ハーレクイン・ロマンス小説作品一覧

非表示の作品があります

  • いばらの冠を戴く花嫁
    -
    花嫁失格の彼女にふさわしいのは、ティアラではなく、いばらの冠。 やってはいけないことだとわかっているわ。でも父を救いたい……。ジャスミンにとって、それは苦渋の決断だった。王室主催のパーティにこっそり紛れこんだ彼女は、瞬時に、気品と魅力に溢れるひとりの男性に目を奪われた。サント・シエラ王国の皇太子レイエス。彼こそ捜している相手だった。その誘惑の魔手に自ら絡めとられたジャスミンは熱い夜を過ごし、夜明け前に、レイエスの書斎からある書類を黙って持ち去った。それにより王国が危機に陥り、レイエスに憎まれるのはわかっていた。だが、ジャスミンは気づいていなかった。彼を愛し始めていること、いずれ国王となる彼の子供を身ごもってしまうことまでは。 ■ドラマチックな作風が人気のマヤ・ブレイクが描くのは、ヒロインの心情が切ない、ロイヤル・ロマンスです。恩人である継父と、愛するプリンスとの狭間で苦悩するジャスミンの運命は……?
  • 青い傷心
    3.0
    憧れが愛に変わるとき、彼女は17歳になっていた。 ロバートに会える。ソフィーの胸は高鳴った。寄宿学校を卒業した彼女は、列車で故郷へ向かっていた。彼女が4歳のときに父が再婚し、ソフィーには2人の義兄ができた。どちらの兄も優しかったが、とくに長兄のロバートは特別な存在だ。忘れもしない。一昨年、クリスマス休暇で実家へ帰ったとき、ふいに彼にキスをされた。それは初めて味わう大人の口づけだった。ロバートはすぐに身を引いて謝ると、翌朝早く家を出ていった。あれ以来、顔を合わせていない。ところが久しぶりに再会した彼は、まるで別人のように冷淡でよそよそしく、ソフィーは深く傷ついた。さらに、人づてにロバートが婚約したと聞かされて……。 ■大御所アン・メイザーの、1976年刊行の未邦訳旧作をお届けします。甘酸っぱい初恋が、思わぬ展開から三角関係に……!?ロマンス小説のエッセンスが詰まった、味わい深い1作です。
  • 国王の許されぬ愛人
    -
    愛を知らない彼女が惹かれたのは、愛を否定する非情な王。 レクシーは生まれてすぐに施設に預けられ、愛を知らずに育った。沿岸警備隊のヘリコプターのパイロットとして働く今は、苦楽をともにする仲間が彼女にとっての家族であり、救援活動で1人でも多くの人を救うことが生き甲斐になっていた。ある嵐の日、横転したヨットの救助に向かったレクシーは、ヨットの持ち主の尊大な男、ゼンハブ王国の国王カディルに侮辱され、ショックを受ける。自分をか弱い女性だと思ったことはないけれど、なぜ彼の前ではまるで小娘のように怯えてしまうのかしら?カディルは狙った獲物は逃さないとばかりにレクシーの唇を奪うと、半年間、彼の専属パイロットになるよう迫った。 ■初めて味わう感情の高まりに戸惑うレクシー。シャンテル・ショーが描く切ないロマンスです。
  • 氷の皇帝に愛を捧げ
    -
    ロシアの凍える大地より冷たい大富豪。この賭に負けたら、私は彼のものになる。 建設中の“氷のホテル”の設計に力を貸してほしい──億万長者ルーカスの依頼に、エレノアは耳を疑った。彼女の亡き父はかつて彼に侮辱を受け、評判を地に落としている。そして今度は、娘の私を罠にかけるつもりなの?不安を覚えながらもエレノアは彼の申し出を受けることにし、ともにサンクトペテルブルクへと向かった。当初、仕事は順調に進んでいたが、日ごと高まる性的緊張のせいで、エレノアはルーカスの存在に気持ちを乱されるようになっていた。「どちらが先にキスをするか、賭だ」見抜いたように、彼が提案した。「もちろん、君が負けたら、君のすべてを差しだしてもらう」 ■『妖精の涙のわけ』で日本デビューを飾った期待の新人ミシェル・コンダーの最新作です。冷たい億万長者のつらい過去を知ったヒロインは……? 〈ホテル・チャッツフィールド〉関連作。
  • 異端のギリシア大富豪
    4.0
    敏腕実業家の彼と、何物でもない私。ふたりが釣り合うはずもなく……。 ギリシアに名だたる富豪一族の異端児、“黒い羊”と呼ばれるスタヴロス・コンスタンティノス。彼の会社の敷地を巡るツアーを企画した旅行社に勤めるアンドレアは、参加していた学生の失踪事件をきっかけに彼と知り合った。会うなりアンドレアを無責任な引率教師と決めつけて叱責する傲慢なスタヴロスに反感を抱くが、共に捜索するうち、男らしくて頼りがいのある彼に惹かれていく。億万長者の彼が、つまらない私に興味を持つはずがないけれど……。翌週、彼女は上司に呼ばれてオフィスのドアを開けた。するとそこには――スタヴロス! なぜ彼がこんなところに? ■HQイマージュの2400号記念作を飾ったレベッカ・ウインターズの作品です。初めこそ反発し合った二人ですが、互いの魅力に気づいてからは急接近してロマンティックな展開に。ところが、彼の子を身ごもったと主張する別の女性が現れ、恋の行方は霧の中へ……。
  • 小さな天使の贈り物
    3.5
    愛した記憶を失ったなら、もう一度初めから愛して……。 エリンは5カ月前に突然姿を消した恋人を懸命に捜していた。“ブレイディ、帰ってきて。愛してるわ”と新聞広告を出すと、警察から、強盗に襲われ記憶喪失に陥った男性の存在を知らされる。ああ、どうかその人がブレイディでありますように……。そんな望みを胸に引き合わせ場所へ向かった彼女の前に、ずっと会いたくてしかたがなかったブレイディが現れた。声を聞けば思い出してもらえると期待するエリンだったが、彼のよそよそしくて苛立っている様子に、彼女は愕然とした。なぜ思い出してくれないの? わたしたちは一緒に暮らしていたのに。そして、このお腹には今、あなたの赤ちゃんがいるというのに。 ■もうすぐ生まれてくる子供のため、そして愛する男性のため、懸命に彼の記憶回復をサポートするけなげなエリン。にもかかわらず、二人で築いてきた思い出はなかなかよみがえらず……。忘れられた愛がふたたび復活するまでの道のりを描いた珠玉のラブストーリー。
  • 契約結婚は天使のために
    -
    愛なき結婚は、ほんとうにすべてを解決するの? ダイナは同性婚の姉夫婦を亡くし、三つ子の赤ちゃんを引き取った。けれど、身を粉にして働き子育てに奮闘する嵐のような日々は、精神的にも、経済的にも、彼女を消耗させていった。そんなとき、ダイナは驚愕の事実を知る。三つ子の精子提供者はコナー・キング。裕福で絶大な権力を誇る名家の御曹司だったのだ。協力を求めると、コナーは前触れもなくダイナの家を訪ねてきた!魅惑的な支配者の風格を漂わせ、三つ子を引き取ると言い張る彼。たちまちダイナと彼の意見は対立してしまった。するとコナーは、「問題を解決する方法はひとつだ」と、形だけの結婚を迫ってきて……。 ■D-1668『夢から覚めたシンデレラ』のコルトンの弟、コナーの物語です。今作のベビーは、なんと三つ子! ハンサムで不敵な億万長者と一つ屋根の下にいるからって、誘惑されたりしないわ――ダイナは自分に言い聞かせますが、はたしてコナーの狙いは?
  • かりそめのプリンセス
    -
    彼の役に立てるのなら、半年だけのプリンセスでもかまわない。 ビクトリアは少女のころ母親の仕事の関係で、地中海に浮かぶ島国ガリーニ・アイルに数カ月滞在した。そこで、王子のステファンと出会って意気投合し、親友になった――せつない恋心は胸に秘めたまま。月日は流れ、ファッションデザイナーになったビクトリアは、突然ステファンから王室用ウエディングドレスのデザインを頼まれる。ああ、わたしが彼と結婚するなんて愚かな夢だったのね……。悲しみを隠してガリーニ・アイルの宮殿を訪れたビクトリアはしかし、久しぶりに会うステファン王子の言葉に耳を疑った。「半年後の戴冠式まで、便宜上の花嫁になってほしい」 ■D-1683『ボスとの偽りの蜜月』で日本デビューを飾ったジュールズ・ベネット。NYタイムズ紙のベストセラー作家ローリー・フォスターも「読めば絶対に夢中になるはず」と絶賛! 圧倒的筆力で描く華やかなロイヤル・ロマンスをどうぞお楽しみください。
  • 選ばれし者たち ロマンスは海を越えて
    -
    ●『内気なプリンセス』(ケイシー・マイケルズ著)コロソルの女王に即位する日を間近に控え、ケリーは王室の古い慣習を学ぶたびに疑問を感じていた。夫であろうと、常に女王の数歩あとを歩かなくてはならないなんて!臣下のデボンに引かれはじめていたケリーは、彼の丁重すぎる態度にもいらだちを感じる。本当の私を愛してほしい。たとえ私が未来の女王であっても。 ●『祖国をなくした王子』(キャロリン・デイビッドソン著)レベッカの家に銃傷を負った男が転がり込んできた。アレックスと名乗るその男性の世話をするうち、彼女はこれまでに感じたことのない熱い思いにとらわれはじめる。だがレベッカの家が銃で狙われるという事件が起きると、アレックスは理由も告げずに忽然と姿を消してしまう。数日後、レベッカのもとを見知らぬ男たちが訪ねてきた。
  • アラビアのプリンスと私
    -
    二度と恋はしないと誓ったのに、尊大な砂漠のプリンスに惹かれている! 英国貴族の次女キャシーは姉が嫁いだアラビアの王国にやってきた。結婚式の直前、婚約者に捨てられて深く傷ついた心を癒やすために。ほどなく彼女は隣国のプリンス――シーク・ジャミル・アル・ナザリが、幼い娘の家庭教師として英国人の女性を探していることを知る。母を亡くした娘はわがまま放題に育ち、周囲の手を焼かせているという。こんな私でも、もし誰かの役に立てるなら……。ひそやかな願いを胸に、キャシーは職に応募して首尾よく採用された。灼熱の砂漠を渡って隣国のオアシスにようやく到着したとき、彼女は豪華なローブをまとう長身痩躯のジャミルに出迎えられた。その夜、野営のテントの中で熱いキスを浴びせられるとも知らず。 ■ヒストリカル・シークの第一人者、マーガリート・ケイの新作をお届けします。PHS-116『ハーレムの無垢な薔薇』でヒロインの妹として顔を見せていたキャシーが、いよいよ主役を務めます。砂漠のプリンスと英国人女性の濃厚なロマンスをお見逃しなく!
  • マイ・バレンタイン2009 愛の贈りもの
    -
    ●『誓いのキスを奪われて』(サンドラ・マートン著)結婚式を前に、花嫁のジェシカは落ち着かなかった。花婿の親友リアムのせいだ。多くの女性と浮き名を流すギャンブラーは最も嫌いなタイプなのに、ゆうべ彼に出会った瞬間とりこになってしまった。彼女は気持ちを静めようと庭に出るが、そこでリアムにでくわし、唇を奪われる。 ●『プレゼントは愛』(ローリー・フォスター著)メアリーとリードは子供のころからの大親友だ。だが、メアリーはいつからか彼を男性として意識するようになっていた。そして、二十一歳の誕生日を前にしたある日、メアリーはリードに“女としての歓びを教えて”と頼みこんだ。突拍子もない依頼にリードは困り果てるが……。 ●『美しき娘』(マーガレット・ムーア著)騎士キーナンは武芸大会に出場するため、ボークレア卿の治める地を訪れた。そこで偶然助けた村娘ローズに彼は惹かれる。彼女もキーナンに感謝以上の気持ちを抱いたようだ。いきなりキスをしてきたのだから。しかし翌日、ローズが婚礼を間近に控えた領主の娘であることがわかる。 ●『シンデレラの願い』(リズ・フィールディング著)再起をはかるため、高級レストランのウエイトレスの仕事を手に入れたポリー。ところが初出勤の日は朝から次々と災難に見舞われ、ひどい格好で店に入った。その姿をいきなりイタリア人のハンサムな支配人代理ルークに見とがめられ、接客係として失格だと見なされてしまう。 *本書に収録されている『プレゼントは愛』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 情熱のカウントダウン
    -
    ●『黒いミュール』(ジェイミー・デントン著)去年の大晦日、ナタリーは壮麗な邸宅で開かれた仮面舞踏会でジョーという魅力的な男性と出会った。二人の間に特別な何かがあると思ったのもつかの間、彼は突然姿を消してナタリーを置き去りにした。そして今、一年ぶりに再会し、話しかけてきたジョーを前に、彼女は復讐を決意する。一緒に過ごすのは今夜だけ。そのあとは……もう二度と会わない。 ●『リボンのサンダル』(キャリー・アレクサンダー著)イザベルにはトムというすてきな友人がいた。二人はメールでしか互いのことを知らなかったが、少し前から彼はしきりにイザベルに会いたがるようになっていた。もし顔を合わせてトムを好きになったりしたら、この関係は間違いなくだめになる。つらい生い立ちのせいで自分に価値を見出せないイザベルは、絶対に会うつもりはないと彼に告げるが……。 ●『真っ赤なサンダル』(ナンシー・ウォレン著)ひそかに思いを寄せてきたレイフから退屈な人間だとほのめかされ、アリアナは彼が間違っていることを証明しようと決意した。それにはまず何か大胆なことをしなければ。レイフが主催する仮面舞踏会で、アリアナはパートナーをとっかえひっかえしながら誘惑するように踊り続けた。するとレイフが不機嫌そうに割りこんできて、彼女を独占し始めた。
  • 運命は炎のように
    3.8
    一瞬にして燃え上がるふたりの時間…… 命を狙われ逃亡生活中のエレン。 最後の頼みの綱である番号に電話をかけ助けを求めるが―― かつて特殊部隊に所属していたハリーは“兄弟”とともにセキュリティ会社を共同経営する一方、暴力に苦しむ女性と子どもを密かに救出する活動をしていた。そんなある日、質素な身なりの美女エレンが事務所を訪れる。元勤務先の不正を知ったことで、その経営者に命を狙われているという。詳しい事情を聞くうち、エレンこそ、彼が心身ともに辛い時期に支えにしていた歌手本人だと気づき、エレンを守りぬこうと決意する。が、ひょんなことから彼女はハリーがその経営者の仲間だと誤解してしまい……? 原題:Hotter Than Wildfire
  • 赤い髪の秘密
    4.0
    「起きたまえ。そのまま他の車にもう一度ひかれたいのか!」車をよけて転倒したジェーンは、非情な言葉に耳を疑った。ドライバーの男はジェーンを病院へ連れていき、治療がすむと、有無を言わせず自分の屋敷に連れ帰った。そして、ここで住み込みの秘書として働かないかと言った。ジェーンのスーツケースと高価な衣類を見て、金持ちの恋人から逃げてきた宿なし娘と誤解したのだ。なんて失礼な人なのかしら! でも、仕事が必要なのは事実だ。反発を覚えながらも、ジェーンはやむなく申し出を受け入れた。
  • 愛に怯えて【ハーレクインSP文庫】
    -
    社長令嬢ギャビーはハンサムな夫ベネディクトと、海に臨む邸宅で、誰もがうらやむ豪奢な生活を送っている。だが、夫が会社のために政略結婚したのは周知の事実だ。どこか距離を置く夫の心をつかみきれないギャビーは、ベッドの上でしか愛されない悲しみを氷の仮面で隠してきた。そんなある日、モデルとして成功した継妹が町に帰ってきた。昔から何かとギャビーを目の敵にする美貌の妹は、ベネディクトを奪ってみせる、と不敵に微笑んで告げた。こみあげる嫉妬と不安にギャビーは苛まれて……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋のクレッシェンド
    -
    ヘザーは幼少のころからピアニストとして名声を勝ち得るため、親の操り人形のように生きてきた。自由も希望もないそんな生活にいやけがさし、すべてを捨てて、ベビーシッターとして雇われたトビー・ダンフォースの家へやってきた。ところが、そこで目にした光景に仰天する。トビーが激しい口調で息子をなじっていたのだ。思わず飛び込んで子供をかばったヘザーに向かって、彼は怒りとともに言い放った。「この家から出ていってもらおうか」
  • トレビの祈り
    -
    グレイシーはまだ見ぬ父をさがしにローマへ来たが、手がかり一つつかめなかった。絶望しかけたとき、トレビの泉で理想的な父娘に出会った。少女をいつくしむ魅力的な男性、ルカ。私もこんなふうに愛されたかった……。彼に問われるがまま、グレイシーは事情を打ち明けた。すると、住み込みで娘の家庭教師になってくれたら、きみの父親さがしを手伝おうと、ルカが申し出た。願ってもない話に、グレイシーは飛びつく。ルカの胸に秘められた深い苦悩にも気づかずに。
  • 銀色の森で
    -
    ヘイリーはあるプログラムを利用してアラスカへ赴任してきた。アメリカの北の果てまで来たのには理由がある。ひとつはオーロラを見ること。もうひとつは大自然の懐に抱かれて静かに自分を見つめ直すこと。愛や恋はいっとき忘れて、ちゃんと孤独と向き合うのだ。そう決心して引っ越してきた初日、軽やかに柵を飛び越えて隣人が挨拶に来た。都会育ちのヘイリーには、彼の笑顔は人なつこく、輝いて見えた。だめ。彼の銀色の瞳に吸いこまれちゃだめ。ヘイリーは戸惑いを覚えずにはいられなかった。
  • 結婚をもう一度
    -
    男性には失望させられるだけだから、これからは彼らも愛も信じずに生きていこう。ことあるごとにケリーはそう主張していた。だが、そこへサイモンという男性から一通の手紙が届く。文面は、愛に対するケリーの不信感を強く批判している。嘘よ。これがあのサイモンのはずはない。なぜ今さら彼が現れ、私の新しい人生のじゃまをするの?ケリーが激しく動揺したのも当然だった。サイモンは、五年間消息不明だった彼女の夫なのだから。
  • 大富豪の甘美な罠【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    長いこと不妊治療に苦しんでいたラナは、結局子どもを産めなかった。夫が交通事故で亡くなったからだ。車には、あろうことか夫の愛人が同乗していたという。瀕死の重傷を負ったその愛人は、なんと臨月間近の妊婦だった。私が子どもを産めないから、夫は愛人に走ったのだ――打ちのめされたラナに、さらなる衝撃の事実がもたらされる。愛人のおなかの子の後見人に、ラナが指名されているというのだ。このわたしに、夫の愛人の子を育てろと……?呆然自失のラナの前に現れたのは、イタリア人大富豪ラファエル。夫の愛人の兄だという彼は、ラナに深い憎しみを抱いていた。 ■ラファエルは、強欲なラナが夫との離婚に応じないせいで、自分の妹は恋人と結婚できないのだと思い込んでいました。こんな状況で出会ったふたりが、やがて狂おしいまでに愛し合うようになるとは……そんなロマンスが読めるのは、ハーレクインだけです。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 誘拐された花嫁
    -
    ベサニは従兄のライルに頼まれ、彼と結婚することにした。彼女が借地の支払いに困っていることを知り、援助してやるからと、取引を持ちかけられたのだ。ライルはある老人から遺産を受けとることになったのだが、30歳になるまでに結婚しなければ、それは手に入らないという。誕生日まであと2週間だが、容姿も性格も悪い彼に恋人などいない。形だけの便宜結婚なら、と渋々承諾したのだった。ところが――結婚式当日、ベサニはカメラマンを装った男性に誘拐されてしまう。ケルと名乗った彼は、ライルが遺産を騙し取ろうとしていると言い、相続が無効になるまでの間、ベサニを返さないと宣言した! ■ハーレクイン・イマージュの実力派作家マリオン・レノックスが描く、誘拐に端を発したかわいらしいロマンスです。ケルの家に閉じこめられてしまったベサニは、老人の孫で、ケルの姪っ子でもある幼い少女ケイティと3人で、奇妙な同居生活を始めますが……。
  • 誘惑のモロッコ
    5.0
    自分を不器量だと思い込んでいるベスは、恋をあきらめ、経営する乗馬学校をひとりで切り盛りしていた。そんな彼女に、馬の買いつけのため訪れた異国で出会いが待っていた。長い黒髪を革紐で束ねた男性が子馬を引いて競売場に現れると、ベスは息をのんだ。すばらしい馬に、強烈な印象の男性――。気性の激しいその子馬を見事に馴らしたベスは、持ち主の男性アザイアの目にとまり、彼の城へ招待される。モロッコの王族である彼が女性を招くとき、それはベッドへの誘いを意味することも知らずに、ベスは子馬を買いたい一心でアザイアについていった……。 ■セクシーでテンポのよい作風で人気のミランダ・リー。灼熱の砂漠を舞台にしたロマンスはセクシー度もアップして、恋のスリル満点です。恋愛には縁がないとあきらめていたヒロインが、ヒーローの手練手管に翻弄され、情熱の火をかき立てられてしまいます!
  • 恋に落ちた復讐者【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    両親の死後、カーラは粗暴で金銭ずくの兄に虐げられてきた。ある夜カーラは兄とその恋人アレグラに連れられ車で出かけるが、兄が事故を起こし2人は死亡。カーラだけが軽傷で助かってしまう。罪悪感に苛まれるカーラの前に、黒髪に浅黒い肌をした、エンツォ・バレンティーニという世にも優雅な男性が現れ、甘い誘惑にひとときの慰めを見出したカーラは純潔を捧げてしまう。だがエンツォは翌朝、冷酷に自らの正体を明かした。彼は、亡くなったアレグラの兄だったのだ!復讐のために君を抱いたと言ってはばからないエンツォは、カーラの中に、自らの子を宿したことは知らなかった。 ■アビー・グリーンは、ハーレクイン・ロマンスらしい激しい愛を描いて一躍人気作家になりました。あのリン・グレアムとも友人どうしとか。過酷な運命や、残酷な復讐劇に翻弄されるヒーロー、ヒロインのロマンスは、一度読むとくせになること請け合いです。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 放蕩王子と修道女 ロイヤル・アフェア
    -
    私からすべてを奪った男が、子どもを授けてくれるというの? 修道院に身を潜めるレイナは、かつては王子の婚約者だった。国を揺るがしたある事件をきっかけに、彼女は傷を負い、もう誰かを愛することも、子どもを持つこともあきらめていた。そんなある日、放蕩王子として悪名高いザンダーが帰国する。彼は18歳だったレイナと婚約しながら、彼女も国も捨てた男――今さら国を継ぐ決意を固めたというが、民衆は彼を支持しないだろう。だがそんなことはザンダーにもわかっており、だからこそ、民の人気を一身に集めていたレイナを妻に迎え入れようというのだ。利用されることを拒むレイナの弱みを、ザンダーは見抜いていた。「きみが一度はあきらめた、母親になるという夢を叶えてやるよ」 ■お待たせしました! 人気作家メイシー・イエーツが不定期でお贈りしている王宮を舞台にしたミニシリーズ〈ロイヤル・アフェア〉。『氷の富豪と無垢な王女』『愛なき王子の婚約者』に続く3話目は、キョーノスの王子ザンダーとレイナの再会ロマンスです。
  • 純潔の囚われびと
    3.0
    今後一生、愛なき結婚に身を捧げるなら、この一夜だけ、あなたを愛したい。 エレナはカダールの新国王と結婚するため、かの国に降りたった。祖国の平和のためならどんなことでもすると、亡き父に約束した。恋をしたこともなく、キスの経験さえないけれど、それはささいな問題。夫となるアジズについて、なにも知らないことも……。ところが、ふいにエレナは屈強な男の手で車に押しこまれてしまう。黒豹を思わせるその男性はカリル・アル・バキールと名乗り、アジズの許婚と知りつつエレナをさらったのだと告げた。しかも自分こそが、カダールの真の国王だというのだ!そして、花嫁を偽の王から奪うのは必要悪だとばかりに、おびえるエレナの服に、手をかけた……。 ■砂漠の国カダールの玉座を争うアジズとカリルの異母兄弟。2人のロマンスを、気鋭の作家ケイト・ヒューイットがドラマチックに、セクシーに描きます。翻弄されるエレナは、果たしてどちらの“王”と結ばれるのでしょうか?
  • 未熟な花嫁
    3.0
    お金のための契約結婚には、心が凍りつくような仕打ちが待っていた。 エーゲ海に浮かぶリオノス島の所有者でありながら、リジーは父と妹と3人、イギリスの田舎で困窮生活を強いられていた。祖先の奇妙な遺言で、島を売るのを禁じられていたからだ。そんな折、チェザーレと名乗るイタリアの億万長者が訪ねてきた。彼の目的は、かつて彼の一族が所有していたリオノス島を取り戻すこと。リジーが彼と結婚し子どもをもうければ遺言の条件を満たし、両家に利益がもたらされるのだ。とはいえ、いくら魅力的でも見知らぬ人と結婚なんてできないわ。でも、提示された多額の謝礼が手に入れば一家は救われる……。そのとき、名案が浮かんだ。人工授精なら彼と接触せずに子どもを作れる! 無邪気なリジーは、その提案がのちに自らを拷問にも等しい状況に追いやろうとは、予想すらしなかった。 ■家族の苦境を一身に背負ったヒロイン、リジーのもとに、億万長者チェザーレが現れ、彼女の苦労は一瞬のうちに解消されますが、やがてチェザーレ自身が彼女を苦しめる存在となり……? 苛烈な恋愛の名手、リン・グレアムの奏でるロマンスにご期待ください!
  • 砂漠に咲いた薔薇
    5.0
    愛なき結婚と承知のうえで、花嫁は夫に恋をした――。 父亡きあと、ケイトは母を助けるためアメリカに帰郷し、傾きかけた家業をなんとかしようと頭を悩ませていた。ある日、アンベラク国のスルタンが母の育てる競走馬を下見に訪れた。随行してきたその甥、ファリード皇太子のエキゾチックな黒い瞳にケイトはたちまち心を奪われたが、彼はなぜか軽蔑の念を滲ませている。すると翌朝、スルタンが一人でケイトのもとを訪れ、家業を救うのと引き替えに、甥と結婚せよという驚くべき提案をした。母のため、そして密かな恋心からケイトは取り引きを承諾するが、2週間後、婚儀で再会したファリードに、金目当てだと罵られてしまう。宮殿の噂では、彼を捨てた母親はケイトと同じ赤毛だったという。私は夫に愛されない妻……。多難な前途を思い、ケイトは身震いした。 ■異国情緒あふれる砂漠の国を舞台に、ドラマ性に富んだロマンスを描く人気作家M・ウェバー。本作では、まったく異なる世界に生まれたふたりが愛なき結婚により一緒になり、秘められた悲しい過去を乗り越えて真実の愛をつかむ過程が情感豊かに描かれています。
  • 秘書はシンデレラ
    -
    貧しくて醜いあひるの子の私が、憧れの彼の住み込み秘書に……? 同居していた親友が結婚し、家賃を払えなくなったローラ・ベスは、住み慣れたアパートメントを引き払うことになった。失業中で次に行くあてもなく、途方に暮れていたとき、親友の結婚式で会った知人のイタリア人老富豪から、息子であるアントニオの秘書になってほしいと頼まれる。ローラ・ベスは何年も前からアントニオのことは知っていたが、華々しい成功者の彼と貧しくて地味な自分とは縁がないと思っていた。2年前に美しい妻を亡くして塞いでいる彼を、献身的に支えたい……。その一心で秘書になるためイタリアへ飛ぶローラ・ベスだったが、アントニオは激しい怒りを込めて、秘書など必要ないと吐き捨てた! ■優しさと癒やしのロマンスをお届けするHQイマージュの代表的作家スーザン・メイアー。最新作は、家もなく路頭に迷ったヒロインと、どこか陰を秘めたヒーローの切ない恋物語です。『秘書物語』(I-2359)と『うたかたのシンデレラ』(I-2395)の関連作。
  • 天使を夢見るウエイトレス
    -
    子供の笑い声が響く幸せな家庭を築きたい。その夢はもう、諦めるほかないの? “あと数年で妊娠できなくなる”医師の言葉にケイティーは耳を疑った。大柄で太めなのがコンプレックスで、ずっと恋には臆病だった。今や町の独身男性はみな婚約中か恋人がいる。ただ一人を除いては。最近越してきた、背が高くハンサムなジェレマイア。彼がカフェに現れるたび、どぎまぎするのはなぜかしら。でもまさか彼に、子供を産みたいので協力してなんて頼めるはずもない。ああ、このまま私はひとりぼっちで人生を終えるの?悩んだ末、勇気を振り絞って願いを伝えた彼女に、ジェレマイアが言った。「昔ながらの方法でなら」――それって、つまり……。彼とベッドを共にすることに怖じ気づいたケイティーは……?! ■赤ちゃんを夢見るヒロインの前に、まるで神様があつらえたかのように現れた、非の打ちどころひとつない魅惑の男性。ヒロインの突拍子もない頼み事を彼が聞き入れた本当の理由とは?
  • ラスト・レイン
    3.5
    愛しあう恋人たちに、待ち受ける残酷な罠。癒しの作家S・サラが描く人気3部作、ついに完結! また夢を見ていた――恋人キャメロンと交わす美しくも切ない愛の夢を。だが目覚めた瞬間、ローラは現実に引き戻される。乗っていた旅客機が雪深い山間部に墜落したのだ。外部との連絡は取れず、奇跡的に生き残ったのは彼女一人。何度も意識を失い恐怖に襲われながらも、FBI捜査官でもある愛しいキャメロンが助けに来てくれると信じ必死に生きようとする。そしてついに救い出されたローラはキャメロンの温かな腕に飛びこみ、もう二度と離れたくないと願った……まさか残忍な殺人犯が、復讐の道具として彼女に目をつけたとも知らず。 ■癒しのロマンスの名手、シャロン・サラの待望の新作をお届けします。自然の驚異のもとで育まれる愛を描いた3部作、ついに完結です。ヒロインは前2作にも登場した赤十字職員のローラ。彼女はある連続殺人事件の現場で出会ったFBI捜査官キャメロンとたちまち恋に落ち、幸せな日々を過ごしていましたが、ある日、乗っていた飛行機がデンバーの雪深い山間部に墜落。ただ一人生き残った彼女は……。あの殺人鬼との対決も合わせ、目が離せません。運命の恋人たちに訪れた悪夢――切なさに心震える、哀切に満ちた感動のクライマックス、ご堪能ください。
  • 富豪一族への招待 富豪一族:知られざる相続人 VI
    -
    ●『シークと魔法の指輪』(バーバラ・ボズウェル著)イマルコの若き国王ニコは、テキサスの大富豪ライアン・フォーチュンから“真実の愛を成就する指輪”をもらう。驚いたことにライアンは、ニコがかつて別れを告げた、敵対国の有力者の娘エズミこそ運命の相手だと言う。ニコは指輪の魔法など信じなかったが助言に従い、大胆にもエズミを誘拐する。 ●『今宵はプリンセス』(ジェニファー・グリーン著)交通事故に遭ったライアンを救ったことが縁で、セバスチャンとジェッサはとてつもない豪邸を贈られる。問題は、ひとつ屋根の下で暮らさなければならないことだった。二人は見知らぬ他人同士。しかも、きまじめな教育者と都会的な娘では気が合うはずもなく、彼らはことあるごとに火花を散らす。 ●『プレイボーイの愛し方』(ジャッキー・メリット著)難病の妹を救うため日夜、研究と倹約に励む医師マギーのもとに巨額の小切手が届いた。贈り主は、かつて彼女が命を救ったライアンだ。彼女は研究所を設立し、第一人者エリオットを招くことにした。プレイボーイの彼の承諾を得ようと、精いっぱいドレスアップしてパーティへ出かける。
  • 子爵と孤独な花嫁
    4.0
    意に染まぬ結婚さえも、彼女は拒むすべがない――不遇の令嬢に訪れた、奇跡のシンデレラ・ロマンス。 継母に疎まれ、異母妹たちのために裕福な男性と結婚することを期待されている令嬢サラ。社交界シーズン真っ盛りのある日のこと、サラたちは一家そろって郊外の瀟洒な館ソーンクリフへ休暇に訪れる。そこで両親の選んだ“有望な独身男性”と初対面し、サラは打ちのめされた。相手は親子ほど年の離れた年寄りで、好色な目を向けてきたのだ。結婚とは名ばかりで、売り払われるも同然だわ。悲嘆に暮れていたとき、同じく館に滞在中のスペンサー子爵と出会う。サラの胸はときめくが、彼女には幸せな結婚など望めない理由があって……。 ■広大なお屋敷、ソーンクリフ・マナーを舞台に繰り広げられる、華麗なリージェンシー・ロマンスをお届けします。ヒロインのサラは親の決めた相手との結婚を迫られた令嬢。それも相手の男性は親子ほど年が離れ、好色で卑劣。サラは嫌悪感をおぼえますが、ある事情からこの結婚を断るすべはありません。一方、同じ屋敷に滞在するスペンサー子爵は、独身主義なのに母親からも5人の妹たちからも結婚を急かされて辟易しています。偶然サラと知り合った子爵は、彼女を助けたいと思うようになりますが…。子爵のまわりで活躍する妹たちがとってもキュート。ぜひ縁結びに奔走する彼女たちの視線でお楽しみください。
  • グラスゴーでふたたび
    3.0
    “あなたの花嫁になりたい”と初めて思ったのは、5歳の頃。19世紀のスコットランドを舞台に、切ない愛が再燃する。 19歳になったばかりのグリニスは舞踏会を抜け、控えの間でレノックスが来るのを待ち侘びていた。彼は兄の親友で幼い頃から憧れ続けた人。今夜大人びたドレスをまとってきたのも今日こそ想いを打ち明けるためだ。だがついに現れたレノックスの傍らには、正真正銘の大人のレディが仲睦まじく寄り添っていた。二人が将来を約束する仲と知り、打ちのめされたグリニスは逃げるようにイングランドへ。そして7年後――成熟したグリニスはついに故郷グラスゴーに戻ってきた。今や世界規模の造船会社経営者となったレノックスがいる地に。 ■USAトゥデイやNYタイムズのベストセラーリストに名を連ねる新鋭作家がMIRA文庫に初登場。19世紀半ばのスコットランドを舞台に“成就しなかった初恋の相手との再会”を切なく描き上げます。ヒロインはかつてお転婆だったグリニス。兄の親友レノックスとの結婚を夢見ていましたが、彼の婚約の噂に打ちのめされ、故郷を離れることに。そこから運命の歯車が狂っていきます。7年ぶりに故郷の地を踏んだ彼女は、別人のような仮面をまとい…。少女時代が生き生きとした性格だっただけにその変化は胸にくるものがあります。発展著しいグラスゴーの社交界をみずみずしい筆致で描いている点にもご注目。ヒストリカルファン必読の一冊です!
  • 愛に背いて
    -
    ●『氷のプレイボーイ』(クリスティ・ゴールド著)大晦日の夜、度重なる誘惑に負けて、検事補のダニエルと一夜を共にしたアリーシャ。彼女が公選弁護人を務める被告の裁判も順調に進み、意気揚々としていたアリーシャの耳に、とんでもない噂が飛びこんだ。彼が裁判の担当検事に就任した、ですって? ●『いとしき悪女』(シェリ・ホワイトフェザー著)スーザンは十数年ぶりにダブル・クラウン牧場を訪れた。すさんだ十代を過ごした彼女にとって、ここは第二の故郷なのだ。牧場内で忙しく働く一人の男性を見かけて、スーザンは驚いた。イーサンなの?彼と目が合ったとたん、熱い火花が散った。いいえ、だめよ。私はもう、あのころの私じゃないわ。
  • 心は揺れて
    3.0
    ●『司書の秘密』(アリソン・リー著)保安官代理のホルトは、司書のモリーを疑っていた。被害者とずっと一緒に働いてきたモリーが何も知らないはずがない。彼女は何を隠しているんだ?捜査のためモリーの張り込みをしていたホルトは、偶然にも彼女の別の一面を知り、ショックを受けた。 ●『誘惑はゆっくりと』(ジャッキー・メリット著)リンダは思いやりのない夫との冷えきった結婚生活から逃げ出し、誰も知り合いのいない土地での静かな生活を満喫していた。だがある日見知らぬ男性が玄関に現れ、家の改装を任されたと告げる。改装なんて聞いていないけど、なんてハンサムな男性なのかしら……。リンダはうっとりと男性を眺めた――相手の思惑は想像もせずに。
  • そばにいるだけで
    -
    ●『気づいてほしくて』(マリー・フェラレーラ著)サバンナの我慢は限界に達しようとしていた。念願の牧場経営にこぎつけた夫は仕事に夢中で、体調の悪い彼女を気遣うこともなく、愛情のかけらすら感じられないのだ。サバンナは意を決して、ある計画を実行することにした。 ●『禁断の恋は甘く』(ペギー・モアランド著)刑事のアンドレアは、年下のゲイブと組んで捜査にあたることになった。気の強い彼女と自信家のゲイブは初日から火花を散らすが、一方では強く惹き合い、ついに一夜を共にしてしまう。翌朝、後悔に苛まれたアンドレアは恐ろしいものを目にする。
  • 燃えつきるまで
    -
    ●『追憶の恋人』(ローリー・ペイジ著)ある殺人事件の捜査のため、検死官のチェルシーはモンタナ州ルーモアへ向かった。大変な事件になりそうだわ。彼女はため息をついた。ルーモア町長であるピアスは、かつての恋人なのだ。チェルシーの脳裏に八年前の熱い日々がよみがえった。 ●『謎めいた瞳』(ジェニファー・マイケルズ著)叔母を殺害されたコルビーは、事件の真相を探るため独自の調査に乗り出した。人づてに、評判の高い霊能力者テッサを紹介されたが、コルビーは半信半疑だった。魔女かなにかじゃないのか?だが目の前に華奢な美女が現れると、すべての邪念が吹き飛んだ。
  • マイ・バレンタイン2016 愛の贈りもの
    -
    『競り落とされた想い人』レベッカ・ウインターズ作■仕事先の会社社長アレックスに一目惚れしてしまったシー・ジェイ。でも臆病な彼女は募る恋心を伝えられない。悩み抜いた彼女はアレックスの秘書に頼み込み、彼を独身男性のオークションに参加させて競り落とした。想い人を1週間自由にできる権利を得るために。 ■『恋のレッスン引き受けます』マリー・フェラレーラ作■「きみが必要だ」ケイティは密かに憧れていた上司ブレイクからの緊急電話に胸が躍った。やっと私に目を向けてくれたんだわ! 大急ぎでブレイクの故郷の町に駆けつけたケイティ。ところが、彼から命じられたのは昔の恋人を取り戻すための練習台の役目だった。 ■『裏切りの花束』 エマ・ダーシー作■ケイトリンはボスのデーヴィッドと恋人関係になって4カ月足らず。だが彼が求めているのは、有能なアシスタントとの後腐れのない一時の甘美な情事だけ。彼に愛されることは永遠にないのだ。バレンタインデーの朝、彼女は別れを決意して会社に向かうが……。3話収録。
  • 熱いヘッドライン
    -
    新聞記者ジャスミンは、ダンフォース家の特だね記事を書こうと、彼らの友人ウェズリーの出したごみをあさっていた。ところがウェズリーに見つかり、大事なロケットを落としたのにも気づかず、あわてて逃げ出した。拾ったロケットを手がかりにジャスミンの素性を知り、ウェズリーは激怒した。家族同然のダンフォース家の周りを嗅ぎ回るなんて許せない。なんとかして阻止しなくては。そのとき、ウェズリーの頭に名案が浮かんだ。
  • 琥珀色のシャレード
    -
    最近感じる退屈と焦燥感を癒そうと、アンバー・コルトンは休暇をとり実家へ戻ってきた。そこへコルトン家の里子だったトリップが現れ、アンバーの気分はたちまちのうちに明るくなった。聞けばドクターである彼は、有名病院へ転職するために、後ろ盾を必要としているという。アンバーはときめきとともに提案した――彼女が婚約者のふりをして、後押ししてはどうかと。だがトリップは冷たく答えた。「退屈したお嬢さんの助けは必要ない」
  • 週末だけの恋人
    -
    蝶のように昼食会やパーティに飛び回る生活に辟易し、令嬢ヘザーは父の親友ジョー・コルトンの雑務を手伝うため、コルトン家にしばらく滞在しようとやってきた。到着したとたん、一人の男性に紹介された。サッド・ロウ――ジョーの狙撃事件を担当している刑事だ。荒削りでセクシーな容貌にヘザーはときめいたが、サッドのほうはろくに彼女を見ようともしない。私に関心はないのね。彼と親しくなることをあきらめたある日、サッドはヘザーを捕らえると、熱い口づけで彼女の唇をふさいだ。
  • 嵐の夜の誘惑
    -
    少女時代に二度もレイプされそうになった経験から、レベッカはデートすらあまりできずにいた。誰かを愛し愛されたいけれど、きっとかなわぬ夢に違いない。あきらめかけていたある日、魅力的なオースティンに誘われる。「きみが好きなんだ。きみと一緒にいたい」彼にセクシーな笑顔を向けられ、レベッカの胸に熱い何かがともった。
  • 傷ついても愛したい
    -
    「ぼくと結婚してくれないか。君がほしい…」突然のトムの熱い求婚に、タニスは呆然とした。親友でトムの妻でもあった女性が亡くなってかれこれ3年になる。トムは妻の代わりになる女性を求めていて、タニスも母の介護で、経済的な窮地に追いつめられている。結婚はお互いのためになると彼は言うのだ。だが、タニスはトムとベッドを共にすることに悩んでいた。磁石に惹き寄せられるように惹きつけられているのに、彼に愛されていないと知っていたからだ。
  • 妻になる資格【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    アントーニアは、愛するマルコとの将来を憂いていた。出生のあやしいアントーニアを、マルコは恋人に選びながらも妻としてふさわしくないと思っているのは明らかだったからだ。彼女は、名画“鏡の女”のヌードモデルだと噂されていた。ミラノの財閥を率いる名門ベリーニ一族の彼の両親は、そんな噂のある女性との結婚を決して許さないだろう。ある日、パーティーでその懸念は現実となった。マルコの母親があからさまに彼女を無視したのだ。アントーニアの顔は蒼白になり、唇は血の気を失った。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 純真な片思い【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    新聞社に勤めるカーラは、取材に訪れた晩餐会で、市長のブライアンに強烈なまなざしをむけられて戸惑っていた。私を不安にさせる、あの瞳はいったい何かしら?答えはすぐに明らかになった。呼び止められると、記事の内容について厳しく叱責されたのだ。いわれのない非難に言い返すこともできず、あふれる涙を隠して、会場を飛び出したところを、カーラは不良少年にからまれてしまう。危ういところを救ってくれたのはブライアンだった。そしてさきほどの非礼をわびると、彼女に熱い視線を注いだ。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 罠に落ち、恋に落ち
    -
    フランは、失恋して泣き崩れる幼なじみのロージーから、大富豪のプレイボーイ、サム・ロックハートへの復讐を頼まれた。彼は女性を夢中にさせては捨て去るひどい男なのだという。フランはサムが主催する慈善パーティを企画することになったが、彼を知れば知るほど、なにかおかしいと思い始める。この人は本当にひどい人なの? 常に冷静で、正しく、高潔で、時折見せるユーモアもすてきだ。そしてあのセクシーな微笑……。慈善パーティで彼の醜聞が暴露され、ついに復讐が果たされた瞬間、フランはたまらず逃げだした。逆恨みの復讐ドラマに加担して、彼を陥れる真似をしてしまったことが恥ずかしく、みじめだった。いつの間にか愛してしまった、サムに軽蔑されることを思うと。 ■人気作家S・ケンドリックによるバレンタイン・ロマンスです。友人を弄び身も心もずたずたにした男性を懲らしめるつもりが、自らも彼の魅力に囚われてしまったフラン。担当編集も、サムの魅力にすっかり溺れてしまいました……。次はあなたの番です!
  • 恋はラテン風に
    -
    ●『スペインから来たドクター』(メラニー・ミルバーン著)夫の手ひどい裏切りにあい、離婚を決意したハリエット。深く傷ついた彼女を支えてくれたのは同僚の医師シーロだった。ふたりは強く引かれ合うようになるが、ある日ハリエットは彼が自分に嘘をついていたことを偶然知ってしまう。打ちのめされた彼女はシーロに別れを切りだす。 ●『誘惑のローマ』(ルーシー・モンロー著)情熱のないお堅い女。元夫に与えられた汚名を返上しようと、ベサニーは冒険を求めてローマへの一人旅を敢行した。現地で彼女はアンドレという気さくな男性と知り合い、急速に関係を深めていく。だが将来のことも考え始めた矢先、彼はなんの説明もなくベサニーの前から姿を消した。 *本書に収録されている『スペインから来たドクター』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • はるかなる恋人
    4.0
    17歳のタムシンは沈んだ気持ちでロンドンの空港に降り立った。母が再婚相手と新婚旅行に出かけたいというので、長年会っていない父親の家で夏休みを過ごすしかなくなったのだ。ところがタムシンを出迎えたのは、父親の友人だと名乗る背の高い男性、ハウェル・ベネディクト。故郷のウェールズで開業医をしているパパには、久しぶりに会う娘を出迎える時間さえないなんて……。悲しい思いをかかえながら父親の家に向かう途中、タムシンは悔しいほど大人の態度を示すハウェルに心を奪われた。ほどなく彼から屈辱的な仕打ちを受けることになるとも知らずに。
  • 琥珀の寵姫
    -
    この誘惑には抗えない。遠い過去からのさだめなのだから。 “自分の心に従いなさい”──旅先のイスタンブールで、アンバーは先祖の遺した日記に書かれた言葉を思いだしていた。彼女と同じ名のその女性は150年前、この地を訪れていた。アンバーは彼女の遺品とともに、その足跡をたどる旅に出たが、トラブルに見舞われ、すんでのところを現地の男性に救われたのだった。黄金色の肌と熱い漆黒の瞳を持つカダールは、彼女を安全な場所にかくまう一方、謎めいた誘惑をしかけてきた。「僕たちが過ごす夜は特別なものになる。君さえ望むなら」いつもは臆病で慎重なアンバーだが、いつしか先祖の勇気に倣い、初めての冒険に踏みだそうとしていた。 ■祖母の遺品の中から1冊の日記と美しいブレスレットを見つけたアンバー。それは150年前の“アンバー”からのメッセージでした。不思議な縁に導かれ、旅立った彼女を待ち受けていたのは……。
  • 秘書という名の愛人
    1.0
    憧れのボスとの1週間の出張旅行。そこに潜むのは99%の不安と1%の好奇心。 ケイトは真面目だけが取り柄の財務担当の会社員。まるで制服のように毎日地味なスーツを着て、金曜の夜も一人残業する。だがそんな彼女にも唯一の弱点があった──社長のアレッサンドロだ。セクシーな彼が視界に入ってくるだけで、そわそわ落ち着かなくなる。しかも突然、その彼から出張に同行するよう命じられてしまった。二人きりで海外出張? でも大丈夫。私なんか彼の眼中にないもの。恋人を数カ月ごとに替える彼の好みは、遊びを心得た派手な美女。堅物の私とは大違い。胸のざわめきをケイトは必死に抑えたが、知る由もないアレッサンドロは告げた。予約したのは1部屋だけだと。彼の目に獲物をいたぶる獣の輝きがあるのを、ケイトは気づかなかった。 ■奔放で恋多き母に反発して育ったケイトは、地味なスーツをまとい、恋人も友人もなく、仕事だけに打ち込んできました。でも社長のアレッサンドロだけは、彼女の隠された魅力に気づいていて……。
  • 不実なギリシア海運王
    -
    娼婦呼ばわりされても、裏切り者と罵られても、それでも、あなたの腕に戻りたい。 母に捨てられ、父にも死なれて、癒しの旅に出かけたホリーは、エーゲ海のサントリーニ島で世にも美しい男性──ギリシア海運業界の雄、テオ・ツォウカトスと出会った。ふたりはたちまち激しい恋に落ちて電撃結婚するが、プレイボーイの夫にいつ捨てられるかと怯える生活に疲れ果て、ホリーは結局、みずからテオのもとを去った。別居して4年後。彼女はある目的のため、夫に面会を申し入れた。テオが指定した場所はバルセロナ──甘く熱いハネムーンを過ごした思い出の地で、彼はホリーを待ち受けていた。「裏切り者の娼婦が、今さら何をしに来たんだ?」 ■プレイボーイのギリシア海運王と電撃結婚したホリー。しかし、幸せな結婚生活は長く続かず……。過去の呪縛に苦しむヒロインが真の愛に気づく過程に、思わず心が揺さぶられます。
  • 見捨てられた女神
    4.8
    私は見捨てられる運命……。母からも、恋人からも。 クリスマスで賑やかな世間を逃れ、雪山へやってきた助産師のミランダ。危うく遭難しかけたところを、通りすがりの男性ジェイクに救われ、彼の家で一晩を過ごすことになった。男らしさと優しさの同居するジェイクにいやおうなく惹かれる一方、もう誰かと関係を築くことなどできないとミランダは思った。この人生、私は見捨てられ続けてきたから――実の母に、そして恋人に。ジェイクへの想いを抑え、翌朝、彼女は何も言わずに彼のもとを去った。ところが同じ日、ミランダが新しい勤め先の病院へおもむくと、彼女とともに働く産科医として紹介されたのはなんと、もう二度と会うことはないと思っていたジェイクだった! ■魅力的なヒーロー像で大人気のサラ・モーガン。本作には翻訳者の森香夏子さんも「最も完成度が高い」と大絶賛するジェイクが登場します。孤独なミランダの悲惨な暮らし向きに驚いた彼がとる行動とは? ハンター3兄妹シリーズと『冷めた情熱』(I-2387)の関連作。
  • ヴェローナの君臨者
    -
    あの愛を裏切ったのは彼なのに、今また、私を弄ぶつもりなの? これまで順調だった仕事を不運にもすべて失ったナターシャは、友人の紹介によりイタリアのヴェローナで観光広報の職を得た。そこでは今、高級ホテルのオーナーたちが連携し合い、歴史ある美しい街の魅力を世界中に広めようとしているという。新しい人生を始めようとヴェローナへやってきたナターシャを、予想だにしなかった相手との再会が待ち受けていた――2年前、熱い恋に落ちながら私を裏切ったマーリオ!彼はこの地に君臨する“プレジデント”としてナターシャの前に現れ、唖然とする彼女に向かって傲然と言い放った。「今度また僕の前から姿をくらましたら、絶対に許さない!」 ■1980年代から活躍し続ける大御所L・ゴードンが、『仮面舞踏会の夜に愛して』(I-2369)の4年後の物語を描きました。前作の主人公ダミアーノの弟マーリオが本作のヒーロー。名作『ロミオとジュリエット』で有名な麗しき古都を舞台に繰り広げられる極上ロマンス!
  • 隠された愛の証
    3.0
    あなたの子供が私の生きがい。でも、それは絶対に知られてはならない……。 「兄の忘れ形見に会わせてもらいたい」べスが愛したたったひとりの男性ニコが、ふたたび目の前に現れた。快活な面影を消し、謎めいた冷徹な大富豪のオーラをまとって。5年前、ベスとニコは心から愛し合っていた。しかし、ニコの出生の秘密を盾に彼の兄に結婚を強要されたべスは、ニコを傷つけることを恐れ、何も言わずに彼のもとを去ったのだ。あれからいっさいの関係を断っていたのに、まさか訪ねてくるなんて!愛のない虚しい結婚生活の中、べスの唯一の支えは息子のマークだった。だめよ。ニコに息子を会わせるわけにはいかないわ。オリーブ色の肌と黒髪をニコから受け継いだ、この子を……。 ■かつて卑劣なニコの兄に脅され、望まぬ結婚をしたべス。思いがけず最愛の人を前にして高鳴る心に鞭打ち、気丈であろうとします。一方、深く傷ついたニコは事情を知る由もなく、いまだくすぶる情熱をたたえ現れたのですが、べスに駆け寄る幼子を見てしまい……。
  • 風の谷の約束
    -
    有能な看護師としてキャリアを積んできたエラが、つかのまの休息地として選んだ場所はサウスカロライナの美しい田舎町だった。水と緑に囲まれた小さな家で、新たな雇い主となるハリス・ヘンダーソンは幼い娘を看病しながら野鳥の保護に明け暮れている。彼は鳥たちの傷ばかりでなく、娘の心も顧みるべきだ―父娘の問題を即座に見抜くエラだったが、近い将来を予見することはできなかった。この父娘との出会いを境に、大きく変わりゆく自らの運命を。
  • 貴公子の想い人
    4.5
    彼にとって私は“第2の選択”。妻にしたかった女性の代用品……。 世をすねた老貴婦人のお相手役として仕えて10年、ルースは荒野にひっそりと立つ古屋敷に暮らしている。ある日、ふだんは客などめったに訪れないその館に、季節外れの吹雪に見舞われた旅人が安全な宿を求めてやってきた。名門一族出身のその紳士、ヒューゴーの醸す優雅で男性的な魅力に、ルースはたちまち心を奪われ、生まれて初めて恋に落ちた。だが、そんな彼女の気持ちを知ってか知らずか、ヒューゴーの過去を知る老貴婦人から残酷な事実を知らされる――かつて彼は婚約者だった最愛の女性を亡くして以来、その人を想い続けて独身を貫くことを心に誓っているのだ、と。 ■両親を早くに亡くした孤独なルース。やっと出会った好きな人から愛を返してはもらえないと悟った彼女は必死に想いを押し殺します。切ないロマンスに加えてあっと驚く衝撃の展開が待ち受ける、アン・アシュリー・ファン必読の秀作です!
  • あなたに恋する日
    -
    ●『恋人までの距離』(アンジー・レイ著)サマンサは久しぶりに会った親友を見て唖然とした。ブラッド!しばらく見ないうちになんてすてきになったのかしら。実業家として大成功をおさめた彼は、今やすっかり時の人だ。再会を喜んだサマンサだが、次の瞬間ブラッドの言葉に凍りついた。それは二人の関係も、運命も変えてしまう言葉だった。●『いつかシンデレラに』(シャロン・デ・ヴィータ著)暑い夏の午後、庭仕事をするマギーのもとにいかにも上流階級の出身らしいハンサムな男性がやってきた。彼が訪ねてきたのは、祖母の頼みを彼女に伝えるためだった。明日、祖母の家で昼食をともにしてほしい、と。彼のおばあさまを知りもしないのに?
  • グレイ 上
    4.6
    グローバル企業CEOの若き大金持ちグレイは、女性に対してある「ルール」があった。だがアナスタシアと出会って、彼は変わっていく……映画化され大ヒットした激動の愛の物語を、彼の視点から描く
  • 裏切りのダイヤモンド(上)
    値引きあり
    4.0
    ひと目惚れ同然で結婚した夫・リチャードが突然、ボート事故に遭い、死亡と認定される。シェルビーに残されたのは、三歳の愛娘と三百万ドルの借金、リチャードの裏切りの数々だった。失意のなか、娘のためにも逆境を乗り越えようと、シェルビーは故郷のランデヴー・リッジに戻ることを決意。家族の温かい愛情に迎えられ、シェルビーは新生活をスタートさせる。が、そんな折、リチャードが被害額三千万ドル相当の宝石強盗の犯人でもあり、別の名前で既に結婚していたことが発覚する…
  • 恋より情熱的に【ハーレクインSP文庫版】
    -
    小さな田舎町でパブとホテルの経営を手伝っているタニアは、懸命に働きながらも、退屈な毎日に時折うんざりしていた。そんなある日、高級車がタイヤをきしませて店の前に停まり、見るからにプレイボーイ風なスーツ姿の男が降り立った。見知らぬ男はまっすぐタニアに近づき、まばゆい笑みを浮かべた。あまりにハンサムな顔立ちにタニアの胸は激しく高鳴ったが、冷静を装っていぶかしげに見つめ返すと、彼は唐突にこう言った。「タニア、君の力が必要だ。今すぐ僕とシドニーに来てほしい」あなたは誰? どうして私の名前を知っているの? *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 二度目の花嫁
    3.0
    ■愛したのはあなただけ。でも、もう二度と傷つけられたくないの。■デイジーは不動産会社で営業の仕事をしている。ある高級物件を担当することになり、クライアントに会って驚いた。美人のスーパーモデルと一緒にいたのは――アレッシオだった。十七歳のとき、デイジーはアレッシオと出会った。ふたりは、デイジーの妊娠をきっかけに結婚したが、三カ月後、流産したあとに破局を迎える。結婚に反対だったアレッシオの父が、流産後二日しかたっていない彼女に、離婚届を突きつけたのだ。アレッシオはかばってもくれなかった……。ふたたび目の前に現れたアレッシオを見て、デイジーの胸は騒いだ。あれ以来、重大な秘密をずっと胸に秘めていた。
  • 花嫁の策略
    -
    シャイアンは母譲りの特殊な能力がある。物事を予知する“ビジョン”が見えるのだ。ある日心に浮かんだ男性の澄みきったグレーの瞳に、シャイアンは急いで映画館へと向かう。そして出てきた男性に驚いた。ジャクソン・コルトン――以前パーティで会って以来、忘れられずにいた男性だ。あのときとはまるで違う彼の暗い表情を目にして、シャイアンは悟った。運命が彼女に、ジャクソンを救うよう命じたのだと。
  • 億万長者のたくらみ
    -
    アシュトン邸のワイナリーを使った、さまざまなイベントを企画するのがペイジの仕事だ。小児癌協会に寄付する目標額の二万ドルまで、あと少し。このままいけば、チャリティオークションは大成功だ。高揚感に包まれるペイジの耳に、悪い知らせが届いた。女性がいなくなった?デート権を競りに出す張本人が?状況を説明しようとステージに上がったペイジに、競売人の声が飛んだ。「さあ、こちらの美女にいくらの値を?」どうしよう。完全に間違われているわ!前代未聞のオークションが始まった。
  • 恋は気まぐれ
    3.0
    ●『ハリウッドに恋して』(キャンディス・キャンプ著)「あなたはわたしの命の恩人よ」無事に出産を終えたベスは、付き添っている男性に言った。路上で陣痛に襲われ苦しむ彼女を、彼が病院まで運んでくれたのだ。本当に親切な人ね。どこかで見覚えのある顔だけど。ベスは突然気づいた。あの有名な映画監督のプレスコットじゃない! ●『最後のプロポーズ』(カーラ・キャシディ著)セレナ王女と結婚した義兄に招待されたレベッカ。パーティ会場で王子に誘われるまま、ダンスに興じることに。ダンスが終わったとたん、レベッカに大きな喝采が贈られた。いったいどうしたの?次の瞬間、彼女は王子の言葉に耳を疑った。「僕らは婚約した。きみはエデンバーグ王国の次期王妃だ」 *本書に収録されている「ハリウッドに恋して」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • クリスマス狂想曲【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    わたしの選択は間違っていないわよね?ヘイリーはきょうから家政婦として働くことになっている。それもこれも、シカゴで出会った男性のせいだ――パトリックはこのあたりに住んでいるはず。ヘイリーは働きながら彼を捜すつもりだった。そのために助産師の仕事も辞め、アパートも引き払った。すべては彼を見つけるため……あの夜が忘れられないから。不安を抑え、ヘイリーは勤め先の屋敷のドアベルを押した。しばらくしてドアが開かれるや、彼女は言葉を失った。現れたのは、まぎれもなくパトリックその人だった! ■クリスマスの奇跡に満ちたロマンスを、サラ・モーガンがお届けします。HQイマージュで好評だった『片思いに終止符を』3部作に登場した面々も顔をのぞかせていますよ。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 冬の白いバラ
    2.0
    ジュディは5歳の娘を伴い、6年ぶりにロンドンへ戻ってきた。もう二度とここへは戻ってこないと思っていた。かつて愛し、結婚まで誓ったロバートとの破局を思い出すから。身も心もずたずたになった彼女を絶望の淵から引き上げ、結婚を申し込んでくれたのは、ロバートの兄マイケルだった。夫亡き今、ジュディは裕福な義実家に戻るよりすべがなかった。当時から苦手だった義母が迎えに来ているはずだが――「ジュディ」男の低い声が名前を呼ぶ。ジュディは凍りついた。振り返らなくてもわかる。忘れもしないこの声は、ロバート。娘エマの父親はマイケルだと思い込んでいる、かつての恋人……。 ■ロマンス界の重鎮アン・メイザーの旧作は、今読んでもまったく古さを感じさせないドラマティックなストーリーが魅力。言ってしまえば、昼ドラも真っ青のドロドロ・ズブズブの愛憎劇です。軽いロマンスではものたりないわ、という方はお見逃しなく。
  • キスのレッスン
    -
    ジェマの両親にとって、女はかわいらしく、少しおろかで、一人では何もできない人間でなければならない。そんな両親に自立心の強いジェマは反発しつづけ、少女時代、彼女が心を許したのは、ルークただ一人だった。彼は、いつか事業を興すという夢を抱く貧しい青年だったが、ジェマにとって彼以上の相談相手はいなかった。彼になら、「キスのしかたを教えて」などというお願いだってできた。些細なことから口論になり、二人は疎遠になってしまったが、10年後、美しく成長したジェマの前に、ルークが再び現れる。欲しいものはすべて手に入れる、冷酷無比な大物実業家として。 ■ペニー・ジョーダンは、その生涯にわたって、ロマンスの枠を超え、さまざまな“女性の生き方”を描いた作家。抑圧されたか弱い女性、男性などいらないとうそぶく強い女性――どんな女性でも、真実の愛によって美しく花開く姿が、世界中の読者を引きつけるのです。
  • 四つの愛のかけら
    3.0
    イギリスの大富豪バルフォア家主催の慈善舞踏会に、当主オスカーの姪であるメレディスは招待されていた。夫のアレッサンドロは仕事先のミラノから遅れて参加するという。ともに仕事を持つ夫婦として、二人は一緒に過ごす時間が少なく、喧嘩と仲直りをくり返す日々を送っているが、前の日に判明した妊娠の事実を、メレディスは夫に伝えたかった。ところが舞踏会の会場で、彼女は信じられない噂を耳にする。アレッサンドロの旧友とわたしが情事を重ねている、ですって!?確かにきのうの電話で、夫は機嫌がいいとは言えなかった……。――ミシェル・リード『愛のアリアを歌って』より *本書に収録されている「愛のアリアを歌って」「別れを選んだ理由」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • あなたに帰る夏
    -
    『再会のキス』―マンディは八年ぶりに会った元夫のリックを見て息をのんだ。シャイだった彼がセクシーな大人の男性に変貌していたのだ。思い出話に花を咲かせるうちに、いつしか昔の情熱が再燃し、マンディはその日のうちにリックの屋敷でベッドをともにしてしまう。だが夢のようなひとときのあと、彼女を待っていたのは……。 『プレイボーイに片思い』―キャシーと幼なじみのカイルは偶然にも休暇の時期が重なり、それぞれの親が所有する隣同士の別荘で過ごすことになった。かつて一度きりのデートでふられてしまったキャシーは、カイルを諦めきれず、この機会に思いきって頼んだ。「あなたの誘惑のテクニックを披露してほしいの」
  • 虚飾の海
    -
    ★アメリカ合衆国大統領。その地位のためなら、彼は私を利用するだろうか?実力派作家レイチェル・リー、待望のサスペンス長編。 ★ある夜、フロリダの別々の場所で発見された若いダンサーと老女の遺体。一見無関係に思えた二つの殺人事件をつなぐ鍵は、次期大統領候補の上院議員グラント・ローレンスだった。担当刑事のカレンは、グラントの周辺を探るため、首都ワシントンへ乗りこむ。ハンサムで誠実なグラント――だが本人の魅力とは裏腹に、彼の周囲にはあまりに多くの思惑がうごめいていた。グラントに心惹かれつつも、真実と虚飾の狭間で揺れ動くカレンは、やがて自らもスキャンダルの餌食となってしまう。そんな中、殺人者の触手はさらなる標的へ……。
  • さまよえる女神たち I
    -
    ●『夜を駆けるアテナ』(ジャスティン・デイビス著)久々に母校アテナ・アカデミーに戻ったアレックスは郷愁に誘われ、夜の構内を散歩していた。厳しい寮生活や叶わなかった初恋も今ではいい思い出だ。初恋の人――通称ダーク・エンジェルはどうしているかしら?ふいに全神経が張りつめ、彼女は歩みを止めて振り向いた。そこには、危険な香りを漂わせたダーク・エンジェルが銃を構えていた。 ●『アルテミスの涙』(エイミー・J・フェッツァー著)貧困家庭出身ながらアテナ・アカデミーで学んだダーシーは、メイクアップ・アーティストとして活躍したのち、結婚した。ところが映画プロデューサーである夫の暴力に耐えかね、逃げ出すはめに。それ以来、変装と護身の技術を駆使して虐げられた妻たちを暴力夫から救う活動をたったひとりで続けている。だが今日は勝手が違った。暴力夫の反撃に遭って彼女は意識を失い……。
  • 呪われた貴公子 闇の使徒たち-序章 III
    -
    レベリアの独裁者にとらわれた地質学者アレックスは薄れゆく意識のかなたで夢を見ていた。琥珀色の瞳を持つたくましい男性に抱かれている夢を。だが肩をつかむ温かいてのひらの感触に、我に返る。これは夢じゃない。わたしがずっと恋いこがれていた人――伝説のエージェント、ジャレッドが助けに来てくれたのだ!ほっとしたのも束の間、ふいに彼が身をこわばらせた。まさか、気づかれたの?こんなに早く?このおぞましい秘密を知られたら、生きてはいけない……。彼女は覚悟を決め、ジャレッドと目を合わせた。
  • 伯爵の愛人契約
    3.0
    蔑まれ、屈辱を味わわされても、彼から離れられない。もう二度と。 親に虐げられて育った孤独なニコラにとって、イタリア伯爵の息子ジャンカルロと恋に落ちた2カ月は、愛と情熱に包まれたもっとも幸せな日々だった。なのに……金を無心する親に脅迫され、その幸せを自ら壊してしまった。ジャンカルロは怒り傷つき、彼女を裏切り者と責め立てた。10年後、ジャンカルロの母親の個人秘書として雇われた彼女は、かつて愛した人に再び罵倒される。「金目当ての欲得ずく」と。それだけでは気がすまない彼は、母親ともども、彼女をトスカーナの地所に連れていくと、屋敷に軟禁した。そして24時間、彼の慰みものになることを強いて……。 ■しっとりとした大人の官能ロマンスに定評のあるC・クルーズ。サディスティックなまでに嬲られるヒロインの甘く切ない苦悩を描ききっています。かつて自分を裏切った女性に責め苦を与えるつもりが、逆に欲望をかき立てられてしまうヒーローにもご注目。
  • 残酷な祝福
    -
    子どもを持てない体で、初恋の人の妻になる。 サミラはジャジール国の代表として、パリのパーティ会場にいた。豪華なドレスに身を包んでも、心は孤独とむなしさに苛まれていた。恋人の裏切り、流産。そして、もう二度と妊娠できないという宣告。子ども好きなサミラにとって、あまりにも残酷な現実だった。ふと子どもの声が聞こえて顔を上げると、見覚えのある男性が、胸をきゅんとさせるような笑顔で双子の赤ん坊を抱いている。あれはタリク! 兄の親友で、少女のころ想いを寄せていた人。いまや隣国のスルタンだが、妻を亡くしたばかりと聞いている……。思わず彼に歩み寄ったサミラの口をついて、衝撃の申し出がこぼれた。「タリク……わたし、あなたの子どもたちの世話をしたい」 ■『スルタンと愛称のハーレム』に登場したアシムの妹、サミラのロマンスをお届けします。王家の面目を保つため、形式上は夫婦となった二人。寝室も別々でしたが、次第に互いへの想いは募り、ついに結ばれます。そしてサミラに、ある奇跡が……!
  • ギリシア富豪は仮面の花婿
    4.0
    田舎暮らしのウエイトレスが一度のキスで大富豪の妻になるなんて! 高級リゾートホテルでウエイトレスとして働くエリーはある夜、客のアレックの話し相手を務めるうち、はずみでキスをしてしまった。運悪く、それをたまたまゴシップ紙の記者が木陰から見ていた。アレックは有名な大富豪で、その一件はさっそく新聞に取りあげられる。罠にはめられたと思いこんだ彼はエリーを首にさせただけでは足りず、怒りのはけ口を求めるように家に押しかけ、彼女をベッドへ連れていく。エリーは拒めなかった。酷薄だけれど魅惑的な彼に惹かれていたからだ。だが、その代償は高すぎた。妊娠したのだ。彼女はけなげにも決意した。この子を片親にしないためなら、私はどんな目にあってもいい。エリーはアレックに会いに行き、懇願した。「私と結婚してほしいの」 ■ギリシアの大富豪アレックとのキスから、平凡なウエイトレス、エリーの人生は一変してしまいます。目指していたキャリアをあきらめる代償として与えられたのは、大富豪の妻という地位。果たしてエリーは幸せになれるのでしょうか?
  • 大富豪と愛を語る花
    4.0
    わたしが窮地から救われるか否か、すべては傲慢な大富豪の一存で……。 香水会社のCEOだった亡き祖父の遺志を叶えるため、ジャスミンは南フランス最大手の銀行を訪れることにした。祖父が亡くなってから傾きつづけている経営を立て直すには、長年取り引きのあるその銀行の援助がどうしても必要なのだ。頭取のリュック・シャリエールとは面識がないけれど、この交渉を成功させなければ、あとがない。緊張感に包まれながら案内されたオフィスに足を踏み入れると、そこにいたのは、2カ月前に旅先で声をかけてきた不埒な男だった!あのときは警戒心が働き、失礼な態度でつっぱねてしまった。いま目の前に傲然と立つ彼の瞳は、明らかに謝罪を要求していて……。 ■1982年の創刊より心温まる優しいロマンスをお届けしてきたHQイマージュが、おかげさまで2400号を迎えました。記念号を飾るのは、大きな愛で読む者の心を潤す大御所作家R・ウインターズ。ちょっぴり感傷的な筆致で描かれる、繊細で抒情的な珠玉作です。
  • 駆け引きは億万長者と
    3.0
    彼にとって、すべては単なるゲーム。 厳格な家庭で育った会計士のコンスタンスは、ある日、財務調査のため訪れたカジノ王のオフィスでハンサムな魅惑のCEO、ジョン・フェアウェザーと出会う。黒い瞳をきらめかせて彼に微笑みかけられた瞬間、男性に免疫のないコンスタンスはどぎまぎするあまり、顔を赤らめた。こんなすてきな人が、冴えない私に魅力を振りまくのはなぜ?はじめは警戒した彼女だったが、ジョンの誠実な態度に心を許し、いつしか身も心も奪われていった。ところが、調査が終わりに近づいたとき、コンスタンスは不正会計の証拠を見つけてしまい……?! ■奥手なコンスタンスが出会った初めての恋。けれど、夢の日々の終わりには、残酷な現実が待ち受けていました。セクシーなだけでなく、優しく誠実だったはずのジョン――彼の真実の姿とは?
  • シークに手折られた薔薇
    -
    純潔を捧げ、子を宿した相手。彼は政略結婚を控えたシークだった。 略奪された乙女が君主と燃えるような恋に落ちた――そんな伝説が残る国、ザヒールの領事館でのパーティに出席したサラは、そこで中世の戦士を思わせる風貌の男性、ゲイブと出会う。漆黒の髪、シャープな鼻、頬を横切る傷痕。運命的に惹かれあう力を感じ、サラはその夜、彼に純潔を捧げる。翌朝目覚めたときゲイブの姿はなく、薔薇の花束だけが届けられた。これが別れの挨拶なのね。しかし妊娠がわかると、彼は突然訪ねてきた。「僕はザヒール国の次期シークだ。きみと結婚したいと思っている」彼も私を愛しているの? だが、続いて知った事実にサラは愕然とした。ゲイブには富豪の娘と政略結婚するさだめがあるというのだ! ■大好評を博した5部作〈ギリシアの恋人〉のフィオナ・ブランドが贈る最新作です。サラはゲイブを愛し、信じたいと思うのですが、メディアで騒がれる彼の婚約者と元妻の影に不安を抱き……。“次期シーク”の重荷を背負う彼の愛は、はたして誰のもの?
  • スプーン一杯のロマンス【MIRA文庫版】
    -
    シアトルの街に君臨する富裕一族の、愛憎うずまく物語――!世界を虜にするS・マレリーの傑作シリーズ、ついに文庫化。 ある日、腕ききシェフのペニーのもとに、3年前に別れた夫キャルから突然連絡がきた。彼はシアトルの外食業界を牛耳る富豪一族ブキャナン家の長男で、一族が有する老舗レストランを再生させるために、ペニーに力を貸してほしいという。顔を合わせるのは離婚して以来初めてだが、キャルは昔とまったく変わらず、ハンサムで堂々として憎めない。いまなお別れたときの心の傷はうずくものの、ペニーは“シアトル一のレストランを開く”という自身の夢のためでもあると了承した。ただし、キャルにはまだ言えないある事情を抱えたまま。 ■北米で飛ぶ鳥落とす勢いの人気ぶりを見せるスーザン・マレリー。編集部にもファンの多い彼女ですが、その代表シリーズのひとつブキャナン一族の物語がついに文庫化です! シアトルの街を牛耳るブキャナン富豪一族ですが、本作はその長男キャルと元妻ペニーの愛の再生を描いた、大人ロマンス。たっぷりの愛と癒しとユーモア、それに切なさも加わった極上ロマンスを、どうぞご堪能ください。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツスペシャルから既に配信されている作品のMIRA文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 甘やかな陥落
    4.0
    彼にすてきな花嫁候補を紹介するのが、わたしの役目――ベストセラー作家が華麗に紡ぐ、ヴィクトリア朝ロマンス。 世にいう嫁き遅れのヘンリエッタは、社交界での長い経験を活かして、若い令嬢たちが放蕩者に騙されないように助言をしている。あるとき彼女は、色男として名高い貴族のジェームズが妙に慌ただしく友人に結婚を迫っていることに気づく。ヘンリエッタの忠告により、友人は求婚を断り、事は丸く収まった。ところが、怒り狂ったジェームズは彼女の前に現れ、お節介を罵った! 彼は女性を騙すつもりなどなく、領地と使用人を守るために4週間以内に結婚しなければならないのだ。責任を感じた彼女は、花嫁探しを手伝うことになり……。 ■お待たせしました! 愛され度ナンバー1のヒストリカル作家ステファニー・ローレンス、待望の初邦訳作品が登場します。しかも、本作はローレンスの代表作といえる〈シンスター・シリーズ〉の関連シリーズ、〈The Cynster Sisters Duo(シンスター姉妹2部作)〉の1作。ヒロインのヘンリエッタは29歳。社交界での経験と幅広い人脈をいかして、放蕩者たちの本心を見破り、若い令嬢たちに結婚の助言を与えるため、“縁壊し屋”と呼ばれています。そんな彼女がひょんなことから兄の親友ジェームズの花嫁探しを手伝うことに。さて、“縁壊し屋”の縁結びはどうなるのでしょうか。ファンにはおなじみのシンスター家の面々も八面六臂の活躍。懐かしい再会に歓喜します!
  • 悲しい秘密
    4.0
    コードが爆弾の処理中に負傷して失明した!旅先で愛する人の悲報を告げられ、マギーは茫然とした。いまわしい過去の秘密を知られたくなくて、彼の前から姿を消そうと決意していたのに……。心配のあまり、急遽マギーは帰国してコードのもとに駆けつけたが、待っていたのは彼の侮蔑に満ちた言葉だった。
  • イタリアン・クリスマス
    -
    タニアは失業中のナニー。面接が不採用になった夜、暴走族にあやうく轢かれそうになった。そのとき助けてくれたのが、赤いフェラーリに乗った、みるからに皮肉屋の美貌の男。しかも無礼にも唇を奪い、翌日、何百本も高価な赤いばらを贈ってよこしたのだ。“一夜を楽しませてくれたお礼に”という失敬な手紙とともに。怒りさめやらぬまま、タニアが次の面接を受けに行くと、なんとそこにいたのは、例のいけすかない男だった。
  • 愛を捨てないで
    -
    この子ともう二度と会えないかもしれない。養育権をめぐる裁判に破れ、クレアは打ちひしがれていた。亡き妹の代わりに育ててきた2歳の甥を、大牧場主ローガン・ピアスに引き渡さなければならないからだ。せめて子供が慣れるまで同居させてほしいと懇願するクレアに、男は黒い瞳を鋭く光らせて言った。僕の妻になれば、君はあの子とずっと一緒にいられる、と。その日から始まる、子供のためだけの愛のない結婚生活。けれど、夜毎の密着したぬくもりにクレアの胸は騒ぎ始め……。
  • 別れの代償
    3.3
    貧村で息子と暮らす日々に、アビーは満足していたはずだった。だが偶然村を訪れた、大富豪の元夫ニックとの再会が、彼女の運命を狂わせる――。ギリシア人の夫との結婚は最初はおとぎ話のようだったが、彼が外で遊ぶようになり、やがてベッドも冷たくなった。しかも妊娠がわかると罵倒され、追い出されたのだ……。あれから4年、いまになって現れたニックに再婚を迫られて、断れば村への融資を延期すると脅されてしまう。
  • 許せないプロポーズ【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    わたしが妊娠……?ターシャは、医師の診断に愕然とした。子どもの父親は同棲中の恋人ジャレッド、ブリスベーンきっての法廷弁護士だ。彼はどう思うかしら?いままで一度だって結婚を口にしたことなどない。ためらいながら妊娠を告げると、彼は冷ややかに「そんなことをしてくれとぼくが頼んだか」と口火を切った。そのあと、静かに「結婚しよう」と求婚されて、ターシャはひどく傷ついて声もでなかった。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 幸せのジングルベル【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    クリスマスを1カ月後に控えた、ある寒い日のこと。ウェンディは幼いハリーを連れ、冷たい雨の中を会社に急いでいた。社長のカレン・バーリントン直々に呼び出されたのだ。ハリーはウェンディが引き取った、亡くなった隣人の息子だったが、ふたりで初めて祝うクリスマスの準備を始めたところを邪魔され、ウェンディは社長の身勝手な要求に怒り心頭だった。ところが社屋に着いたとたん、彼女は濡れた床に足元を滑らせ、しびれを切らして待っていた社長の胸に倒れ込んでしまう。非情なプレイボーイと噂される彼のたくましい腕の中で、ウェンディは久しく感じたことのない甘い衝撃に心を乱されていた。 ■ハーレクイン・イマージュで人気急上昇中、スーザン・メイアーのクリスマス・ロマンスをお贈りします。子ども好きな純粋ヒロインと、そんな彼女に癒やされる冷酷ビジネスマンヒーローの物語は、クリスマス時期に読めば格別。ピュアなロマンスを求める方に。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 忘れられた花嫁【ハーレクイン・セレクト版】
    2.3
    キャシーの勤める会社が、さる大富豪に買収されることになった。だが新オーナーを見たとき、彼女は危うく気を失いそうになる。サンドロ! 6年前、情熱的な一夜をともにし、結婚も誓ったのに、そのまま私の前から姿を消した人……。ひどい仕打ちを受けた彼女は、その後妊娠に気づいて愕然としたが、誰にも頼らず双子を出産し、ひとりで懸命に育ててきた。呆然とする彼女の前に立ったサンドロは、衝撃的な言葉を口にした。「僕たちは以前、どこかで会ったことがあるかな?」なんてこと。サンドロは私を冷たく捨て去っただけでなく、プロポーズしたことすら覚えていないなんて。 ■“ハーレクイン・ロマンスの看板作家”ミシェル・リードの作品をお贈りします。愛した人の記憶から消し去られ、たったひとりで双子を産み育ててきたなんて、幸せなハッピーエンドを期待せずにはいられません。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • いつか涙の果てに
    4.0
    故郷を離れて街で孤独に暮らすクリスティのもとに、ある日、差し出し人不明の薔薇の花と手紙が届いた。まったく心当たりがなく、気味の悪さすら覚える。その後も、見えない相手の行動はしだいにエスカレートしていき、眠れぬ夜が続いた。たまらず警察に通報するが、駆けつけた刑事を見て思わず息をのんだ。そこには、彼女が初めて恋に落ちて破れたスコットの精悍な姿があった……。運命的な再会劇から始まる『危険な薔薇』と、悪の魔手から逃れようともがくふたりの絆を描いた『溺れた人魚』、ロマンティック・サスペンス2編を収録! *本書に収録されている「危険な薔薇」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 花束をきみに
    -
    ジャックはロンドンから車を走らせ田舎町までやってきた。売りに出ている邸宅を見るためだ。ようやく姿が見えてくると笑みが浮かんだ。期待したとおりだ。レコーディング・スタジオを作り、野外コンサートを開く――そんな夢を叶えるには完璧の場所になるだろう。車から降り立ち、家の持ち主アリシアの飾り気のない様子に驚く。いつも見慣れている女性たちとなんという違いだ。運命的な誘引力を感じるが、アリシアからは敵視されているようだ。アリシアの心を開くにはまずは信頼を勝ちとらなければならない。そう、そのためにはたっぷり一緒に過ごす必要がある。
  • ママがほしいの
    -
    感謝祭の4日間、恋人のふりをしてほしい――気前のよい報酬を聞き、苦学生のメリーは飛びついた。依頼主のピーターは、メリーが働くレストランの常連客で、見るからに颯爽としたエリート。縁結びをしたがる母親にうんざりし、撃退したいらしい。物腰がやわらかく飾らない彼に、メリーは親しみを覚える。でも彼は別世界の住人……心を開かないようにしなければ。そんな決意をよそに、メリーは彼の家族に温かく迎えられる。その中には目を輝かせた彼の小さな息子も含まれていた。
  • 秘書に哀れみのキスを
    -
    まさにこのボスは独裁者だわ。私の心まで支配してしまうなんて。 10代で両親を失って以来、懸命に働いてきた秘書のテッサは、妹の学費を賄うため、より待遇のいい会社への転職を決めた。ところが出社するなり、テッサは衝撃を受ける。社長のカーティスは仕事はもちろん、コーヒーの味にも文句をつけ、あげくは自分の娘の面倒まで秘書に見させる独裁者だった。さらに気がかりなのは、彼がこれまで採用してきた歴代の秘書は全員、地味で平凡なテッサとは正反対のセクシーな美女ばかり。ほんとうに私にこの人の秘書が務まるのかしら?ある日、うっかりして足をくじいてしまったテッサは、思いがけずカーティスに世話を焼かれて、ときめきを覚えるが……。 ■キャシー・ウィリアムズが得意とする、地味で堅物なヒロインのシンデレラ・ロマンスです。「秘書は見た目がよくて頭が空っぽであればいい」と言い放つヒーローの変貌ぶりにご注目ください。
  • シンデレラの婚前契約
    -
    命の恩人からの求婚。それは、1年かぎりの契約花嫁。 親友の結婚式に出席したダニーは暴漢に襲われそうになり、すんでのところを富豪ティアゴに救われた。プレイボーイと噂される彼のたくましい一面を垣間見て、ダニーはティアゴに急速に惹かれ始め、その後すぐに求婚されたときには喜びで舞い上がった。だが、彼の話を聞くにつれ、ダニーの心は凍りつく。祖父の遺言で、1週間以内に結婚しなければ、莫大な遺産を相続できなくなる。花嫁には君が最適なんだ、と。紙切れ1枚の便宜結婚──そこに愛はひとかけらもないの?彼は続けた。「“妻”にはもちろん、ベッドをともにしてもらう」 ■ダニーは身持ちの悪い実母から金の無心をされる毎日に疲れていました。そんなとき、思いがけず富豪ティアゴに破格の結婚契約をもちかけられて……。
  • 想いは薔薇に秘めて
    -
    恋人契約が終われば、もう二度と彼に会うこともない……。 記者から突きつけられた写真を見て、オリビアは愕然とした。そこには、彼女と目も覚めるようなハンサムな男性が濃密に寄り添う姿がしっかりと写りこんでいた。ベン・チャッツフィールド──彼とオリビアの家族は敵同士だった。仕事でベルリンを訪れた彼女は〈チャッツフィールド〉に泊まり、体調を崩したときに偶然、支配人のベンに介抱されたのは事実。でもまさか、それがこんな形で盗み撮りされていたなんて。もしこれが掲載されたら、互いの仕事にも家族へも影響が出てしまう。悩んだ末に、オリビアはベンに苦しい懇願をする。「お願い、状況が落ち着くまで私の恋人のふりをしてほしいの」 ■ホテル事業をめぐり、一族が敵対関係にあるベンとオリビア。1枚の写真がきっかけで、ふたりの運命は予想だにしない方向へ導かれていきます。
  • 無垢な天使の祈り
    4.0
    憧れのプリンスが教えてくれたのは、恋の落ち方。そして……失恋の痛み。 子供のころから病弱だったため恋を知らずに育ったルーシーは、23歳にしてキスさえろくに知らない。ようやく病を克服した今、人並みに恋をしてみたいと心から願っている。それにはまず、手ほどきをしてくれる経験豊富な男性を見つけなくては。思いついたのは兄の友人のプリンス・ダミアン――高貴な身分ながら悪名高いプレイボーイの彼なら、きっと恋の練習台になってくれるはず。ルーシーは期待を胸に、感謝祭でにぎわう彼の国へ飛ぶが、あいにく彼女の頼みを聞いたダミアンは困惑を隠さなかった。だが、しぶしぶ承諾したまねごとのデートの最後に軽くキスをしたとき、彼の瞳に一瞬、情熱の炎が燃えあがったように見え……。 ■名門ブラボー家の恋物語を描いたミニシリーズ〈都合のいい結婚〉の最新関連作第3弾は、名うてのプレイボーイ・プリンスが主人公。純真無垢な平民のヒロインを相手に、軽く願いを叶えてやるつもりが……。放蕩プリンスが“本気”を見せる瞬間をお見逃しなく!
  • ボスはクリスマス嫌い
    -
    この胸のときめきは、美しい街のせい?それともクリスマスの魔法? 田舎育ちのアディは世界中を旅する夢をかなえたくて、亡き両親から受け継いだ土地を売りに出すことにした。高額で買いたいと言ってきたのは、億万長者の実業家フリン。ただしあと2年は彼女が住み続け、管理するという条件付きで。がっかりするアディに、フリンはこう切り出した。そんなに外国に行きたいなら、彼の臨時の秘書として3週間のヨーロッパ出張に同行すればいい、と!横暴な申し出だが、憧れの地で過ごすクリスマスを思うと断れず、アディの初めての海外旅行は予想外のかたちで実現した。冷たいけれど魅力的で、なぜかこの季節を嫌う彼と二人きり……。 ■ミシェル・ダグラス得意の、ボスと秘書のロマンティックな物語です。最も美しい季節のヨーロッパに、そして完璧すぎるボスに、ピュアなアディが恋してしまうのは時間の問題でしたが……。
  • 海運王への実らぬ想い
    3.0
    彼に家族を与えることができないわたしが、幸せを夢見てはいけない。 不運にも病気のせいで、ジアは子供の産めない体になった。わたしは、自分の子供をこの腕に抱くことはないのね……。でも、せめてこんなつらい思いをする人の役に立つ仕事に就きたい。そう願ったジアは医学の道を志し、いまはニューヨークの病院で研修を受けている。そしてクリスマス休暇で訪れた島で、一代で海運王となったマイケル・ブレナンと出会った。最高に魅力的な男性から熱烈に求められ、恋愛に縁のない生活を送ってきたジアは甘美な夜をともにしてしまう。彼が一刻も早く自分の子供を欲しがっていることなど知らず――。 ■好評を博したD-1674『大公殿下と忘却の恋人』で、カルレンブルク大公となったドミニクの妹ジアの物語です。身も心も奪われた男性に事実を打ち明けられず苦悩し、愛の終焉を覚悟するジア。二人の未来に奇跡は訪れるのでしょうか?
  • 花嫁は絶体絶命【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    -
    監獄に入るか? 死刑囚の花嫁になるか?選択は、二つに一つ。 キャサリンの弟は無類の博打好きだった。借金に借金を重ね、屋敷を無断で売り払い、とうとう姉の名前で金を借りてしまった。2週間以内に5000ポンドを返せなければ、私は投獄される!途方に暮れるキャサリンは、弁護士から思いもよらぬ助言を受けた。“死刑囚と結婚すれば借金は帳消しになる”その法律を逆手にとって、死刑囚と形だけの結婚をすればいいという。年老いた貴族の愛人になるくらいなら、そのほうがましかもしれない……。キャサリンは同意し、監獄で髭ぼうぼうのむさ苦しい男と対面した。ブラック・ジャック・スタンドン。追いはぎの首領だ。けれど、手枷を外された男が髭を剃って身なりを整えると、そこには優雅な物腰の目をみはるような美男子が現れた。 ■「放蕩者に会いたいと、ずっと思っていたの」――花婿はなんと囚人! 夢見るキャサリンが監獄で出会った、美貌の男性の正体とは? はらはらドキドキの展開から目が離せません! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 不遜な公爵の降伏
    3.0
    つらかった白い結婚が終わりを告げ、今また降りかかる、いわれなき責め。 社交界の貴婦人は誰もが、伯爵未亡人マライアを見て眉をひそめる。彼女は5年前に親ほども年上だった夫が亡くなってからというもの、妖艶な美貌を武器にあまたの愛人を作っているともっぱらの噂だった。そんな醜聞を信じた男が一人、マライアのもとを訪れた。ウォルフィンガム公爵ダリアンは端整な顔に蔑みの色を浮かべ、弟をたぶらかすのはやめろと一方的に彼女を咎めた。事実無根だわ! 本当の私は男性に愛されたことさえないのに……。だが、そうとは知らないダリアンの傲慢な責め口調に耐えきれなくなり、マライアは思わず彼の肩に手をやり、押しのけてしまう。すると、どうしたことかダリアンは息をのみ、その場で気を失った――。 ■蜜に群がる蜂のような花嫁候補たちをかわし、気の合う公爵仲間との絆を重んじる男たちを描く〈孤高の公爵シリーズ〉。第3弾となる本作は、互いに秘密を抱えたヒーローとヒロインの物語です。円熟の境に入ったC・モーティマーの、息もつかせぬ展開をご堪能あれ。
  • 隣人は切ない嘘をつく
    3.8
    ペッパーが全身に熱い視線を感じてふと顔を上げると、窓辺に彼がいた。2週間前に越してきた隣人ローガン──罪深いほど魅力的な彼が、なぜ地味な私に興味をもったの? ペッパーはある事情から姿も名前も変え、この古びたアパートメントで息を潜めて暮らしてきた。だがローガンと他愛もない会話を交わし、ささやかな食卓を囲むようなってから、もっと多くを望むようになってしまった。身も心も……彼とつながりたい。ローガンの誘惑にまさに陥落しようとしていたペッパーは、まだ知らなかった。彼もまた正体を隠していることを。
  • メリー・ベビー・クリスマス
    -
    『再会のクリスマスから』―ロウィーナは夫の会社のクリスマスパーティで社長を目にした瞬間、凍りついた。キアがなぜここに? 彼はロウィーナの兄の親友で、11年前、彼女の前から突然去った元恋人だった。夫の重大な裏切りでロウィーナがぼろぼろになっていると知ると、彼は親身に相談に乗り、励ましてくれた。でも信じてはだめ。ロウィーナは揺れる心を戒めた。 『届かなかったプロポーズ』―大富豪ロッコと庭師のアンバーは身分違いの恋人同士だった。だが、アンバーがふたりの関係をゴシップ紙に売ったと誤解したロッコは、冷酷にも彼女を捨て去った──彼の子を身ごもっていると知らずに。1年半後、再会したロッコに誘惑され、アンバーは熱い夜を過ごすが、すぐに深く後悔する。彼から愛人になるよう命令されたのだ! 『イブの口づけ』―アニーは経営学を学ぶ23歳の大学院生。母が務める会社の社長の息子に憧れ、いつかは彼とカップルになることを夢見ていた。ところがイブのパーティの夜、彼女はヤドリギの下で副社長のミッチにいきなりキスをされ、これまで感じたことのない興奮を覚えて愕然とする。なんて無礼な人! でもなぜか彼の顔が頭から離れず……。 *本書に収録されている「再会のクリスマスから」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

最近チェックした作品からのおすすめ

無料で読めるハーレクイン・ロマンス小説

一覧 >>

ハーレクイン・ロマンス小説ランキング

一覧 >>