あらすじ
亡き父から引き継いだギャラリーを営む傍ら、日舞の師範をしている27歳の詩緒。従兄と一緒に建築事務所を経営する一級建築士の総一郎、33歳。ある雨の日、偶然出逢った二人は、相手の心に“人には言えない想い人”がいることを知り、孤独を埋めるように体を重ねていく。しかし、いつの間にかお互いが自分にとってかけがえのない存在になっていて――。体の関係から始まったために、本当の気持ちに素直になれない男と女。ひそやかに紡がれた愛は、さまざまな出来事を経て大輪の花を咲かせる。美しい文章で濃密な大人の恋を綴った長編ラブストーリー「ひそやかな花 その眼差しに揺らされて」1~3巻を合本。結婚後の二人を描いた書下ろし「いとおしき日々」を加えた完全版!
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西條先生の虜になりました
西條先生のこのお話が大好きで、先生の作品を読み始めたきっかけにもなった作品です。久しぶりに読み直しても、やっぱり最高!お互いを思いやるがためのすれ違いも、完璧に見えて不器用なところが愛おしい主人公の2人も本当素敵です。こんなに時間を重ねても、気を使いあっても、思うようにいかないこともあるんだから、相手を思いやり行動をすることを忘れてはいけないなと気付かされます。もちろんTL小説の要素である各シーンも良い!!特に際立った動きがあるわけではないけれど、こんなSEXし続けたい、と思わせてくれるお話です。
匿名
素敵です
素敵な2人
決っして恵まれた家族の愛情を受けて育ったわけでは無い2人が理解し合い、でも表現不足で誤解しあう。
最後まで穏やか気持ちで一気読みしました。
建築のこともかなり詳しく下調べされたんですね。
蛇足ながら、木造の2階に大容量の本棚を設置する場合は必ず下地の補強の工事をしてください。建築士なら常識かと。
何度読んでもいい
お互いに本当に好きな人には言えない秘めた思いを抱えた大人の男女の恋物語です。
静かでゆっくりとしたストーリー展開、美しい情景描写、情緒のある二人の関係、丁寧な心理描写、官能的なベッドシーン、どれをとっても最高です。買ってから何度も読みましたが、全然飽きません。
五つ星どころか10の★を付けたいくらいに、ハマってしまいました。
建築や写真などのことはちっともわかりませんが、きちんと調べて書かれているんだろうと感じましたし、読み応え満点です。おまけ、ですが、色々料理を試してみたくもなりました。
夏の終わりの夕凪に 吐息は熱をはらむのスピンオフ?のようですが、どちらから読んでもいいと思います。ちなみに私はこちらの二人の方が好きです。
すごくしっかりしたストーリーで、ドラマ化や映画化されてもいいんじゃないかと思ったくらいです。大人の静かな恋を堪能したい人にお薦めです。
匿名
深く繋がる大人の恋
西條先生を知るきっかけになった作品です。1〜3巻の合本長編だからこそ、詩緒と総一郎の気持ちの動きが丁寧に描かれていて温かい気持ちになり、何度読み返しても素敵だなぁと思う秀逸なストーリーです。
2人はそれぞれ特殊な仕事を生業としていますが、背景や専門家ならではの視点までもが生き生きと表現されていて、下調べもさることながら、まるでその場を見ているような表現力は流石です。周りの人物もそれぞれが作品の中で生きていて、様々な生き方にはっとさせられます。
薄っぺらな話ではない、深く深く繋がっていく2人の人生に寄り添っているような、長く読んでいたい作品です。
ステキなお話
穏やかな雰囲気のふたりがとてもステキに描かれてます。
作者さん買いでしたが、もっと早く読めばよかったと思うほど。
しっかりした芯のある詩緒さんの可愛さと口数少なくて表情にもあまり感情の出ないそうさんのいろんな面が堪能できて、どのシーンもお気に入り。
すごく幸せに浸れました。
よかった~♥
情緒的で、とても丁寧な描写で素敵なお話でした。
色々な背景があったけれど、1つ1つが分かりやすく、時にもどかしかったり切なかったりすることもあったけれど、それも含めてとてもよかったです。
素敵な大人の恋物語
読み応えのある、素敵な大人の恋物語でした。
複雑な関係から始まる二人の自分の気持ち、相手への想い…それらが美しく表現されていて、惹き込まれずにはいられませんでした。