国内ミステリー - 祥伝社 - 祥伝社文庫作品一覧

  • 聖域捜査
    -
    1~3巻748~858円 (税込)
    いじめ、ゴミ屋敷、認知症……理不尽だらけの現代社会、警察内部の無益な対立を抉り、嘘偽りのない人間ドラマを描く珠玉の警察小説! 結城公一は入庁以来、刑事として第一線で活躍する夢を叶えようと仕事漬けの日々を送った。だが、熱意を刑事課に疎まれ、所轄の交通課と地域課を行き来する羽目に。 四十歳でようやく生活安全部、生活安全特別捜査隊班長に任命されるが、そこもダフ屋と風俗関係の取り締まりしか能がないと揶揄される部隊。 それでも結城は癖のある部下たちと、地道に現場に向かうが……。
  • 生死を分ける転車台
    3.0
    人気模型作家・大島祐輔が多摩川で刺殺された。現場にはジオラマ・コンテストへの出品作「転車台のある風景」が燃やされた痕跡が!捜査を開始した十津川警部は、転車台のある天竜二俣駅に飛ぶ。そこでは三カ月前、小島が想いを寄せる女性が変死していた。二つの事件の関連は?手がかりが掴めないまま、混迷を深める捜査。十津川は犯人をあぶりだす罠を仕掛けた…。
  • 背中から撃たれるな
    -
    美貌の依頼人は弁護士・日下文雄のかつての想い人だった。彼が即座に訴訟に踏みきるも、そこには思わぬ罠が張りめぐらされていた…!土地売買、離婚問題、手形詐欺…色と欲が絡んだ複雑怪奇な案件。気鋭の弁護士・日下文雄が裁判に挑む、傑作推理集!

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  • セルグレイブの魔女
    4.3
    セルグレイブの魔女を訪ねよ――奇妙なメモを残し、小学生・細谷智紀が失踪して9年。同じ生活圏内で幼女の連続殺人が発生した。遺体には智紀の書き置きと寸分違わぬメッセージ。被害者は皆、虐待など家庭に問題を持つことも判明。不信を募らせる住民の恐怖が沸点に達したとき、再び事件は起こった! 誰もが抱える心の闇を、ざらりと撫で上げる戦慄のミステリー。
  • 旋条痕
    -
    赤坂の高級料亭近くで、二億円の闇献金が強奪された。極秘捜査に当たった鑑識課員の刀根は、弾丸に残された旋条痕から、精巧な密造銃による犯行と睨むが…。銃製造に命をかける男の妄念と、銃を憎む男の執念がぶつかる、著者会心の傑作推理!

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  • 銭形砂絵殺人事件
    -
    香川県観音寺市を訪れた赤かぶ検事は巨大な寛永通寶の砂絵を見学中、砂絵内で争う人影を目撃する。急行すると大量の血痕を残して被害者は消えていた。困惑する捜査陣をよそに、さらに奇怪な連続殺人が…。赤かぶ検事と行天燎子警部補の名コンビが贈る、渾身の本格ミステリー!

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  • ソウル行最終便
    -
    世界トップシェアを狙える8Kテレビの次世代技術を日本企業フロンテが開発した。凋落著しい韓国企業チムサンは、この最先端技術を盗みとる。ところが、データは一警備員に奪われ、チムサンに使い捨てられた日本人技師・宮下の手に。一方、赤羽中央署の疋田は韓国人売春を追っていた。二つの事件が複雑に絡み合い、宮下と韓国スパイ、日本警察の激烈な争奪戦へと突入した!
  • ソドムの門―ある殺人者の肖像
    4.0
    その男は、なぜ殺されねばならなかったのか?――抗生物質の投与で死亡者が発生!新聞記者の佃健一郎は、かつて新薬の臨床試験に参加し、激しい副作用を目撃していた。自らの記憶をもとに製薬会社・治験医師、そして被害者の少年と接触するが…。

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  • その夜の三人
    -
    3年半の刑期を了えた柴山は、強奪した金を埋めた雑木林へ向かった。だが、そこには中学校が新設され、埋めた場所には警備員室が建てられていた。数日後、その中学の校庭に、机を並べて拵えた「9」の文字が忽然と現われた。その机にはなぜか「怨」の鏡文字が彫られていた。誰が何の目的で!?そしてついに殺人事件が…。巧妙なトリックと手法で読者に挑戦する、本格推理の意欲作!

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  • 体外受精
    -
    血液型が合わない!――不妊治療の権威・朝月医師は、自ら体外受精によって子を儲けたばかりだった。その子どもが自分の子ではないというのか?何者かが恨みを抱き、施術中に手を加えたのか?戦慄する朝月に追い討ちをかけるように怪文書が届く。そこには「オレノ子ダヨ」の文字が!現職の医師でもある著者が豊富な知識をおしみなく投入した医学推理の傑作。

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  • 「平将門」殺人事件
    -
    アルプス製薬霞ヶ浦工場建設に関わった人間が五人、立て続けに死んでいる――事故死した父の葬儀の席で奇妙な噂を耳にした三橋は、一人真相を探り始めた。やがて浮かび上がるアルプス製薬の黒い過去、そして平将門の祟り伝説…。十世紀初め、朝廷に抗して関東を支配し、非業の死を遂げた英雄の怨霊が、現代の殺人事件に交錯する!? 伝奇推理の快作!

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  • たとえば、君という裏切り
    3.9
    病に冒されたベストセラー作家に最期のインタビューをするライター、アルバイト先の常連の女子大生に恋をする大学生、公園で出会ったお姉さんから遠い国のお話を聞くのを楽しみにしている少女――彼らが好きになってしまった“あの人”はいつも自分ではない“誰か”を想っていた。三つの物語は時を越え、“ある人”の深い愛に結実する。あまりに切なく、震える純愛ミステリー!
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に
    4.1
    「デートしてみよっか」――恋をあきらめていた僕に君が言った言葉。それは上司のパワハラに悩みながら資格試験の勉強をしている冴えない毎日を一変させた。君への恋心を確信した頃、僕はある同僚女性から好意を寄せられるようになり、何かが狂い始めて……。これは恋か罠か、それとも――? ときめきと恐怖が交錯する一気読み必至、衝撃の結末が待つどんでん返し純愛ミステリー!
  • 多摩川殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    「お願いです。私と一緒にいて」 謎の美女相田奈津子に縋られて奥多摩渓谷に投宿した旅行作家・茶屋次郎は、宿の裏山で男の刺殺死体を発見した。 だが、警察が急行すると奈津子は失踪し、直後、彼女の顔写真が死体の着衣から見つかった。 嫌疑を受けた茶屋は敢然と独自調査に乗り出したが、翌朝、今度は下流の狛江市で死体が上がり、またしてもそこに彼女の写真が……。 はたして事件の真相は? 奈津子はどこに消えたのか? 山岳推理の名手が贈る、好評シリーズ第5弾。

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  • 断崖の愛人
    -
    不倫と言われても、由布子にとって井ノ口は望んで得た愛人関係だった。だが、不幸は突然訪れた。二人の仲を裂きに現われた井ノ口の母親が、由布子と会った直後、何者かによってマンション屋上から突き落とされたのだ。罠だ――と直感した由布子は、井ノ口とともに沖縄へ愛の逃避行を。だが行く手には第二の殺人事件が待っていた…! 断崖に立つ男と女の道行きを、抒情豊かに描き出す著者渾身の傑作推理巨編!

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  • 筑後川 日田往還の殺人 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    筑後川に臨み、旅行作家・茶屋次郎の胸は疼いた。大分県日田で、18年前に交際していた小菊の消息を訪ねると、彼女の現在の夫・牛島克典は殺人容疑を掛けられていたのだ。 牛島は被害者から多額の融資を受けており、不在証明もないという。零落した小菊の境遇を救うべく、茶屋は事件解明に乗り出すが、直後、取材協力者の女性が失踪、今度は茶屋の身にもあらぬ嫌疑が……。 はたして事件の真相は? 窮地に陥ちた茶屋と小菊夫婦の運命は……。 九州一の大河を舞台に放つ、堂々のシリーズ第10弾!
  • 千曲川殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    旅行作家・茶屋次郎は仰天した。千曲川沿いの温泉宿に茶屋の名を騙る男が投宿、著書に署名をして配ったという。 憤然とする茶屋。ところが、偽者の茶屋の滞在中に殺された男の死体が見つかり、茶屋に容疑がかけられた。決然と調査に乗り出した彼は、第二の殺人事件に遭遇。死体はなんと偽の茶屋だった!  犯人の狙いは何か? 奥信濃に漂う殺意を追い、旅は続く……。

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  • 血と罪の法廷
    -
    私立探偵・朝岡彩子は、恋人のポールとともに彼の故郷・テキサスへ婚前旅行に旅立った。が、ポールは何者かに銃殺され、絶望の淵にいる彩子自身が殺害犯として逮捕、裁判が強行されることに…。米国陪審制度を綿密に取材して贈る推理傑作!

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  • 長者伝説
    -
    政治資金を偶然、着服することに成功した若者は、仕手株戦に乗り出し大金を手にすることができたが…。バブル期の日本の虚飾を赤裸に描く長編サスペンス!

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  • 筑波・核戦略都市を奪回せよ
    -
    筑波研究学園都市の〈高エネルギー研究所〉が謎の武装軍団に占拠され、途方もない要求が突きつけられた。「林彪を引き渡せ!」――'71年にモンゴルで死んだはずの中国要人が今なぜ?政府はアクチャーブリ突入後、奇跡の生還を果たし反逆の戦士となった南一勝に軍団壊滅を命じた。だが南は当の軍団からも誘われていた!

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  • 妻たちの魔刻
    -
    静かな午後が一瞬にして魔刻と変わる――! 同じ団地の友人宅でお茶をして戻った寿子は、運悪く強盗と鉢合わせ、凌辱された上、あり金すべてを奪われた。夫に知られるのを恐れるあまり、悪徳金融から金を借りてしまった寿子は、やがて快楽の泥沼へと堕ちていくのだった…。

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  • 帝王星
    完結
    4.2
    夜の歌舞伎町を制するのは俺だ!復活した「カリスマ風俗王」藤堂vs「キャバクラ界の若き覇者」立花、「天才キャストと呼ばれるゆりな」vs「伝説のキャスト冬海」の熾烈な闘い、そして帝王の座を巡る最終戦争の意表を突く結末…。連続テレビ化されたベストセラー「黒い太陽」、「女王蘭」に続く風俗産業の闇を迫真の筆致で描いた問題作ここに完結!
  • 天使の翼が折れるとき
    -
    青年実業家・猪原は、イタリア有名ブランドとの事業提携を目前に、婚約者・絵美里と幸福の絶頂にいた。気がかりは一つ、頑なに結婚を認めない絵美里の伯父の存在だけ。だが運命は突如、暗転した。二人の過去を結ぶ忌まわしい因縁が浮上したのだ。追い討ちをかける連続殺人事件。苦悩する男女が下した決断とは…!

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  • 天の白骨
    完結
    -
    ともに駆け落ちした相手の人妻が行方不明に!思いあまった愛人はなんと彼女の夫にすべてを報告。二人の奇妙な捜索が始まった!折しも連続レイプ事件が発生し、被害者の一人も行方不明に…。人妻も同様に暴行魔の毒牙にかかったのか?推理界の雄がアダルト・ビデオ界を軸に放つ渾身作!
  • 展望車殺人事件
    -
    忽然と消えた美人乗客───大胆なトリックに、十津川警部が挑む!大井川鉄道のSL急行「かわね路」号展望デッキから女性客が姿を消した。翌日、大井川河畔で溺死体で発見されるが、彼女は東京で起こった宝石商殺しの容疑者と判明。犯行を苦にした自殺か? 目撃証言から静岡県警は他殺の線を否定。だが偶然同乗していた亀井刑事の話から、十津川警部は重大な不審点に気づく。事件には周到な罠が!(表題作「展望車殺人事件」より)。著者ならではの秀作を満載したトラベル・ミステリーの会心短編集!
  • 天竜川殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    旅行作家・茶屋次郎は、新宿・歌舞伎町のクラブホステスに人捜しを頼まれる。 彼女の愛人だった境川大黒(さかいがわだいこく)なる男が、忽然と姿を消したのだという。 謎に包まれた境川の素性に興味を覚え、目撃証言から長野を訪れた茶屋が遭遇したのは、60年前の一家七人惨殺事件と、天竜峡で発見された身元不明の女の他殺体だった! 時を超えて絡み合う2つの事件、そして境川の正体とは……?  南信州の山峡を舞台に放つ、興奮のシリーズ第16弾!
  • D1 警視庁暗殺部
    3.5
    1~6巻715~858円 (税込)
    桜の名の下、極刑に処す!法で裁けぬ悪を絶つ、闇の処刑部隊、警視庁に誕生! 法で裁けぬ極悪人抹殺を目的に警視庁が極秘に設立した〈暗殺部〉。それは、射撃の名手・周藤一希、刃物遣いの天才・神馬悠大ら精鋭を擁する闇の特殊部隊だった。 東京・吉祥寺の放火事件で、遺体からエボラウイルスが検出された。防犯カメラに映っていたのは白ずくめの集団だった。 さらに現場では女性の誘拐が判明──やがて暗殺部が仕掛けた罠に獲物が掛かった時、恐るべき真の黒幕が浮上した!  人気爆発のベストセラー・シリーズ、驚愕の第1弾!
  • 悪魔のファインダー―美人探偵 朝岡彩子事件ファイル
    -
    私立探偵・朝岡彩子の住むマンションから男が墜落した。路上の死体は通りかかったカメラマンが撮影するが、その直後、死体は消え、9階の彩子の部屋に全身を骨折した記憶喪失の男が訪ねてくる。墜落した男は彼なのか、それとも…。奇怪な事件に隠された凶悪な陰謀とは?

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  • 特急街道の殺人
    4.0
    雷鳥、はくたかなど多くの特急が行き交った“特急街道”北陸。越前一乗谷遺跡を買い取りたいと、戦国大名朝倉氏の末裔を名乗る麻樹という女が現われる。一方、東京で、人気ゲーム作家武井要の刺殺体が発見された。富山県高岡市にも姿を見せた麻樹が「タケイ」という相手に電話していたとの情報で、警視庁の十津川警部は富山に飛ぶ。だが、その矢先、新たな殺人が!
  • 特急「富士」に乗っていた女
    -
    北条早苗という女刑事はいるか――捜査一課にかかってきた不審な電話。それが事件の幕開けだった。北条の婚約者と称する男が大分へ向かう寝台特急「富士」の車内で殺害され、容疑は乗り合わせていた北条に。何者かの罠だった。だが、刑事の犯行に高まる批判の声。事件解決のカギを握る人物が相次いで殺され、北条逮捕の期限も迫る。窮地の十津川は危険な賭けに出るが!?
  • 十津川警部 オリエント急行を追え
    -
    イベントで日本に運ばれたオリエント急行から、百丁ものトカレフと白骨化した手首が発見された。調査に赴いた刑事がベルリンで消息を絶ち、特命を帯びた十津川警部は、犯人を追ってベルリンからモスクワ、さらに極寒のシベリアへ! 一方、亀井刑事は日本で暗躍するドイツ人の影を探り出していた……。東西ドイツ統一直後、激動の東ヨーロッパと日本での息詰まる攻防!
  • 十津川警部 「家族」
    3.3
    部下刑事が突如辞表を提出、失踪した。“殺人者”となった弟のためにすべてを捨てたのだ。彼の真面目な人間性を知る十津川は懊悩。捜査の進展とともに弟が埋めたはずの遺体が消失、さらに田中家を監視する謎の男も…。そこには政界と製薬業界をまたにかけた、大スキャンダルが!“家族の絆”とは何かを問う、仰天の傑作推理!
  • 十津川警部 哀しみの吾妻線
    3.0
    東京で弁護士が射殺された。一週間前、静岡で毒殺されたコンビニ経営者夫婦がこの弁護士の名刺を所持していたと判明。さらに十津川警部は、二週間前に長野で起こった刺殺事件に注目した。いずれも水曜日に発生していたのだ。しかし十津川は、各事件を無関係とする上司と対立、窮地に陥る。やがて、被害者たちが吾妻線沿線の出身と判明、闇社会の大物の名も浮上し……!?
  • 十津川警部 紀伊半島殺人事件
    3.5
    すでに二百億の負債を抱えて倒産したホテルの名を上げて、南紀白浜のホテルに宿泊した男性客が転落死。一週間後、同じ希望を告げた女性客も殺害される。なぜか二人とも偽名で、身元さえわからない。倒産したホテルに、どんな過去と秘密があるのか?白浜に飛んだ十津川警部に立ちはだかる、難解極まりない連続殺人。
  • 十津川警部 絹の遺産と上信電鉄
    -
    警視庁捜査一課の西本刑事が、群馬県の世界遺産・富岡製糸場で毒殺された。難事件に共に挑んできた若きエースの死に、十津川警部は悲しみをこらえ、捜査に乗り出す。西本は九カ月前に捜査を休み、富岡を走る上信電鉄を撮影していた。さらに、同じ頃、恋人の牧野美紀が失踪していたと判明し、十津川は西本の死との関連を疑う。そんな折、高崎で女性の他殺体が発見され……。
  • 十津川警部 恋と哀しみの北の大地
    -
    「白い雪に、真っ赤な血……」それは何かの警告か? 新婚の三田村刑事夫妻は、冬の北海道を満喫するつもりだった。だが、宿泊先の札幌やトマムのホテルに不吉なメッセージが届く。知らせを聞いた十津川警部には心当たりがあった。十津川が夫婦で行く予定の旅だったのだ。過去の事件の復讐なのか…(「石勝高原の愛と殺意」より)。旅情あふれる北海道ミステリー作品集。
  • 十津川警部「故郷」
    4.0
    <刑事がホステスと無理心中!?>死体で発見された部下の無実を信じ、十津川警部は彼の故郷・若狭小浜に飛ぶ。一年前のお水送りの神事で起きた市議殺しを極秘に調査し、高校時代の友人の容疑を晴らそうとしていたことを知る。そして、部下の汚名を雪ぐため奔走する北陸の小京都で十津川が知った悲痛な真実とは!?
  • 十津川警部「子守唄殺人事件」
    5.0
    現場に残された奇妙な遺留品 殺された女たちを結ぶ見えない糸とは……!? 銀座クラブのママが絞殺された。現場にでんでん太鼓が遺され、口にはおしゃぶりが入れられていた。後日、三月三日雛祭りの夜に東京で女性演歌歌手が絞殺され、胸元にこけしが置かれやはり口にはおしゃぶりが! さらに仙台でも女性評論家が絞殺され、胸元には首の取れかかった男の子の人形、そしてまたも口にはおしゃぶりが! 十津川は、これら殺人現場の奇妙な遺留品が各地の子守唄を暗示することに注目。やがて被害者たちのような自立した女性を批判する「子守唄を守る会」なる団体の存在を知る。すると、十津川たちのほかに彼らこそ犯人と睨む人物が現れるが……。連続殺人に隠された驚愕の真相とは!?
  • 十津川警部 桜の下殺人事件
    -
    三河湾・西浦温泉で、東伊豆・河津七滝で、そして長野・下諏訪温泉でも、若い女性が人を殺した後、自殺するという不可解な事件が続発していることが判明。事件の裏に隠されたある符丁に、十津川警部は注目するが果たして立証可能なのか?辞職覚悟で犯人を追いつめる十津川警部の怒りと執念が燃えた!
  • 十津川警部 殺意の青函トンネル
    -
    青函海峡を渡った観光客の一人が定山渓で射殺され、もう一人が消息を絶った。一方、都内で殺害された新聞記者の捜査をしていた十津川警部は、二つの事件に奇妙な符号を見つけ北海道に渡った。やがて、国家転覆を画策する陰謀が進行していることに突き当たる。凶悪テロリストとの凄絶な知恵比べ!迫るタイム・リミット!
  • 十津川警部 しまなみ海道追跡ルート
    4.0
    白昼、観光会社「瀬戸内ビュー」社長の愛娘が誘拐された。身代金は五億円。ライバル会社社長の、岡山県牛窓の銀行口座に振り込めというのだ。身代金を回収し、モーターボートで逃走を図った犯人は、クルーザーに衝突して沈没。新たに六億円の要求が……。だがそれは、さらなる悪夢への序章にしか過ぎなかった。十津川警部を愚弄する犯人側の意図とは!?
  • 十津川警部 十七年の空白
    2.5
    「助けてください!」大学時代、十津川警部が憧れていたまゆみが言った。夫がラブホテルでの連続殺人の容疑で逮捕されたという。友人夫婦の危機を救うため、大阪に向かうが、やがて東京のラブホテルでも同じ手口の事件が!アリバイ崩し、時刻表トリック、人間消失…ミステリアスな旅が始まる!
  • 十津川警部 十年目の真実
    2.5
    東海道新幹線の車内で乗客の夫婦が爆殺された。犯行を指示するビデオの通報に十津川警部は色めきだったが、第二第三の事件が発生。やがて、最初の被害者が関わる十年前のある事件に全容の糸口が!

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  • 十津川警部捜査行 愛と殺意の伊豆踊り子ライン
    -
    十津川警部の右腕亀井刑事は、休日に大の鉄道ファンである息子健一と、「スーパービュー踊り子号」で伊豆に向かうが、事件解決の疲れでたちまち眠ってしまう。その車中でなんと、女性客が青酸中毒死する。密室空間の自殺か、他殺か?殺人容疑が亀井にかかる。さらに不利な証拠も次々と見つかって……(「二階座席の女」)。人気観光地伊豆を題材にしたミステリー作品集。
  • 十津川警部捜査行 SL「貴婦人号」の犯罪
    3.5
    犯行声明は“SL模型”!? 東京─山口─鎌倉─京都……消えた“鉄道マニア”を追え! インターネットで鉄道模型を販売していた男が殺害された。目撃証言から鉄道マニア雨宮の犯行とされ、十津川警部は行方を追って山口へ飛んだ。雨宮が愛するSL・C57-1「やまぐち号」の最終運行日に、JR山口線沿線に現われると考えたのだ。だがそこに犯人の姿はなく、線路付近で東京在住の若い女性の他殺体が発見される。その被害者の横には「貴婦人」の愛称を持つC57-1の模型があった。これも雨宮の仕業なのか。そして被害者たちを結ぶものは? 捜査が混迷を深める中、さらに鎌倉、京都でも新たな殺人が……。円熟の著者が放つ、鉄道ミステリーの傑作!
  • 十津川警部 東京発ひかり147号
    -
    多摩川で殺害された予備校生は予知能力者だったのか?カレンダーに残されていた奇妙なアルファベットの列。その解読を急ぐ中、女社長が新幹線車中で殺され、はからずも予言は的中した。やがて、もう一つの予言の書が見つかり、再び連続殺人発生。苦渋する警視庁、十津川が立てる大胆な推理とは!
  • 十津川警部 特急「有明」殺人事件
    2.5
    有明海の三角湾に、著名な風景画家の水死体が上がった。転落死の可能性から一転、自他殺の線が浮上。作風とは異質な美人画に注目し、絵のモデルの正体を探るうち、彼の画家仲間にも悲劇が!多すぎる容疑者、理解できない犯行動機…。十津川警部、鉄壁のアリバイ、時刻表の見えない糸をどう解きほぐす!傑作トラベルミステリー。
  • 十津川警部 十津川警部「初恋」
    3.3
    飛騨高山の旅館の美人女将・夕子が心臓発作で急死したと聞き、十津川警部はうなだれた。二十数年前、大学のヨット部合宿で出会った夕子こそ、十津川警部の初恋の相手だった。やがて、事態は一気に仕組まれた犯罪の様相を呈し、飛騨高山に飛んだ十津川に、さらなる驚愕の証言が!傷心の飛騨高山・連続殺人捜査行。
  • 十津川警部 日本のエーゲ海、日本の死
    4.0
    新宿のホテルの一室で毒殺事件が発生。その一週間後、日本のエーゲ海と呼ばれる岡山県牛窓の展望台で駐車中の車から男の絞殺死体が発見された。岡山県警から捜査協力の要請を受けた十津川警部は、二つの事件の被害者がパルテノンI号というヨットを共同所有するメンバーであることを突き止める。しかし、そのヨットは二年前に伊豆の伊東沖で沈没し、他のメンバー四人は失踪していることが発覚した! 二年前の遭難事故を洗い直す十津川警部の前に当時の金塊強奪事件が浮上し、その背後には財団法人あけぼの会の理事長であり元国務大臣の衆議院議員・石田健作とその秘書・相原敬の姿が見えてくるが……。東京~岡山、760キロの殺人!
  • 十津川警部の挑戦(上)
    4.0
    「小樽へ行く」という手紙を残して元刑事・佐々木が失踪した。十津川の制止を振り切り、小樽へ向かった佐々木の一人娘・季見子は、原因が20年前の事件にあることを知る。直後、鍵を握ると思われた行商の老婆が殺され、季見子の周辺にも不審な男が…。やがて佐々木の他殺死体が東京で発見された時、十津川の胸中に、かつて佐々木が担当し、警察が闇に葬った連続殺人が浮かぶのだが…。
  • 十津川警部 能登半島殺人事件
    3.0
    「あなたに愛想がつきました」帰宅した十津川警部は愛妻・直子が残した書置を発見。ところが、十津川が手掛けている連続殺人事件の容疑者釈放を要求する脅迫状が届いたことで、事態は一転。妻は誘拐されていたのだ。彼女の書置に隠された暗号から犯人の居場所を割り出した十津川は能登半島へと飛ぶ!名手による傑作推理!
  • 十津川警部 二つの「金印」の謎
    4.0
    東京・京都・福岡で首のない他殺体が相次いで発見された。現場には“歴史を正しく見ようとしない者”への死刑宣告文と、国宝「金印」の朱印が。十津川警部が捜査に乗り出した直後、怪しげな団体が幻の「卑弥呼の金印」を発見したと発表し、古代史学会は騒然とする。さらに代表の男は殺人犯を知っているというのだが…。十津川警部が古代史と連続殺人の謎を解き明かす。
  • 夜行快速(ムーンライト)えちご殺人事件
    5.0
    新宿でパチンコ店社長が殺され、従業員の三宅修が現金五百万円とともに消えた。一方、女子大生の江見はるかは、起業資金一千万円を貯め、新潟に帰郷しようとしていた。この二人の男女が、二三時九分発新潟行き快速「ムーンライトえちご」から失踪。十津川警部は、同列車に乗っていた不審な女性五人組の影を掴むが!? 震災の傷跡残る北国の街に浮かび上がる構図とは?
  • 闇を引き継ぐ者
    3.0
    十津川警部に逮捕され、死刑執行されたばかりの、美女連続誘拐殺人犯ジャッカル。その名を騙る人物に、人気女性アナが誘拐された。身代金を奪った上、警察を挑発するが如く、被害者の体のパーツを次々と送りつける犯人は、ジャッカルの信奉者なのか? 死刑執行直前、服役中の彼に面会していた男の存在を知った十津川は、関連を探るが…。猟奇の連鎖は止められるか!?
  • 十津川警部 わが愛する犬吠の海
    3.0
    ホテルの殺人現場に残された血文字「こいけてつみち」は、被害者の名前だった。死に際になぜ自分の名を? 十津川は、「小池鉄道」という駅が銚子にあると知り、現地へ急行。銚子電鉄のネーミングライツ(駅名愛称命名権販売事業)で、終点外川駅の権利を被害者が買っていた。銚子と京都の二重生活を送っていた小池の目的とは? 十津川が犬吠で十六年前の事件の存在を掴んだ時、哀切の真相が!
  • 十津川捜査班の「決断」
    5.0
    盛岡発宮古行「快速リアス」の車中で、前科二犯の荒木が毒殺された。インターネットで引き受けた怪しげな仕事の最中でのことだった。一方、東京のクラブママ殺害容疑で逮捕されていた男が、事件当夜荒木と会っていたと突然アリバイを主張。どんな意図が? 2つの事件解決のため同じ列車に乗り込んだ十津川警部が気づいたこととは?(「宮古行「快速リアス」殺人事件」より)――初めて文庫化された作品集。切り札は十津川警部!
  • 突然死
    -
    男と女の愛欲が充満するホストクラブで突然、ナンバー1ホストが斃れた。死因は急性心不全。当直医だった花橋澪子は、担ぎ込まれたホストの性器に謎の浮腫を認め不審を抱いた。一方、霧旗刑事も死因に疑念を抱き内偵を始めた。その矢先、今度は男性モデルが突然死した。はたして相次ぐ死は偶然なのか?現役医師の手腕が冴える医学ミステリー!

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  • 扉は閉ざされたまま
    3.9
    久しぶりに開かれる大学の同窓会。成城の高級ペンションに七人の旧友が集まったその日、伏見亮輔は客室で後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。何かの事故か? 部屋の外で安否を気遣う友人たち。自殺説さえ浮上し、犯行は計画通り成功したかにみえた。しかし、参加者のひとり碓氷優佳だけは疑問を抱く。開かない扉を前に、ふたりの息詰まる頭脳戦が始まった……。
  • 友を待つ
    3.0
    男たちの絆、再び―― 伝説のスクープ記者が警察に勾留された。 男は取調室から、かつての相棒に全てを託す……十年越しの因果が巡る、白熱の記者ミステリ! 取調室で沈黙を続ける男が告げたのは、たった一言「友を待つ」――。 数々のスクープをすっぱ抜いてきた週刊誌記者瓦間慎也が、不法侵入の疑いで警察の任意同行に応じた。連絡を受けた瓦間の古巣編集部に困惑が広がる。 友とは伝説的コンビの相棒石橋勲を指すのか。十年前、彼らが退職するに至った利益供与事件とは。 言葉を交わさずとも繋がる友情が、ある事件を浮かび上がらせる。
  • とんち探偵・一休さん 謎解き道中
    4.0
    賢才と誉れ高い一休。同じ寺に寄宿する少女茜の両親を捜すため旅にでた。難波、伊勢、大和―道中で待ち受ける首なし死体、建物消失などの不可解な事件の連続。密室殺人、消失トリックなどバラエティ豊かな謎と著者オリジナルの頓知話が意表を衝く歴史推理!
  • ドアを開けたら
    3.8
    ――この遺体、なかったことになりませんか? 知人を訪ねただけなのに……最悪の5日間の幕が開く! マンションで発見した独居老人の死の謎に中年男と高校生のコンビが挑む、心温まるミステリー。 鶴川佑作は動揺を隠せなかった。引っ越しの準備をする佑作がマンションの同じ階に暮らす串本を訪ねると、彼はこと切れていたのだ。来客対応中だったらしい。 老齢ながら彼は友人だった。通報もせず逃げ出す佑作。だが、その様子を高校生の佐々木紘人に撮影され、部屋に戻れと脅迫される。 翌朝、動画の消去を条件に佑作は紘人と再訪するが――今度は遺体が消えていた!
  • 道化師の退場
    -
    心があるふりをして生きる僕が、証明したいのは母の無実。 はじまりは孤高の女性作家殺人事件―― 死に臨む探偵が、最後に挑む難題とは? 追及は悲劇を呼び、ついに驚愕のラストが!? 『麻倉玲一は信頼できない語り手』著者の野心作! 往年の名優桜崎真吾は、数々の事件を解決し、探偵としても名を馳せていた――。 膵臓癌で余命半年の彼を、青年永山櫻登が訪ねる。前年夏、作家来宮萠子が渋谷区松濤の自宅で刺殺された。 凶器の指紋により容疑者とされた櫻登の母春佳は、「わたしに責任がある」と言い遺して自殺。無実を信じる櫻登は、桜崎に真相究明の助けを求めたのだ。 だが、追及の先に浮かび上がったものとは!?
  • 毒殺連鎖 春の旅・志摩からの殺人
    -
    二日たて続けに、東海道新幹線上り列車内で毒殺事件が発生した。二人の被害者は共に早春・三重県志摩ツアーの参加者だった。名探偵・浦上伸介も事件解明に乗り出すが、浮上した有力容疑者には完璧な二重アリバイが…。不可解な連続殺人の結末は?

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  • 暴龍(ドラゴン・マフィア)
    -
    捜査の失敗から米国司法省・麻薬取締官の職と婚約者を失い、酒浸りの日々を送る大賀。が、新種麻薬でショック死した少年の母親から、売人の追跡を依頼され、自らの再生を賭けて捜査を開始した。だが密売を牛耳るのは国際的凶悪組織〈暴龍〉。売人の逃亡先と見られる日本へ飛んだ大賀を、強大な暴力が待ち受けていた!

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  • どんでん返し
    -
    「ねぇ…思いきって、やったらどうなの」「何をだ」「わたしを殺すのよ」―社の常務の姪と不倫の挙句、妊娠させ、結婚を迫られる夫。玉の輿をもくろむ夫に妻は離婚絶対拒否で対抗。岐路に立つ夫と妻の意地の対決の行方は?なんと全編会話だけで緻密に構成された異色の6作!

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  • 長良川殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    「先生、大変です。小夜子が行方不明です」切迫した同僚秘書の電話が発端だった。 旅行作家・茶屋次郎の美人秘書が、旅先の岐阜公園で忽然と消えたという。 現地に駆けつけた茶屋は、小夜子の赴く先々で見え隠れする正体不明の男の存在を掴んだ。 やがて、長良川河畔で一人の男の刺殺体が発見され、そのかたわらには小夜子のハンカチが落ちていた……。

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  • なくさないで
    3.0
    主婦永井純子のもとに、不可解な贈り物が届いた。送り主不明の封筒に入っていたのは真珠のイヤリング。それは十二年前、恋人との別れ際になくした物だった。送り主は誰?その意図は?疑心暗鬼が平穏な家庭に波紋を投げかけ、日常を恐怖に陥れるサイコホラー!

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  • なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵 波田煌子
    3.4
    ここはメンタル・クリニック〈なみだ研究所〉。新米臨床心理士として働くぼくは、波田煌子(きらこ)に悩まされていた。貧相な知識にトボけた会話。でもなぜか患者の心の悩みをズバリと言い当て、病を治してしまう。本当に彼女は伝説のセラピストなのか?そして今日もあの不思議な診療が始まった…!
  • 西の旅・長崎の殺人
    -
    長崎の一流ホテルで若い男が殺された。浦上伸介は事件を取材するうち、被害者が長崎駅近くのホテルで女を殺したらしいという情報を得、その線を追うことが男を殺した犯人に辿り着く早道と調べを進めた。だが、該当する殺人事件は皆無。果たして被害者は誰を殺し、誰に殺されたのか…!?アリバイ崩しの名手が放つ傑作本格推理小説。

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  • 西穂高 白銀の疑惑
    -
    西穂高と奥大井で相次いで発見された遺体二体。しかし単なる遭難事故ではなかった。二人とも、腹部に不可解な刺傷を負っていたのだ。更に二人は、同じ大企業を相前後して退職していたことが判明。果たして誰が、どんな凶器で二人を殺めたのか? 山岳ミステリーの名手が贈る本格推理!

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  • 虹をつかむ男
    3.0
    出世競争から脱落した正平は、毎日をもてあましていた。人生の袋小路にはまってしまった彼の願いは「命を賭けた恋をしてみたい」ということ。そんなさえない中年男の人生は、ふとした出来心から憧れの大女優・霧島かおりに手紙を出したことから変わりはじめた。なんと、彼女から返事がきたのだ。長年の夢が一瞬にしてかなえられた彼は、舞い上がった。そこには美しい字で、危険で甘美な依頼がつづられていた。それがきっかけで、彼は奇妙な殺人事件に巻き込まれてゆくのだが…。

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  • 日光 鬼怒川殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    「なぜ、初心者を残雪の北アルプスに……」 旅行作家・茶屋次郎の友人糸島が遭難死した。茶屋は、糸島の死を看取り、一人山から生還した金堀という男に疑いを抱き、身辺を探るため日光・鬼怒川へと赴く。 しかし、会おうとしていた糸島の知人が川で不審死を遂げ、その後も関係者が次々に襲われる……。 渓谷に抱かれた温泉地で、茶屋が暴き出した驚くべき真相とは!?
  • 二の悲劇 新装版
    -
    主人公は、「きみ」。二人称で描かれる失楽園の秘密とは! 名探偵を最も翻弄した幻惑と苦悩の連続殺人! 逆転に次ぐ逆転。驚愕の超絶技巧ミステリ! 「きみ」は京都四条河原町の雑踏で突然に名前を呼ばれる。思いもかけぬ再会に惹かれ合う二人。すべては、東京世田谷で「彼女」が殺されて暗転した――。 死体から見つかった、たった一本の小さな鍵。「長さ90センチ相当」のキーホルダーから、作家探偵法月綸太郎はひとつの推理を導いた。 だがそれは、果てしなき迷宮(ラビリンス)への入口にすぎなかった……。奇蹟の超絶ミステリ再臨!
  • 報道(ニュース)キャスターの掟
    -
    「政治や経済をも動かす報道番組を!」太平洋TVの報道編成局長・水島洋は遠大なる野望を胸に秘めていた。キャスターに、作家であり人気代議士でもある小田島はじめ、経済界の大物や大女優を起用しようというのだ。一旦はキャスターを引き受けた小田島が、突如失踪。裏切りか、それとも小田島を警戒する連立与党の仕組んだ罠か? マスコミ界の暗部を抉る問題作!

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  • 忍者探偵 秘湯へ行く
    -
    1~3巻605~660円 (税込)
    おれの名は佐分利健。服部半蔵の妾腹ながら数えて十七代目伊賀流の末裔。激しい忍法修行を終え、伊賀の里の秘湯で疲れを癒していたおれは、偶然にも東京の戌井産婦人科院長殺害事件に遭遇した。なんと、彼は車のトランクから‘溺死体’で発見されたのだ! 真相を解明すべく東京へ飛んだおれの前に、やがて奇妙な女性団体が浮かび上がって来た…。爆笑のユーモア・ミステリー!

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  • 狙われた男 秋葉京介探偵事務所
    -
    人は秋葉を「危険な男」と呼ぶ。「頭が切れ、秘密を守る、頼り甲斐のある男」とも。裏切りには容赦をせず、退屈な依頼は引き受けない――。そんな秋葉の探偵事務所を悪どい商売で財をなした川島が訪ねてきた。全財産を慈善事業に寄付しなければ殺す、と脅迫されているという。恨みを抱く三人の男に、秋葉は会うことにしたのだが…。表題作他、全五話の探偵物語。
  • 狙われた密会
    4.0
    体よく金蔓にさせられているのに、それを男の愛情と疑わず、利用されるだけされて遂には無惨に殺された姉。無念を晴らすべく弟は、ある罠をしかけた…。日常の裏側に潜む愛憎と野望を赤裸々に描く推理小説短編集。

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  • 納沙布岬殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    旅行作家・茶屋次郎は北海道行き大型フェリーの旅を満喫していた。目的地は根室・納沙布岬。だが下船直後、茶屋の運命は暗転した。 船中の乗用車から男性の他殺死体が発見され、航海中、船内各所をうろついていた茶屋に嫌疑がかけられたのだ。 憤然とした茶屋は独自調査を決意、知り合った美女・四季乃(しきの)と共に道東を巡るが、突如、尾岱沼(おだいとう)で四季乃が失踪した。 はたして彼女の行方は? 茶屋は事件の真相を掴めるか……。 旅情溢れる日本最東端の岬を舞台に円熟の名手が贈る、新機軸の第11弾!
  • のど自慢殺人事件
    5.0
    “アイドルを嫁にしたい”役場の杉井は、村の権力者巴山を丸め込み、自ら育てたアイドルをデビューさせるため、のど自慢大会を開催した。だが大会中、巴山が死体で発見された! 事故か殺人か。捜査が進む中、別件で巴山を訪ねてきた東京の刑事は“殺し屋”の犯行を疑う。なぜ殺し屋が村に!? そこには村が隠し続けた禁忌が……雪深き山村で起こる前代未聞の大事件!
  • 呪われた寝室(ベッド)
    -
    派手好きで勝気な次子は、甲斐性なしの夫を殺して巨額の保険金を手にする計画を立て、ある夜、酒場で知り合った純情な青年に、自らの肉体を餌に夫殺しを囁いた。ところが…!? 完全犯罪をうち崩す、ほんの小さな手掛かり。昭和30年代の世相色濃く描き出すミステリー短編集。

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  • 博多 那珂川殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    病床から消えた元警察官。歪んだ過去が明らかになったとき、九州一の歓楽街で事件が! 入院中の老人・糸島末彦が、忽然と姿を消した。 四十二歳差の恋人・大谷深美から行方捜しを依頼された旅行作家・茶屋次郎は、糸島の生まれ故郷・福岡へ。 元警察官という糸島の過去を探ると、定年直前に起きた娘の痴漢事件が浮上。 糸島は職を辞し、その後東へ東へと不可解な転居を繰り返した。やがて、糸島と親交のあった現役警官の死体が突如那珂川に浮かぶ……。 TVドラマでもおなじみの大人気シリーズ、第27弾!
  • 萩・津和野・山口殺人ライン 高杉晋作の幻想
    -
    ビル・オーナー中西博を脅して屋上から転落死させた高木晋作が出所した。動機の一切を黙秘した高木は、所持する手帳に中西を筆頭に6人の名前を記していた。やがて、出所後を警戒する十津川ら捜査陣をあざわらうかのごとく、山口県・萩の菊ヶ浜、沖縄県・西表島近海で、相次いで殺人が! 被害者はいずれも手帳に名のある人物だった。十津川は必死に高木の行方を追うが……。
  • 禿鷹の凶宴
    -
    51歳。早川邦夫は金庫破りとしては老いぼれと呼ばれる年齢。“最後の仕事”と決めた会社の金庫には4億円余りの現金が眠っていた。準備は順調に進み、社長室の金庫に辿り着いたが、そこには“先客”の死体が!金庫破りは成功したが、正体不明の組織が執拗につけ狙ってきた!

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  • 嵌められた死体
    -
    夏木は警視庁捜査一課の警部を辞めた男・「ヤメ刑事」である。彼が主宰する秘密探偵社に若い男が駆け込んできた。「恋人の佐和子をレイプした犯人を突き止めて欲しい」というのだ。調査を開始した夏木は、意外にも佐和子のマンションで彼女とは似ても似つかない「本物」の佐和子の他殺体を発見した! しかもその犯行時刻は、もう一人の佐和子がレイプされた時刻と同じであった! このことは何を意味しているのか?(「転職刑事」より)。名手の傑作推理小説集。

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  • 罰当て侍 最後の赤穂浪士 寺坂吉衛門
    4.0
    赤穂四十七士ただ一人の生き残り、薄幸の町娘のため剣を抜く! 吉良邸討ち入りに加わり、ただ一人生き延びた男、寺坂吉右衛門。江戸じゅうを沸かせた忠臣蔵から三十余年、齢七十を超えた彼は、麻布の曹渓寺でひっそりと寺男を務めていたが、突如周囲に奇妙な事件が続出する。近所のうどん屋店主・喜兵衛が渋谷川で溺死、その直前にうどん屋の隣の長屋の庭木に、ほんの一瞬、死体が逆さ吊りにされていたというのだ。喜兵衛はそれを目撃していたのだが……。残された喜兵衛の娘おさきは苦界に身を落とす覚悟をするが、吉右衛門は彼女を救うため老体に鞭打ち事件の真相を追う。かつての名剣士吉右衛門は、討ち入りで見せたあの剣の冴えを取り戻せるのか! 書き下ろし傑作、待望の電子化!
  • puzzle(パズル)
    3.5
    学校の体育館で発見された餓死死体。高層アパートの屋上には、墜落したとしか思えない全身打撲死体。映画館の座席に腰掛けていた感電死体――コンクリートの堤防に囲まれた無機質な廃墟の島で見つかった、奇妙な遺体たち。しかも、死亡時刻も限りなく近い。偶然による事故なのか、殺人か?この謎に挑む二人の検事の、息詰まる攻防を描く驚愕のミステリー。
  • パレートの誤算
    4.0
    ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。仕事熱心で人望も厚い山川だったが、訪問先のアパートが燃え、焼け跡から撲殺死体で発見されていた。聡美は、受給者を訪ねるうちに山川がヤクザと不適切な関係を持っていた可能性に気付くが……生活保護の闇に迫る、渾身の社会派ミステリー!
  • 非合法捜査
    -
    少女の暴行現場に遭遇したことがすべての始まりだった。翻訳家・諒子は、夜の街に消えた少女を追って単独捜査を開始。直後、少女の父親が銃弾に倒れた! 邪悪な闇の底から諒子にも魔の手が忍び寄る…女探偵ハードボイルドの白眉!

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  • 非情警部・暴力都市を壊滅せよ
    5.0
    塩路市は悪名高き二大暴力団・黒石組と花竜会が激しく抗争を繰り返す新興地方都市である。市政は麻痺し、市民生活は危険にさらされていた。警視庁特別監察官・滝田一郎に下った命令は「塩路市を監察せよ」というものだった。それは射殺も含め、手段・方法を選ばず、超法規的行動を認められた非情捜査を意味していた。塩路市の利権をめぐる両組の対立抗争には市警察も絡んでいるらしく、滝田は地元警察と暴力団の警戒網を突破して現地潜入を果たしたが…異才飯干晃一が放つハードアクションの白眉!

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  • 左手の復讐者
    -
    あの黒人に間違いない!――一年前、ロス滞在中にたった5ドルの金のために強盗に襲われ、娘の命と右腕を奪われた豊田。だがロス市警の捜査は遅々として進まず、しかもカリフォルニアには死刑制度がないと知り、自ら、残された左手で犯人を葬るしかないと決意。単身ロスに舞い戻り、孤独な犯人探しを続けた末、遂に標的を捕らえたのだ! ロス在住の著者が、お気軽な日本人旅行者への警鐘もこめて描く、アメリカ犯罪国家の深層!

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  • 秀吉 秘峰の陰謀
    -
    秀吉軍に挟撃された知将・佐々成政は絶体絶命の危機に陥った。存亡を賭けた“厳冬の飛騨超え”を決行。雪と氷の地獄に挑んだが、自然の猛威の前に兵たちは次々に倒れた。が、この無謀ともいえる雪中行の背後には、驚天動地の陰謀が隠されていた……。
  • 火の国から愛と憎しみをこめて
    -
    東京・田園調布で人気女優の千原玲子が射殺された。容疑者の坂本マネージャーを追って三田村刑事が鹿児島に飛ぶが、なんとJR最南端の西大山駅で狙撃されてしまう。一方、十津川は、玲子の愛人であるF&Kファンドの原口が南九州で進めた土地買い占めの背後に、巨大なプロジェクトの存在を掴む。現職知事も狙われる事件の真相に迫る捜査陣に、やがて未曾有の危機が……。
  • 一七七文字の殺人
    -
    大手製薬会社の御曹司が何者かに撲殺された。捜査が難航する中、一通の不可解な手紙が警察に届いた。〈天地子我〉4つの漢字で綴られた177文字の暗号に、真犯人が明かされているらしい。だが、差出人が特定された矢先、その人物も何者かに殺害された! 暗号推理の傑作。

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  • 120秒の死角
    -
    アイドル歌手・幡木すすむが、二千万人が見ていたテレビの生放送中、爆殺された。犯人は密室となっている証明室から「Cポイント」という謎の言葉を残して消えた。ドル箱スターを失った赤根プロの女社長が自ら調査に乗り出した矢先、もう一人の所属スター大迫裕志が浜名湖のホテルで爆死した。今度も密室での犯行だった。空白の120秒間に何があったのか? 著者会心の長編本格推理。

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  • 憑霊
    -
    美貌の財閥夫人が惨殺された!だが容疑者はすぐに特定された。歴史学者の高野、現場から指紋も検出され、単純な事件と思われたが…。なんと高野にはアリバイがあった。犯行時、伊勢波警部と会っていたのだ!奇しくも証人となった警部は完全犯罪を突き崩せるか!?

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  • 美女の奸計
    -
    銀座の酒場で上司に酔わされ、三度も凌辱された処女。このままではおかない…復讐の鬼と化した女が仕掛けた罠とは!?男女の愛と憎しみ、金銭への異常な執着…。欺され傷ついた女たちの心に芽生える恐るべき奸計を赤裸々に描く、著者会心の推理傑作集!

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  • 不安な童話
    3.5
    「あなたは母の生まれ変わりです」大学教授秘書の古橋万由子は、二十五年前に変死した天才画家高槻倫子の遺子にそう告げられた。発端は彼女の遺作展会場で、万由子が強烈な既視感に襲われ、「鋏が…」と叫んで失神したことだった。実は、倫子は鋏で首を刺されて殺されたのだ。万由子は本当に倫子の記憶を持つのか?真相を探る彼女に、奇怪な事件が襲いかかる!
  • 笛の鳴る闇
    -
    奥秩父の山荘地下室。そこは不可解な殺人現場だった。完全密室であり、しかも青いペンキの海の中央に絞殺死体はあったが、犯人の足跡はまるでなかった…。偶然、居合わせた退職刑事とその娘麻矢が駆けつけたが、麻矢の注意を引いたのは、この地に伝わる平将門伝説と事件の関わりを暗示する被害者のメモだった。二転、三転する暗号の謎、将門伝説との関わりとは?

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  • 笛吹川殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
    -
    東京・日本橋の老舗デパートに勤める純礼(すみれ)が消息を絶った。 陶器展示即売会で出会った高名な陶芸家・能満院石舟(のうまんいんせきしゅう)の秘書になると言って家を出たばかりのことだった。 純礼の両親から捜索を依頼された旅行作家・茶屋次郎は、能満院の屋敷があるという山梨県石和を訪ねるが不在。直後、近くの笛吹川畔で若い女性の遺体を発見、茶屋は重要参考人にされてしまった。 苦境の中、純礼の行方を追う茶屋の前に、やがて陶芸家の驚くべき正体が浮かび上がってきた……。 瞠目必至のシリーズ第19弾!
  • 復讐航路
    -
    横浜を出航し、二週間余をかけ沖縄、マニラ、香港を回る豪華客船へいあん丸の旅。この贅沢なツアーに講演者として同船した作家・中小路は、寄港地沖縄でツアー客の一人が何者かに襲われる事件に遭遇。犯人は同船者と睨んだ中小路は、密かに捜査を開始した。やがて乗客たちの意外な過去が次々と明らかになり、ついに殺人事件が発生した…!

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