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匿名
未完で完結
原作者さんがお亡くなりになってしまい未完結のまま2巻の途中で終わってしまった作品です。
それを踏まえた上で購入しましたが、事前情報通りこの先どうなっていって、どう終わるのかを小説的な文書で載せて下さっているので、しっかり脳内で完結できました。
2巻は全ページ150ページ未満。
漫画部分は続きの本編が50数ページ、おまけ的な漫画が20数ページあります。あとは本編1話の小説版と、未完の本編のその後~結末までを小説のような感じで文書で載せてくれています。その他諸々。
時々小説を読んでる方ならこの文書で十分脳内完結出来るかと思います。もちろん漫画で読めないのはとても残念で、漫画で読みたかった…という -
Posted by ブクログ
読んでみて、まぁなんとクセツヨの人間らに支配されていた昭和戦時下であったことかと思い知らされたというのが率直な感想である。自ら誤った流れを作ってしまったコンビ、既に時勢には抗えない状況にあって立ち向かったコンビ、ここに挙げられているすべての人物の根底には国を守るということが共通するものの、結果が明かされている後世の者から見れば、この甚大なテーマに立ち向かえるような組織、さらにはその組織の最小単位であるコンビとも、その有様ではとうてい無かった、ということかと思う。また、最後の『天皇と大元帥』は平和な時代の象徴天皇しか知らない私にとっては、ここに記されている戦争実行の時々の振る舞いは非常に興味深く
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Posted by ブクログ
石持さんらしい語り口、久々たのしかった!
『扉はとざされたまま』シリーズ、
名探偵?碓氷優佳の女子高生3年間のオハナシ。
秀才っぷりは高校時代からだったのね、がわかる
6話のエピソードが、これまた面白い!
表紙に描かれる8人の同級生。1話毎に友達が増えていくあたりも楽しい。美しく、頭がよく、性格もよい優佳のエピソードが続く。
だがしかし、だかしかし。
ラスト7話目で、さすが石持先生。
本作の語り手「上杉小春」が気づいてしまう。
親友と思っていた碓氷優佳の本性を。
名推理をさらっとやり遂げてしまう頭脳
それを積極的に使い、人助けはしない・・・
そんな本性を。
名探偵イコール、正義とは限らな
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