大野和基のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレジャレド・ダイアモンド氏、ユヴァル・ノア・ハラリ氏、リンダ・グラットン、ニック・ボストロム氏、ダニエル・コーン氏、ウィリアム・J・ペリー氏、ジョーン・C・ウィリアムズ氏、ネル・アーヴィン・ペインター氏の世界の識者8名の方への大野和基さんのインタビュー編です。
8名の方々のインタビューからはとても思うことや共感することがありました。
本書を制作されたPHP新書を始めとする方々、インタビューアーの大野和基さんは、観点がとても素晴らしいです。
本書のテーマに共感せざるをえない日本人が大勢いるはずの内容です。
ただしとても残念なことですが、日本人の問題点は、本書の内容を受け止めていくべき存在の多くの日本人たちは、この本を手にとることがなさそうなことですが。
◆受け止めなくてはいけない、覚悟をしなくてはいけない一貫しているテーマとメッセージは、「“世界中で明らかに格差が進んできて、未来を生きていくためには格差が明らかに存在していることを自覚して、覚悟して、現在や未来に向けて行動して生きていくしかないのだ”」ということです。
世界中で評判の高いイスラエルの、ユヴァル・ノア・ハラリさん
“近い将来「役立たず階級」が大量発生する“と断言されています。
目の前にあるものが現実なのか虚構なのかを区別し、その上で虚構の奴隷になるな、虚構を利用して利益を上げよ、虚構が我々のために機能するようにしなければならないと、述べられています。
両者を区別するベストな方法は、「対象とするものが、苦痛を味わうだろうか」と考えることです。
近代になって科学技術が発展したのは、「わからないものはわからない。だから研究を続けるのだ」ということ。
ストーリーを正当化し、守るために、戦争が生まれる
現代は新しい技術が発展したことで、現実と虚構の区別をつけることが、さらに難しくなった。
人類は今、石器時代の何千倍のパワーを手に入れました。しかし何千倍も幸福になっているわけではありません。人類はパワーを獲得することにはたけていますが、パワーを幸福に転換する方法はわかっていません。
『サピエンス全史』でわたしが最も指摘したかったのは、まさにこの問題なのです。
経済や社会が変化するスピードが加速し、あまりに多くのことが、あまりに早く、あまりに同時に起きているのか正確に把握できなくなる。20年先、30年先がどうなっているのか、状況を誰も予測できていない。
実はこれは、人類の歴史上、初めてのことです。
有権者は、世界を支配するルールは自分たちを無視していると感じている。実際、そのとおりなのです。
将来の人類の説得あるビジョンを示せている人は皆無。政治家も有権者も置き去りにしたまま、テクノロジーだけが劇的に変化を遂げ、人々の生活や国政をも変えているのが現状です。
いまの変化はテクノロジーの結果であり、これまで何度もテクノロジーは歴史を動かしてきた。
21世紀の問題は常にグローバル。今後数十年の間に、人類は3つの大きな脅威に直面します。核戦争のリスク、地球温暖化(気候変動)、テクノロジーによる破壊
戦争に直結する2つの大きな要素は宗教とテクノロジー。
普及した大きな背景は『武力』。植民地支配の時代にはそれがエスカレートしました。
実際に歴史の流れを変えルノは、誰もが考えもしない何百万人もの人々の努力。
ジャガイモや小麦のような新しい食料、農産物の普及の方が大戦よりも歴史を変えたのです。
われわれはいかなる時代と比べても、暴力によって命を落とす確率の低下している平和な時代を生きている。戦争や犯罪による1年間の死者数は60万人~70万人、ところが交通事故の死者数は130万人、肥満とそれに関連する疾患による死者数は300万人。
人間の愚かさを警戒していく。
人間の愚かさは常に内面に潜み、いつそれが燃え上がって愚かな行為をするかわかりません。
平均的なアメリカ人は、テロによって死ぬよりも、マクドナルドのハンバーガーを食べすぎて死ぬ確率の方が高いのです。テロとの戦いにコストをかけるより、バランスが取れた食事に投資したほうが自分のためです。
AIは過去のテクノロジーと違い、新たな仕事が出現することが本当に起こるかわかりません。 『役立たず階級』が大量発生する。
AIが代替できない『第三の能力』がまだわかっていない。存在するのかどうかすら不明。
人間には基本的に肉体的能力と認知能力の2つの能力があります。
新たな仕事ができても、何十億人という人の仕事がなくなり、経済的価値がなくなり、それにより政治力もなくなる。
大学でも、将来の労働市場のために、今なにを教えるべきスキルかわからない。
子どもたちに教えているほとんどのことは、彼らが40才になる頃には役に立たないでしょう。
ベーシックインカムでは、仕事がなくなったとき、彼らに何らかの人生の意味を提供し、与えなくてはいけません。
人類がまもなく経験する『次の革命』―消えない専門職はごく一部。
21世紀の人類は、『狩猟民族』に学べ
『人間には生涯を通じて、どんどん自分を変えていく能力が必要』、しかし必要なことはわかっていても、具体的な方策は現時点では見えにくい。
狩猟民族から2つの重要なことを学べる。
一つは、自分たちの願望に会うように環境を変えるのではなく、自分自身を環境に適合させること。
狩猟民族は自分たちは絶えず環境を変えられない世界で生きてきた。現代人よりもはるかに柔軟性や適応力がある。これこそがわれわれが学びたいスキル。
もう一つは、自分の身体や五感に対して、鋭敏であること。狩猟民族は生き延びるために、目で見て、耳で聞いて、鼻で嗅ぐこと、すべてに関して研ぎ澄ました感覚が必要。
現代人は、生き抜く力が低下している。自分の五感に注意を払う能力を失っている。
われわれができる唯一のことは、異なる可能性を描いてどの可能性が実際に実現するかを予測すること。危険な可能性を含めて、なにか好ましくない可能性が考えられれば、それについて対処することもできます。
予測する意味とは、起こる可能性があるけれど、ある危険性を感じるなら、今すぐ何とかしてください、ということです。
危険な可能性が現実になることを避けるために、恐怖を感じるなら、行動を起こすのは一人一人の役割、準備をするのは今、ということ。
これからの長寿社会人生100年時代生き方は教育仕事引退という三ステージの人生だけではなくマルチステージの人生が到来する。複数のステージが存在する人生。年齢を重ねてからの学び直しが重要になる。
個人レベルだけではなく企業や国家も考え方を変えなくては大きな壁にぶつかるだろう。
真に人生を豊かに生きるためにはどうすればいいか、という点を私は伝えたかったのです。
引退ステージのためにお金を蓄積することも大事です。
お金や物などの有形資産と、それ以上に健康や仲間変化への対応力といった無形資産が重要です。
寿命が伸びるとお金を蓄積するより、より長く働くための資産を蓄積する必要があります。それこそが生産性資産、活力資産、変身資産からなる無形資産です。
重要なのが余暇の時間を意味するレクリエーションではなく、リクリエーション(再創造)に時間を使うことです。 余暇の時間は引退後だけではなく.人生のあらゆるステージに細切りにやってきます。その時間を学ぶ時間として使うべきです。
学習法について5分で学べることを、週末に学べること、2~3ヶ月のサバティカル(研究休暇)で学べることを整理し、それぞれについて計画を組み立てるべきだと考えています。
重要なのは人生の最期ではなく、人生の途中にそうした時間を入れることです。
人間関係は無形資産の中で最も重要な要素です。社会学では社会関係資本と呼ばれています。社会関係資本を持つものは人脈が人脈を生み、スキルがスキルを生む、そして人生の新たなステージを切り開くことができる。この流れは昔から変わりません。
社会関係資本の多寡が健康状況を作用する事も以前から分かっていました。活力資産(肉体的、精神的な健康や幸福状態を保つこと)にも該当する話ですが、良い人間関係を持ってる人は健康に過ごせます。
年齢差別は日本の悪い一面です。ただでさえ日本には高齢者が多いのですから、35歳以上は転職できないなどの、年齢差別をしている場合ではありません。現在の高齢者は昔の高齢者に比べてずっと健康的で活力があります。少なくとも72歳までは問題なく働けると思います。
よく言われることですが、今の六十歳は、昔の四十歳と同じぐらいの健康状態を保っています。
ライフシフトの内容は人生の目的と、人生の意味の組み合わせでもあります。同時に積極的な選択の組み合わせでもあります。
人生100年時代で、避けてはいけないテーマとして、過去と比べてすべてが変わった世界で、ひとつだけ変わっていないことは、女性が子供を産める年齢である、ということです。
これは人生100年時代を考える上で興味深くいささか心配なことです。子供を産める年齢という問題は、多くの緊張や不安を生み出しています。
日本のような歴史上かって前例のなかった超少子高齢化国家では、60代以上の人達に生産的な活動をするよう奨励しなければなりません。そして企業も国もそれをサポートする必要があります。人々が六十歳で働くのやめ、なおかつ出生率が下がれば、待っているのは明白なカタストロフィ(破局)です。
脱出する方法は60代以上の人が働けるようにする、そして女性が働けるようにすることしかありません。この二つは日本で十分に活用されていない資産です。
日本では女性という類まれな資産が十分に活用されていません。多くの聡明な日本人女性達が。これは日本にとって明らかな損失です。
過去を懐かしんでいる場合ではありません。過去を見るより、現実を見なければなりません。
しかしマスメディアや政治家は、人々の目を現実から背けさせ、論点をずらしたりしています。このやり方はひどいです。
真実をありのままに伝えることは、大人と大人の関係を構築する、一番の道だと考えています。
自分が労働市場で通用する人材でなければなりません。そこで自分のキャリアを常に考え、新しい知識やスキルを獲得することが求められるのです。
人生100年時代に企業や国家のリーダーに求めるものはないしに国民の生活の現実を認めることです。そして彼らをサポートする施策を実行しなければ何ません。 定年退職制度の廃止は急務です。これほど時代にそぐわない仕組みがありません。
その上で生涯学習に重点をおくべきです。教育は何も子供たちのためだけに使われるべきものではありません。大人向けの教育プログラムを国を挙げて構築すべきです。
人生100年時代への対応は遠い道のりです。だからこそ私は本を書き、インタビューを受け、様々な形で声を届けようとしているんです。企業や国家を人生100年時代に向けて作り変える志あるリーダーが出現することを期待しています。
ニックボストロム氏
宇宙資源の賦存量とは、宇宙にに膨大な資源の貯蔵があることです。 もし将来成熟したテクノロジーを開発すれば、莫大な量の物質やエネルギーを人類が利用できるかもしれない。基本的なテクノロジー上の能力は物理の法則と合致しています。その膨大な量に比べれば、今われわれが持つ資源はパンくずのようなものです。
もし我々が時期尚早に地球を破壊した場合現在持っている資源のみならず宇宙資源の賦存量という無限の可能性も失うことになります。人類の存在論的リスク、滅亡リスクと関係している問題なのです。
テクノロジーが早く開発されるか、遅れて開発されるかという重要な問いもあります。
例えば破壊的なテクノロジー X とそれに対して保護的なてくれる Y があるとします。 XとY どちらが先に開発されるかで、テクノロジーを制御できるかが変わってきます。
AI が一つの特定の会社や国に対してではなく、人類すべての恩恵になるように使われるように、重要なアクターがより協力的な環境を作るためには先立って何ができるのか、こうしたことを考えていくのです。
ダニエルコーン氏
テクノロジーこそ格差を生み出す根源になっているのです。人口の半分が新しいテクノロジーをもたらす恩恵にあずかれないの場合を考えてみてください。それだけで経済成長率は半分になります。
現代社会に成長が必要なのは、社会的出世の道が開けていると、すべての人に感じさせることが重要だからです。出世街道を歩む能力をすべての人に提供しているという感覚を与えなければならないからです。
20世紀においてこれほど早く頑張って経済大国になったのは日本だけです。他に例がありません。
ジョ-ンCウィリアムズ氏
多くのブルーカラーのアメリカ人はプロフェッショナルになりたいとは思っていません。彼らはありのままの自分で生きていたい。既に独自のカルチャーの中で心地よく暮らしており、それを名誉にすら感じている。わざわざ知らないカルチャー飛び込みたいとは思わないのです。
ワーキングクラスとプロフェッショナルの生活は文化的にかなり異なっています。プロフェッショナルの生活は個人の業績、功績、自己開発に、かなり重点をおいており、すべての分野で先端にいきたいと思っている。一方、中間層も安定と自己鍛錬にかなりの精神的な重点を置いています。 この安定というのがとくに大事に考えれていて、彼らの生活を精神的に支えているのです。
彼らが強い憤りを感じているのは、少し成功するための地歩する失い貧困に向かって滑り落ちているからです。
最初から夢が単に夢2にすぎないことを知ったら、残るのは絶望、そして怒りだっかもしれません。
心の奥底で自分達が現在の地位を手に入れたのはワーキングクラスより頭がいいからと思ってることです。こうしたプロフェッショナルの思い込みこそがワーキングクラスから尊厳を奪う理由になっています。尊厳も奪われた男性ほど危険なものはありません。女性は尊厳を奪われることに慣れているのでもう少し柔軟性があります。
社会的階級が民主主義を変えるー今や世界が気づき始めた。
私が「ホワイトワーキングクラスという人々」という本を出すまで、社会的不平等を研究してる人達も、誰も関心を示さなかった。
ネルアービンペインター氏
2016年から白人の間に「自分たちが犠牲者である」という意識が広まっています。 特に共和党の支持者では大半の人が「自分達は差別されている」と思っている。
自分たちが当然受けるべき尊敬を受けておらず、不当に扱われているーという感覚を持っている。アメリカ社会の大きくて深い分断の溝がここに存在する。 -
Posted by ブクログ
発想がすごく勉強になる。
民主主義の基本的人権にネット環境を含めて、それを行き渡らせていくことを大前提としていることが素晴らしい。台湾にはできて日本にできないのは何故なのか?ちょっとずつでも変わってほしい。
ジョインの素晴らしいと思うのは、誰でも参加できること。そして少数意見もバカにされず、5000人という公平なハードルの賛同があれば政府に正式に検討してもらえること。安心して意見表明できる仕組み(コメント機能の排除)。
もっと凄いのは、政府の側の向き合い方で、きっちり請願者のニーズを聞き取り、理解した上で解決点を見つけ、フィードバックしてるとこ。
日本はきっと、形はやってるふりはするけど、本気で市民の声に耳を傾けようとしてないんでしょう。
民主主義のことを真剣に考えているのがよくわかる。市民が日々政治と関わる手段としてデジタル化された投票方法を使って継続的な政治参加を促進する一方、紙の投票をデジタル化するのは否定的なのは驚く。しかし背景に徹底した透明性と市民からの信頼の確保があることを理解すれば納得である。 -
Posted by ブクログ
オードリータンが語るデジタル民主主義
皆さんの評価はあまり高くないようですが
調和を目指す社会を考える上で
無くてはならないヒントの山です
確かに頭も良いし公明正大で
淀みなく語る中身も超面白い
しかしその反面机上の話ならば兎も角
競争原理真っ只中の世界なのに
台湾だけ全てが順調で
非の打ち所がないのが気に入らない
それだけでなく例え話で出される
マスク対策の成功話は良いとしても
ウイルス対策にマスクが有効なのか?
手洗い消毒に
人間同士の距離を開ける事が必要なのか?
甚だ疑問だ
更にはPCR検査やワクチンの不自然さや
危険性についての話が
抜けているのはどうしたわけなのか?
肝心要の調査と対策を省いていないか?
まるでDSの工作員の如くに
問題をスルーしているようにさえ見えてくる
デジタルシステムが便利なだけでなく
道具として画期的なのはわかるけれど
公務が信頼関係にある公僕とは程遠く
権力機構になっている現状において
なぜいきなり信頼関係を作れたのか?
複雑な利害関係にある多民族国家の
台湾における個人情報の開示で
悪用される問題が発生していないとは
思えないのだが?
負の部分にはまるで触れていないことに
不安を感じる
ドイツやスエーデンで
異文化の移民を大量に受け入れた場合に起こる倫理観の喪失や無法地帯への移行を
一方的なインクルーシブルな体制のままでどう食い止められるのだろうか?
かつてのペルーを始めとする米大陸がスペインに蹂躙されたことにも学ぶ必要がありそうだ
とは言うものの
民主主義を建前にしながらの
管理支配の政治を透明化しようとする
オードリーたちの冒険には感謝ですね❣️
助言に従い
まずSNS依存症を意識的に避ける事
毎朝一時間以内に絞りたいと思う
又分断に陥らないように
広く読むことと己の発信に限定し
反論による返信を控えることに気をつけたいと思う
リテラシーはメディアや資料を読解する能力を意味し
コンピテンシーは
能動的に自発的に作り出す能力を意味し
誰もがメディアやジャーナリズムの担い手であると言う考え方を
幼稚園から教え始める必要を感じる -
Posted by ブクログ
ケヴィン・ケリーは、雑誌「WIRED」(デジタルがもたらす経済の変革を追う世界的な著名雑誌)創刊編集長で、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾスなどシリコンバレーで成功した沢山の起業家たちを取材してきた人物。
彼は「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」と言う。
テクノロジーの進化の未来を、5000日後と日数で考えます。
10数年というとまだまだ先な感じがしますが、日数で考えると近い将来だなとちょっと不安になりますね。
スマホの次に来るものは、スマートグラス。
身につけて画面を表示するウェラブル。
ミラーワールド=(AR世界)拡張現実の世界。
AR機能を搭載したスマートグラスを装着して、離れたところにいる人同士がその場で対面しているような状態で共同作業ができるようになる。
メタバースのような事かな?と思ったが、ちょっと違うみたい。
ミラーワールドは、スマートグラスを通して現実世界を見ると、現実の風景に重なる形で、バーチャルの映像や文字が出現するらしい。
どちらに行けばいいか矢印やキャラクターが現れて案内してくれたり。
ポケモンGOをメガネ通して見てるみたい。
歴史を遡ってその場所に以前あったものを呼び出せたりもするらしい。
ミラーワールドは、サブスクで利用できるようになり、リモートで共同作業する人たちが増えていく。
このようなARの世界を作り出すのは、GAFAのどの会社でもないと言っている。
フィンテックに関しては、ブロックチェーンが本人であると保証するものになり、顔認証で決済できるようになるので、レジが不要となり、リアルタイムの会計処理が可能になる。
仕事と遊びが融合し、区別がなくなる。
退屈な仕事はAIに任せ、クリエイティブな仕事で生きられる時代になる。
最近は、バイオテックのスタートアップ企業が増えている。
食物由来の成分や動物の細胞を使ってデスレスミートとも呼ばれている培養肉(クリーンミート)を作っている。
動物を殺さないでいいなんて、素敵ですね。
アレルギー体質やベジタリアン、宗教的に禁止されている人もお肉を食べられるようになります。
10年以内に、iPhoneに相当するような世界中の人が欲しがる中国製の製品が出てくるそうです。
何だろうか。
中国人がデザインして創造したブランドだそうです。スマートグラスか電気自動車か何かはわからないそう。
中国には深圳という、アメリカのシリコンバレーのような都市があり、スタートアップ企業が沢山あるそうです。
国内移民が沢山深圳に集まり、文化が混ざり合って相乗効果で新しいアイデアを生み出します。
産業別に中心となる都市ができ、その分野を目指すならそこに行くという話になっていく。
「プロトピア」を目指す。
今日よりほんの少しだけ良い状態を想像する。
歴史は、世界が良くなっていることを教えてくれる。
心に残っているのは、「自分を本当に知るには失敗しなくてはならないし、上手くいかないことを経験しなくてはならない。」
「成功とは何かを知るためには、何か上手くいかないものに挑戦しなくてはなりません。」という言葉。
イーロン・マスクも同じ事を言っていて、成功者は沢山失敗して今があるんだと感心しました。
私の失敗とは規模が違いますが笑。チャレンジしないと失敗もできないですもんね。
企業は、大きくなるほどイノベーションは難しくなるそうです。
新しい発見のためには最適化されたものと反対のことをしなくてはならない。
失敗する可能性の高い事をしなくてはならない。
普段からなるべく小さな失敗を重ねておき、それが溜まって大きな失敗につながらないようにする。アジャイル開発と言うのがある。
慢性化させずに危機的状況を避けられる。失敗したと責めずに、これでいいと考える。
ソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法のひとつらしいのですが、これはなるほどと思いました。小単位でテストを重ねる。色んな仕事に応用できますね。
彼の友人が「ほとんどの計画は思いついてからそれが終わるまでの期間は5年」と言っていたそう。
5年で、かなり世の中が変わりますよね。
自分も変わっていないとおかしい。
というか、まずい気がします。
私は、少し前に流行った20◯◯年はこうなる!みたいな本がちょっとこわくて避けていました。
ですがテクノロジーに焦点を当てて想像した未来はとても明るく感じ、それに対する沢山の問題点をこれから改善しつつ毎日少しずつ進化していくんですね。
幼い頃から想像していたあの未来の姿が5000日後に目の当たりにできるんだ。
スマートグラスをかければ空飛ぶ車も恐竜も拝めるな。
雑誌「WIARD」も読んでみたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
『5000日後の世界』という表題にまず目を惹かれた。10年後とか20年後という表現ではなく、日にちだったこと。日にちで考えることについては、本書6章に答えがある。思考を止めないために日にちを数えるのだそうだ。詳細を知りたい人はぜひ本書を手に取り確認をしてほしい。
1章から4章で、5000日後の世界を描き、5章から6章では著者の思考をたどることができる。シンプルな言葉で語られているが、真似て実践しようとしても簡単ではない。それでも、著者の思考に近づいて見たいので、『テクニウム』『<インターネット>の次に来るもの』を読み解きたい。
著者が提唱しているミラーワールドがどのようなものかや、各産業がどのように形態に変わっていくのか(著者の仮設)等が学べる。
未来のことを知りたいと思う好奇心を刺激され、自分の理解度を検証するために学んだことを書き出してみたくなる。
私にとっては刺激的な一冊でした。 -
Posted by ブクログ
5つの危機
1.価値の危機
2.民主主義の危機
3.資本主義の危機
4.テクノロジーの危機
5.表象の危機
1.価値の危機
現代社会ではほとんどの人が文化相対主義を信じる。結果、差別主義が蔓延。
同じ種である人間の道徳的価値観は同一であるはず。道徳観を教える倫理学を子どもに教えるべき。
2.民主主義の危機
民主主義の基本的な価値観はコモンセンス。
文化的な多元性を受け入れるべき。人間の尊厳の尊重がベースとなる。
民主主義はまだ最終ステージには達していない。
3.資本主義の危機
法律上の制限のないグローバル経済が資本主義最大の危機。
資本主義そのものは不透明の要素があり、悪の潜在性がある。
倫理資本主義により、解決は可能。
4.テクノロジーの危機
自然主義という最悪の知の病。
ネットテクノロジーで作り出された我々の時間は、さらにネット消費に振り分けられているだけ。
ライプニッツの法則から、人工知能が人間のそれと同等もしくは以上になり得ないことは明白
労働力か機械化されればされるほど、経済は停滞していく。
5.表象の危機
人々はイメージに騙される世界に生きている。
人生そのものではなく、人生のイメージを謳歌するようになる危機。
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Posted by ブクログ
ネタバレコロナ禍で「オンラインファースト」が強制的に進められました。
10年は進んだともいわれます。
僕は仮想空間と現実が輻輳する社会にギリギリ親和性のある世代です。
これからは必ずしも人口が経済力にならないと思います。
仮想空間にシフトすることで現実の消費が下がるのは自明です。
ただ人口が基本となるのは否定できないとも思います。
「大阪市の人口増加を考える」
もちろん魅力的な都市にすべきやと思います。
ただそれよりも直接住むことにメリットを感じてもらえないかと考えています
住民票を置いてもらえると税収も上がるし役所にもメリットある話なんですよね
例えばあいりん地域
アドレスホッパーの拠点にできると思います。
ライフハックの中心として発信することもできると思います。
コロナ後は早く現場に戻りたいですね。
おそらくやりたいことがたくさんあると思います。 -
Posted by ブクログ
英語は大雑把な言語だ。敬語は存在しない。と言ったイメージを持つが、全くそうではない。
毎日のやり取りの中でも、やっぱり下手なコミュニケーションだと、メールがかえってこない。反応してくれない。一方で、品格のある、非常に協力してあげたくなるメールもある。もう一つは、語彙やいいまわしで、その人のレベルを把握する傾向がある。幼稚な英語しかできない自分にとっては、非常にそこが難しい。本書にあるように、showingとう単語はあるが、demonstrating とか、他の言い方もあるし、fireなんて完全に使うことがない。そういう意味では、日本語も同様だろうけど言語は生きている。
品格のある英語、丁寧で相手が気持ちを持って接してくれる英語、非常に面白いし、このレベル感を勉強できるのは非常に素晴らしい機会だと思う。米に赴任する人は確実に読んだ方がいいと思った。