【感想・ネタバレ】悪魔の目を持つ娘 この世のすべてを敵に回してものレビュー

あらすじ

帝国きっての名門・ベルジェンニコフ家の次男ロスティスラフは、上昇志向の強い兄・シャミールが“悪魔の目”を持つ娘を探していることを知る。その娘は厄災を予言するため、彼女の主人になれば、あらゆる災難から逃れられるという。その力を手にいれるためこれまで多くの血が流されてきたが、ロスティスラフは所詮「夢物語」と信じていなかった――。特殊な能力を隠し逃亡生活を送る男装の娘ルキニシュナと、彼女を追う一族の男ロスティスラフ。彼らは運命の出会いを果たし、いつしか惹かれ合うが…。命をかけた愛を描く切なくも美しいストーリー。【特別付録】キャラデザイン用に作成されたカラーイラスト付き。

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結構よかった

レビューが★一つだったので、返って興味をそそられて読んでみることにしました。

ベッドシーンが少なく、主人公の二人は結ばれるものの、大団円からは程遠いエンディングだったからでしょうか? ロシアっぽい場所が舞台で、舞台設定や事件なども相まって、作品のトーンが暗いのも、理由でしょうか?

ベッドシーンは、いたって普通に愛し合う二人のセックスですが、特に最初のシーンは情感的に描かれているし、作品の設定やその中で起こる事件など、ストーリーとして、面白かったと思います。あと情景描写も美しかったし、織り込まれた価値観も気持ちのいいものだったと思います。

何より、悲劇を背負って生まれたのに、健気に生きるヒロインが素敵でした。

ただ、作品全体がシリアスで、バッドエンドではないものの、ハッピーエンドとも言い難いものです。私は結構好きでしたが。

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2020年09月14日

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