歴史・時代作品一覧

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  • 黄金郷伝説〈人の巻〉慶長太平記
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    名古屋三四郎を預けるために頼った会津では留まることができず、友右衛門と野笛の一行三人は越後へと向かった。 山間の集落、阿田村で友右衛門と野笛は正式な夫婦となりしばしとどまった後、城下へ。まさに徳川秀忠の弟、家康の六男、松平忠輝が入封したばかりで新興の国の勢いがあった。 三四郎は家中の重臣の家に預けられている、忠輝との対面も果たす。三人はしばらく落ち着いた生活を送ることができるが、真田昌幸の訃報が届き、世情はまた緊張感を増していく。 果たして三四郎、友右衛門、野笛らはどこへ向かうのか……。 壮大な歴史物語の完結編!
  • さばけ医龍安江戸日記
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    富める者も貧しき者も、わけへだてなく治療するお助け医者--菊島龍安(きくしまりょうあん)を人は「さばけ医」と呼ぶ。今日も母を喪った幼子のために身銭を切って治療する龍安だが、その名を騙る医者が現れた。しかも偽医者は治療と称して病に苦しむ人々を毒殺していったのだ! 偽医者の正体と目的は? 人の命をもてあそぶ者がいた時、癒やしの手は裁きの剣となる!
  • 赤い風
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    前代未聞の開拓事業「三富新田」を描く長編歴史小説 荒涼とした原野を二年で畑地にせよ――。川越藩主柳沢吉保は無謀な開拓を命じる。軋轢を抱える武士と農民の共同事業は成功するのか。 武蔵野原野は赤土で水源に乏しく、田畑は拓けない。 秣場(まぐさば)に利用する村々の争いを止めるため、川越藩主柳沢吉保は荒野の開墾を命じる。 だが、家老の嫡男・啓太郎は、侍を憎む百姓の正蔵と衝突、互いに反目して計画は進まない。 二年の期限が迫るなか、下役人が不審な死を遂げて……。 大地に生きる人々の歴史長編。 解説・福留真紀 ※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 室町お伽草紙 青春!信長・謙信・信玄 卍ともえ 山田風太郎傑作選 室町篇
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    足利将軍家の姫・香具耶を手中にした者に南蛮銃三百挺を与えよう。飯綱使いの妖女・玉藻の企みに応じるは信長、謙信、信玄、松永弾正。日吉丸、光秀、山本勘介らも絡み、痛快活劇の幕が開く!
  • 大制覇 重空母武蔵世界の海を征く(1)
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    昭和十七年八月。海軍の活躍に焦った帝国陸軍は、満州でソ連軍基地を攻撃、戦闘状態に入った。ソ連がドイツ軍との戦闘に主力部隊を総て投入している隙に、極東、シベリアへ進攻しようという陸軍の独断専行だった。しかし頼みのドイツ軍が、電光石火の変わり身でソ連軍と休戦、不可侵条約を結んでしまった。苦境に陥ったのは帝国陸軍だけではなかった。ソ連という楯が無くなった英国もまた絶体絶命の状況に陥ってしまったのだ。チャーチルからの救援要請を受けて山本五十六は、重空母「武蔵」擁する連合機動艦隊の出撃を命じた! 『太平洋の覇者 連合機動艦隊大戦記』(全3巻)の続編ストーリー。 ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 明智光秀の逆襲
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    秘められたその生きざまに迫る 「信長の遺骸はまだか。必ず信長の遺骸を見つけ出せ。見つけ出した者には黄金百枚を取らせるぞ」 1582年、本能寺の変。 信長を討った光秀は、謀反人として追われる身となる。 その後、光秀が辿った運命とは――。 いまここに歴史の真実が暴かれる。

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  • 藤原秀郷 小説・平将門を討った最初の武士
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    平将門を倒した知られざる武将の物語。 藤原秀郷は、平将門の乱を鎮圧し、東北支配にあたる鎮守府将軍に任命され、のちに源頼朝をはじめとする鎌倉武士から「武芸の開祖」として仰がれた下野(現栃木県)の武将です。俵藤太(たわらのとうた)の名で、大ムカデを退治したという伝説でも知られています。本書は、その藤太時代の少年期から将門を討つまでの死闘を綴った大河ドラマです。
  • 彷徨える黄金〈地の巻〉慶長太平記
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    堺の豪商、今井宗薫からの依頼で鈴波友右衛門は出雲のお国の子、三四郎を守って会津を目指した。 安房の国を経て北へ向かう旅には、真田幸村の娘、野笛との3人旅だが、行く先々で真田の手のものに守られていた。 頼る会津・蒲生家は内紛が激しく一行はやむなく越後へと峠をこえることになる。そこにあったのは松平忠輝と大久保石見守の影響と、真田の勇士たちの姿だった。 戦乱の世に翻弄される三四郎、友右衛門、野笛の運命は……。
  • お助け裏同心 重蔵組
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    だれが呼び始めたか、「重蔵組」──。芝居小屋・河原崎座の奈落の底に仲間を招集したのは、腕利きの元北町奉行所同心・五十坂重蔵であった。若い頃は定町廻りとして悪党どもを引っ捕らえ、例繰方に転属後は、頭の切れを活かして数多の未解決事件を処理している。そんな重蔵も、惣領の官兵衛を跡番代として隠居していたが、その人柄と功績を見込んで、事件の相談や陳情に訪れる人々が後を絶たなかった。そこで重蔵は、人の苦しみ、悲しみを分かち、心を癒すため、いわば私設の奉行所を結成。信頼たる面々──元密偵の富五郎、髪結いのお紺、蘭方医の新船隼人とともに、一度は解決した事件に挑むのだった。一厘の疑念を晴らすべく、今日も鋭い洞察力でその全貌を明らかにする!
  • 花も刀も
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    時代小説の名手、山本周五郎が描いた時代小説。人間は条件に左右されてはならない。出世と成功を夢みて剣の修行をする日々。しかしあと一歩というところでいつも挫折してしまう。若き日の平手深喜(造酒)の半生。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 黄金の血脈〈天の巻〉慶長太平記
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    越前の漁師の倅、友吉は関ケ原合戦に雑兵として参加した。なぜか、太閤の黄金を南蛮船に運ぶ作業に加わり、そこから真田幸村の家臣、霧隠や猿飛の知己を得る。名を鈴波友右衛門と勝手に名乗り始める。 大坂の浪人宿でくすぶる友右衛門に、霧隠は出雲阿国の子、三四郎を会津まで届けるよう依頼する。今井宗久の力を借り海路、房総へと向かった。そこで待っていたのはまた真田の家臣たち。そしてそこには激しい黄金の謎の匂いがした。 黄金を巡る伝奇小説の傑作長編、第1巻!
  • 新説 東洲斎写楽 浮世絵師の遊戯(ゲーム)
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    江戸時代後期に突如現れ、わずか10ヶ月の活動期間に数々の名作を残し、忽然と姿を消した浮世絵師、東洲斎写楽。その正体を巡り、4つの歴史談義が繰り広げられる。異説珍説数多ある中で、写楽が謎の絵師とされてしまったその理由とは…? 緻密な検証とユーモアたっぷりの発想で贈る、歴史謎解きエンターテインメント。単行本未収録の新エピソードを含め、大幅に改稿。
  • 秀吉私記
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    天下人、秀吉の魅力に迫る! 巧みな人心掌握術、強運のつかみ方、勝つ男の器量を問う必携の書。日本一の出世男とは!? ――乱世の三大英雄こと、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。なかでも、尾張・中村の足軽の家に生まれた秀吉は、信長に仕え、その遺志をついで天下を統一、栄耀栄華を極めた、日本一の出世男でもあった。その器量、人心掌握術、強運のつかみ方を、戦国武将を描いて随一の筆者がつづる。魅力あふれる秀吉を語り尽くした歴史人物論。
  • 原爆で死んだ米兵秘史
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    その時、オバマ大統領は優しく著者を抱きしめた! 米国民も知らなかった被爆米兵捕虜12人の運命――被爆者でもある著者が初めて明らかにした真実。広島を訪れたオバマ大統領が敬意を表した執念の調査研究! 2016年5月27日、現職の米大統領として初めて広島を訪れたオバマ氏は、平和記念公園での献花とスピーチに被爆者代表とともに特に著者を招いた。そして、歴史的スピーチを終えると自ら歩み寄り、言葉をかけ、涙ぐむ著者をしっかりと抱きしめた。サラリーマン生活の傍ら長年にわたって広島で被爆死した米兵捕虜の調査研究を続け、彼らの遺族を探し出し、慰霊活動を続けてきた著者の地道な活動が報いられた瞬間であった。本書は、自らも被爆者である一研究者が、日米関係者への聞き取り調査をもとに初めて明らかにする被爆死した米兵捕虜12人の真実の記録である。
  • 走れ、若き五右衛門
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    遠江に生まれた虎太は母親・右(ゆう)に女手一つで育てられていた。『論語』や『孟子』、算術や刀槍の使い方まで教え込む厳しい母だった。ところが15歳のときに転機が訪れる。家の近所で戦ごっこをしていたところを人攫いに遭ってしまうのだ。同じ境涯の少年たちと西へ向かって連行されていく虎太。人攫いの男たちは京阪から来た盗賊のようだ。天竜川や木曽川の難所を越えて盗賊の本拠にたどり着くと、人買いに売られるのではなく命を懸けた訓練が始まった。どうやら盗賊に育て上げられるらしい。虎太は母・右に鍛えられた勉学や身体能力によってめきめきと頭角を現していった……。
  • 漂流、諸国廻り 幻の船を追え
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    各地で起こる異変や悪事に対応するため、将軍家斉に諸国悪党取締出役を任ぜられた飛川角之進。 じつは彼は将軍の御落胤。 「能登の沖に暗雲あり」との託宣が出たと、幕府の影御用を務める宮司の大鳥居大乗から告げられ、若年寄から現地に赴くように命ぜられた。 冬は陸路が厳しく、補佐役の春日野左近と手下の草吉とともに、 協力してくれる大坂の廻船問屋の船に便乗し、北回りで行くことに……。 書下し痛快時代小説、第三弾! 第一章 焼け焦げた地図 第二章 千都丸出航 第三章 蝦夷地廻り 第四章 能登まで 第五章 黒鳥の群れ 第六章 幻の船 第七章 秘法と渦 第八章 闇と御燈明 第九章 渦の向こうへ 第十章 夢の中の都 第十一章 千都丸帰還 終章 うつつの船
  • 六莫迦記 穀潰しの旅がらす
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    葛木家の六ツ子は、“ある事情”で江戸から旅に出された。『東海道中膝栗毛』を気取り意気揚々、苦難の連続を各々の個性で乗り切るも、六人の後をつける魔の手が迫る! いつのまにやら伊勢参りが逃避行になり、さらには謎の追手に追われる美少年二人が眼前に! 六人兄弟が助けた彼らには、幕藩体制をも驚かす不可思議な秘密が……六ツ子たち、命懸けの大冒険。汗と涙、兄弟間の足の引っ張り合いが楽しい、ユーモア時代小説。
  • 想い人 あくじゃれ瓢六捕物帖
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    恋女房のお袖が江戸の大火で行方不明になって八年が経った。 いまだお袖の生存を信じる色男の瓢六の許に、今日もまた厄介事が持ち込まれる。 居候先のお殿様の心中事件に、姿をくらました琉球王家のお姫様捜し、仇討ちの仲裁と忙 しい。 そんな折、お袖に似た女を見たという話がとび込む。どうする瓢六。 元悪党にして稀代の色男瓢六の人生の決断とは! 人気捕り物シリーズ第六弾。 ※この電子書籍は2018年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 遠く永い夢(上巻)−本能寺 信長謀殺の真実−
    完結
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    明智光秀は本当に小栗栖の竹藪で果てたのか? もし生き延びていたのなら……戦国末期の大事件。隠された真実を解き明かす長編歴史小説。 NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で一躍注目の明智光秀。『天上の麒麟 光秀に啼く』で本能寺の変の真犯人像を解き明かす歴史ミステリーを書き上げた茶屋二郎。その原点は本書にあり! 100人を超える登場人物の生きざまをリアルに描き切った渾身の作品。明智光秀は本当に死んだのか? 生き延びて、天下分け目の関ヶ原を戦い抜いた影の男だとの真相はいかに。 【目次】 主な登場人物 起の巻 侍 庵 / 阿弥陀ケ峰 / 奔 流/ 佐和山 無 道 / 江戸へ / 決 意 / 東 進 /上 坂 人 質 /覚 悟 / 火 災 承の巻 米 俵 / 上月城 / 鬼ケ嶽城 / 摂津の国 バテレン / 対 決 / 海 戦 / 春の恋 逃 亡 / 長 浜 / 狂 気 / 嫉 妬 馬ぞろえ / 中国攻め / 鳥取城 御幸の間 / 年賀の会 / 武田自刃 高松攻め / 焦 燥 / 上 洛 / 謀 反 思 案 / 本能寺前夜 / 連歌興行 本 心 / 人生五十年 【著者】 茶屋二郎 本名は山科誠。1945(昭和20)年、石川県金沢市生まれ。慶応大学卒業、小学館入社。その後バンダイに転じ、35歳で社長に就任する。日本玩具協会会長、デジタルメディア協会理事長、日本商品化権協会会長などを歴任。現在日本おもちゃ図書館財団代表理事。平成29年旭日中綬章を受賞。著書に「遠く永い夢」(日新報道)「青渕の竜」(廣済堂)「1868年終わりの始まり」(講談社)「アメージング グレース」「こげなお人ではなか」(ボイジャー)「天上の麒麟 光秀に啼く」(ボイジャー)などがある。
  • 乱愛剣豪 美女めぐり秘譚
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    六千三百石の大身旗本・藤岡家の剣術指南役、五味源十郎──。年は四十二、樽のように逞しい巨漢で、無骨な凄腕剣豪であった。 そんな源十郎が、同家の腰元を手籠にした咎で出奔することに……。が、これはあくまで世間を欺く絡繰り。 多額な借金を背負い、お取り潰し寸前の藤岡家には、実は一万両という隠し金があるといわれ、その在り処を探索するため、白羽の矢が立った源十郎が浪人となったのだ。 しかしその秘密は、十八娘の背中に“白粉彫り”で記され、女悦の極みで浮かび上がるという。 剣は一流なれど、堅物で閨事には疎い源十郎が、果たして三人の美女に近づくことはできるのか──!? 新たに書下ろし番外篇「裸女の剣法」を収録した傑作が甦る!!
  • ノモンハン事件の真実
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    武力衝突の規模から言えば、事実上の“日ソ戦争”だったノモンハン事件。満州国と外モンゴルの国境紛争から勃発した四ヵ月の戦闘で関東軍は大苦戦を強いられたが、あくまで“事件”として内密に処理され、闇に葬られてしまう――。なぜこの教訓が活かされることなく、二年後の太平洋戦争に日本は突入したのか? 今なお戦史のベールに包まれた“草原の死闘”の真相に迫る!
  • 旋風陣信長 変革者の戦略
    値引きあり
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    決断と行動の人・信長に学べ! 変革の時代をいかに生き抜くか? 大胆にして痛快・津本史観とは? 天下人・信長の行動学――城下を開放し楽市楽座で経済を、鉄砲・鉄甲戦艦により軍事を、叡山・一向宗徒を制圧して人心を掌握……。天下布武を成し遂げた尾張のうつけ者・織田信長も、父を継いだ直後は、周辺諸国の前に家中の敵を倒さなければならなかった。変革期を生き抜くために、何をなすべきか。決断と実行の人、信長に学ぶ、超現代人の行動学。
  • おおとりは空に
    値引きあり
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    大老・井伊直弼の、茶人としての顔! もうひとつの幕末史! ――大老として幕府の威権回復のために挺身し、46歳で刺客の刃に倒れた井伊直弼(いい・なおすけ)は、名著「茶湯一会集(ちゃのゆいちえしゅう)」を残した茶人・宗観(そうかん)でもあった。彼が深い交誼(こうぎ)を結んでいたのは、裏千家11代家元・玄々斎宗室(げんげんさい・そうしつ)。名門・松平家の生まれ。千利休の影を求めて茶道の道をたどりつつ、波乱の世にはばたいた男たちを描く、もうひとつの幕末史。
  • 江戸落語事始 たらふくつるてん
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    口下手の甲斐性なしが「江戸落語の始祖」!? 覚えなき殺人罪で京から江戸に追われた鹿野武左衛門。仇討ちの恐怖に怯える中、馬鹿咄をする才を見いだされ、崖っぷち人生が変わっていく。将軍綱吉による激しい言論弾圧やコレラの騒乱に抗い、命を賭して〝笑い〟を届けた伝説的咄家の知られざる物語。『たらふくつるてん』より改題。
  • お隠れ将軍
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    八歳で死去したとされる第七代将軍徳川家継。しかし、第八代将軍吉宗は家継暗殺のたくらみを知り、ひそかに城外へと逃していた! 継次郎と名を変えた家継は、葵の御紋が刻まれた刀を手に、吉宗の治世を脅かす悪を斬り捨てていく。書き下ろしシリーズ第1弾。
  • 帝都の用心棒 血刀数珠丸
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    刀を持たぬ剣術遣いと刀剣蒐集妖女との邂逅。 藤田五郎翁は刀を手にし、表に飛び出した。斬殺された男ふたりが道端に倒れている。 傍に立ち、血刀を提げた巨漢が唸り声を上げた。転瞬、ふたつの刃が火花を散らす。それも束の間、巨漢が隙を突き、姿を消した。 残された藤田が目にしたのは、亡骸の首元に彫られた蜘蛛の入墨、周囲に転がる数珠玉だった……。「立て続けに妖刀が出没して、人を斬っている」との噂を聞いた、東京帝国大学理学部教授の山川健次郎は、事件の真相を突き止めてほしいと、加能碧一と行成光雄に依頼した。 ふたりは、梁山泊屋敷と呼ばれる〔水城よろづ商会〕に出入りする用心棒コンビなのだ。刀を持たない剣術遣いの碧一と、二振の短刀と棒手裏剣を全身に仕込んでいる光雄は早速、刀剣蒐集家ウィルソンの邸へ赴いた。 ウィルソンが蔵で保管していた四谷正宗こと源清麿が血染めになっていたのだという。刀の装飾には蜘蛛が施されていたらしいが、前の事件を鑑みると、近頃一部の富裕層を取り込みつつある謎の組織〔蜘蛛の会〕を主宰し、人知を超えた力を使うと言われる妖女、多摩峰トワ子が関係しているのか? 剣光疾り、太刀風駆ける、書き下ろし大正ノワール日本刀アクション!
  • 東方今昔奇譚
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    いつもいつまでも、私たちは長い旅の途中にいる 古代・中世・近代・現代の日本、そして上海を舞台に展開される人間ドラマ。 悠久の時の中で繰り広げられる生命の営み。 時代解説とともに語られる、いつかあったかもしれない物語。 生と死の一瞬を描いた珠玉の連作短編集。

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  • ゑにし繫ぐ道 多摩川ハケ下起返物語
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    現在の東京・府中市の一角。 そこはかつてハケ下と呼ばれ、多摩川が氾濫するたび大変な被害に見舞われておりました。 ハケ下大野郷の貧農に生まれた伊助と、浅間山の噴火で故郷を追われ流れ着いた志津。 いつか豪農になることを夢見、開墾に明け暮れる日々。 貧しくとも、家族に囲まれささやかな安穏を掴みかけておりましたが……。 長年に亘り江戸庶民の暮らしを研究してきた著者が、懸命に生きた農民たちの人生模様を鮮明に描き出す意欲作。

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  • お白洲無情
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    八州廻りに歪められた理不尽な晩年。大原幽学、無念の生涯――江戸末期、農民に性学の道を説いた大原幽学。貧しい農村を立ち直らせ、多くの道友が集まる。農民たちは協力して教導所「改心楼」を建てるが、その壮観さゆえに関八州取締出役から目をつけられる。事件を捏造され御白洲をたてられた幽学に、理不尽な晩年の日々が待ち受けていた。<『吾、器に過ぎたるか』改題作品>
  • 西郷どん!【合本版】
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    薩摩の貧しい武家の子に生まれた西郷隆盛は、なぜ維新の英雄としてこれほど慕われるようになったのか。明治維新から150年、激動のただ中に身を置き続けた人生をベストセラー作家が新たな視点で描く、圧巻の歴史小説!
  • 本屋が選ぶ時代小説大賞2011~2020【文春e-Books】
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    2010年代の読むべき作品がわかる! 珠玉の時代小説リスト 前年10月からその年9月までの1年間に刊行された時代小説の中から、 ベテラン書店員がその年一番面白いと思った作品を選ぶ「本屋が選ぶ時代小説大賞」。 毎年「オール讀物」12月号で発表される同賞は、2020年で10回目を迎えました。 第1回から第10回までの大賞作は、平安から昭和まで、主人公も仏師や武将、女性歌人など時代小説の豊かさを表す傑作揃い。 「オール讀物」に掲載の歴代受賞者インタビューをはじめ、各年の読むべき時代小説20〜30作品の紹介が一冊になりました。 第10回(2020年)の選考会の様子、澤田瞳子・朝井まかてによる歴代受賞者対談も特別収録。 2010年代の時代小説の魅力を網羅した完全保存版です。 <歴代大賞作品> 2011 第1回『黒南風の海 加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』伊東潤 2012 第2回『満つる月の如し』澤田瞳子 2013 第3回『一路』(上・下)浅田次郎      『恋歌』朝井まかて 2014 第4回『異国合戦 蒙古襲来異聞』岩井三四二 2015 第5回『もののふ莫迦』中路啓太 2016 第6回 『室町無頼』垣根涼介 2017 第7回『会津執権の栄誉』佐藤巖太郎 2018 第8回『葵の残葉』奥山景布子 2019 第9回『熱源』川越宗一 2020 第10回『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』永井紗耶子
  • 火群の森
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    鼈甲を思わせる深い鳶色の膚と炎燃え立つ赤い髪……斑鳩の里“ぬばたまの館”の若き主であり、次期天皇と噂される父を持つ蜂子は、その異貌のためにひっそりと時を過ごしていた。かたや、桜の薄桃の花びらの如く優しく儚い容貌を持つ厩戸皇子は、救世観音の化身として、飛鳥の京で華やかな世界の中心にあった。蘇我馬子と物部守屋の政略の渦の中で、二人の皇子はたがいに激しい憧憬を抱く。光と闇、生と死の交錯の果て、日出る国を現前させる魂たちの荘厳な営み。歴史長編ロマン。 ●榊原史保美(さかきばら・しほみ) 東京都出身。立教女学院を経て中央大学文学部哲学科卒。1982年『小説JUNE』創刊号の最優秀投稿作に選ばれ、「螢ケ池」でデビュー。1985年、初の単行本、『龍神沼綺譚』を上梓。以降、民俗学、宗教学の素養を生かし、形而上学的テーマを昇華させた作品『鬼神の血脈』『荊の冠』等、多数発表。美意識に貫かれた作風により、「耽美小説の草分け的存在」と称されることも多い。1995年発表の『蛇神 ジュナ』より、ペンネームを「榊原姿保美」から現在のものに改めている。趣味は、陶芸、写真、近代建築・ギャラリー巡り。
  • ひらめき小五郎 江戸城の女狐
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    公儀学問所の教授をつとめる伊能小五郎は、幼少のころに儒教の書物を暗記し、幕府の筆記試験を特等で合格した稀代の天才。ゆくゆくは朱子学を背負ってたつ逸材と期待されたものの、早々と儒学を放りだすや、蘭学にのめりこむ始末。当然、学問所でも眉をひそめられる存在であるが、当の本人はいっこうに気にしない。そんな小五郎のもとを、今日も今日とて、吟味方与力・深津剛次郎が訪れる。ふたりは幼馴染みの腐れ縁で、難事件が起きるや、剛次郎はすぐさま、小五郎の力を借りにくるのだ。渋ってみせる小五郎も、謎への興味は抑えがたく、こうして事件探索へと乗りだしていくのだが…。天才学者の捕物帖、堂々のシリーズ開幕!
  • 宗元寺隼人密命帖(一) 無流心月剣
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    伊豆下田の山里で剣の師に育てられた宗元寺隼人は、老中松平和泉守の甥。自らの剣と護衛役の甲賀の兄妹のわざで、迫り来る刺客たちに対抗している。江戸への道中、武家の娘を救ったことから、福知山藩朽木家の御家騒動に巻き込まれた。朽木家では藩主が二つの派のたすきがけで代替わりしてきた。娘の茜は国家老の娘。騒動の真相をつきとめようとする隼人だが!? 剣と人情と江戸情緒の本格痛快時代小説、新シリーズ開幕!
  • 門前仲町 九頭竜覚山 浮世綴(一)
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    雲州松江の粋人大名松平治郷の気まぐれで、学問一辺倒だった九頭竜覚山は、花街門前仲町に仮寓することになった。この堅物兵学者に、深川一の売れっ子芸者米吉が惚れたのだから、わからない。料理茶屋万松亭の主長兵衛に、覚山は通りの用心棒をたのまれる。ある夜、料理茶屋青柳でひとりの深川芸者が殺された。定町廻りの喜平次と謎を追うことになった覚山だが!? 剣難、女難、深川人情新シリーズ、開幕!
  • 漱石センセと私
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    夏目漱石が松山時代を過ごした下宿先の孫娘「より江」は、幼い頃から漱石夫妻や正岡子規に可愛がられ、美しい才女へと成長。医学生だった久保猪之吉と出会う――。『吾輩は猫である』に登場する雪江のモデルとされ、泉鏡花、柳原白蓮とも親交があった俳人・歌人の久保より江。明るくしなやかに生きる少女の物語を、高浜虚子、寺田寅彦ら錚々たる文化人との逸話を盛り込みながら、情緒豊かに描き出す。
  • 八八自衛艦隊【1】 動乱の東アジア
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    令和も十年以上が過ぎたころ、世界は大きく変貌していた。アメリカの財政難と米中緊張緩和は在日米軍の段階的縮小を招き、ついに日米同盟は解消された。日本は新たな国家像を模索していくなか、東アジアが激震する。台湾でクーデターが勃発し、その首謀者が引き込む格好で、新たに樹立された中華連邦なる組織に、中国軍の精鋭が組み込まれた。中華連邦は自らの地位確立と安定確保を目的として、日本やフィリピンへ触手を伸ばす。世界のパワー・バランスが崩れ、東アジアに戦火があがる。日本は、空母型護衛艦八隻、イージス護衛艦八隻から成る令和の八八艦隊を発足し、この危機に立ち向かうのだが……。
  • 乱丸 上〈新装版〉
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    猛将・森三左衛門の三男として美濃・金山城に生をうけた森乱丸。 それは織田信長が天下布武を決意した年のことだった。 やがて才気溢れる若者に成長した乱丸は、天下人を目指す信長の側近くに小姓として侍ることになる。 魔王の覇道を共に歩む近習衆、そして名だたる戦国武将たち。 美しき若武者の目に映じた彼らの姿と心の裡とは……。 主君の大望を果たすため、乱丸は自らの命を賭ける! (宮本昌孝✕火坂雅志「特別対談」を収録) 【目次】 第一章 氷渡り銀狐 第二章 天下布武の子 第三章 初恋 第四章 安土へ 第五章 山百合 第六章 二条御新造 第七章 北国の風雲 第八章 猿の綱渡り 第九章 信長の烈火 第十章 名月相撲 第十一章 龍の玉 第十二章 乱丸、変貌 第十三章 刺客 第十四章 兄弟、揃う 第十五章 母の書状 対談 「格好いい男」を書きたい!
  • 江戸留守居役 浦会
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    江戸には誰も知り得ぬ「裏」がある――田沼の賂(まいない)の政事が横行する天明三年、駿河国田中藩の高瀬桜之助は、恩智留守居役の服部内記に浦会なる会合に誘われた。それは、かつて神君家康公が創った正義の闇組織だという。天下安定の名のもと、ある物をめぐる争奪戦に足を踏み入れた桜之助の命運は……非常さの汚泥のなか、真心と優しさで闘う武士の清新な生きざま!
  • 徒目付 情理の探索 純白の死
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    人情と道理で悪を裁いて、弱き者を救う! 上司である公儀目付の影山平太郎から、 「小普請組前川左近の新番組頭への登用が内定した。ついては行状を調べよ」 との命を受けた、徒目付の望月丈ノ介。 さっそく相棒の福原伊織へ報告するため、組屋敷へ向かった。 二人一組で役目を遂行するのが徒目付なのだ。 正義感に溢れ、剣術をよく遣う丈ノ介と、かたや身体が弱いが、推理と洞察の力は天下一品の伊織。 まずは聞き込みをはじめた丈ノ介は、左近が文武両道の武士と知るも、双子の弟で、勘当された右近の存在を知る。 が、近隣に住む誰もが、右近について話が及ぶと口をつぐんでしまう――。 兄の左近から口封じされているのか? 勘当された事情が手に入らず、まったく探索が進まない丈ノ介は、状況を打開しようと思い切って、左近が師範代をしているという東軍流の剣術道場へ乗り込んだ。 手合わせしてみれば、おおよその人柄がわかるだろうと踏んだのだ。 事は、丈ノ介の思惑通りに運んだのだが……。 最後に大どんでん返しが待ち受ける、書き下ろし時代小説!
  • 100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ306 零戦完全ガイド
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本海軍が誇る世界最高の戦闘機 「零戦」のすべてがわかる! 太平洋戦争下において、日本海軍の戦闘機「零戦」は「世界最高の戦闘機」として、連合国から「ゼロ・ファイター」と怖れられる存在だった。 本誌では、制式採用された二一型、主力戦闘機となった五二型から、試作機が2機しか作られなかったという幻の最終型五四型、“黄色い零戦”零式練習用戦闘機まで、13機の零戦が3D CGで再現。 内部構造解説やコックピット、エンジン、プロペラなどの再現などメカニック図解も充実。発艦や着艦のシミュレーションもCGで再現している。 そして、真珠湾攻撃やレイテ沖海戦など零戦が奮戦した12の戦いの戦史も掲載。アメリカのワイルドキャットやイギリスのスピットファイアなど、零戦のライバル機もCGと写真で紹介。 日本海軍が誇る世界最高の戦闘機「零戦」のすべてがわかる1冊。
  • 蒼穹の覇者(1) 戦場の空駆ける百式司偵
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    連合艦隊主席参謀・黒島亀人。山本五十六の懐刀であり、真珠湾作戦の真の立案者でもある切れ者が、情報収集のため全海軍から選りすぐった猛者で、特殊偵察部隊を組織した。日の丸を塗りつぶした百式司偵“ブラックバード”で、開戦前のフィリピン米軍基地を隠密偵察に向かったが、ロッキードP38に遭遇。写真任務を忘れてのドッグファイトで機銃をぶっ放す! ●青山智樹(あおやま・ともき) 1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。
  • 蒼穹の海鷲(1)
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    昭和軍人勅諭発布により新たな道を歩み始めた大日本帝国は今、対英米開戦の危機にあった。泥沼化する欧州戦線の戦火が、ついにアジアへ飛び火したのだ。強硬な態度の英米に対し日本政府が「開戦に利あらず」の外交交渉を続ける一方、有事に備えて帝国陸海軍首脳は、対英米作戦立案に明け暮れていた。昭和16年夏……源田実中佐のいる第一航空艦隊・空母加賀に新米少尉月島昂は、戦闘小隊長として着任した。彼はそこで初めてあの男と出会う。月島の片腕にしてライバルとなる戦闘機乗り、酒匂誠曹長。上官に不信を募らせる源田、そして月島と酒匂……それぞれの思惑をのせ、艦隊は開戦前夜の太平洋を南下する。その先に彼らを待つ運命とは!? ●青山智樹(あおやま・ともき) 1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。
  • なぜ日本陸海軍は共に戦えなかったのか 確執の根源に迫る
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    陸軍と海軍とのいがみあいは、どの国でも語られている。平時は予算の争奪戦、戦時は手柄の取りあい、責任のなすりあいとなる。縄張り意識が強い日本人の民族性だけでは説明がつかない、対立の成り立ちを解明する。
  • 一式陸攻戦史 海軍陸上攻撃機の誕生から終焉まで
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    対米戦の切り札として太平洋戦争開戦の年にデビューした新鋭中攻―本来の対艦攻撃任務に加え、陸上爆撃、偵察、輸送、対潜哨戒、さらには人間爆弾「桜花」の母機として活躍した一式陸攻の4年余にわたる闘いの全容を描く初めての通史。未発表を含む写真・図版290余点掲載。
  • 御蔵入改事件帳 見返り橋
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    町奉行所や火付盗賊改が取り上げない訴えや未解決事件を探索する御蔵入改方は、元長崎奉行でサーベルの遣い手・荻生但馬を頭取に、一徹者の元定町廻り同心に巨体の元臨時廻り同心、派手やかな女すり、禿頭の幇間と、個性豊かな五人組。文化四年の永代橋崩落事故にまつわる四つの謎に迫る! 「はみ出し者」たちが躍動する、痛快&人情時代小説。  文庫書き下ろし  【目次】 第一話 秘められた血縁 第二話 時雨桜 第三話 すりの供養 第四話 白雪に去る
  • これが真相! 光秀と盟友細川藤孝が知る「本能寺の変」(上巻)
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    明智光秀と盟友細川藤孝の視点で「本能寺の変」をまるごと明らかにした、変の通説・新説、読者もひっくり返る上中下の三巻。 「神君伊賀越え」の一行に三河一向一揆の武将が多く、本多正信・鳥居元忠がいない謎。自筆本『信長公記』の改竄とその目的。連歌と源氏物語の繋がりや愛宕山と光秀・藤孝・島津家・朝廷・本願寺・徳川家の深い関係。また光秀天海説では、天海の関与した建造物に、必ず左甚五郎の彫物があるという謎など、多くのテーマを満載し究明した書。
  • 風よ、万里を翔けよ
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    七世紀初めの中国、隋の煬帝の御宇、高句麗遠征の大軍のなかに男装した花木蘭の姿があった。木蘭は戦功を上げて出世するが、煬帝の圧政によって叛乱が続発し、隋は滅亡へと向かっていく。賊軍討伐に剣を振るう木蘭の運命は……? 隋末唐初の戦乱を舞台に、伝説の女将軍を描いた中国歴史長篇。
  • 白黒騒動(電子書籍版)
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    将軍の代理として対馬へ出向き、全てを取り仕切るという「朝鮮通信使応接の正使」に小倉藩主・小笠原忠固が任命されたことを皮切りに発展した、権力抗争の物語。その背後でうごめく私利私欲にまみれた「人心の流れ」を見事に描き出した一冊。いくら時代が変わろうとも、悲しいかな、人間の愚かさは変わらない……
  • 平将門の叔父: 他三編
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    平将門の叔父にあたる平安時代中期の武将・平良文の視点から戦乱の世を描いた表題作「平将門の叔父」、佐渡島の金鉱石(黄金の花)に夢を馳せていた能登国の鉱夫長・村瀬源三の悲劇的な末路で幕を閉じる「黄金の花」、他2編を収録——精緻な筆致で描き出した読み応えのある短編歴史小説集!
  • それからの平家物語(電子書籍版): 弁慶の春・平家残照
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    「『平家物語』の諸行無常・盛者必衰の理、その延長線上で、安徳帝を追悼し、永遠の生命を称えた次第です。」(本書「あとがき」より)本書は、平家の栄枯盛衰を描いた鎌倉時代の軍記物語『平家物語』の「その後」を描いた一冊。武蔵坊弁慶の青春、悲運の帝と落人を守る青年、娘、子どもたち……など、戦乱の世を生き抜く日本の民を新たに描き出した、永遠の生命を称える物語‼
  • 超時空小説 織田信長転生の物語
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    天下統一を掲げ、あと一歩のところで夢破れた戦国大名・織田信長。本能寺の変で消えた「信長の首」の行方が、黒人家臣・弥助の口から告げられる——それから時代は流れ、400年後の現代。美術コレクターである主人公は、ある日奇妙な夢を見、それがきっかけとなり、彼の魂の遍歴が明らかとなっていく。過去と現在を行き来するスリリングな展開に引き込まれる、時空を超えた「魂の遍歴」の物語!
  • 豊臣秀頼の娘
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    大坂夏の陣で滅亡した豊臣家。秀頼の娘・奈阿姫は、養母千姫に救われて鎌倉東慶寺で出家。のちに会津騒動などで弱き女性を守ることに力を尽くし、また若き江戸狩野派の絵師を支える。しかし、いつしか病魔に侵されてこの世を去る、三十七歳という若さで……美しき天秀尼の儚い一生を描いた傑作時代小説!!
  • 裏門通り: おマツの激動人生
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    「女は強し、母はさらに強し」。戦前から戦後という激動の時代を、強く、しなやかに生き抜いた女性の物語。
  • 日米英蘭開戦への道: 「日米戦争」の真実
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    「米国を敵国としていた日本海軍は、資源獲得のためにこれらの国に侵攻すれば必ず米国は参戦してくると確信して、アメリカの軍備が整わないうちに潰滅しておこうと、東南アジア諸国への侵攻と同時に行ったのが山本五十六大将のハワイ「真珠湾攻撃」であり、これが「太平洋戦争」または「日米戦争」である。そこに至る道筋が本作の題名である「日米英蘭開戦への道」と言うことになる。」(本文より)各国の首脳会議の様子、東條内閣が誕生した経緯、幻となった日米首脳会談、そして真珠湾攻撃の詳細など、日米戦争に至る道筋を膨大な資料をもとに提示。現在、当然のように思われている〈平和〉の有難みを、今一度認識するために読んでおくべき一冊。
  • 暗殺 密書街道
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    斬っても斬っても足りぬ! 弘前から江戸へ、暴君暗殺の密書を携え、秋葉右近の必殺剣がはしる! ――弘前から江戸へ……権力をほしいままにする暗君・出羽守信著(でわのかみ・のぶあき)排斥を狙う家老の密書を手に、弘前藩の「早道之者」秋葉右近は旅立った。だが、江戸には四天流の遣い手、百人斬りの霞新十郎がいた。さらに待ち受ける恐るべき奸計(かんけい)。そして右近が放った秘策とは? 人斬剣がうなる痛快時代長編。
  • 夢のまた夢 人が、命をかけて守りたいものは、何か。
    完結
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    天正時代、ローマに派遣されることになった原マルティーノ、中浦ジュリアン、千々石ミゲル、伊東祐益の四人の少年は、フロイスと、ヴァリニャーノに連れられ、安土城へ向かった。織田信長は宣教師の言うことを信じていないという祐益に、「愛というものがどういうものか。自分を信じ、まっすぐに生きるとはどういうことか、帰ってきてわしに語って聞かせろ」と問いかける。ドラマ「MAGI 天正遣欧少年使節」の脚本(鎌田敏夫)を元に、戦国の世を描いた描き下ろし小説。
  • 一万両用心棒 御用飛脚を守れ
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    駿河の田舎剣法ながら免許皆伝で、他流試合で負けたことがないという剣術遣いの旗本、橘京太郎──。とある日、その腕を見込まれ用心棒をお願いされることになった。依頼主は飛脚屋の大店・花菱の女将で、幕府の御用金一万両を大坂の米会所に届け、米の値を下げて欲しいという。なんでも、米価を釣り上げて私腹を肥やそうと企む輩がおり、その中には幕閣の大物の名も連なっているというのだ。御用の大金を運ぶ危険な道中……。幕臣が用心棒とは前代未聞だが、京太郎は生活苦の庶民を救うため同行を決意、いざ東海道を上る。果たして、天下の大切な金を守ることができるのか!?そして、米の値の行方は?隠れた強大な悪を見据え、無敵用心棒の剣が鮮やかに舞う!
  • 黎明の海戦(1)
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    ウェーキ島を占領した大日本帝國軍に対し、米太平洋艦隊の空母任務群が大規模な奇襲攻撃をかけてきた。しかもこの攻撃は、島の奪還だけでなく、聯合艦隊の主力をおびき寄せる陽動作戦でもあった。だが逆に、米空母壊滅の好機と捉えた角田覚治中将率いる第三艦隊は、ウェーキ島沖へ急行する!  全15巻で構成(『北冥の海戦』1~3→『蒼濤の海戦』1~3→『飛翔の海戦』1~3→『黎明の海戦』1~3→『修羅の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 飛翔の海戦(1)
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    豊田副武司令長官と第一艦隊の体を張った活躍で、米太平洋艦隊を撃破した聯合艦隊に、新たな危機が迫る。フィリピン奪還を目指し、米上陸部隊が進撃を開始したのだ。これに対し聯合艦隊は、四発陸攻・泰山がロケット噴進弾“桜花”で迎え撃つ。フィリピンをめぐる大海戦の行方は……!?  全15巻で構成(『北冥の海戦』1~3→『蒼濤の海戦』1~3→『飛翔の海戦』1~3→『黎明の海戦』1~3→『修羅の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 蒼濤の海戦(1)
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    独ソと闘う大日本帝國の背後に、合州国海軍の空母群が突如現れた。米軍指揮官のハルゼーは、カムチャッカの帝國陸海軍へ航空攻撃を加えると反転離脱、逃走を図った。逃走する米空母群を追って、アリューシャン列島で海戦が勃発、これを参戦への好機と捉えた米国政府は、日本へ宣戦布告をする。一方で、対日戦に苦慮する比島のマッカーサー陸軍大将は、比島の航空要塞化を決意。そして戦域は北から南へと、急転する!  全15巻で構成(『北冥の海戦』1~3→『蒼濤の海戦』1~3→『飛翔の海戦』1~3→『黎明の海戦』1~3→『修羅の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 北冥の海戦(1)
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    風雲急を告げる日華関係に、互いの思惑を秘めた二人の独裁者……ヒトラーとスターリンが介入した。危機感を覚えた日本政府は、英国との間で第二次日英同盟を締結。そして双方の勢力を天秤にかけながら、漁夫の利をねらう米ルーズベルト。こうした中、ドイツ政府が最新鋭の装甲艦三隻と一個戦隊分のUボートを蒋介石政府へ売却。この北洋艦隊が、ソ連が提供したウラジオ港を拠点に、日本海・東シナ海に出没しはじめた!  全15巻で構成(『北冥の海戦』1~3→『蒼濤の海戦』1~3→『飛翔の海戦』1~3→『黎明の海戦』1~3→『修羅の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 蜜濡れ人形師
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    父の亡き後、父がしていた人形の顔描きという内職を引き継いだ、若き貧乏御家人・村上惣太。惣太に類いまれな画才があることを知った人形問屋「美人屋」の女将・千代は惣太に人形作りを依頼する。それは乳房や陰戸、陰毛まで生き写しに作った、殿方が観賞するための美女人形だった。女を知らず、たじろぐ惣太に、自ら全裸になり全てをさらけ出す千代。惣太は思わず淫気を高まらせ、めくるめく時を過ごしてしまう。かくして男となった惣太は、人形作りのため、茶屋の看板娘から武家娘まで、様々な女体を経験してゆき……。そんななか、等身大の抱き人形作りの着想をひらめいた惣太は、その製作に情熱とやり甲斐を抱いて邁進していくのだが……。傑作長編時代小説。
  • 中国崩壊 尖閣決断の日
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    202X年、午前零時30分、中国東海艦隊寧波基地から、一隻の潜水艦が出航した。第一報を聞いた防衛省は、すぐに海上自衛隊の対潜哨戒機を放ち、同日午後、日中中間線を日本側に侵入する元級潜水艦を発見する。一方、永田町の首相官邸には、尖閣諸島接続水域に中国海警局の公船と漁船が碇泊中との報せが入る。そんな中、侵入した中国潜水艦が尖閣諸島の沖合で急浮上。近くを航行していた日本の小型漁船を沈没させてしまう。一触即発の尖閣諸島近海。専守防衛の日本は領海侵犯する中国海軍を阻止できるのか⁉ 日中開戦の危機が迫る中、日本はついに行動を起こすのだが……。
  • 裏太平記
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    古典随筆の名作「徒然草」の著者、吉田兼好は謎の多い人物だ。そこに目を付けた鬼才半村良。 鎌倉幕府の滅亡、後醍醐天皇の建武の中興の動きの中に、歴史を操る人物として兼好法師を置き、『太平記』には書かれなかった裏の歴史を紡ぎだす。 物語の中で実在の人物と創作の人物たちが自由闊達に動き、新しい歴史を生み出していく。 伝奇小説の巨匠が残した幻の長編小説。
  • 大正野球娘。1
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    男子に野球で挑む、名門女子校のモガ9人! 時は、大正十四年七月――。 東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅は、洋食屋《すず川》の一人娘で、十四歳。 ある日突然、級友の小笠原晶子に、「一緒に野球をしていただきたいの!」と誘われた!? 親が貿易を営む御令嬢の威厳に圧され、思わず頷いてしまう小梅……。 野球がどんなものかをまったく知らないのに! どうやら、小笠原家のパーティーに出席していた、朝香中学の岩崎荘介に関係している模様。 しかも、晶子と荘介は、なにやら因縁があるらしく――。 なんとか、英語のアンナ先生から野球を教えてもらえることにはなったが、思わぬ壁が立ちはだかって。 大正モガが、野球にグルメにと、ハイカラな時代を奔り回る、シリーズ第一弾!
  • 平手造酒
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    最後の武士、死地を見つけたり。下総の大利根河原に火花が飛び散る……。印旛沼開削普請をめぐる陰謀! ――渡辺崋山という主を失い、病いに冒されてすさみきっていた千葉道場一の剣の遣い手・平手造酒(みき)は、繁蔵親分に請われて笹川湊へ。印旛沼開削普請でにわかに活気づき、人足仕事を求める人々で膨れあがった下総に渦巻く、様々な思惑。普請奉行となった鳥居耀蔵の命で奔走する太十が見たものとは? <文庫書下ろし>
  • 早烏 裏十手からくり草紙
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    妖怪・鳥居耀蔵に見込まれ、太十は支配なしの十手片手に天保の闇を走る! ――市川真間(まま)の座頭であった父親らを不審火で殺され、天涯孤独の身となった太十は、賭場の喧嘩がきっかけで、江戸の口入屋・おもんの家に転がりこんだ。老中・水野忠邦の下で、天保の世情を騒がす鳥居耀蔵に見込まれた太十は、支配なしの十手片手に、夜まだ明けやらぬ街に目を光らせる「早烏(さがらす)」となる……。〈文庫書下ろし〉
  • 彼方より
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    十五世紀フランス。ジャンヌ・ダルクと共に戦った英雄にして、幼い少年たちを拉致虐殺したジル・ド・レ。性的興奮を得るために凄惨な殺人を繰り返した彼のそばには、常に若き錬金術師の姿があった。なぜ、ジル・ド・レは狂乱したのか。神の存在とは一体なんなのか。己の心が欲するものをひたすら求めた者たちが最後に見たものとは……。長篇伝奇小説。 ●篠田真由美(しのだ・まゆみ) 1953年、東京生まれ。1977年、早稲田大学第二文学部卒業。1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。
  • ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像
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    強大なオスマン・トルコ帝国を相手に孤独な戦いを挑み、過酷な時代を疾風の如く駆け抜けたワラキア公ヴラド・ツェペシュ。“ツェペシュ”の意味するところは“串刺し”。何十万という人間を生きたまま串刺しにしたというその残忍さゆえに、ブラム・ストーカー著の小説『吸血鬼ドラキュラ』のモデルとなった男……その真実の貎とは。長篇伝奇小説。 ●篠田真由美(しのだ・まゆみ) 1953年、東京生まれ。1977年、早稲田大学第二文学部卒業。1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。
  • 吉原美味草紙 懐かしのだご汁
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    手作りの料理で人の心をほぐすさくらは、肝の臓の病で亡くなった佐野槌屋の楼主・長兵衛に、娘のおるいと継母のお勢以のことを頼まれた。二人の心を近づけたいさくらだが、長兵衛の弟・喜左衛門の奸計によって佐野槌屋を追い出されてしまう。行き着いたのは瓢亭(ふくべてい)という不味さで名高い居酒屋。ここで働きながら佐野槌屋に戻ることを誓うさくらは、店の亭主の正平が亡き妻の思い出のだご汁を作ろうとしていることを知り……。
  • あやし長屋今々(こんこん)帖
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    日本橋の愛子町(あやしまち)。ここにはインチキ祈祷師や拝み屋や托鉢坊主、そんな連中ばかり住んでいて悪名がとどろいていたのに、一転して当たるようになった。失せ物が出る。迷子の居場所がわかる。縁結びから病気平癒まで、ことごとく願いがかなうようになった。今日も長い行列ができている。だがその見立てにはカラクリがあった。別室でこっそりご託宣を与えているのは、霊力を持つ町娘“おこん”と“おつね”。実はこの二人、狐が化けた姿だったのだ……。連作短篇時代小説。電子オリジナル作品。 第一話 御銭稲荷の謎 第二話 六道の辻 第三話 木木木木木 第四話 袋小路の怪 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 生きる人 品川しみづや影絵巻(3)
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    一膳飯屋「しみづや」の新助は深傷を負ったまま、江戸を発つことを決意。薬売りに身をやつし、おさよと共に、因縁の地・荘内藩へと向かう。だが刺客の魔の手はすぐそこにまで迫っていた。そして、水野越前守忠邦が企む三方領地替えの行方は……。「品川しみづや影絵巻」シリーズ完結篇。電子オリジナル作品。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • もどりびと 桜村人情歳時記
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    浅草の路地にひっそり店を構える鰻屋、今日を限りに店をたたもうという蕎麦屋……。俳諧師・三春桜村が四季折々に見かけた人々はみな、哀しい過去を持っている。しかし、生きることに絶望しかけた彼らに奇跡が起きる。冷えた心に温かさをもたらしてくれる“愛しき人”が「もどる」のだ。そして桜村自身にもそのときがくる……。連作短篇時代小説。 第一話 香り路地 第二話 藍染川慕情 第三話 廻り橋 第四話 もどりびと ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 名代一本うどん よろづお助け
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    剣術道場の師範代とはいえ、町人相手にご機嫌取りの稽古で稼ぐ浪人・友部勝之介。実は凄腕の剣客かつ「手打ち一本うどん」の達人だ。その勝之助が新たに始めた商いが「よろづお助け」。そこに、大家の八丁堀同心を仇と狙う凶盗が、上州から江戸に流れつく。大家を脅し奉行所を貶めようとする凶盗に、立ち向かう勝之介のお助け術とは? 『一本うどん 八丁堀浪人江戸百景』の続編。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 一本うどん 八丁堀浪人江戸百景
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    八丁堀の町奉行所同心・能勢十兵衛は屋敷の中に長屋を建て、市井の者に貸していた。その店子のひとり、浪人・友部勝之介は長屋の凄腕用心棒で、十兵衛の剣の指南役だ。しかし勝之介にはもうひとつの顔がある。「手打ち一本うどん」の達人なのだ。食した人の心と体を温めるうどんを、勝之介は魂を込めて、今日も打つ! ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 影斬り 火盗改香坂主税(1)
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    「民に代わりて仇を討つ!」との強い思いで、火盗改方長官、香坂主税は「注進箱」を設置した。一家皆殺し、辻斬り、神隠し……卓越した武芸と推理力をもつ香坂が“見えずの金太”と“闇隠れの銀次郎”の二人の密偵を使い、謎を解き悪を成敗していく。捕物帳時代小説、火盗改香坂主税シリーズ第1弾。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 太平洋の覇者 連合機動艦隊大戦記(1)
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    昭和十六年、十二月二日、広島湾に停泊中の連合艦隊旗艦「長門」の山本五十六司令長官から、北太平洋を航行中の第一航空艦隊に暗号電報が発信された。「真珠湾を十二月八日をもって攻撃せよ」日米開戦の火蓋が切って落とされたのだ! 重空母「武蔵」を擁する第一航空艦隊旗艦は、その航空力を背景に米太平洋艦隊を圧倒、真珠湾奇襲攻撃は鮮やかに成功する。日米の国力の差から早期講和以外に活路はないとして、さらに山本長官は短期決戦をめざし、戦艦「大和」をミッドウェイに派遣するが……。 ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • ひらり圭次郎 腕貸し稼業   隠し目付
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    千石の旗本・平石家の三男坊圭次郎は、家でも町でも持て余される「厄介」者。奔放な若者だが、喧嘩の仲裁をしたり、弱い者を助けたりと、町方からは好かれる存在だ。ある日、浪人たちと大立ち回りの末、目付に捕まってしまった圭次郎は、ついに勘当されてしまう。玄冶店の一軒家に移り「腕貸し業」で暮らしを立てはじめた圭次郎は、隣家の煮売り屋夫婦、向かいの浪人親子などの人情に助けられ、なんとか糊口をしのいでゆく。だが、そんな彼に一人の侍から妙な依頼が舞い込んだ。とある石問屋とそこにつながる材木石奉行のようすを探れというのだ。不審を抱きつつ探りをはじめた圭次郎だが、その裏には汚職の構図と、ある人物の思惑が浮かび上がってきて……。
  • 晋遊舎ムック 歴史旅人 Vol.7
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いま再評価される戦国の敗者たち それぞれの「滅びの美学」を検証する! 大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀をはじめ、石田三成、武田勝頼、今川氏真など、今まで敗者として扱われ、勝負での采配はもとより、その人間性に問題があったなどとまで言われてきた戦国武将たちが、再評価されている。 実は有能であり、人間的にも優れていたという評価もある。やはり勝敗は時の運なのか、勝者が作った勝者のための歴史に陰に隠された真実を解き明かす。 そして、敗北し、結果として死に直面した時、どのような死に様を選んだのか。ある者は潔く散ることを選び、ある者は生き抜くことを選ぶ。敗者たちのそれぞれの「滅びの美学」について、解明していく。
  • 秘本大岡政談 ──井上ひさし傑作時代短篇コレクション
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    没後10年。時代小説にも多くの名作を残した著者の、単行本未収録作品を中心とした傑作短篇集。江戸城の御文庫に通い、古今東西の判例を調べ上げ、「裁き」の根拠を決める町奉行大岡忠相の姿を書物奉行の視点から描く表題作のほか、一話のみで中断した「いろはにほへと捕物帳」、「戯作者銘々伝」の番外編とも言える「質草」等の未収録作品に明治開化期を舞台にした短篇「合牢者」「帯勲車夫」を併せて収録。
  • 別子太平記上 愛媛新居浜別子銅山物語
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    江戸時代、五代将軍徳川綱吉の治世。 伊予国新居郡の南にある別子山で、銅が発掘された。 その情報を得た側用人の柳沢保明は、逼迫する幕府の財政を改善するために、 銅山の開発を勘定頭差添役の荻原重秀に命じた。 彼は諸国の鉱山を歩き廻った後藤覚右衛門を、代官に任じる。 後藤は、大坂の豪商・住友の分家で、銅業を営んでいた「泉屋」に協力を仰いだ。 それが、二百八十三年にわたり、日本の近代化を支えることになる別子銅山の歴史の始まりだった。 愛媛新居浜で、別子銅山とともに生きた人々を描く歴史巨篇。 天正の陣 泉屋の灯 赤銅の峰 待ちぼうけ峠 新居浜浦
  • シギラの月
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    南海の楽園で展開する壮大な歴史ロマン。太陽の島が知っている――「真に蜜牙古島(みやこじま)の安穏を考えるのであれば、琉球と事を荒立ててはなりません。誇りのために、蜜牙古島を滅ぼしてしまうかもしれないからです」……不思議な自然現象によって海の女神が現れるという伝説を軸に展開する、若者たちの愛と戦いの物語。ベストセラー『宇宙皇子』の著者が放つ、壮大な歴史ロマン大作。
  • 雷神 草同心江戸鏡
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    疾風迅雷の剣が悪を斬る!神の怒りか、闇の陰謀か!?傑作時代人情サスペンス!! 浅草の町に連夜雷が……謎を追う草同心が危機一髪! 穏やかな空模様の浅草に立て続けに雷が落ち、浅草寺・雷(かみなり)門(もん)の雷神像が抜けだしたとの噂が広がっていた。草同心・秋月半九郎は易者の南天堂とともに町の見回りを始めるが、今度は名主屋敷や大長屋が雷で燃え落ちてしまう。これは雷神様の祟りか、何者かの陰謀か……次は半九郎らが住む蛇骨長屋が狙われる!?人情厚き草同心が江戸の正義を守る!
  • 北条早雲(全5巻合本)
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    〈人気沸騰シリーズを一気読み!〉 極悪人となる星の下に生まれ、 名君を目指した男の型破りな生涯 後に「北条早雲」と呼ばれることになる戦国武将・伊勢宗瑞。 父の任地・備中荏原郷で過ごした幼少期から、 都で室町幕府の役人となり、 駿河でのある役目に乗り出すまで―― 稀代の悪人に成り上がった男は、 いかにして自らの信念を貫いたのか。 一代にして伊豆・相模を領する大名にのし上がった風雲児の、 知られざる物語が幕を開ける!
  • 邂逅 偉人たちの運命を変えたもの
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    思いがけない出会いの裏にあった悲喜を辿る歴史群像劇 歴史に残る日本の英雄たち。彼らの偉業の背景には、様々な「出会い」が隠されていた。偉人たちの意外な関係性を描いた前代未聞の歴史小説。

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  • 半四郎 艶情斬り
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    江戸は両国回向院裏の松坂町。ここにひとりの隠居侍が住んでいた。剣術指南役を務める絹川半四郎である。だが隠居といっても、幸四郎ばりの二枚目にして見るからに粋な姿で、住まいの離れ座敷には日ごと夜ごと、入替わるように女どもがやってくると噂になっていた。  そんな半四郎も剣の腕は確かで、若い頃は将軍御前試合に出場した過去もある。ある日のこと、その腕を見込んだ北町奉行・遠山影元から、驚くべき物を手渡された。奉行の花押とともに“切捨御免”と墨書された奉書紙である。探索方として市井のあれこれを調べて欲しいというのだ。大名屋敷、吉原、町家……。五十の色男侍が江戸を舞台に駆け巡り、問答無用の太刀筋を魅せる期待の新シリーズ、開幕!
  • あやかし淫秘帖  邪鬼成敗
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    部屋住みの四男坊から五百石の納戸頭の家に養子に入った皆月小四郎。我が家となった屋敷を見て回り、土蔵に入った小四郎は、そこで絶世の美少女が描かれた掛け軸を見つけた。絵姿の少女にそそられ、思わず手すさびをしてしまった小四郎だが、その刹那、絵の中の少女は現実のものに…。綾香と名乗った少女は、掛け軸に封じ込められていたあやかし。淫気をつかさどり、主人となった人間に様々な力を与えてくれるという。ある日、酔漢にからまれていた百人組頭の娘・和泉を助けた小四郎。妖しの力によって小四郎の虜になった彼女と、身分違いにもかかわらず、とんとん拍子に婚儀の話が持ち上がって…。
  • 100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ296 独ソ戦完全ガイド
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ヨーロッパ戦線における史上最大の激戦! 「独ソ戦」のすべてがわかる完全保存版! 1939年、ドイツのポーランド侵攻により、火蓋が切って落とされた第二次世界大戦。 そして1941年6月22日、ドイツが発動したバルバロッサ作戦により、ドイツとソ連の歴史上まれにみる壮絶な戦闘が開始された。1945年5月2日のベルリン陥落まで繰り広げられた死闘の数々。 地上戦としては、他に類を見ない規模の戦闘に多くの兵員と兵器が投入された。 「キエフの戦い」「スターリングラードの戦い」「ハリコフの戦い」「バグラチオン作戦」などの戦史詳解、「電撃戦」「パックフロント」「バックハンドブロウ」なとの戦術解説から、投入された戦車、戦闘機、火器などをCGで再現した兵器図鑑まで。 互いの存続をかけた総力戦の全貌に迫る!
  • 美男忠臣蔵
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    死んで元々、美男として散れ。主君・浅野内匠頭(たくみのかみ)の敵討ちを果たした赤穂浪士たちは、武士道に殉じた忠臣なのか、それとも徒党を組んで天下太平の世を乱した重罪人なのか? 柳沢吉保は彼らの処分に思い悩む。五代将軍徳川綱吉と吉保の琴瑟相和(きんしつあいわ)す愛、四十七士の自己愛を通して、まったく新しい忠臣蔵を描く。赤穂浪士はなにゆえ切腹となったのか? 新視点で描く傑作時代小説。
  • 潜入、諸国廻り 鬼の首を奪れ
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    将軍家斉の御落胤・飛川角之進。 彼は諸国悪党取締出役を任ぜられ、各地にはびこる悪人を、 補佐役の春日野左近と手下の草吉とともに退治している。 若年寄の指示で、みちのくの小藩・陸中閉伊藩に向かった角之進たちは、不穏な噂を耳にする。 この地は、もともと鬼の棲み処だというのだ。 おまけに、一昨年くらいから、藩主の顔を見たら、目が潰れるとまで、領民たちに言われていて……。 書下し痛快時代小説。 【目次】 第一章  江戸出帆 第二章  釜石まで 第三章  鬼伝説の地 第四章  城下潜入 第五章  山城へ 第六章  御前試合 第七章  攻防戦 第八章  念彼観音力 第九章  光と闇の戦い 第十章  最後の砦 第十一章 それぞれの味 終章   次なる雲
  • 新聖書物語 第七巻 キリストの食卓
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    人はなぜ生まれたのでしょうか。  なぜまた、死ぬことになるのでしょうか。  死んでも死なない生き方は、あるのでしょうか。  そういう真理という生き方が、ほんとうにまだ、日本にも残されているのでしょうか。イエスというひとは、「わたしこそが、真理であり」、永遠の「いのち」であるから、キリストの食卓につきなさい、という。  ということで、これから、キリストの食卓を紹介していきます。
  • 駆け込み船宿帖 ぬくもり湯やっこ
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    極上ご飯は新たな人生を歩ませる力となる。 江戸深川に建つ船宿「山谷屋」の主・志津は、微笑をたやさない童顔がお地蔵さんめいた十八歳。 六年前に死んだ父の跡を継いで、たった一艘しかない船をやり繰りしながら、大叔父の捨蔵と宿を営んでいる。 そんな山谷屋に、鼻筋の通った二十歳の船頭・百助が、川面に浮かんでいた若い女を慌てて担ぎ込んできた。 志津が作った貝柱の出汁で煮込んだ粥で、生気を取り戻した女は、「どうしておとっつぁんは、あんな目に遭わされてまで、『怨らんじゃならねぇ』だなんて言うの……きっと仙蔵に復讐してやる」、そう呟いた――。 おみねと名乗る女に、いったい何があったのか? 志津と捨蔵、そして百助は、手をかけた料理と知恵を絞った妙策で、おみねを絶望の淵から救おうと奔走する。 世話好きの三人をよく知る同心の後藤多一郎から助太刀を得たものの、最大の危機が訪れた! 「辛い過去を背負った客を癒し、新しい人生への船出を手伝う、温かい船宿」山谷屋にかかわる、輝く人々を描く、感動の文庫書き下ろし連作時代小説。
  • 海軍基本戦術/海軍応用戦術/海軍戦務
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    「海軍基本戦術」 第一編では、基本である艦隊の構成要素、編制、そして艦隊、戦隊の運動法について、第二編では日本海海戦の戦例を引き、丁字戦法、乙字戦法を講述。 海軍基本戦術 第一篇 緒  言 第一章  戦闘力の要素 第一節 総 説 第二節 攻撃力 第三節 防禦力 第四節 運動力 第五節 通信力 第六節 結 論 第二章  戦闘単位の本能 第一節 総 説 第二節 戦艦の本能 第三節 巡洋艦の本能 第四節 通報艦、海防艦及砲艦の本能 第五節 駆逐艦、水雷艇及潜水艇の本能 第三章  艦隊の編制 第一節 総 説 第二節 戦隊の編制 第三節 水雷戦隊の編制 第四節 大艦隊の編制 第四章  艦隊の隊形 第一節 総 説 第二節 戦隊の隊形 第三節 水雷戦隊の隊形 第四節 大艦隊の隊形 第五章  艦隊の運動法 第一節 総 説 第二節 戦隊及水雷聨隊の運動法 第三節 大艦隊の運動法 第四節 結 論 海軍基本戦術 第二編 戦 法 第一章 兵 理 第一節 兵戦の三大元素 第二節 力の状態及用法 第三節 優勝劣敗の定理 第二章 戦法上の攻撃諸法 第一節 戦闘に於ける攻撃と防禦 第三節 斉撃及順撃 第四節 戦闘距離に基ける攻撃法の種別 第三節 正奇の方術的攻撃法 第三章 戦 法 第一節 決戦に於ける戦法 第二節 追撃戦法 第三節 退却戦法 第四節 戦闘戦法 第五節 大艦隊の戦法 第六節 水雷戦隊の戦法 「海軍応用戦術/海軍戦務」 「自分が最も奉公したのは戦略・戦術ではなくロジスチックス(戦務)である」。海軍という巨大組織を十分かつ効率的に運用するためのマニュアルの全貌が明らかに。「海軍応用戦術」では戦略と戦闘の関係、勝敗と戦果について、「海軍戦務」では、艦隊の令達、通信、偵察警戒といった任務の規範を示す。他に演習の手順を示した「同別科」を収録。 「海軍応用戦術」 緒 言 第一章 総 説 第一節 戦略と戦闘の関係 第二節 戦闘の目的及種別 第三節 戦闘の勝敗及戦果 第四節 戦闘に於ける攻撃の正及虚実 「海軍戦務」 緒 言 第一章 令 達 第一節 令達の種別 第二節 令達の要義 第三節 令達の文法 第二章 報告及通報 第一節 報告及通報の種別 第二節 報告及通報の要義並文法 第三章 通 信 第一節 通信法の種類 第二節 通信線の系統 第四章 航 行 第一節 航行の種別及要義 第二節 航行の方法 第五章 碇 泊 第一節 碇泊の種別及要義 第二節 碇泊の方法 第六章 捜索及偵察 第一節 捜索及偵察の要義 第二節 捜索の種別及方法 第三節 偵察の種別及方法 第七章 警 戒 第一節 警戒の要義 第二節 航行中の警戒法 第三節 碇泊中の警戒法 第八章 封 鎖 第一節 封鎖の種別及要義 第二節 封鎖中の警戒法 第九章 陸軍の護送及揚陸掩護 第一節 護送及揚陸掩護の要義 第二節 護送の方法 第三節 揚陸掩護の方法 第十章 給 与 第一節 給与の要義及品目 第二節 給与の種別及方法 (附録) 艦隊戦務用図書の分類 「海軍戦務 別科」 演 習 第一節 演習の目的及要義 第二節 演習の階級及其範囲 第三節 演習の計画及実施 第四節 演習の審判及講評
  • 幕末浪漫剣
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    北辰一刀流・拓殖恭之介の胸がすく美技! ――直心影流(じきしんかげりゅう)の暴れん坊・勝小吉らと、道場破りをくり返す千葉周作門下の逸材・柘植(つげ)恭之介。血気盛んな彼らは、自らの道場を開くため、真剣片手に尾島藩のお家騒動に飛び込んで、資金稼ぎを目論んだ。だが行く手に待つのは、無敵の剣客にして神道無念流の秋山要助。北辰一刀流・恭之助の死闘が始まった。痛快剣豪小説!
  • わかりやすいベトナム戦争 アメリカを揺るがせた15年戦争の全貌
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    超大国アメリカが初めて経験した最悪の戦争。インドシナの地で繰り広げられた、東西冷戦時代最大規模の戦い―2度の現地取材と豊富な資料で検証するベトナム戦史研究の集大成!
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    大鷲の嘴(くちばし)が襲ったかのごとき傷痕を残す、斬殺事件が発生した。下手人は夜盗団「鷹の爪」か? 情け無用の魔手は、さらに美少女剣士・琴江に伸びる! 頻発する凶行に怯える江戸の町。ついに若き剣士・毬谷直二郎(まりたに・なおじろう)が立ち上がる。秘技「千手剣(せんじゅけん)」を武器に、悪を討つ直二郎の活躍を痛快に描く時代長編。
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    求めるものは、ひとつ。『技を磨き、強くなる』――歴史に名を残してはいない。名を求めるでも、金を求めるでもなく、ひたすら己の技を磨き、強くなることを目指した男たち。その不世出の剣豪の生きざまを、鮮やかに描く! 技へのこだわり、リアルな決闘シーン、意外な結末……。表題作「抜打ち庄五郎」以下、短編の名手の選りすぐった8編を収録した好短編集。
  • 新装版 影法師冥府おくり : 1 父子雨情
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    父を暴漢に殺害された青年剣士・宇佐見平四郎は、師と仰ぐ平山行蔵が御先手組が氏ら・藤堂源左衛門から命じられた先手御用掛の仲間として、許せぬ悪を討つ役目を担うことになった。勘定方の島田外記と銭両替商・秋田屋の不穏な関係を探るうち、平四郎の前に、秋田屋の腹黒い企みが姿を現す。剣と情の名作シリーズが新装版になって登場!
  • 逆襲の帝国艦隊【1】日米一年戦争
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    昭和16年12月の開戦から約1年9か月、苦しい戦争がつづいていたが、ここまで大きな被害を受けたことはなかった。 アメリカは圧力を強めて日本を国際的孤立に追い込む一方で、貿易を断ちきって経済環境も悪化するように策を講じていた。 そんな中、昭和18年9月、日本は短い戦いの結果、日本はパラオ諸島を喪失。政府も軍部も、この時が来ることを想定しており、南方の資源地帯から断ち切られることも想定していた。 日本は開戦後の最初の三年間を捨て、政府、軍部、さらには民間団体と協議して、反攻作戦の準備を整えることを決定。 一年間は燃料、武器、弾薬を気にすることなく戦争ができる状況を目指した。 そして昭和19年10月、超短期決戦でしか勝ち目がないと考える帝国軍は、米艦隊群との最終決戦に突入するのであった――。 圧倒的なアメリカ陸海軍に対して、己の存亡を賭けて日本海軍が挑む姿を描く戦略シミュレーション。

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