大野和基のレビュー一覧

  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    残りの人生は日数でカウントする
    書けばわからないことがわかる
    自分が何をすべきか探す
    結論的なことは書いていない
    テクノロジーの発展は51%のプラス
    1%でもプラスに発展すれば、大きなプラスになる。

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    2024年05月06日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    考えを整理するとき、哲学者の助けがあった方が良いケースはあるのだと思う。マルクス・ガブリエルは分かりやすく噛み砕いて、自分の考えを伝えようとする宗教者のようだ。

    倫理資本主義とは「“人と社会にとってよいこと”を判断軸とした資本主義」のこと。
    社会性と経済的(儲け)を高いレベルで両立した経済のあり方とも言える。
    ここで言う「社会性」とは、儲けの前に、まず人の幸せを本気で考え、顔の見える他者を想像する倫理性を持つこと。

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    2023年10月07日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    この本が特に印象的だったのは倫理的価値と経済的価値は同意であると話してるのは本当に印象的でした。
    twitter含めてなんですが、近年、本当に倫理的に考えて発言しなくなってる事に危機感を覚える。
    また、企業も含めて本当にひどいなと感じます。
    改めて倫理の重要性を感じました。
    特に恋愛、仕事、婚活において!
    倫理と経済
    これは今後大事だと感じさせる本です。

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    2023年09月23日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    ネタバレ

    ジャレッド・ダイヤモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ、リンダ・グラッドストンなど2010年代20年代のスーパー著作家達を取り揃えたインタビュー記事。
    特に気になった箇所のみ

    ダイヤモンド氏
    国家間格差‥貧しい国から裕福な国に人が動く。野心に満ちた移民でイノベーションが生まれる場合もあれば、テロや感染症につながる場合もある。貧しい国への資金援助は格差を平準化するのでお互いに利益がある。
    ハラリ氏
    お金や国家など虚構を信じる力によってサピエンスは今の地位にいる。戦争など虚構のために起きる悲劇も多いため、現実と虚構の区別をつけて虚構を利用すべき。対象とするものが苦痛を味わうものは現実。国家や貨幣はそれ

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    2023年09月20日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    科学に関するところは怪しすぎたのですが、後半はとても良い内容だった気がしました。
    ステレオタイプによって他者を判断することは非倫理的であること、対話が必要であること、SNSが我々に自己を与えていること、などのところはかなり興味深く感じました。
    この辺りは不必要に自己の属性についてSNSを通して自ら確定してしまうというのは実際に感じるところで、他者に対する属性化も問題だとは思っていたのですが、反面自己を不必要に規定してしまうことが生きづらさを生む温床となってしまうのを感じました。
    交友層の偏りがかなり出てるように見えるので自分がもっと広く対話したらどうかなと思いますし、哲学者を雇うべき的なところ

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    2023年09月12日
  • 未来を語る人(インターナショナル新書)

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    未来の資本主義についての識者の見解を集めた書籍。資本主義の問題点、特に格差にについてはいろいろと指摘をされているが、これだけの人たちを集めてもその解決に決定打がないということは、現況を受け入れるしかないのか。

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    2023年09月11日
  • オードリー・タンが語るデジタル民主主義

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    <目次>
    はじめに
    序章デジタルで民主主義を改良する
    第1章開かれた行政府をつくる
    第2章私はなで民主主義に関わるようになったのか
    第3章市民参加型の討論を実現
    第4章投票方法のアップデート
    第5章さまざまな問題をどう乗り越えるか

    2022/2/10発行
    コロナ対策で有名になった、台湾のオードリータン氏
    へのインタビュー本。
    見ている世界が違う。このような”民主主義”が
    実現して国民がそれを受け入れているのであれば、
    隣の独裁主義を自ら迎合することはないだろう。

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    2023年09月04日
  • 未来を語る人(インターナショナル新書)

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    資本主義に対して各識者が色々な主張をしているが、中には反対するような論説もありそれぞれが論理だっているので難しい問題なのだと再認識。脱物質化で環境問題にも対応できると言っているアンドリューマカフィー氏の章だけハテナがたくさんあった。人類が利用している資源量は近年になって減ってきているという主張だが、そもそもが採りすぎですでに環境破壊が相当進んでいるのに、どれほど利用資源量が減ってるからOKと言えるのだろうか?さすがに今までと同じ経済活動で良いとは言えないと思ったが、本を読んでみたい。
    原発問題は「化石燃料に比べればマシ」という一方、「長期的なリスクあるからダメ」というところで、やはり政治的な決

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    2023年08月19日
  • わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学

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    みずからの人間性を否定したいという願望以上に人間らしいものはない ースタンリー・カヴェル

    人間は一生懸命、動物にならないようにしている。たえず他者に訂正される事で、私たちは心を持つ。だから、孤立すると頭がおかしくなるのだという。また、非人間化とは、人間を動物化したり、機械化したりする事。こうした定義、哲学的な人間とは、という語り口が一つ一つ胸に刺さる。

    コロナ禍で分断が露見したのか。元より人間には統一した思想がない事は、民主主義の必要性から自明。思想が異なるから、手続きが必要なのだ。ならば、コロナ禍で表面化したのは、その不寛容という事ではないのか。異なる意見に対して、許容できずに原状変更に

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    2023年06月06日
  • コロナ後の世界

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    「コロナ後の世界」というタイトルですが、あとがきによれば、本書はもともと2019年から進められていたインタビュー企画に、今回のコロナ禍を組み合わせて内容を深めたようです。まず中身以前に、この6人をよく選んだなという意味で強いユニークさを感じました。たとえていうなら、服のセレクションショップで、「思いもよらないセレクションで面白いなあ」と感じる感覚でしょうか(これは選んだ服自体が良い/悪い、を超越した感覚です)。「銃・病原菌・鉄」などの著者であるジャレド・ダイヤモンドを先鋒に(なんて贅沢な!)、次鋒は人工知能の研究者で「LIFE3.0」などの著者であるマックス・テグマーク、そして人生100年時代

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    2023年05月06日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    ネタバレ

    雑誌「WIRED」を創刊した
    著者による、5,000日後の世界予測。
    5,000日=約13.6年前、
    スマホが普及し始めた。
    そこから加速度的に、指数関数的に
    爆発的に技術は進化している。
    ここからさらに5,000日後、どうなっているか。
    IBM→マイクロソフト→Google→フェイスブック、
    の次に覇者となる企業とその在り方を解説。
    ビジネスを日数でカウントすると、
    より計画的になれる。

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    2023年04月24日
  • ウクライナ危機後の世界

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    まず、ものすごく読みやすかった。
    こういった類に知見がない私でも何の抵抗感もなく読み進めていくことができたし、とても興味深く面白く感じることができた。

    世界は本当に複雑だなぁ、そして、その世界のトップ達はよくもまあそんなに争えるなぁとも思い、
    自分がいかに思考停止しながら平和を享受しているのかがよく分かる。
    (これを悪いことだとは思わない)

    民主主義の衰退なんかは無知な私でもなんとなく感じるところではあるけど、日本が民主主義国家じゃなくなることなんて想像もできない。
    しかし、人類によってこの世界はいかようにも変化してきた歴史は紛れもないものであり、他人事ではないなとちょっぴりですが思います

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    2023年04月19日
  • オードリー・タンが語るデジタル民主主義

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    本人が書いたわけでは無いが経歴と政治家としての思想が伝わる。
    1票の重みではなく政策評価でポイント制な票を取り入れるという斬新さは恐らく日本にはできないであろう。デジタルの権化みたいな人かと思っていたが「できない人に合わせるのが真のデジタル利用」という極めて柔軟な考え方な事も窺えた。

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    2023年04月18日
  • コロナ後の世界

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    コロナ後の世界について、様々な海外の有識者が書いた一冊。

    オムニバス形式なので内容はバラバラだが、どれも分かりやすく説得力があった。

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    2023年03月20日
  • 私の半分はどこから来たのか AID[非配偶者間人工授精]で生まれた子の苦悩

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    自分を育てた両親の卵子と精子から自分が生まれた。
    それが、当たり前だと思っている。
    なのに、ある日突然、「あなたはAIDで生まれた」と、言われたら。。。
    親が信じられなくなるのも無理はなく、本当の父親を知りたいと思うのも当然だと思う。
    それが、今の日本では難しい。
    1人の子供、いや、1人の人間を守る上で法制化は必要だと感じた。
    その法制化が。提供者側にデメリットが出てくるのも確かではあるが、人間を守るという意味で、生まれた側の権利は必要だと思う。

    世界的に提供をしているクリオスという企業があることは初めて知った。

    自分は、もう子供を持つことはない。
    でも、この問題があるんだよってことは、認

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    2023年03月11日
  • 「常識」が通じない世界で日本人はどう生きるか

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    著名な10人が現在の経済について語った本。
    貨幣理論、民族、地政学、歴史などあらゆる切り口が網羅されているので読むならこの1か月間がおすすめです。

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    2023年01月18日
  • オードリー・タンが語るデジタル民主主義

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    以前読んだ本で知っていた内容も多かったですが、改めてオープンガバメント(透明性)、双方向の政治(Join)、個人情報を読み込んだ記録を自分で確認できること、準同型暗号、意見の異なるそれぞれの立場を理解しようとする姿勢など、日本でも浸透していくといいなぁって思いました。
    特にPol.isとかはあったら応援すべき政党とかもわかりやすくなれそう。分母を見れない人にも効きそう。
    シヴやってるのかガチじゃんwシヴは間違いなく社会勉強になるわww
    たまに本名で活動することを推奨する人いるけど、本人確認できてて、1人の個人として認知できる状態であれば同じことなはずなんだよなぁ、といつも思っていたので、ハンド

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    2022年12月26日
  • ウクライナ危機後の世界

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    ネタバレ

    ユヴァル・ノア・ハラリ
    かつての富の主な源泉は金鉱、小麦畑、油田などの有形資産だったが、今は知識や技術となった。油田は力ずくで手に入れられても、知識は奪えない、他国を征服して得られるものは、小さくなっている!
    教育費の代わりに、軍事費が増やされるようになり、国家間の信用度も下落。。懸念は大きい!

    ジャック・アタリ
    プーチンは2021年7月に「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について」という論文を発表。ロシア専門家が、今回のウクライナ侵攻を予測できなかったのは、非常に問題。
    EUの成功と繁栄は、プーチンにとって極めて耐え難い。プーチン独裁国家は「民主主義には、人々の幸福を守る力がない」と証

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    2022年12月11日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    久しぶりにケヴィン・ケリーの書籍が出たということで、楽しみに読み進める。
    ケヴィンの基本的な思考である「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」に基づき、テクノロジーの未来における変化を予測している。
    一つ一つは興味深かったが、第5章以降のケヴィンの思考と経験についての内容が面白かった。
    特異な考え方を持つ著者に学ぶことは多い。

    以下、参考になった点。
    ・テクノロジーが持つ自然の方向性
    ・どうやって学ぶかを学ぶ
    ・テクノロジーは良い面が51%、悪い面が49%
    ・イノベーションを起こしてきた人たちが世間的に最高峰を極めている時には、カオスの底にいた(カオスの縁にいて完璧な秩序にも縛られないと感

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    2022年10月28日
  • わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学

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    ダーウィンは人種差別主義者だとか、Facebook は2030年までに終わるとか、こども授かる前に絶対合格できる親テストとか、優しい顔して過激な話しで面白いです。
    他者を愛することすなわち、恋愛関係は永久に恋は続いてほしいということは、別の人と恋愛関係になることもできるという話しや他人のためにワクチン接種受けるのは間違いだという話しは納得しました。
    哲学の対義語はもしかしたら科学かもしれないですね。
    あとSNSとロックダウンは倫理的に毛嫌いしているのがよく分かりました。特に宗教に対して無知な日本人に倫理を勉強しないと他者と生きることが難しい時代なんだなぁと思いました。資本主義がよくわかっている

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    2022年10月25日