【感想・ネタバレ】5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れるのレビュー

あらすじ

「ビジョナリー(予見者)」。本書の著者、ケヴィン・ケリーはしばしばこう称される。テック文化を牽引する雑誌・米『WIRED』の創刊編集長を務めた著者は、GAFAなど巨大企業による「勝者総取り」現象など、テクノロジーによって起こる数多くの事象を予測し、的中させてきた。著者によれば、インターネットが商用化されてから5000日後(約13年後)にソーシャルメディア(SNS)が勃興を始めた。そして現在は、SNSの始まりからさらに5000日が経ったところだ。いまやインターネットやSNSは、われわれの暮らしに欠かせないものとなっている。では、次の「これからの5000日」には何が起きるのか。著者はすべてのものがAI(人工知能)に接続されたAR(拡張現実)の世界「ミラーワールド」が訪れると予測する。各国に住む100万人単位の人がバーチャルな世界で協働することが可能になる世界だ。SNSに続く新たな巨大プラットフォームの誕生である。新たなプラットフォームは、働き方や政府のあり方にも大きな影響を与える。地球のどこにいても誰とでも仕事ができる世界になれば、会社とは異なる形態の組織が生まれる。また、製造業や金融、流通、交通、観光、農業、教育……といった多くの産業も、大きな変化を余儀なくされるだろう。さらに、新たなプラットフォームは、何万もの新たな勝者の誕生にもつながる。この巨大潮流を知り、変化が加速する時代をサバイブせよ。

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Posted by ブクログ

次の時代の勝者は、GAFAのどれでもなく、まだ名もないスタートアップ企業になるだろうという予測は衝撃的(次に勝つのはARの会社という見方)。時代を遡れば、マイクロソフトやGAFAの登場について同じようなことが言える。過去5000日から未来の5000日を想像することは説得力があるし、とても示唆に富んでいる。

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2022年03月04日

Posted by ブクログ

ケヴィン・ケリーは、雑誌「WIRED」(デジタルがもたらす経済の変革を追う世界的な著名雑誌)創刊編集長で、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾスなどシリコンバレーで成功した沢山の起業家たちを取材してきた人物。
彼は「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」と言う。

テクノロジーの進化の未来を、5000日後と日数で考えます。
10数年というとまだまだ先な感じがしますが、日数で考えると近い将来だなとちょっと不安になりますね。

スマホの次に来るものは、スマートグラス。
身につけて画面を表示するウェラブル。
ミラーワールド=(AR世界)拡張現実の世界。
AR機能を搭載したスマートグラスを装着して、離れたところにいる人同士がその場で対面しているような状態で共同作業ができるようになる。

メタバースのような事かな?と思ったが、ちょっと違うみたい。
ミラーワールドは、スマートグラスを通して現実世界を見ると、現実の風景に重なる形で、バーチャルの映像や文字が出現するらしい。
どちらに行けばいいか矢印やキャラクターが現れて案内してくれたり。
ポケモンGOをメガネ通して見てるみたい。
歴史を遡ってその場所に以前あったものを呼び出せたりもするらしい。
ミラーワールドは、サブスクで利用できるようになり、リモートで共同作業する人たちが増えていく。
このようなARの世界を作り出すのは、GAFAのどの会社でもないと言っている。

フィンテックに関しては、ブロックチェーンが本人であると保証するものになり、顔認証で決済できるようになるので、レジが不要となり、リアルタイムの会計処理が可能になる。

仕事と遊びが融合し、区別がなくなる。
退屈な仕事はAIに任せ、クリエイティブな仕事で生きられる時代になる。

最近は、バイオテックのスタートアップ企業が増えている。
食物由来の成分や動物の細胞を使ってデスレスミートとも呼ばれている培養肉(クリーンミート)を作っている。
動物を殺さないでいいなんて、素敵ですね。
アレルギー体質やベジタリアン、宗教的に禁止されている人もお肉を食べられるようになります。

10年以内に、iPhoneに相当するような世界中の人が欲しがる中国製の製品が出てくるそうです。
何だろうか。
中国人がデザインして創造したブランドだそうです。スマートグラスか電気自動車か何かはわからないそう。
中国には深圳という、アメリカのシリコンバレーのような都市があり、スタートアップ企業が沢山あるそうです。
国内移民が沢山深圳に集まり、文化が混ざり合って相乗効果で新しいアイデアを生み出します。

産業別に中心となる都市ができ、その分野を目指すならそこに行くという話になっていく。

「プロトピア」を目指す。
今日よりほんの少しだけ良い状態を想像する。
歴史は、世界が良くなっていることを教えてくれる。

心に残っているのは、「自分を本当に知るには失敗しなくてはならないし、上手くいかないことを経験しなくてはならない。」
「成功とは何かを知るためには、何か上手くいかないものに挑戦しなくてはなりません。」という言葉。
イーロン・マスクも同じ事を言っていて、成功者は沢山失敗して今があるんだと感心しました。
私の失敗とは規模が違いますが笑。チャレンジしないと失敗もできないですもんね。

企業は、大きくなるほどイノベーションは難しくなるそうです。
新しい発見のためには最適化されたものと反対のことをしなくてはならない。
失敗する可能性の高い事をしなくてはならない。

普段からなるべく小さな失敗を重ねておき、それが溜まって大きな失敗につながらないようにする。アジャイル開発と言うのがある。
慢性化させずに危機的状況を避けられる。失敗したと責めずに、これでいいと考える。
ソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法のひとつらしいのですが、これはなるほどと思いました。小単位でテストを重ねる。色んな仕事に応用できますね。

彼の友人が「ほとんどの計画は思いついてからそれが終わるまでの期間は5年」と言っていたそう。

5年で、かなり世の中が変わりますよね。
自分も変わっていないとおかしい。
というか、まずい気がします。

私は、少し前に流行った20◯◯年はこうなる!みたいな本がちょっとこわくて避けていました。
ですがテクノロジーに焦点を当てて想像した未来はとても明るく感じ、それに対する沢山の問題点をこれから改善しつつ毎日少しずつ進化していくんですね。
幼い頃から想像していたあの未来の姿が5000日後に目の当たりにできるんだ。
スマートグラスをかければ空飛ぶ車も恐竜も拝めるな。
雑誌「WIARD」も読んでみたいと思いました。

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2022年02月06日

Posted by ブクログ

WIREDを共同設立しスティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾス等を取材してきたケヴィン・ケリーへのインタビューによりコロナ以降の近未来社会を見通す。「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」に集約されるケヴィンの思考法により、全てのものがAIと接続されたAR世界「ミラーワールド」を描き出す。聞き手の大野和基はコーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学び米国で活躍してきたジャーナリスト。

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2021年12月08日

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『5000日後の世界』という表題にまず目を惹かれた。10年後とか20年後という表現ではなく、日にちだったこと。日にちで考えることについては、本書6章に答えがある。思考を止めないために日にちを数えるのだそうだ。詳細を知りたい人はぜひ本書を手に取り確認をしてほしい。
1章から4章で、5000日後の世界を描き、5章から6章では著者の思考をたどることができる。シンプルな言葉で語られているが、真似て実践しようとしても簡単ではない。それでも、著者の思考に近づいて見たいので、『テクニウム』『<インターネット>の次に来るもの』を読み解きたい。
著者が提唱しているミラーワールドがどのようなものかや、各産業がどのように形態に変わっていくのか(著者の仮設)等が学べる。
未来のことを知りたいと思う好奇心を刺激され、自分の理解度を検証するために学んだことを書き出してみたくなる。
私にとっては刺激的な一冊でした。

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2021年10月22日

Posted by ブクログ

予言的でも盲信的でもなく、これまでのテクノロジーの流れや、その技術が持っている特性、社会が求めていることなど、本質的な要素から、筋道立てて未来を予測している点に感服した。
未来予測に関してもすごいが、著者自身が世界中を旅していたり、アーミッシュとの交流や多くの起業家とのインタービューなどの様々な人生の経験を通じて、世の中を俯瞰しているからこそ、見えるものや気付けることがあるのだと思った。
著書に垣間見える、彼の幅広い経験や彼による彼自身の認識の深さにとても惹かれた。
著者が「WIRED」の共同設立者らしくこの雑誌がさらに好きになっちゃっいやした

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2024年05月13日

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残りの人生は日数でカウントする
書けばわからないことがわかる
自分が何をすべきか探す
結論的なことは書いていない
テクノロジーの発展は51%のプラス
1%でもプラスに発展すれば、大きなプラスになる。

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2024年05月06日

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ネタバレ

雑誌「WIRED」を創刊した
著者による、5,000日後の世界予測。
5,000日=約13.6年前、
スマホが普及し始めた。
そこから加速度的に、指数関数的に
爆発的に技術は進化している。
ここからさらに5,000日後、どうなっているか。
IBM→マイクロソフト→Google→フェイスブック、
の次に覇者となる企業とその在り方を解説。
ビジネスを日数でカウントすると、
より計画的になれる。

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2023年04月24日

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久しぶりにケヴィン・ケリーの書籍が出たということで、楽しみに読み進める。
ケヴィンの基本的な思考である「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」に基づき、テクノロジーの未来における変化を予測している。
一つ一つは興味深かったが、第5章以降のケヴィンの思考と経験についての内容が面白かった。
特異な考え方を持つ著者に学ぶことは多い。

以下、参考になった点。
・テクノロジーが持つ自然の方向性
・どうやって学ぶかを学ぶ
・テクノロジーは良い面が51%、悪い面が49%
・イノベーションを起こしてきた人たちが世間的に最高峰を極めている時には、カオスの底にいた(カオスの縁にいて完璧な秩序にも縛られないと感じている状態が良い)
・人生に満足している人は「自分が何者であるか」という疑問を持っている
・人の仕事は、問いを投げかける、そして不確実性を扱うものになっていく

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2022年10月28日

Posted by ブクログ

前半はすごくワクワクしながら読んだ。
2021年の本だけど、Web3よりもミラーワールドじゃん!
ミラーワールドの方がもっともっと広い概念じゃん!
とか、読み進めるのがすごく楽しみだったんだけど、読み進めていくうちに何故か興奮がおさまっていった。
なんでだろ?

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2022年06月25日

Posted by ブクログ

帯に書いてるのは「ビジョナリー(預言者)」。それはそうなんだけど,ケヴィン・ケリーを初めて知ったのは、二十年前に大学のときに課題で与えられた洋書の人。その時から今後の社会がどうなっていくのかという視点を与えて続けてくれていると思っている。本書はそんなケヴィン・ケリーの本書のためのインタビューを一冊にした本。ARの話とかAIの話とかもいろいろ書かれているけれど,ポジティブ過ぎず,ネガティブ過ぎず,それでいて今後の社会に期待をさせてくれる内容に勇気づけられる。そして日本の読者向けの本なので日本の特徴や今後のヒントも書かれていているのもいい。その視点で考えてると,海外では~という論調にはあまり意味がなく,日本は日本の生きる道を探ってほしいと思うし,自分もそうありたいと思う。

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2021年12月12日

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テクノロジーで変わっていく世界。
テクノロジーは51%の良い側面と49%の悪い側面を持つという。人は当初の思惑通りに何かを使うわけでなく、人を傷付ける為に使うこともある。それでも、技術の進歩が悪い側面を潰していくという。
インターネットの発展により、世界は大きく進歩してきた。良い面と悪い面を持ちながら。AIもまた、正しい使われ方がされないかもしれないけど、進化したAIにより正されるということでしょうか。
ARの話や、教育の話、農業の話など、様々な未来の変化の話が出てきましたが、クリーンミートの話は面白かったです。生き物の命を奪わずにというのは、人が生きていく上で、画期的な出来事のような気もしました。
テクノロジーによって、人は悪魔にも天使にもなれるんですね。

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2021年12月09日

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WIREDの初代編集長ケヴィン・ケリーへのインタビューをもとにした本。ARとVR、自動翻訳を駆使した体験型学習、ワクワクしますね。ゲームの世界ではすでにVR機器を用いた世界で自己のアイデンティティを無視した自由なアバターでコミュニケーションがとれています。ARを利用したライブなどは実在性が凄まじく進歩していて、これらが5000日後の世界ではもっと街や一般の人々、あらゆるテクノロジーと結びつき、進化は加速するはずです。そんな不確実性の高い未来を迎えるにあたって、学び方を学ぶスキルは常に必要だなと思いました。

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2021年11月29日

Posted by ブクログ

ミラーワールドについてわかり易く説明。
私の頭では理解し難いが、素晴らしい世界だと実感。
総じて、楽感的なのは共感できる。

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2023年12月27日

Posted by ブクログ

新書でインタビュースタイルなのであっと言う間に読めました。理想を言えばケヴィン・ケリー自身が時間をかけて執筆した本を読みたかったとは思うのですが、本書からもケリーの主張が良くわかるので、その意味では良書だと思いました。率直な印象を述べると、内容自体については60~70%共感したという感じではあったものの(これは読者によって大きく違うでしょう)、議論の進め方、読者の印象に残るような語り口は本当に秀逸だと思いました。

ケリーは5000日(約13年)という単位を一区切りに歴史を語りますが、これが記憶に残りやすい。いまから5000日前を振り返ると、SNSがよちよち歩きをし始めた時期であるという話をします。そして今後5000日の間に次のプラットフォームである「ミラーワールド」が全盛期を迎えるだろうと言うことで、彼の大きなコンセプトが提示されるわけです。ミラーワールドは、もう少しなじみのある言葉でいうとデジタルツインと言ってもよいかと思うのですが、ではミラーワールドの世界では人々の働き方はどうなるのか、企業組織あるいは新たなコラボレーション組織が生まれていくのか、といった議論が次に展開されます。「ミラーワールド」という概念自体に共感するかは別にして、このような議論展開は非常に頭に残りやすく、さすがケヴィン・ケリーという印象を持ちました。

インタビュー本ですので、深くは記述されていませんが、確かに表紙に書かれている「すべてがAIと接続された・・・」という箇所が最も重要ではないかと感じました。すべてがAIに接続されると、経済や社会はどう見えるのか、人間の行動・価値観はどう変化するのか、どんな拒絶反応が生まれて規制が行われるのか、そのあたりは読者のみなさんがさらに想像力を膨らませてください、ということかもしれません。知的好奇心と想像力を刺激される良書でしたが、本人の執筆本ではないので星は3つとさせていただきました。

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2023年05月08日

Posted by ブクログ

いろいろな未来予測が書いてあるけど、本書ならではの目新しい内容は、「近い将来ARによるミラーワールドが完成する」という内容だけだったかも…。

AR関係への投資やデバイスの進化には注目したい。

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2022年07月11日

Posted by ブクログ

よかったです
ただ、タイトル的にちょっとむき出しで電車で読むの難しい(恥ずかしい)気もしつつ
内容は一切ややこしい系ではないのでご安心ください、真っ当な物ですし色々気づきを与えてくれます

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2022年07月09日

Posted by ブクログ

分かるような分からないような。
でも、そうなるのは分かっていたこと。
視野を広げるのには良い本だと思います。

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2022年02月17日

Posted by ブクログ

雑誌「WIRED」共同設立者であり、「フリーミアム経済」といったテクノロジーがもたらす未来予測で定評のある著者が、AIを始めとするテクノロジーが今後の社会や経済にもたらすインパクト等について語ったインタビューの内容をまとめた一冊。
 
著者は、人々がAR(仮想現実)空間で「デジタルツイン」を活用し、物理的な限界を超える規模と速度で協働する「ミラーワールド」を、インターネットとSNSに続く「第3のプラットフォーム」と位置づけ、そこでは社会や組織、個人の内外に存在するあらゆる境界線が曖昧になり、現実世界と仮想世界、人間の脳と機械のAI、企業とコミュニティ、仕事と遊びといった、これまで相互不可侵だった次元が有機的につながることで、様々な産業において新たな価値が生まれる「プロトピア」の出現を予測する。
 
「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」という著者は、「『スマート〇〇』という言葉はすべて『ハッカブル〇〇』に置き換えることが可能」というように、新たなテクノロジーにはリスクがつきものであることは認めつつ、「テクノロジーは良い面が51%、悪い面が49%」と割り切って、悪いテクノロジーを理由に拒否するのではなく、良いテクノロジーを増やすことを提唱する。気軽に読める新書ながら、著者の優れた洞察から多くの示唆を得ることができる。

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2022年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
はじめに
第1章百万人が協働する未来
第2章進化するデジタル経済の現在地
第3章すべての産業はテクノロジーで生まれ変わる
第4章アジアの世紀とテック地政学
第5章テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる
第6章イノベーションと成功のジレンマ
あとがき 楽観主義者であるということ
訳者解説

すべてはAIと接続されたミラーワールドが訪れる

P84食の未来ークリーンミートが変える食、バイオテック

P128アジアの世紀が到来するー東アジア人は個人主義
より社会契約を重視する文化、アメリカ人は自己中心的

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2021年12月30日

Posted by ブクログ

・まとめ本として言語化されているのは嬉しいが、正直、現代人ならどれも肌感で分かる内容だった
・serial experiments lainが現実に
(ケヴィンがWIRED創刊編集長なだけに…)
・それにしても真っ先に淘汰されるであろう顔本捨ててXR事業にアップデートしたザッカーバーグの慧眼よ
(リークに対する非難回避という意図もあろうけれども)
・東京の未来予測には反対。世界で都市の産業クラスタ化が語られており、その文脈で東京はロボット都市になるかもしれないと予想されている。
いやいや、東京(ひいては日本)の強みはANIMEでしょ!
→2次元との融合が進み東京はXR特化するのではないかと個人的に思った
・アーミッシュ的なテックミニマリストになってみるのは良いかも

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2021年11月24日

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