日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条

日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条

1,012円 (税込)

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マネー、外交、政治……このままでは日本は再び敗れる! 戦時中フィリピンで生死を彷徨い捕虜となった評論家・山本七平。戦後三十年、かつての敗因と同じ行動パターンが社会の隅々まで覆っていることを危惧した筆者が、戦争体験を踏まえ冷徹な眼差しで書き綴った日本人への処方箋。北朝鮮の核保有など、国際的緊張の中に放り込まれた日本が生き残るために知らなければならないこと。執筆三十年後にして初めて書籍化された、日本人論の決定版。

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日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「失敗の本質」と同様に、第二次大戦での日本の敗因を論じた刺激的なタイトルの本書は、雑誌「野性時代」への連載(1975〜76年)が2004年に書籍化されたものです。
    山本七平氏の著作を読むのは「空気の研究」以来ですが、とても読み応えがありました。

    本書は、ガソリンの代用としてブタノールを製造する技術

    0
    2024年09月18日

    Posted by ブクログ

    虜人日記を下敷きにした冷静な歴史の検証。
    時制の峻別。その時代の目撃者の証言か後代の記録か。
    我々はまだ「自由な思考」「自由な談話」ができないでいるのか。

    戦時中の愚かしさと、それが今なお変わらぬことに、二重に戦慄する。

    ・予定稿を押し付ける記者となれ合う取材者、世論。これに侵されていない記録と

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    当事者ではないからこそ、「あれは昔のこと」精神で済ますのではなく、何故愚かな戦争への突入を止められなかったのか、考え続けないといけない。

    0
    2023年11月28日

    Posted by ブクログ

    大蔵省出身で、陸軍専任嘱託となってフィリピンにわたり、そこで敗戦を迎えた、小松真一が残した「虜人日記」をテキストに日本軍の敗因21ヶ条を1つ1つ検証する労作。その内容は衝撃そのものでありました。
    「虜人日記」とは、戦後の民主主義の洗礼をうけておらず、戦後の現実に中立の立場で書かれたものであるとしてい

    0
    2023年02月09日

    Posted by ブクログ

    本書は「虜人日記」(フィリピンでアルコールの製造に携わって、敗戦を迎えた小松真一氏の記録)と著者自身の体験をもとに、なぜ日本は太平洋戦争に負けたのか、そして、戦後日本にも受け継がれている日本の弱点は何かを論じている。

    「虜人日記」に挙げられている敗因は21か条あり、本書は12章構成となっているが、

    0
    2021年07月18日

    Posted by ブクログ

    日本人の本質をあぶり出した素晴らしい本。歴史の勉強にもなる。

    ・やるだけのことはやった。これらの言葉の中には「あらゆる方法を探求し、可能な方法論の全てを試みた」という意味はない。ただ、ある一方法を一方向に、極限まで繰り返し、その繰り返しのための損害の量と、その損害を克服するため、投じ続けた量と、そ

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    この本もう何度読み直しただろうか。10年以上も本棚に置いてあり折に触れ読み返している。小松真一著「虜人日記」を紹介しつつ、山本七平氏が解説を加えていく体で構成されているこの本を読めば、日本人というものがどんなものなのか、よくわかる。太平洋戦争末期の状況下における日本人たちの振る舞い。
    時折「日本の軍

    0
    2018年03月31日

    Posted by ブクログ

    今も、戦前と変わらない日本人の思考様式を再発見することができる。

    ・いきあたりばったりの思考
    ・量だけ増やして同じ方法をやめれない
    ・ネガティブな事実をニュートラルな言葉に置き換えて、真実か目をそらす気質
    ・思想的貴族の、真の貴族の不在。
    ・押し着せられた、思考や組織を採用して、うまくいかなないと

    0
    2017年07月01日

    Posted by ブクログ

    名著、著者の体験と軍属の化学者の(きわめて客観的な)記録を下に、日本が第二次世界大戦で敗れた理由について、全11章に渡って述べている。戦争と言う極限状態において起きた悲惨な事実から、日本人の本性とそれ故に抱える問題を指摘する。さらに筆者は「日本は反省力なき」故に戦後30年経ても、それらが改善されてい

    0
    2016年08月06日

    Posted by ブクログ

    いちいち、つくづく、七平さんの指摘のとおりだと思いました。
    以前に太平洋戦争の本を読んだときには、あの戦争は、現在の自分とは無関係の、過去の、主に男の人たちのやったことと思っておりましたが、これを読んで、今の自分の中にあるものと痛感したことが多かったです。
    七平さんはこの日本人の特徴は、明治以来続い

    0
    2015年12月19日

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