【感想・ネタバレ】夏の終わりの夕凪に 吐息は熱を孕む 下のレビュー

あらすじ

「抱きたい――もう一分だって我慢できない」。飴屋を愛していながら、過去の自分が許せず、別れを選択したあかり。表面上は何事もなかったように隣人に戻った二人だったが、心の中ではお互いへの思いがくすぶっていた。一人になった飴屋には、地元の娘・希代が急接近し、それを傍観するあかりの心は波立つ。そんなある日、思いがけない人物があかりの元を訪れて…。「そのまんまのあかりでいいから……そばにいてほしい」。過去の恋愛がトラウマになり、自分で自分を縛りつけていた女性が、年下の染色作家との恋愛で心を解放していく姿を、切なくそして甘く描いた、大人のラブストーリー下巻。

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一途な悠介が素敵

上巻では二人の関係がメインでしたが、下巻からは他の人間が二人に絡んできて、ストーリーに様々な色が混じってきた印象があります。

そのせいもあってか、様々な人たちの思惑や感情が絡んできて、ストーリーの層が厚くなったと思いました。

あかりを諦めきれない悠介の一途な思いとその様子が素敵でした。


情熱をはらんだ、でも静謐な印象のする大人の恋物語で、素敵なストーリーに酔ってしまいました。

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2020年09月14日

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