大野和基のレビュー一覧

  • つながり過ぎた世界の先に

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    「つながり過ぎた世界で、人は何を基準に考え、判断するのかを問い直す本」。

    コロナ以後の世界を背景に、効率や成長、数字だけを追いかける資本主義は限界に来ている、と著者は言う。

    では人間は何を軸に社会をつくるのか。
    その答えとして示されるのが、倫理と「意味を考える力」だった。

    印象的だったのは、人間は正解を出す存在ではなく、問い続ける存在だという考え。数字だけでは測れない「それって本当に良いこと?」を考える力が大切になるのかもしれない。

    仕事やニュースを見るときに、
    「どんな意味を生み、どんな価値観に立っているか」を一度立ち止まって考えるようになれると良い。

    つながり過ぎた世界で、考える

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    2026年07月05日
  • 世界のエリートが学んでいる数学的思考法

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    世の中のどんな分野や場面でどんな数学が活用されているかが記されている。個人的には特に新しい発見はなくスラスラと読めた。一方で、この本のメイン読者層であろう、これから数学を学んで社会生活に役立てていこうという人にとっては、抽象的な話に留まって何を説明されているのか掴めないままになってしまわないかが不安(数式を省いたりするのは良いと思うが)。

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    2026年06月11日
  • 世界のエリートが学んでいる数学的思考法

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    ・書店の棚に新書の新刊として並んでいて、棚での減りが目立ったので休憩がてら購入
    ・オックスフォード大学数学研究科の教授が、選挙速報、ネットオークション、等身の回りの事例を通じてその背景にある数学的考え方を、数式一切無し、で『紹介』する本
    ・選挙速報→統計、ネットオークション→ゲーム理論、宝くじ→確率論、株式投資→リスク分析、接待・会食→論理的推論、ダイエット→微積分、旅行ルート→最適化
    ・『紹介』なので、「なぜそうなるのか?」という具体的な中身までは深入りせず、なぜ?という質問に答えてくれることにはあまり期待しないで読む方が良い
      >例えば「母数〇〇人なら〇〇人のサンプルを取れば誤差±

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    2026年06月11日
  • あなたの知らない「世界の新常識」(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    難しいテーマは丸々1冊だと読み切れないけど、インタビュー形式で読みやすい。
    人口動態が変わっていわゆる白人中心・優位な時代が終わりつつあり、多極化やトランプ政権など国際政治の状況も様変わりで、価値観や政治が不安定化している、という現状分析が多かったかと。世界がどこにどう向かうのか、帯の「「常識」の時代は終わった。「力が正義」の時代が始まる」は暗澹とするけど、ある程度ニューノーマルとして現実を認識する必要はあるのだろうな。

    興味深かったのは、ジョセフ・ヘンリック(人類学者)のパート。
    ・WEIRD(西洋の、教育水準の高い、工業化された、裕福な、民主主義の)な特性(個人主義、他人への信頼、傾向性

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    2026年05月25日
  • 世界のエリートが学んでいる数学的思考法

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    数学と言うと、計算をするものというイメージがある。(ある意味ではそうだと思う)

    でも、大人になって、数的な見方、考え方をすることの意味が分かってきた気がする。
    分かってきたけど、出来ないのだけど(笑)
    だから、学校では、もちろん演習的な数学の授業がベースになるのだろうけれど、この数的な考え方をもっと教えて欲しかったなと思う。

    この新書では「こういう方法で考える」という詳細まではあまり踏み込まない。
    ビジネスのこの場面で、日常生活のこの場面で、「こういう風に考えている人がいる」あるいは「こういうことを知っていると有利になる」ということの、紹介をしているような感じ。

    そして、そんなとっかかり

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    2026年05月24日
  • 世界のエリートが学んでいる数学的思考法

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    文系にも分かりやすい内容ではあった。
    ただ、第5章についてはちょっと無理やり感が否めなかった。
    「日常の見え方が変わる!」と帯に書いてあったが、そこまでではない。
    ネイピア数についてはもっと詳しく説明してほしかった。私文だからね。

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    2026年05月11日
  • 日本人だけが知らない世界基準の「質問力」

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    いい質問のため、できる限りの準備を。

    著者は海外含めた40年強インタビュー経験があるということで、海外の著名な方へのインタビュー経験+英語でのアプローチというのが、本書の特徴の一つと感じた(特定の方の事例を何回も出すのは少々くどいが)。
    本書を読んでいると、可能な範囲で準備し対等なポジションで質問をしていくことの大切さが、伝わってくる。

    タイトルは正直大仰というか、知らないということはないだろうと思う点はちょくちょく出ていた。最後の英語に関するアドバイスも著者ならではと思うが、マネジメントに関わっていれば日本でもWhyのアプローチは避けるようになってきていると感じるし、海外経験を殊更にアピ

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    2026年05月04日
  • 日本人だけが知らない世界基準の「質問力」

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    質問するにおいて当たり前のことを記載した内容だと思った。しかし、ジャーナリストが普段何気なく意識している質問の仕方を解説していることにより、自分の質問力とは?という疑問の整理と根拠づけができたのである程度役に立ったと思う。

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    2026年01月18日
  • お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する

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    米国の覇権はいつまでも続かない。
    諸問題を抱えてもやはり覇権国最右翼の中国と、大国には未だ成り得ないインド。
    統一が成ればホットで刺激的な成長が確実視される韓国。
    皆が敬遠するからこそ、投資に旨味のあるロシア。
    対して日本は、大胆な歳出カットと、移民解禁&貿易完全自由化なしには沈みゆくしかない、と。

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    2025年12月21日
  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

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    ネタバレ

    p19 西洋哲学と東洋思想の大きな違いは、西洋哲学が不変のものを探求している点だと思います。~他方、日本人が問うのは、「変わらないものが存在するという幻想は」なぜ生じるのか」です。~西洋思想はアフリカ思想なのです。
    p48 ~真の効率性とは点の質を上げることではなく、点同士の結びつき方を向上させること~。真の効率性は現実を分解することではなく線を引くことです。

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    2025年12月20日
  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

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    著書こそ出会ったことはなかったが、
    若い天才的哲学者、マルクス・ガブリエルの名前は聞いたことがあったので、本屋さんで見かけて気になっていた。
    しかも副題が、
    「東洋哲学と新実在論との出会い」

    新実在論の方は聞き馴染みがなかったが、東洋哲学については、ちょっと勉強したいぞ…とここ数年、ずっと思っているトピック。

    今年は聖書読書会を通じて、聖書を開く時間が増えた。クリスチャンでもないし、ましてや新たなる信仰心から読もうと考えて通読を試みているわけでもないので、聖書について向き合う際には、ざっくり「東洋哲学や東洋思想とは別世界のもの」と思って読んできたんだが、ところどころ(私が知る限りなのでだい

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    2025年10月30日
  • わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学

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    他者とは永遠に分かり合えないんだろうけど、その前提で付き合う必要があるってことだと思う。
    なぜ哲学者の口調って全て自分が正しいかのような口調なんだろうというのが気になった。

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    2025年09月22日
  • お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する

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    ●2025年7月31日、シュリンク精神科医ヨワイの録画みてて「毒になる親」という本にたどり着き、メルカリの相場をみたら以前買ったことある方が「毒になる親」ともう1冊あわせて500円で販売してたので一覧みてたら、これを見つけた。300円。

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    2025年07月31日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    パンデミックの途中に購入した本。ジャケ買いのようなものだった。難解な内容のインタビューの翻訳ということだからか、文章が短く、砂を喰むような感覚が終止抜けなかった。デリダがハイデガーの弟子だとか、歴史が現代に繋がっている感じもしたが、途中、そんなの喋っていいのか?というほどご自分の多岐に渡る活動の自慢?が出てくるところを見ると著者は大丈夫かな?と不安になった。人間、そんなに色々な事に取り組めないよ、と。

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    2025年07月03日
  • アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃

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    トランプが大統領選で勝利する前に書かれた本だが、今の状況を理解するのにとても役に立つかな?

    と言っても、今や、毎日のように新たな行動、言行があるので、こういう本を読まなくても、十分、分かってしまうわけだが。

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    2025年05月28日
  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

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    本書は時間・自己・幻想という3つのテーマを置いて、「新実在論」を唱えるドイツの天災哲学者、マルクス・ガブリエル氏と作家で国際ジャーナリストの大野和基氏の対談形式から生まれた書籍である。哲学という響きからは理解が難しく、近寄り難い雰囲気が漂ってくるが、ガブリエル氏の様々な出来事や事例を挙げて明快な解答をしていく内容はわかりやすく、読みやすいものとなっている。とは言えベースは哲学であるから、ある程度頭をクリアにした状態(特に起きたばかり、朝の時間帯)で読む事を勧める。
    今回はその様なガブリエル氏の主張の中に西洋哲学だけではなく、「東洋哲学」が深く影響している点を詳しく説明している。とは言っても東洋

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    2025年05月25日
  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

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    今をときめくマルクス・ガブリエル氏の新著ということで購入。対談方式のため、氏のこれまでの本の中では読みやすいのだろうと思うが、まだまだ自分には氏が考える「新・実在論」を理解しきれていない。
    それでも、本書を通じて、分析に重きを置く西洋思想、心身の統合を重んじる東洋思想、それを融合させた思想を、これからの人間は考えていかなければならないということはぼんやり理解できた。特に、「瞑想」が大脳皮質の活動をむしろ低下させて、心身の働きを活性化させる点が東洋の伝統的な宗教の特徴という指摘は面白かった。

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    2025年05月07日
  • アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃

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    世界中の超一流の識者達のインタビューをまとめた新書が900円なんてディスカウントすぎる。
    めちゃくちゃ濃い内容だった。
    中でも印象的だったのがイアン・ブレマー氏とユヴァル・ノア・ハラリー氏。
    イアン氏は去年8月にこの本が刊行された段階で今の状況をほとんど言い当てている。すごいな。
    ユヴァル氏は視点が他と違う上に怖いくらい意見が鋭い。ぐうの音も出ない感じ。

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    2025年02月13日
  • アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃

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    戦後80年。民主主義も意味が分からなくなってきた今、アメリカを起点としてヤバくなってきたと感じさせる一冊

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    2024年12月06日
  • 人類が進化する未来 世界の科学者が考えていること

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    主に生物学に対するトピックをまとめた書。生物を専門とする人向けというよりは、専門ではない人間が生物のトレンドを知る際に有用な書という印象。
    クリスパー・キャス9により任意のゲノムの編集が可能になった今、その将来の展望について語ってくれる(倫理というよりは生物よりの視点)。
    また、進化論についても新しい視座を与えてくれる。生物は環境によって大枠を決定されていて、多様性は細部の偶発的な変異によるものと唱えるコケル氏と、環境への適応方法は多数あり、その適応方法が多様性を生んでいるという主張のロソス氏の対比は面白かったが、ロソス氏の意見に対するコケル氏の反論を聞きたかったところ。

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    2024年09月11日