大野和基のレビュー一覧

  • そして日本経済が世界の希望になる

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     本書のボリュームのほとんどは近年の欧米における経済政策のレビューに割かれていてタイトルの「日本」にかかる部分はほとんどありません。

     趣旨としては、「やっと日本も(私がかねてから主張していた)インフレターゲットを導入した。うまくやってくれよ」という程度です。

     本書の内容からははずれますが日本における英語教育が甘い、と言う指摘はぐっときます。

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    2013年10月14日
  • そして日本経済が世界の希望になる

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    ノーベル経済学賞を受賞した、ポール・クルーグマン氏の著書。大変、分かりやすかったです。アベノミクスに対しては満足げな感じです。デフレよりも、インフレの方が良いと言う点が、根底にあります。そして、継続的に実施するという政府の姿勢と、財政緊縮でなく、金融緩和が大切だという。消費増税もいけないとのこと。

    デフレの方が、手持ちの現金の価値も上がるし、資源も安くなると思ってきましたが、適度なインフレも雇用への貢献や金利低下による政府債務の削減に貢献すると知りました。結局、デフレでもインフレでも、きちんとした政策を取り、実施する仕組みが必要かなと感じました。中途半端が一番駄目ですね。

    他にも、アメリカ

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    2013年10月13日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    この本は2018年に出版されており、ここで読むとされた近未来に到達している。
    で、世界はどうなるとみられていたのか。

    資源を巡り、文明の崩壊が起きる。
    近い将来、役立たず階級が大量発生する。
    AI万能時代が訪れ、働き方は根本的に変革する。
    テクノロジーは中流階級を豊かにしない。
    北朝鮮は核開発をあきらめない。
    社会的階級が民主主義を変える。
    アメリカは分極化の波にさらされる。

    知の巨人たちにはこの程度のことはお見通しだったか。インタビュー本なので難しい論理的説明や豊富な情報に基づく分析、深い洞察といった話はない。軽い口調で話されている感じで読みやすいが、とても恐ろしいことの数々をこともなげ

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    2026年07月24日
  • ネオ君主論 民主主義の敗北とテック右派の時代

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    暗黒啓蒙なる思想です。イーロンマスクに代表される様なテックCEO主導のスタイルを政治に拡張しようという発想です。
    アイフォンがトップダウンで無ければできなかった事は確かに事実かもしれませんが、ただでさえ格差と分断が拡大しているご時世に、政治にまでハイテク企業型を当てはめようとする事は愚行では、と。
    全体として、なぜそうなのかはあまり語られず、一方通行の講義を聴いている様な読後感でした。これが米国トップに共感されているのでしょうか。

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    2026年07月22日
  • ネオ君主論 民主主義の敗北とテック右派の時代

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    「一体何者なんだ?!」
    その印象で購入してみました。
    この本はdark enlightenmentの思想をインタビュー形式で話してる形式である。
    正直、彼の思想はすべては同意はしないが、一部同意と勉強になった箇所ありました。

    同意できるところ
    ①テクノロジー世界を制する
    →テクノロジーつかえないともはや戦えない。

    ②カラデラルという構造
    →見えない社会構造の存在。
    特に官僚制の解体。
    ここは多いに同意できる。
    特に日本では。

    勉強になった点。
    →戦後の日本の歴史解釈
    彼の戦後の日本史の解釈、天皇制についての見識は正直、驚いたし、解釈も非常に勉強になった。
    今後非常に注目すべき人物であると

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    2026年07月09日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    「つながり過ぎた世界で、人は何を基準に考え、判断するのかを問い直す本」。

    コロナ以後の世界を背景に、効率や成長、数字だけを追いかける資本主義は限界に来ている、と著者は言う。

    では人間は何を軸に社会をつくるのか。
    その答えとして示されるのが、倫理と「意味を考える力」だった。

    印象的だったのは、人間は正解を出す存在ではなく、問い続ける存在だという考え。数字だけでは測れない「それって本当に良いこと?」を考える力が大切になるのかもしれない。

    仕事やニュースを見るときに、
    「どんな意味を生み、どんな価値観に立っているか」を一度立ち止まって考えるようになれると良い。

    つながり過ぎた世界で、考える

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    2026年07月05日
  • 世界のエリートが学んでいる数学的思考法

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    世の中のどんな分野や場面でどんな数学が活用されているかが記されている。個人的には特に新しい発見はなくスラスラと読めた。一方で、この本のメイン読者層であろう、これから数学を学んで社会生活に役立てていこうという人にとっては、抽象的な話に留まって何を説明されているのか掴めないままになってしまわないかが不安(数式を省いたりするのは良いと思うが)。

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    2026年06月11日
  • 世界のエリートが学んでいる数学的思考法

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    ・書店の棚に新書の新刊として並んでいて、棚での減りが目立ったので休憩がてら購入
    ・オックスフォード大学数学研究科の教授が、選挙速報、ネットオークション、等身の回りの事例を通じてその背景にある数学的考え方を、数式一切無し、で『紹介』する本
    ・選挙速報→統計、ネットオークション→ゲーム理論、宝くじ→確率論、株式投資→リスク分析、接待・会食→論理的推論、ダイエット→微積分、旅行ルート→最適化
    ・『紹介』なので、「なぜそうなるのか?」という具体的な中身までは深入りせず、なぜ?という質問に答えてくれることにはあまり期待しないで読む方が良い
      >例えば「母数〇〇人なら〇〇人のサンプルを取れば誤差±

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    2026年06月11日
  • あなたの知らない「世界の新常識」(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    難しいテーマは丸々1冊だと読み切れないけど、インタビュー形式で読みやすい。
    人口動態が変わっていわゆる白人中心・優位な時代が終わりつつあり、多極化やトランプ政権など国際政治の状況も様変わりで、価値観や政治が不安定化している、という現状分析が多かったかと。世界がどこにどう向かうのか、帯の「「常識」の時代は終わった。「力が正義」の時代が始まる」は暗澹とするけど、ある程度ニューノーマルとして現実を認識する必要はあるのだろうな。

    興味深かったのは、ジョセフ・ヘンリック(人類学者)のパート。
    ・WEIRD(西洋の、教育水準の高い、工業化された、裕福な、民主主義の)な特性(個人主義、他人への信頼、傾向性

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    2026年05月25日
  • 世界のエリートが学んでいる数学的思考法

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    数学と言うと、計算をするものというイメージがある。(ある意味ではそうだと思う)

    でも、大人になって、数的な見方、考え方をすることの意味が分かってきた気がする。
    分かってきたけど、出来ないのだけど(笑)
    だから、学校では、もちろん演習的な数学の授業がベースになるのだろうけれど、この数的な考え方をもっと教えて欲しかったなと思う。

    この新書では「こういう方法で考える」という詳細まではあまり踏み込まない。
    ビジネスのこの場面で、日常生活のこの場面で、「こういう風に考えている人がいる」あるいは「こういうことを知っていると有利になる」ということの、紹介をしているような感じ。

    そして、そんなとっかかり

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    2026年05月24日
  • 世界のエリートが学んでいる数学的思考法

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    文系にも分かりやすい内容ではあった。
    ただ、第5章についてはちょっと無理やり感が否めなかった。
    「日常の見え方が変わる!」と帯に書いてあったが、そこまでではない。
    ネイピア数についてはもっと詳しく説明してほしかった。私文だからね。

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    2026年05月11日
  • 日本人だけが知らない世界基準の「質問力」

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    いい質問のため、できる限りの準備を。

    著者は海外含めた40年強インタビュー経験があるということで、海外の著名な方へのインタビュー経験+英語でのアプローチというのが、本書の特徴の一つと感じた(特定の方の事例を何回も出すのは少々くどいが)。
    本書を読んでいると、可能な範囲で準備し対等なポジションで質問をしていくことの大切さが、伝わってくる。

    タイトルは正直大仰というか、知らないということはないだろうと思う点はちょくちょく出ていた。最後の英語に関するアドバイスも著者ならではと思うが、マネジメントに関わっていれば日本でもWhyのアプローチは避けるようになってきていると感じるし、海外経験を殊更にアピ

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    2026年05月04日
  • 日本人だけが知らない世界基準の「質問力」

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    質問するにおいて当たり前のことを記載した内容だと思った。しかし、ジャーナリストが普段何気なく意識している質問の仕方を解説していることにより、自分の質問力とは?という疑問の整理と根拠づけができたのである程度役に立ったと思う。

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    2026年01月18日
  • お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する

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    米国の覇権はいつまでも続かない。
    諸問題を抱えてもやはり覇権国最右翼の中国と、大国には未だ成り得ないインド。
    統一が成ればホットで刺激的な成長が確実視される韓国。
    皆が敬遠するからこそ、投資に旨味のあるロシア。
    対して日本は、大胆な歳出カットと、移民解禁&貿易完全自由化なしには沈みゆくしかない、と。

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    2025年12月21日
  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

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    ネタバレ

    p19 西洋哲学と東洋思想の大きな違いは、西洋哲学が不変のものを探求している点だと思います。~他方、日本人が問うのは、「変わらないものが存在するという幻想は」なぜ生じるのか」です。~西洋思想はアフリカ思想なのです。
    p48 ~真の効率性とは点の質を上げることではなく、点同士の結びつき方を向上させること~。真の効率性は現実を分解することではなく線を引くことです。

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    2025年12月20日
  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

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    著書こそ出会ったことはなかったが、
    若い天才的哲学者、マルクス・ガブリエルの名前は聞いたことがあったので、本屋さんで見かけて気になっていた。
    しかも副題が、
    「東洋哲学と新実在論との出会い」

    新実在論の方は聞き馴染みがなかったが、東洋哲学については、ちょっと勉強したいぞ…とここ数年、ずっと思っているトピック。

    今年は聖書読書会を通じて、聖書を開く時間が増えた。クリスチャンでもないし、ましてや新たなる信仰心から読もうと考えて通読を試みているわけでもないので、聖書について向き合う際には、ざっくり「東洋哲学や東洋思想とは別世界のもの」と思って読んできたんだが、ところどころ(私が知る限りなのでだい

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    2025年10月30日
  • わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学

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    他者とは永遠に分かり合えないんだろうけど、その前提で付き合う必要があるってことだと思う。
    なぜ哲学者の口調って全て自分が正しいかのような口調なんだろうというのが気になった。

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    2025年09月22日
  • お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する

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    ●2025年7月31日、シュリンク精神科医ヨワイの録画みてて「毒になる親」という本にたどり着き、メルカリの相場をみたら以前買ったことある方が「毒になる親」ともう1冊あわせて500円で販売してたので一覧みてたら、これを見つけた。300円。

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    2025年07月31日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    パンデミックの途中に購入した本。ジャケ買いのようなものだった。難解な内容のインタビューの翻訳ということだからか、文章が短く、砂を喰むような感覚が終止抜けなかった。デリダがハイデガーの弟子だとか、歴史が現代に繋がっている感じもしたが、途中、そんなの喋っていいのか?というほどご自分の多岐に渡る活動の自慢?が出てくるところを見ると著者は大丈夫かな?と不安になった。人間、そんなに色々な事に取り組めないよ、と。

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    2025年07月03日
  • アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃

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    トランプが大統領選で勝利する前に書かれた本だが、今の状況を理解するのにとても役に立つかな?

    と言っても、今や、毎日のように新たな行動、言行があるので、こういう本を読まなくても、十分、分かってしまうわけだが。

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    2025年05月28日