小説・文芸 - 社会学作品一覧

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  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録
    3.6
    カジノに入れ込み、注ぎ込んだカネの総額106億8000万円。一部上場企業・大王製紙創業家に生まれ、会長の職にありながら、なぜ男は子会社から莫大な資金を借り入れ、カネの沼にはまり込んだのか。その代償として、塀の中に堕ちた男の懺悔がここに―
  • とりあたま事変
    3.8
    無頼派まんが家西原理恵子と、知の巨人にして前科者の佐藤優。この最凶コンビにかかれば、政治も経済も実に明快。高額納税企業の経営者を議員にしろ! 税金取る前に官僚の金銭感覚なんとかせい。東京五輪が来たら歌舞伎町は解散? 自由は有料、老若男女みな働け。外務省はちゃんと竹島守れ! 二人ならではの暴論=正論がてんこもり、過激コラム集。『週刊とりあたまニュース―最強コンビ結成!編―』改題。
  • ドキュメント  婦女暴行(電子復刻版)
    -
    レイプ――殺人に等しいこの犯罪の実態をつかむことは難しい。発生件数は、報告されている数の二十倍は下らないだろうと推測されている。二、三分間に一人の割合いで女性が何らかの被害に遭っているというレポートもある。しかし、事件を立証するのは被害者の立場もあって大変難しいのだ。レイプという行為に潜む男と女の性の深奥に迫るドキュメンタル犯罪レポート。

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  • 毒婦。 木嶋佳苗 100日裁判傍聴記
    3.8
    2009年に首都圏で起きた連続不審死などに関わったとして、10件の罪で起訴された木嶋佳苗被告。その裁判は100日間と異例のものとなった。マスコミは彼女を「毒婦」と呼んだが、木嶋佳苗とはいったい何なのか。裁判を通して実像に迫っていく。

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  • なぜ日本人はいつも不安なのか 寄る辺なき時代の精神分析
    -
    新潟女性監禁事件、腐敗する官僚・警察組織、幼児虐待、醜形恐怖、引きこもり……。本書は、90年代のバブル崩壊以降、悲観論が渦巻く日本の世情をふまえ、この国の不安、不満の本質を読みといている。まず、最近の異常犯罪の傾向について、町沢氏は80年代の快楽犯罪と比べ、90年代以降は自己愛的犯罪になったと指摘する。つまり、自分の存在を知らしめようとする犯罪である。一方、岸田氏は、共同幻想が崩れてから犯罪者の心理が見えにくくなったと言う。恨みの対象が必ずしもはっきりしないため、どこへ矛先が向くか、全くわからなくなってしまったのだ。さらに議論の焦点は、父性、母性論、日本人の官僚病、アメリカという呪縛、若者たちの身体と性、そして、フロイト、ユング以後の精神分析について等、興味深い話題がつきない。幻想にすがり、現実から目をそらすこの国の病理とは? 現代日本人の「自己愛症候群」を鋭く分析した刺激的対論である。

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  • 謎の村上春樹<読まなくても気になる国民的作家のつくられ方>
    4.0
    なぜ、村上春樹は授賞式でTシャツを着るのか? ハルキストも、そうでない人も、目からウロコの“最新”春樹論! ──現代という「若者殺しの時代」を変えていくことは、私ひとりの力にはあまります。 けれども、春樹の語られ方の風通しを、少しぐらいよくすることならできるかもしれません。 その作業をつうじて、日本社会のさまざまな問題点をあぶりだすことができたなら……(本文より) 人、時代、作品……、これまでにないハルキ論! 好き嫌いにかかわらず、気にせずにはいられないムラカミ小説の構造、 どこにも書かれたことのない村上春樹の「オタク」的実像、 そしてムラカミを都合よく誤読しながらアイドルに祭り上げてきた中高年ハルキストの功罪に、 気鋭の文学者が斬りこむ。 村上春樹作品から読み解く現代日本ワンダーランド。 【目次】 ■第1章:なぜ村上春樹の本は、好きでもないのについ買ってしまうのか? ■第2章:なぜ『1Q84』には黒髪ロングヘア・スレンダー巨乳美少女が登場するか? ■第3章:村上春樹はアルマーニの服を実際に着たことがあるのか? ■第4章:なぜオジサンは村上春樹を読んで「自分語り」をするのか? ■第5章:なぜ龍はブレまくって、春樹はブレないのか? ■第6章:なぜ春樹は早起きをして走るのか? ■第7章:なぜ『ノルウェイの森』はバブル時代を象徴する小説となったのか? ■第8章:なぜ春樹は授賞式でTシャツを着るのか? ■第9章:なぜ春樹は「走ることについて語るとき」力むのか? ■第10章:なぜ春樹は他人のトラウマを借りなくてはならなかったのか? ■第11章:なぜ村上文学はノーベル賞を取りにくいのか? ■第12章:春樹はこの先『ねじまき鳥クロニクル』以上の「悪」を描くことができるか? ■第13章:なぜ春樹は日本文学界で独り勝ちになったのか? ■第14章:2013年は父への「巡礼の年」だったのか? ■第15章:なぜ多崎つくるは色彩を持たないのか? ■第16章:なぜ春樹の父親は高校教師になったのか? ■第17章:村上春樹はドストエフスキーになれるか? ■第18章:なぜ春樹はノーベル賞を取ってはいけないのか?
  • 奈落 ―ピストル強盗殺人犯の手記―
    5.0
    横浜中華街店主銃殺・強奪、地下鉄駅員銃撃・殺人未遂―孤児、浮浪生活、感化院、少年院、刑務所……。束の間の平安、妻子も得たが再び転落。ついに究極の罪を犯してしまう。

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  • ニッポンの犯罪12選
    4.1
    「我々は誰もが、ここに挙げた犯罪者達と同じ暗黒を自分の中に持っている」(太田光)。金属バット殺人事件、説教強盗、大久保清、パリ人肉食事件、出歯亀事件、玉の井バラバラ殺人事件、三億円事件など近代日本史上の重要な犯罪を解説し笑いとばしつつ、現実に起こっている悲惨な事件の本質にせまる。人間の犯す罪はいつの時代も変わらない。
  • ニッポン非合法地帯
    5.0
    著者は元警視庁捜査一課。不良刑事であり、現職中にブタ箱入りなんと3回。やくざを殴ったり公安を荒らしたりのひどい奴。退職後、在職中に知り得たネタで『まるごしデカ』等の漫画の原作者となる。強姦、援交、暴力、覚醒剤の値段とやり取りの実際、風俗業のジャパニーズドリームと各種ミカジメ料、浮気調査会社のあくどさ、女性を地獄に落とす奴隷人身売買、殺し屋の値段と頼み方…など日本の裏社会についてのリアルで凄惨な情報大公開!

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  • 日本人の証明 東條英機の曾孫が語る緊急提言
    5.0
    東條家という特異な家に生まれた著者が、みずからのこれまでの体験と、日本人として抱くべき誇りについて語る、ユニークな日本人論。グローバル化に対応できない日本人に、神道を基軸とした逆転の発想を提示し、失われた誇りと自信を復活させよ、と説く。

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  • 日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条
    4.5
    マネー、外交、政治……このままでは日本は再び敗れる! 戦時中フィリピンで生死を彷徨い捕虜となった評論家・山本七平。戦後三十年、かつての敗因と同じ行動パターンが社会の隅々まで覆っていることを危惧した筆者が、戦争体験を踏まえ冷徹な眼差しで書き綴った日本人への処方箋。北朝鮮の核保有など、国際的緊張の中に放り込まれた日本が生き残るために知らなければならないこと。執筆三十年後にして初めて書籍化された、日本人論の決定版。
  • 日本よ、いったい何を怖れているのか
    3.0
    1巻1,056円 (税込)
    政治の迷走、経済のデフレスパイラル、尖閣問題、原発、ユーロ危機、TPP問題……。現代に生きる日本人は不幸せと言う奴がいるが、余計なお世話だ! 日本経済と経営の最前線を見つめて続けてきた最強弁護士・牛島氏だからこそ辿り着いた、「働くとは何か」「混迷を深める現代で、自分に誇りや自尊心を持ちながら生きるためにはどうすればいいか」について、日々の考察と実体験から導き出す「新・幸福論」。
  • 犯罪者プロファイリング ――犯罪を科学する警察の情報分析技術
    3.3
    一般書で始めて明らかにされる、日本のプロファイリング技術。幼女誘拐事件、猟奇殺人、連続放火、窃盗……数々の難事件を研究してきた科学捜査のプロが、犯罪者の行動パターンを白日の下にさらす。
  • 場末の文体論
    3.7
    読者をうならせる天才コラムニスト、その原点を語る。ビートルズ、北杜夫、立川談志、ソニー……。オダジマは、いかにしてオダジマになったのか? ネットで大人気コラムを連載する著者が、その心の故郷を初めて明かす。激論を巻き起こした数々の名コラムを生み出した「文章の職人」の秘密に迫る。日経ビジネス オンラインの大人気連載、待望の書籍化!『地雷を踏む勇気』『もっと地雷を踏む勇気』『その「正義」があぶない。』に続く、切れ味するどいオダジマワールドがここに! 津田大介氏との「同郷」特別対談も収録。東京都北区赤羽があの男を育てた!!

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  • バーのカウンターから見た素顔の中国 広州夜話
    3.0
    広州にある日本人向けカウンターバー「羊城(ヤンチャン)」。単身赴任中の筆者は毎夜バーを訪れ、そこで働く中国娘・李利と軽妙な会話を楽しむ。話題は、現在でもなお中国で愛されている漢詩の世界や、食文化、暮らしぶり、考え方など多岐にわたる。そこから見えてくるのは、ごく一般的な中国人たちの、健気で逞しく心豊かな姿だ。主人公は中国への理解を深めていくうちに、聡明で真直ぐな李利にも惹かれはじめ……。中国にまつわる薀蓄をストーリー仕立てで楽しく学べるオムニバス。 [内容一例] ◎広州の春は蚊の季節。孟浩然の有名な詩が現地では、 「春眠不覚暁(春眠あかつきを覚えず)  処処蚊子咬(あちこち蚊に食われる)」  の替え歌で流布。 ◎中国式食べ合わせでは、ほうれん草と豆腐を一緒にとると食あたりを起こす ◎餃子は別離のときに食べるもの、歓迎会では食べてはいけない ◎親指を立てるポーズは「大便をする」の意 ◎「東洋」という言葉は日本の蔑称……ほか

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  • 被差別の食卓
    3.8
    大阪のある被差別部落では、そこでしか食べられない料理がある。あぶらかす、さいぼし……。一般地区の人々が見向きもしない余り物を食べやすいように工夫した独自の食文化である。その“むら”で生まれ育った著者は、やがて世界各地にある被差別の民が作り上げた食を味わうための旅に出た。フライドチキン、フェジョアーダ、ハリネズミ料理――。単に「おいしい」だけではすまされない“魂の料理”がそこにあった。

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  • 貧困ビジネス
    3.5
    底なしの不況に落ち込んだ今、急増する貧困層を食い物にして儲けるビジネスが跋扈している。「敷金・礼金なし」で貧困層を誘い込み、ほんの数日の家賃滞納で法外な違約金を請求する「ゼロゼロ物件」。多重債務者にニセの養子縁組をさせてさらに借金を重ねさせる「リセット屋」等々。なけなしの金をむしりとり、貧困層をさらなる困窮へと陥れる「貧困ビジネス」は、もはやモラルをかなぐり捨てた、日本経済の末期的症状の象徴だ。気鋭のエコノミストがその実態を生々しくレポート。
  • ビッグコミック創刊物語
    3.0
    社内で吹き溜まりと揶揄される第二編集部から生まれた『ビッグコミック』。創刊編集長の小西湧之助は、自分たちを泥底のナマズにたとえ、いつか世の中を揺り動かす大ナマズになってやると誓う。白土三平、手塚治虫、石森章太郎、さいとう・たかを、水木しげるら人気作家を口説き落とし、青年コミックの市場を切り拓いた編集者たちの熱き奮闘の物語。

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  • 不安を楽しめ!~ドン・キホーテのピアス16~
    4.3
    3.11を経て、日本は様々な不安や不満が鬱積しつつある。その結果、日本国内には不寛容な空気が充満し、ともすれば他者を責めるような社会になっている。そんな時代をどう生きるのか? 鴻上尚史の提言!

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  • 不完全な時代 ──科学と感情の間で
    3.8
    ますます複雑化し肥大する現代の情報化社会を私たちが生き抜くために必要な力とは何か? 変革せねばならないことは何か? ユビキタス・コンピューティングの新概念で世界を変えた著者が綴る提言エッセイ。
  • 不謹慎 酒気帯び時評50選
    -
    震災と原発、野田総理、雅子妃から海老蔵、村上春樹、尖閣問題まで。歯に衣きせぬ酒気帯び対談50章を収録した人気対談集。保存版「対談10年で語られた本100冊」リストも。

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  • 二つの「インドから」 時代のうねりの中で
    3.0
    ■内容紹介 20代で初めて訪れ、何度も通い続けたインド。だが1990年以降、経済が発展し勢いに乗るインドは、私にとって居心地の悪さを感じる地になった。「貧困」が代名詞だった1973年のインドと、IT時代の活気ある2010年のインドはどのように変わったのだろうか。次々とビルが建設され、ITを中心としたグローバル化が進んでいるインドは、豊かになったように思えるが、農村では作付けのための借金を苦にした自殺者が増えているという。結婚や就職、金銭のごまかしや物乞いなども、同じように見えていても根本は昔と違っているようだ。中流が急増し欧米的な思考が浸透しつつあるからこそ、より貧しくなった問題も多いのではないか。インドを研究し続ける著者が見た、新たな「インドの混沌」とは? ■著者紹介 高邑 青(たかむら あお) 東京外国語大学インド・パーキスターン語学科を卒業後、NHKの国際放送局(ラジオ・ジャパン)でインド亜大陸向けニュース編集や番組制作に携わる。1972年、デリー大学でインド事情、ヒンディー文学を学ぶ。その後、外務省ヒンディー語講師を経て現在、拓殖大学国際学部、商学部講師。NHKラジオ・ジャパンでインド・南アジア向けニュース編集などを担当。著書に、『蓮と紅茶とマハーラージャー ―インドに関する三十三章―』(新風舎)、『まずはこれだけヒンディー語』(国際語学社)がある。千葉県柏市在住。

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  • 不良少年
    3.5
    不良とは何だろうか。世間から社会的な劣等者ないしは犯罪者予備軍というレッテルを貼られる存在でありながら、一方で息の詰まりそうな管理社会に風穴をあけるトリックスター的存在。かつてこの両義性によって不良精神が輝いてみえる時代もあったが、それもいまはノスタルジーとして語られるのみである。恐るべき若者たちに対する近代国家の管理と保護の動向を鳥瞰しつつ、トリュフォーの映画や戦後日本のマンガ・劇画に登場する不良少年たちの反抗と運命を共感をもって描くもうひとつの若者文化論。
  • 分断される日本
    -
    安全、教育、生活……さまざまな分野で「格差」が拡大・固定化されている。街角に設置された監視カメラやエリート養成学校などの事例から、日本社会が「分断」されてゆく現状に斬り込む。「構造改革」の美名の下にもたらされた歪みは、この国をどう変えてゆくのか? 暴走を始めた日本社会に警鐘を鳴らすルポ・評論集。ワーキングプア、ネットカフェ難民など近年の変化をテーマに、雨宮処凜氏との対談を収録。
  • 弊風一斑蓄妾の実例
    -
    「萬朝報」紙上で、権力者の醜行を執拗に攻撃したため涙香は「まむしの周六」と渾名されたが、本書では、男の玩弄物である妾の実例を暴露。犬養毅、山県有朋、井上馨、伊藤博文、榎本武楊、文化人では森鴎外などが俎上にのせられた。

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  • 放射能列島 日本でこれから起きること
    3.5
    福島で原発事故が起きた。日本に深刻な放射線問題が残り、そのことによって日本人の人生設計は大きく変化せざるをえない状況になってしまった。そしてそのことは従来の環境問題であるリサイクルや温暖化などとどう関係してくるのか。従来の環境問題と新しい環境問題。複合的な新しい環境問題について、武田邦彦が危ない問題点を提起した1冊。
  • 保険金殺人 死体の声を聞け
    -
    家族の命すらターゲットにすることも珍しくない保険金殺人。そのあまりにも酷い犯罪の多発に警鐘を鳴らすため、ついに極秘ファイルの封印が解かれた! ベテラン作業員の乗ったトラックが山から転落、作業員は多額の生命保険に加入していた。果たして、事故か事件か――。さまざまな事故に見せかけ完全犯罪をもくろむ犯人の偽装を、元監察医が次々に見破っていく。
  • 暴力団
    3.6
    なぜ暴力団はなくならないのか?学歴、年収、出世の条件とは?覚醒剤や野球賭博でどのように儲けるのか?女はヤクザになれるのか?なぜヒモが多いのか?刺青や指詰めのワケは?警察との瘉着は?ヤクザが恐れる集団とは何か?出会った時の対処法とは?その筋をも唸らせた第一人者が、時代ごとに変化し、社会の裏で生き延びる「わるいやつら」を、やさしく解き明かす「現代極道の基礎知識」。

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  • ぼくは戦場カメラマン
    4.0
    ぼくは戦争や災害がおこると、その国へかけつけます。そこの人々が何を考え、何に困っているのか。自分で確かめ、みんなに伝えたいのです。どんなにつらく悲しい現実でも、シャッターを切り続ける。それがぼくの仕事です【小学上級から ★★★】
  • ポツダム看護婦 (上)
    -
    「戦争が激しくなったら、外地に女性も行くようになるかもしれないわよ」  太平洋戦争時、軍籍を持って、つまりは「女性兵士」として戦地へ出兵された日本人女性たちがいた。この歴史的事実を知る者は少ない。  九〇歳を超えた現在も、無二の親友として交流の深い二人である、鰐淵照子と大賀幸子。彼女たちは、血と火薬の匂いが煙る最前線において、一体何を見て、何を感じたのか。  本書は、数奇な運命をたどり、戦地をくぐり抜け、青春時代を送った二人の女性の物語である。 プロローグ 第1章 元気少女・照子とご令嬢・幸子 第2章 タイピストの職務に就く 第3章 照子が戦地で目にした戦争 第4章 照子と幸子、海軍省で出会う ●村上和巳(むらかみ・かずみ) 1969年、宮城県生まれ。中央大理工学部卒。医療専門紙記者を経て、現在は国際紛争、安全保障、医療・科学技術などを取材するフリージャーナリスト。著書に『化学兵器の全貌』(三修社)、『大地震で壊れる町、壊れない町』(宝島社)、共著に『戦友が死体となる瞬間 戦場ジャーナリスト達が見た紛争地』(三修社)、『タリバン戦争の謎』(祥伝社)など。最近は東日本大震災に専念。震災関連共著『3.11絆のメッセージ』(東京書店)、『風化する光と影 東日本大震災特別レポート』(マイウェイ出版)。国際ジャーナリスト連盟(IFJ)2012 JAPAN AWARD 東日本大震災部門奨励賞受賞。
  • マリファナ青春旅行(上) アジア・中近東編
    4.2
    「マリファナを吸ってなぜ悪いんだ」煙に誘われ、僕は退屈な日本にサヨナラを告げた。タイ北部の秘境「黄金の三角地帯」、ヒッピー世界三大聖地のひとつネパールのカトマンズ、激しい内戦下のトルコ……。行く先々で手に入れた多種多様なドラッグがもたらす幻想と出会い。十九歳の初体験以来、放浪を続けた青春の旅行記、アジア・中近東編。
  • マンガと音楽の甘い関係
    3.8
    ★『ガラスの仮面』の姫川亜弓は、どうしていつも〈トロイメライ〉を聴くのか?『ベルサイユのばら』の男装の麗人オスカルが好きなモーツァルトを、マリー・アントワネットが聴かないのはなぜ?『SLAM DUNK』の流川楓のウォークマンの中身は何?――答えはすべてこの中にあります。 ★マンガと音楽をめぐる愛いっぱいのミステリーエッセイ!音楽を奏でる王子様たち、優等生と不良が好む音楽の違い、恋人や友人と音楽をわかちあう名シーン、画面に散りばめられた音符の装飾、ロマンチックな音楽用語のタイトル、声に出して読みたくなる魅惑のルビ文化、作品から流れ出すBGM……名作マンガに登場するさまざまな「音楽」描写の魅力を語り、真意を読み解きく刺激的なエッセイ集! ★勝田文、雲田はるこ、水城せとな、ヤマシタトモコ豪華ロングインタビュー収録!
  • 身内の犯行
    3.3
    いまや殺人事件のうち、二件に一件が「身内」で起きている! 愛すべき家族同士で、なぜ殺意が芽生え、どのようにして殺害に至ったのか? 秋田連続児童殺害などの子殺し、板橋両親殺害爆破などの肉親殺し、渋谷「セレブ妻」夫バラバラ殺人などの夫婦間殺人、そして、中津川一家五人惨殺などから現代の家庭内殺人の深層を探る。あなたの家族から殺人者を出さないために、身内ゆえの歪みを活写したノンフィクション。

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  • ミサキア記のタダシガ記
    4.4
    「ダ・ヴィンチ」「本の旅人」で四年にわたり連載された人気エッセイが一冊に!twitterの「ツブヤ記」も収録した、シュールで不可思議なエッセイ集登場!
  • 「モザイク一家」の国境なき人生~パパはイラク系ユダヤ人、ママはモルモン教アメリカ人、妻は日本人、そして子どもは……~
    3.5
    生粋の日本人である著者がパリで出会い、結婚することになった相手。はじめは単なるアメリカ人と思っていたが、その父親はアラブ人風のユダヤ人(イラク出身)、母親は北欧がルーツのモルモン教アメリカ人だった。その息子である夫との間には一男一女。この国籍不明の一家に起こる、さまざまな日常的な葛藤や冒険の物語は、ささやかなようで、そこから大きく時空を飛び越えて、世界史的規模を持って西へ東へ広がっていく――。
  • 物語・女市場
    -
    昭和6年に「現代女いちば」の書名で出版され、当時のベストセラーとなった。明治以後の売春風俗史の古典的著作。

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  • ヤクザが店にやってきた 暴力団と闘い続けた 飲食店経営者の怒涛の日々
    3.0
    「ヤクザ御一行様お断りいたします!」執拗な営業妨害を続ける暴力団に「一介の飲み屋のオヤジ」はいかに立ち向かったのか!? ヤクザの親玉、ちんぴら、その情婦も入り乱れ、虚々実々の攻防戦が繰り広げられる。体を張って修羅場をくぐり商売のやり方を確立していく様に、市井の知恵とたくましさが漲る奮闘記。

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  • ヤクザが恐喝りにやってきた
    4.0
    凄まじい脅迫、巧妙に仕組まれた罠・・ヤクザにつけ込まれ、自殺寸前まで追い込まれた青年実業家が、ヤクザを相手に数々の難局をくぐり抜けてきた著者の手ほどきを受けて“地獄”から生還するまでを克明に描いた、実録・ヤクザ撃退物語。

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  • ヤクザの散り際 歴史に名を刻む40人
    -
    任侠界史に名を刻む男達の死の在り方は、その生き様さえ表すほどに鮮やかである。晩年まで日本のドンと恐れられ大往生を遂げた稲川会総裁稲川聖城、自ら首の動脈を掻き切り血の始末をして絶命した初代阿部組総長阿部六郎、壮絶なリンチにも決して屈しなかった侠道会池澤組幹部滝下健夫…。伝説に残るヤクザ40名の最期を描く迫力のドキュメント。
  • 屋久島で暮らす あるサラリーマンの移住奮闘記
    4.0
    この島で暮らせたら・・・。夢を実現した家族の物語。驚きと発見の日々を、屋久島から実況中継!「田舎暮らし」をしたい人に役立つ情報を満載!『ヤマケイJOY』の好評連載記事に、書き下ろしほか、移住情報をプラス!
  • ヤバい現場に取材に行ってきた!
    -
    取材記者、ルポライター、売文屋……。呼び方は人によっていろいろだが、まあ要するに野次馬代行業だ。 そう、俺はプロの野次馬だ。違法な現場、立ち入り禁止の現場、不可解な現場、危険な現場……。お声がかかればどこへでも行く。かからなくてもどこへでも行く。いつだって捨て身の突撃で、与えられたミッションを遂行するだけだ。(はじめにより) 一般人ならば二の足を踏むような場所にも潜入し、雑誌や書籍などに記事を書く取材記者。彼らは危険と隣り合わせの「現場」でいったい何を見て、何を感じているのか――?  銃弾飛び交うイラクで命を縮め、悪名高き児童買春村で戦慄し、限界を超えたゴミ屋敷で人生を諭し、大麻マンションで未来を憂う――ベテラン取材記者が軽妙な筆致で紡ぐ“ヤバい”現場の“危ない”ルポルタージュ!
  • 歪んだ正義 特捜検察の語られざる真相
    4.0
    ずさんな捜査、マスコミを利用した世論の形成、シナリオに沿った調書。「特捜検察」の驚くべき実態を、現職検事や検察内部への丹念な取材と、公判記録・当事者の日記等を駆使してえぐりだした問題作!
  • 量刑相場 法の番人たちの暗黙ルール
    3.3
    量刑とは、裁判官が当事者らの言い分や証拠を、刑法の定める範囲内で酌量し判決を下すことである。その判断は各裁判官に委ねられているものの、先例判例主義が重視されるため、「一人殺しは無期」「三人殺しは死刑」といった刑罰の“相場”が自ずと形作られてきた。例えばゴルフ場からロストボールを“大量”に持ち帰れば懲役10カ月、“衝動的”な放火で“一人”焼死させたら懲役10年など、微罪から重罪まで、法の番人たちが共有する刑罰の約束事が全て明らかに!
  • 六代目山口組司忍組長と小泉純一郎首相にケンカを学ぶ
    3.0
    ケンカとはコミュニケーションである! コミュニケーション力がある人間はけんかも強い! 刺青は、心にも入れられる。 光と闇それぞれの世界の頂点に立つ者は、どんな態度で日々をシノいでいるのか? なりふりかまわなくなったニッポン社会でワリを食わないための、正しく楽しい活路の発見法。

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  • ロストジェネレーションの逆襲
    3.5
    「ロストジェネレーション(25~35歳)は政治無関心」というのはウソだ。2007年参院選挙の安倍・自民大敗の原動力になり、つぎの総選挙のカギを握っているのが、なにを隠そう、このロストジェネレーション。朝日新聞の選挙取材チームが調査報道とネット世論調査で裏付けた驚きの事実。格差社会、リストラ、偽装請負、消えた年金……と、びんぼうクジを引き続け追いつめられた彼らはもう黙っていない。ポスト安倍を占う一書。
  • ロンドン丼 英国暮らしは毎日がドッキリコ!
    3.4
    英国人の夫と結婚し、ロンドンに移住し16年目だが、いまだに好奇心いっぱいのドキドキな毎日。時には息子の教育に頭を悩ませ、時にはロンドン名物の抗議デモに参加もしてみるが、何だか意外なハプニングばかり! オリンピックよりエキサイティング。暮らし、子育て、エンターテインメント、街の人々などなど。ロンドンの本当の魅力がわかるコミックエッセイ。
  • 私が輝く、パリジェンヌ・レッスン いくつになっても魅力的なファッション・暮らし・生き方
    4.0
    パリジェンヌは、いつも自分の信じる道をいきます。 そのために、彼女たちは日々感性を磨いているのです。 本書は、そんなパリジェンヌたちのファッション、暮らし、生き方をご紹介しながら、年を重ねるごとに輝きを増す彼女たちの美の秘密に迫ります。
  • 私はなぜ刑務所を出ないのか
    3.0
    一生、刑務所から出ないことを決意した無期囚は20年の獄中生活で、どんな心境の変化があったのか。そして、これからどう生きるのか。思索を重ねる殺人犯が綴る異色独白記。

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