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十津川警部の初恋
十津川警部の大学時代の初恋相手が主人公の本作。初恋が大学時代とは遅くないか?なんて思いながら読み始めましたが、冒頭から嘘をついて十津川警部に近付いてくる男、美人母子、地元の名士、警察幹部などが幾重にも絡み読み応えありの作品。
Posted by ブクログ
○明かされる十津川の初恋と淡い思い出となる殺人事件
捜査一課の十津川に弁護士・崎田が訪ね、十津川の初恋相手である原口夕子が亡くなり遺産を分けたい、という申し出があった。困惑する十津川だったが、翌日崎田が死体で見つかる。
死を疑問に感じた十津川と亀井は高山へ向かい、原口夕子の経営する旅館に向かうが、夕子は生きていて娘の由紀が病死したと聞かされ、戸惑う。夕子も失踪していて何か仕組まれていると感じた十津川だったが、突然十津川にあった電話が夕子からのものだと気づき、これは何かあると考え…
十津川の甘い初恋は、大学三年のとき、湘南の海である。ヨット部の合宿で泊まった民家の娘が夕子だった。そんな夕子を以前も助けたことがあったが、今回も助けを求められたということなのか。
亀井もところどころで自らの初恋を暴露するが、十津川は自分の初恋に対する亡霊を振り切ったり振り切れなかったりする様子が、なかなか人間味あふれるのである。
そんな夕子に対しては、コンサルタントで県議の三枝がどうも黒幕となって由紀を殺したのではないか?そんな疑念が生まれてくるところから、十津川はアリバイや動機を綿密にかつ大胆に崩しに行き、解決へと導く。
初恋の相手をこんな形で、とは十津川の本意であったかどうかは定かではないが。
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小説・文芸
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