アノニマスさんのレビュー一覧

何もかもを持っている御曹司が、何でこんなに一人の女性にはまってしまったのか、と疑問が残りましたが、その点さえスルーすれば、楽しく読める作品かと思います。

少々俺様っぽい男性のストレートで、一途な愛情表現が素敵です。

王道ハッピーエンド

割と定番のTL物語ですが、、暁龍と穂乃果の出会いから、再会、そしてその後の展開など、楽しく読みました。

王道ハッピーエンドで、安心して読めるので、そういうお話が好きな人にお薦めです。

焦れてしまいました

あくまでも、ヒロインは家柄に相応しい人間と結婚をするべき、という態度をとるヒーローに焦れてしまいました。

物語を面白くするためには、必要なのですが。。。

龍と人間の恋

ファンタジーが大好きなので、楽しく読みました。

タイトルから、察するべきでしたが、ヒーローは龍でした。龍が人間を好きになり、そして、ヒロインも龍を好きになってしまう。

色々な人や妖怪?が登場し、息をつかせぬ展開で、面白かったです。

鮫島の陰謀

陽菜や、明神を巻き込んだ鮫島の陰謀が少しずつ明らかになってきました。

陽菜は相変わらず、気持ち良くされ過ぎですが、個人的には好きな設定ではなかったので、星3つです。分冊版で見た限り、次の巻がとてもワイルドだったような。。。

明神の陽菜への執着が少しずつ形を変えているようで、最後に二人の関係がどうなるのか、楽しみです。

アクション・スタート

ムサシの張った罠に引き寄せられて、敵が隠れ家の村に続々と集結。そして、敵を捕獲するため、サイレント・ブラックのメンバーも集結。

かがりとその周囲の普通の人間も、巻き込まれ、戦闘が始めるー。早く3巻が読みたいです!

新しいシリーズ

ある事情を背負った女の子が、慎吾やD達の住む「村」にさ迷いこむ。この女の子が、どういう形で事件に巻き込まれて、彼女と彼女の事情が、どう展開していくのか、楽しみ。

ムサシのかかわる事件の全貌は最初にちらっと出るだけだけど、そこも含めて、次の巻が楽しみ。

何度読んでもいい

お互いに本当に好きな人には言えない秘めた思いを抱えた大人の男女の恋物語です。

静かでゆっくりとしたストーリー展開、美しい情景描写、情緒のある二人の関係、丁寧な心理描写、官能的なベッドシーン、どれをとっても最高です。買ってから何度も読みましたが、全然飽きません。

五つ星どころか10の★を付けたいくらいに、ハマってしまいました。

建築や写真などのことはちっともわかりませんが、きちんと調べて書かれているんだろうと感じましたし、読み応え満点です。おまけ、ですが、色々料理を試してみたくもなりました。

夏の終わりの夕凪に　吐息は熱をはらむのスピンオフ？のようですが、どちらから読んで...続きを読むもいいと思います。ちなみに私はこちらの二人の方が好きです。

すごくしっかりしたストーリーで、ドラマ化や映画化されてもいいんじゃないかと思ったくらいです。大人の静かな恋を堪能したい人にお薦めです。

大人の恋物語

好きになって忘れられない死期の近い男性を思い続ける女性と、そんな彼女を好きになってしまって、思いをあきらめられない男性の心理描写が丁寧に描かれていて、何度も読みました。

情景描写も丁寧で、うるさいセミの鳴き声が聞こえてくるようだったし、田舎の情景や、庭の様子など、目に浮かぶようでした。

私は染色というものがどんなものなのか全く知識がありませんが、染色についてきちんと調べられているのか、その工程や材料、作品など、詳しく描かれていて、興味をそそられました。これはおまけかもしれませんが、作品を通して、消えつつある日本の伝統を広く知ってもらうという、素晴らしい役割もあると思います。

...続きを読むこの巻では、あかりが悠介と別れることを選んでしまい、かなり焦れてしまい、次巻の展開が気になって仕方がありませんでした。

十代女性むけ？

設定は中世ヨーロッパなのに、私がヒーローとヒロインに見たのは、今時の気の強いしっかり者の女子高校生と、そんな女性を好きになってしまった少々押しの弱い学級委員長タイプの高校生男子でした。

ストーリー展開はそれなりに工夫がされているのですが、本当の意味でティーンズ・ラブで、十代向けの作品かと思いました。結構歳のいっている私には、ちょっと苦しかったです。

Sのヒーローが素敵です

作者さん買いです。この作品もよかったです。

ヒーローとヒロインの出会いに少し無理を感じましたが、それ以外は楽しめました。

ヒーローは、ちょっと変わり者のようですが、仕事ができて、S、ちょっと変態的な性癖の持ち主で、そういうヒーローが好きな読者さんにお薦めです。清楚なヒロインが、そういうヒーローに性的に変えられていくセックス・シーンも刺激的でした。

順番が違う、と作品内にもありましたが、二人がお互いに惹かれていく様子の描写にときめきました。

そんなに歪んでないけれど

レビューはそれほど高くないですが、私はそれなりに楽しめました。

ヒーローとヒロインの関係は、タイトルにあるように背徳的ではありませんでした。

ソーニャを意識したのか、二人の否定的な感情があまりに誇張して描かれているように感じましたが、二人の置かれた状況では、当たり前に抱く気持ちだと思ったので、その辺はさらっと流してもよかったのではないかと思いました。

挿絵がとてもきれいで気に入ったのも、★を４つにした理由です。

大海先生の新作！

大海先生の大ファンで、新しい作品を楽しみにしていました。

この作品のヒロインは、今までの作品のヒロイン達とは、一味違った背景を背負っていて、今後の展開が楽しみです。

クライマックスが

この作者さんの他のレーベルから出ている作品を読んで、そこでちらっと出てくるピアニストとその彼女の話だと思ったので、興味を持って買ってみました。

結構夢中になって、読みましたが、最後のクライマックスという展開で、計の罪悪感と劣等感に捕らわれた物言いと、芽依の返事が私にはいまいちで、それまで夢中で読んだのに、何だか盛り下げ感を感じました。確かに計の過去とカオルの彼に対する執着には私も少し引きましたが。

それ以外は、話の設定や展開はとても面白いし、少々社会不適合者の気があるという計の芽依に対する一途さはとても素敵でした。

私はジャズやクラシックはあまり知らないので、この作品に名前の...続きを読む出てくる曲をいくつか聞いてみました。音楽の世界がこの作品を通して広がったのもおまけとは言え、よかったです。

乙女系

身分が低い貴族のヒロインが、失恋の心理的・社会的ダメージをいやすのに、家庭教師になった先で、美しい伯爵令息と知り合って、恋に落ちるお話です。

自分に自信のない、でも、社会的規範にうるさいしっかり者、そして初心なヒロインが酔った時に取る行動はギャップがあって、かわいかったし、美しい伯爵令息のSっけが、素敵でした。

いわゆる乙女系ですが、それなりに楽しめました。

本当に聖女

性格のよいヒロインが、疑心暗鬼に凝り固まったヒーローに酷い扱いを受け続けるのが、ちょっとかわいそうでした。が、そんな扱いをものともせず、そのヒーローと愛のある関係を結び、ある意味すごいと思いました。本当に聖女でした。

Ωバース

私は結構オメガバーズ系の設定のお話が好きなので、気になって読みました。

この作品も同様に、主人公二人、αとΩの運命の番で、よかったです。ストーリー自体は、割と平坦ですが、好きな設定の作品だったので、★4つです。

かなり濃い

ストーリーの設定と言い、登場人物が背負った業といい、主人公二人の関係と言い、かなり濃い、いや、ソーニャです。

エンディングに救いの要素を見いだせないので、かなり好き嫌いが別れるのではないでしょうか？ソーニャ大好きな私ですが、この作品は私には濃すぎた感がありますが、暗くてどうしようもない作品を読みたい人にはお薦めです。

わかりにくいのがいい

何だかつかみどころのない、遊び人のヒーローで、二回読んでから、彼の魅力がわかりました。

ヒロインは、生真面目な性格のようなので、余計に彼のことが分かりづらいのでしょうが、その遊び人の彼が、一途に溺愛する様子が素敵でした。

こんな彼に囚われてみたいです。

共依存

感情障害とでもいうのかを持つヒーローにとって、唯一となったヒロインが、そんな彼に捕らえられたまま。

物語が動き出してから、広くなった交友関係のおかげで、ヒロインが人間的成長を遂げ、共依存の関係から少し抜け出していくことが示唆されていて、その分、健全なエンディングという印象でした。

ヒーローの年季の入った執着がよかったです。

運命の二人

運命によって結ばれた二人、という設定が結構すきなのですが、この作品もそんな二人の物語でした。

窮屈な状況に縛られた二人ですが、自分に流れる血から、ヒロインを無茶苦茶にしてしまうより、自分の意志によって愛したいというヒーローと、ヒーローの背負った運命を変えたいという、ヒロインの健気さがよかったです。

冷徹な男

ヒーローは、復讐に生き、あくまでも冷徹。絡み合った利害関係の中で生き、狡猾でもある。

そんな男が、偶然出会った性格のよいヒロインに少しずつほだされていく様子が素敵でした。

一途な悠介が素敵

上巻では二人の関係がメインでしたが、下巻からは他の人間が二人に絡んできて、ストーリーに様々な色が混じってきた印象があります。

そのせいもあってか、様々な人たちの思惑や感情が絡んできて、ストーリーの層が厚くなったと思いました。

あかりを諦めきれない悠介の一途な思いとその様子が素敵でした。

情熱をはらんだ、でも静謐な印象のする大人の恋物語で、素敵なストーリーに酔ってしまいました。

幻想的

この作品の舞台は古代日本でしょうか？登場人物の話し言葉や文調が固い印象があるので、とっつきにくいと感じる人もいるかもしれません。

ですが、ストーリー自体はよく練られているし、なかなか面白いお話だと思います。が、ヒキばあさんの執念の理由が最後までわかりませんでした。

ヒロインが、結構悲しい過去を背負っているので、楽しいお話を読みたい方には不向きの作品ですが、幻想的な美しいお話だったと思います。

別れる前の二人のストーリー

この作者さんの他の作品が大好きなので、買ってみました。

設定やストーリーラインが素敵で、他の作品同様、自立した大人の恋、という設定で伏線も素晴らしかったです。

紙面の関係か、再会後の二人のストーリーが短いプロローグに納まってしまい、かなり肩透かし感を食らいました。個人的には、もう少し、再会後に二人がくっつく前に、もっと過去と思いの葛藤とかがあったらよかったのになぁ、と残念でした。

巫女と政治家

この作者さんは、ヒーローの性格の設定や人物描写の幅が広くて、何冊読んでも飽きがきません。

割と面白い背景のストーリーで、世間知らずの巫女が、頭がよく、狡猾なヒーローに変えられていく様子が素敵でした。政治的思惑も絡んでいて、そういうお話が好きな人には面白いかと思います。

最後のクライマックスがちょっとあっけない印象を受けたので、★4つです。

溺愛ぶりだけでいいなら

ヒロインの妹の性格が悪すぎて、何だか胸糞悪く感じてしまったのと、何で王子様が、ヒロインを溺愛するほど好きになってしまったのか、いまいちわかりませんでした。あと、ストーリーラインが何となくつじつまが合わない印象を受けました。

作品の発想自体は面白いと思います。

王子の溺愛ぶりを堪能するにはいいのではないでしょうか。細かいことが気にならなければ、楽しく読めると思います。

ジャンルを間違っている？

いくつかの点を除いて、私はとても気に入りました。ただ、どうしてもTLというジャンルの作品とは思えません。異世界ものファンタジー、という感じでしょうか。

この作者さんの他の作品も何冊か読みましたが、他作品同様、人間関係のダイナミクスに工夫があり、設定やストーリーラインがしっかりしているので、無理を感じず、とても面白かったです。ファンタジーが好きな人にお薦めです。下記のような気になる点はあるけれど、本当に面白かったので、★を5つにしました。

30歳のヒロインが「蹴り上げる」とか、年相応の落ち着きがなく、ヒーローに対して大人げない意地の張り方をするとことが気になって、できれば、そのあたり...続きを読むがトーンダウンされていればよかったのになぁと個人的には思いますが、これは出版社レーベルと読者層を想定したものかもしれません。

あと、他のレビューで「年齢でヒロインが揶揄されすぎ」と評されたシーンが、あまりにも多すぎるので、これが引っかかる読者がいるだろうことはよくわかります。可能であれば、ストーリーラインや大まかの設定はそのままで、その辺の加筆・訂正版が出れば、個人的には万々歳です。

続きもののようですが、しばらく経っているのに、続編が（まだ？）出ていません。個人的にはTL作品としてでなくてもいいので、いつか続きが読めればいいなと思います。

変わり者の主人公

私が買ったこの作者さんの2作目の作品です。この作品もベッドシーンが割とあっさりしていると印象を受けました。

設定の発想にオリジナリティがあって面白いし、ヒロインが変わり者具合というか執着の具合が面白かったです。この作者さんの他の作品も、ヒロインが変わり者でした。

1冊目の作品でも思いましたが、一場面に割かれる紙面が割と少なく、展開が早く感じられると思います。これも、この作者さんの味でしょうか。色々な点で、私が慣れ親しんだ作品とは毛色が違ったのですが、結構夢中になって読みました。

定番のTL作品とちょっと違うのを読んでみたい人にお薦めしたいと思います。

大好きな作家さんの作品です。

あり得ない展開、と思いながら読みましたが、ヒーローの執着具合とまっすぐな性格のヒロインが、ヒーローにひかれていく様子が素敵でした。

私は結構好きでしたが、好き嫌いのわかれる作品かなぁ、と思います。

可愛げのないヒロインが。。。

割とシンプルで、真っすぐな性格のヒーローが気に入りましたが、意地っ張りで、素直でない可愛げのないヒロインに結構イライラしてしまいました。

ストーリーは、割と定番でしたが、最後になって明らかになる伏線が、なかなかひねりがあって、よかったです。

暗くてよかった

ストーリー全体の暗さと言い、ヒーローとヒロインの不遇と言い、結末と言い、ソーニャかと思ったのですが、違ったのですね。でも、その暗さというか、重さがよかったです。ソーニャが好きな人には合うかと思います。

後書きで、嵐が丘のような作品を想定したとありましたが、そういう重さがあったとおもいます。

この作者さんの作品はこの他に一冊しか読んだことがないのですが、これはよかったです。ベッドシーンがいまいちと感じたのですが、もう一回ちゃんと読んでみたら、印象が変わるかもしれません。

結構よかった

レビューが★一つだったので、返って興味をそそられて読んでみることにしました。

ベッドシーンが少なく、主人公の二人は結ばれるものの、大団円からは程遠いエンディングだったからでしょうか？　ロシアっぽい場所が舞台で、舞台設定や事件なども相まって、作品のトーンが暗いのも、理由でしょうか？

ベッドシーンは、いたって普通に愛し合う二人のセックスですが、特に最初のシーンは情感的に描かれているし、作品の設定やその中で起こる事件など、ストーリーとして、面白かったと思います。あと情景描写も美しかったし、織り込まれた価値観も気持ちのいいものだったと思います。

何より、悲劇を背負って生まれたのに、健...続きを読む気に生きるヒロインが素敵でした。

ただ、作品全体がシリアスで、バッドエンドではないものの、ハッピーエンドとも言い難いものです。私は結構好きでしたが。

うーん

設定は、そこそこ面白いのに、クライマックスの展開の持って行き方にかなり無理がある気がします。

あと、官能シーンもいまいちでした。人気の作者さんで、かなりの作品を読みましたが、これは残念ながら、私にとって、初のハズレでした。

良かったです

主人公二人の両片思いが、ちょっと焦れったすぎでしたが、それでも、美しいヒーローの執着と自分の主に尽くすという形のボディ•タッチは、とても官能的でした。普通のセックス•シーンより色気があったと思います。

ヒロインの母親の態度など、個人的には盛り下げ要素がありましたが、ヒーローのヒロインに対する執着ぶりが素敵で(でも、歪んでいませんが)、大変私好みでした。

王子の狂い具合がよかった

最初から、かなり夢中になって読みました。最後4分の一ぐらいは、二人のすれ違い具合が少しじれったくて、私は少し息切れしてしまいました。

でも、最後に、歪んですれ違ったヒーローとヒロインの思いが通じ合い、そして、物語が収まるところに納まり、ヒーローが長く苦しんだ孤独を埋めることができ、良かったです。

王子のヒロインに対する執着も、前世から（？）、ということで年季が入っていて、ヒロインに受け入れられて、鳴りを潜めるとはいえ、最高でした。

官能シーンが少ないと思いますが、言葉遣いの丁寧な王子様に自慰を強要されるシーンは素敵でした。

テンポが速く軽いタッチ

値引きがあったのと、レビューがよかったので、買ってみました。

かなり変わり者の、でもやり手のヒロインと、そんなヒロインを溺愛してしまう王、という設定も面白かったです。

そんなにエロ度が高い印象はありませんでしたが、ストーリーラインもしっかりしていると思います。

心情描写が薄く、ベッドシーンの描写も官能的とは言い難いのですが、テンポの速い軽いタッチの作品で、そういう作品が好きな人にはお薦めです。作品に酔いたい人向けではありませんが、これはこれで面白いかと思います。

番外編のアシュタの出てくる章が好きでした。アシュタに、勝気な性格のブリジットが篭絡されてしまう展開の作品が個...続きを読む人的には読んでみたいです。

レギオンの献身が素敵

レギオンの年季の入った献身、不器用な愛情表現とあまりいい環境で育たなかったにもかかわらず、真っすぐなフランキスカの性格が印象に残りました。

レギオンに大事に育てられたからでしょうが、彼の献身が素敵でした。

可愛いヒロイン

大人の素敵な男性が、素朴な若いヒロインに恋をするお話です。

スマートで大人なヒーローが、その恋心のせいで、自分で自分がコントロールできなくなってしまう様子にときめいてしまいました。

ただ、誰が見ても明らかな恋心を否定し続けるヒーローの頑なさが、私には興を削ぐ方になってしまいましたが、彼の葛藤が好きだと感じる読者もいるかもしれません。

ヒロインがとても可愛らしかったです。

こちらもよし

前作同様、ヒロインを激しく愛するヒーローが、時間とともに幸せな「今」を受け入れていく様子と、彼の心の葛藤を少しづつほぐしていくヒロインの愛情に心が素敵でした。

主人公の二人を恐れる王が、ヒーローに対峙して、あっさり手を引いてしまい、「こんなにあっさり手をひくんやったら、何で加担したんや」とちょっと肩透かしをくらった感があったのと、ヒロインが人質になって、ヒーローに嘘をつくシーンに必然性を感じず（別に嘘をつかなくても、彼が狙われていることを知らせることができる場面設定だったように思えて）、個人的には前作の方が好きです。

歪んだ愛のハッピーエンド

優しくて、純粋で、美しい王女が、狡猾にヒーローの歪んだ愛に捕らわれていく様子が丁寧に描写されていて素敵でした。

ストーリー的にも色々な展開があって、引き込まれます。

他のレビューにもありましたが、ヒーローの歪み具合とその結果が受け付けられない人もいるかもしれませんが、私的には彼の王女に対する執着と歪み具合は最高でした。

「歪んだ愛は美しい」と一番最後にありましたが、性描写も卑猥なのに、美しいです。

ドS系のヒーローが好きな方にお薦めかと。

舞台は東北へ

愛し合っていた二人が、お互いの敵だったと知って、壊れてしまった二人の心とその後の展開。

生きていると私が勝手に思っていた那智が実は死んでいたようで、がっかりしました。話を追うあまり、細部を読み落としていたよう。

朱理が蒼の王の手のうちにあるという結構意外な展開で、相変わらず本当の意図が読めない彼の存在が興味深いのと、アゲハと更紗の今後が楽しみです。

そして、もちろん、お互いをあきらめきれないであろう朱理と更紗の今後の展開が楽しみです。

私はゲームをしないので、このストーリーがどこまで忠実なのかわかりませんが、一人の女性がテンプル騎士団という大きな集団を相手に戦いを仕掛けていくのが、格好いい！

現代と過去が交差して、現代の主人公はまだテンプル騎士団の末裔に騙されているけれど、それを阻止しようとうする動きも出てきて、今後の展開がとても楽しみです。

救いのあるエンディング

心の奥に閉じ込めてしまって、自分でも気づかなかった憎しみを抱えた少女と、唯一とも言えるその少女への過保護な愛のためだけに王になった青年の話。

その結果、極端な粛清があったりするけれども、大まかには国がよくなって、大多数の人が幸せになったように描かれていて、二人の関係は歪んでいるにも関わらず、結果的には救いがある終わりになっていると思います。

無垢なヒロインが、狡猾に、性的に調教されて、溺れていく様子が素敵でした。

軍服シリーズ一番のお気に入り

軍服シリーズ、３作品全部読みましたが、この作品の狡いくらい頭のいいヒーローが私の一押しです。

TLだと、どうしてもヒーローに好きなようにされてしまう気の弱いヒロインが多い気がするので、強気で実直な性格のこの作品のヒロインが魅力的だと思います。

これは軍服シリーズの2作目で、どの順番で読んでもいいのでしょうが、個人的には「軍服の渇愛」→「軍服の衝動」→「軍服の花嫁」の順に読むと、ストーリーの流れに沿えるし、登場人物とその背景もよくわかるので、楽しめるかと思います。

主人公の二人が素敵

表紙の素敵な絵と、立ち読み部分に惹かれて買いました。あと、レビューが高いのも決めてでした。

主人公の二人とその関係が素敵でした。二人の関係の進展に歯痒い感じはしましたが、そこが好きな人もいるでしょう。

強引なヒーローが好きですが、離婚、もしくは契約破棄を盾に取って、ヒロインを思い通りにするというシーンが多すぎるように思えて、ちょっと興ざめでした。もう少し正攻法でもいいと思います。

他のレビュアー同様、ヒロインの両親がちょっとおかしいと思います。前世代的な価値観を娘に押し付けるのは、まだ許せるけれど、学生時代に体操着を盗まれた事件を忘れて、そういうことをした男性と娘の意見にかま...続きを読むうことなしに結婚させようとすることがありえないと思いました。この設定は物語をドラマティックにするため、とは言え、私にはいただけませんでした。

上記の点を除けば、ハイソ感があって、好感度の高い主人公二人の契約結婚から始まったハッピーエンドはやはりよかったです。

事件の予感

シーザとナカパ、ロキを巻き込んで、進展していくベルクート王の野望と刻のアルカナの深い秘密が匂わされ、これからどんどん物語が進んでいく予感がある巻でした。

好きです

シーザ暗殺の陰謀が企てられている中で、シーザとナカパのお互いに対する思いが深まっていく様子が素敵でした。でも、ロキとシーザに対する思いのはざまで悩むナカパに感情移入もしてしまいました。

ストレートなシーザの愛情表現がいいなと思います。

暗めのファンタジー

ファンタジー度が高く、とても好きな作品です。

全体的に、重い作品なので、好き嫌いがわかれるのかもしれませんが、ストーリーの最後の方で明かされるナカパの力や、ナカパとロキとの関係、ベルクートの王位継承問題など、かなり読み応えのある作品だと思います。

シーザが最初から結構ナカパを気に入っているところがポイントが高いと私は思います。

正智の溺愛ぶりがすてき

この巻で、とうとう正智の思いが莉央に届きます。雨降って地固まる？

正智の莉央に対する溺愛ぶりと、空港での告白が素敵です。二人の間にはまだキスだけで、今後の二人の関係の進展が楽しみです。