴と絶叫、協奏するすさまじい炎の音。東京大空襲の惨劇、日本人ジェノサイドの記録を米軍サイドから再構築した衝撃の長篇問題作!
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-ベストセラーコミック「シグルイ」の原作者が描く、2023年NHK大河ドラマの世界! 常に選択を迫られた徳川家康の生涯 三歳にして生母と別れ、その三年後には父のもとをも離れ、織田信秀、今川義元の人質として不遇の少年時代を過ごした徳川家康。 だがその境遇は、天下を取るために不可欠な、忍耐と、常に理知的判断を忘れぬ冷静沈着さを与えた。 常に選択を迫られつつ戦国の世を生き抜いた家康は、関ヶ原の戦いに勝利し、ついに武家の棟梁、征夷大将軍となった。 三河の小忰から東照大権現として神の座に上った家康の、七十五年の生涯を描いた傑作長編。 この書物を書き上げたとき、ほんの少しでも家康と言う人間が好きになっていれば、成功したと思ってよいのではないか──そう考えて、筆をとった。(中略) 今、こうして筆を措いてみて、家康と言うオヤジ、そんなに悪くもないな、仲々いいオヤジだな──と思う。 だから、私なりに成功したと言ってよいかも知れぬと思っている。(著者あとがきより) 【目次】 一 三河の小忰 二 青年城主 三 海道一の弓取り 四 冷たき夫・悲しき父 五 信長の客将 六 天下争覇の人 七 失意の人 八 律義な大納言 九 大きな惑星 十 最後の覇者 十一 駿府の大御所様 十二 狸たぬき親おや爺じ家康 十三 東照大権現 あとがき
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4.5弔いは、亡くなった者のためにするんじゃない。 遺された者のためにするんだ! 死を蔑ろにするということは、 生を蔑ろにするということだ。 (本書解説より) 文芸評論家 北上次郎 「人の死で飯を食う。それがあっしの生業」 新鳥越町二丁目に「とむらい屋」はある。 葬儀の段取りをする颯太、死化粧を施すおちえ、渡りの坊主の道俊。 時に水死体が苦手な医者巧先生や奉行所の韮崎宗十郎の力を借りながらも、 色恋心中、幼なじみの死、赤ん坊の死と様々な別れに向き合う。 十一歳の時、弔いを生業にすると心に決めた颯太。 そのきっかけとなった出来事とは――。 江戸時代のおくりびとたちを鮮烈に描いた心打つ物語。 【とむらい屋で働く人々と仲間たち】 颯太:新鳥越町二丁目の葬儀屋の店主。十一歳で葬儀屋になると決める おちえ:母を颯太に弔ってもらって以降居座るおせっかい 勝蔵:早桶職人。初めての棺桶は妻のものだった 道俊:寺に属さない渡りの坊主 巧重三郎:水死体を見るのが苦手な医者 韮崎宗十郎:南町奉行所の定町廻り同心 【目次】 第一章 赤茶のしごき 第二章 幼なじみ 第三章 へその緒 第四章 儒者ふたり 第五章 三つの殻 第六章 火屋の華 解 説 北上次郎
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-日露戦争――陸では203高地の肉弾戦、海では世界最強といわれるバルチック艦隊との決戦を迎え、欧米列強に伍すべく富国強兵をはかる日本は総力戦をしいられていた。東郷平八郎、乃木希典、秋山兄弟、のちに名将知将といわれた男たちは、自ら創設した陸海軍の未来を賭して戦局を凝視していたが、そこにあったのは文明社会が許容した奔放な殺戮と狂気だけだった……。壮大なスケールで海戦を描く力作長編!
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-仏教が日本に伝来して、千四百年あまり。坊主はただ仏の教えを広め、修行・精進しているだけじゃなかった。 天皇や貴族の側近くに仕え、名だたる猛将・知将の教育係や御意見番を務め、ときには戦いの参謀や自ら戦いに出たり、歴史の狭間で、表と裏に活躍・暗躍していたのだった。名僧、奇僧、怪僧、悪僧たちの本当の実像を知れば、歴史小説や時代小説が、さらに面白くなる。 <目次>1古代~鎌倉 道鏡 行基 空海 蘆屋道満 頼豪 文覚 武蔵坊弁慶 常陸坊海尊 日蓮 コラム:山法師たちの活躍 2室町~戦国 文観弘真 兼好法師 一休宗純 雪舟等楊 蓮如 太原雪斎 顕如 安国寺恵瓊 果心居士 曲直瀬道三 施薬院全宗 胤栄と胤舜 本因坊算砂 コラム:足利学校 3江戸 南光坊天海 以心崇伝 林羅山 教如 沢庵宗彭 天秀尼 列堂義仙 売茶翁 隆光 月照忍岡 武田物外
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-いつの世も、貧困に苦しみながら懸命に生きる女性はいた 貧しくとも、凜として生きよ―― 梅の木に帰郷の望みを託し、夫とわが子のために命を尽くした下級武士の妻の生涯を描く 何と美しく〈凛として〉切ない物語であることか。 生きることの哀歓漂い、抒情性に溢れた彫りの深い人物造形に定評がある作家による作品である……(中略) 藤原緋沙子が史料を渉猟し、独自の解釈と着想で、“時代小説”の衣裳を着せつつ、史実を超えた物語を立ち上げていくことを小説作法としている歴史小説作家であることがお分かりかと思う。 ――雨宮由希夫氏(解説より) 桑名藩の飛び地・越後柏崎。 海鳴りと吹きすさぶ風、冬は雪に囲まれる僻遠の地に赴任を命じられた者は、島流しとも噂され、二度と桑名に帰れることはないと言われていた。 渡部鉄之助と妻の紀久は、跡取りの長男を故郷の両親に預け、幼子を抱えて勘定人としてこの地に赴いた。 だが陣屋暮らしは、着物一枚買う余裕もないほど困窮した。 夫と子どものため日々の暮らしを守る紀久の心の拠りどころは、日蓮上人ゆかりの番神堂に植えた、桑名から持参した梅の苗木。 この花が咲いたら故郷に帰れる――そう信じ、ひたむきに生きる紀久だったが……。 下級武士の妻として懸命に生きた女の一生を描いた傑作時代小説。
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3.0「門田泰明剣戟文学」の新たなる殺陣の境地、ここに! ささいな喧嘩がもとで無役となった旗本・具舎平四郎。 かつて門弟四百二十六名を誇る一刀流剣法・古賀真刀流総本山で腕を磨き、ともに最高位を極めた芳原竜之助とは竜虎と称された仲。 今は日暮坂道場を主催する竜之助が道場の手伝いを頼みがてら平四郎宅を訪ね、平四郎の妻・早苗を交えて旧交を温めた。 竜之助を送った帰途、夫妻に襲いかかった恐るべき惨劇! 五人の凄腕剣士が二人に襲いかかり、妻をかばった平四郎は惨殺され、妻・早苗は意識不明の重体に! 竜之助は復讐を決意、探索を始めた。次第に明るみに出た古賀真刀流『源流』の無念と悲惨。 竜之助はついに秘剣「右肘斬し」で復讐すべく立ち上がった! 娯楽剣戟文学史上に屹然と立つ「門田泰明時代劇場」の新開眼ここに!
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3.8じゃじゃ馬、鶴姫が巻き起こす珍騒動に、 まわりは振り回されっぱなし。 まったくもう! 大爆笑時代コメディ!! 「芋侍のにいちゃん、可愛いねえちゃん半刻ほど貸せよ」 武州槻山藩主から休みをもらって江戸に出た小坂亀治郎は、 道を尋ねてごろつきに囲まれた。 怪しい侍から助けてやったお鶴ちゃんが、 なぜか旅の道連れになってしまい、吉原遊びを断念したばかりだった。 武州訛りで風采の上がらぬ亀治郎と、 お鶴ちゃんこと御三卿清水家の鶴姫の、 心がほっこり爆笑珍道中の始まり始まり。 書下しシリーズ第一弾!※本作品は『姫様お忍び事件帖 つかまえてたもれ』を加筆修正した新装版です。
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-十六歳 姫パワー全開! なに? 二万両じゃと! まかせなさいッ 輿入れしたばかりの鶴姫に密命が! 藩のために二万両を用立ててほしいという。 お外に出て遊びたい一心と家臣の亀治郎が一緒ならと軽く引き受けたが、当てにしていた実家はダメ。 ならばと材木問屋をやっている侍女の父親を頼ったが、そこでいきなり事件に巻き込まれてしまった。 牢屋に入れられるわ、事情を知らない姑には足を引っ張られるわ……。 それでも藩のため、そして大切な“お友だち”のために、鶴姫は芸者に姿を変えてタンカを切る! 第一章 お外に出たいのじゃ 第二章 鶴姫、牢屋に入る 第三章 不思議なことばかり 第四章 鶴姫、辰巳芸者になる
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-各地で起こる異変や悪事に対応するため、将軍家斉に諸国悪党取締出役を任ぜられた飛川角之進。 じつは彼は将軍の御落胤。 「能登の沖に暗雲あり」との託宣が出たと、幕府の影御用を務める宮司の大鳥居大乗から告げられ、若年寄から現地に赴くように命ぜられた。 冬は陸路が厳しく、補佐役の春日野左近と手下の草吉とともに、 協力してくれる大坂の廻船問屋の船に便乗し、北回りで行くことに……。 書下し痛快時代小説、第三弾! 第一章 焼け焦げた地図 第二章 千都丸出航 第三章 蝦夷地廻り 第四章 能登まで 第五章 黒鳥の群れ 第六章 幻の船 第七章 秘法と渦 第八章 闇と御燈明 第九章 渦の向こうへ 第十章 夢の中の都 第十一章 千都丸帰還 終章 うつつの船
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