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Posted by ブクログ
著者は、原子力関係が専門の学者なのだろうが、本書を読んで「まあ、なんと身も蓋もない」言い方かと苦笑する思いをもった。
「原発は安全」「安全なのになぜ僻地に建てるのか」「危険手当としての交付金」などを読むと、危険なのに安全と言いながら巨額の金をばら撒く姿が浮かび上がる。みんな、うすうすはわかっているが、表向きの論理では専門家は誰もが言わないことをズケズケ語る本書は、一旦巨大事故が起こってしまった現在では「まさにその通り」と言わざるを得ないと思えた。
本書の「人類は地震に耐える原発をつくったことはない」との主張や「放射性被爆」についての考え方、「エネルギー問題」についての考察等は、一考の価値があると思えた。
ただ、本書は一般にもわかりやすいという目的の書なのだろう。内容はポイントのみに絞られていて薄いとも思える。
原発やエネルギー問題は、重要課題であるだけにもっと専門的な徹底した考察も必要だとも感じた。その意味で本書は、ちょっと物足りない。
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