大野和基のレビュー一覧

  • ウクライナ危機後の世界

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    まず、ものすごく読みやすかった。
    こういった類に知見がない私でも何の抵抗感もなく読み進めていくことができたし、とても興味深く面白く感じることができた。

    世界は本当に複雑だなぁ、そして、その世界のトップ達はよくもまあそんなに争えるなぁとも思い、
    自分がいかに思考停止しながら平和を享受しているのかがよく分かる。
    (これを悪いことだとは思わない)

    民主主義の衰退なんかは無知な私でもなんとなく感じるところではあるけど、日本が民主主義国家じゃなくなることなんて想像もできない。
    しかし、人類によってこの世界はいかようにも変化してきた歴史は紛れもないものであり、他人事ではないなとちょっぴりですが思います

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    2023年04月19日
  • オードリー・タンが語るデジタル民主主義

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    本人が書いたわけでは無いが経歴と政治家としての思想が伝わる。
    1票の重みではなく政策評価でポイント制な票を取り入れるという斬新さは恐らく日本にはできないであろう。デジタルの権化みたいな人かと思っていたが「できない人に合わせるのが真のデジタル利用」という極めて柔軟な考え方な事も窺えた。

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    2023年04月18日
  • コロナ後の世界

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    コロナ後の世界について、様々な海外の有識者が書いた一冊。

    オムニバス形式なので内容はバラバラだが、どれも分かりやすく説得力があった。

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    2023年03月20日
  • 私の半分はどこから来たのか AID[非配偶者間人工授精]で生まれた子の苦悩

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    自分を育てた両親の卵子と精子から自分が生まれた。
    それが、当たり前だと思っている。
    なのに、ある日突然、「あなたはAIDで生まれた」と、言われたら。。。
    親が信じられなくなるのも無理はなく、本当の父親を知りたいと思うのも当然だと思う。
    それが、今の日本では難しい。
    1人の子供、いや、1人の人間を守る上で法制化は必要だと感じた。
    その法制化が。提供者側にデメリットが出てくるのも確かではあるが、人間を守るという意味で、生まれた側の権利は必要だと思う。

    世界的に提供をしているクリオスという企業があることは初めて知った。

    自分は、もう子供を持つことはない。
    でも、この問題があるんだよってことは、認

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    2023年03月11日
  • 「常識」が通じない世界で日本人はどう生きるか

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    著名な10人が現在の経済について語った本。
    貨幣理論、民族、地政学、歴史などあらゆる切り口が網羅されているので読むならこの1か月間がおすすめです。

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    2023年01月18日
  • オードリー・タンが語るデジタル民主主義

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    以前読んだ本で知っていた内容も多かったですが、改めてオープンガバメント(透明性)、双方向の政治(Join)、個人情報を読み込んだ記録を自分で確認できること、準同型暗号、意見の異なるそれぞれの立場を理解しようとする姿勢など、日本でも浸透していくといいなぁって思いました。
    特にPol.isとかはあったら応援すべき政党とかもわかりやすくなれそう。分母を見れない人にも効きそう。
    シヴやってるのかガチじゃんwシヴは間違いなく社会勉強になるわww
    たまに本名で活動することを推奨する人いるけど、本人確認できてて、1人の個人として認知できる状態であれば同じことなはずなんだよなぁ、といつも思っていたので、ハンド

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    2022年12月26日
  • ウクライナ危機後の世界

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    ネタバレ

    ユヴァル・ノア・ハラリ
    かつての富の主な源泉は金鉱、小麦畑、油田などの有形資産だったが、今は知識や技術となった。油田は力ずくで手に入れられても、知識は奪えない、他国を征服して得られるものは、小さくなっている!
    教育費の代わりに、軍事費が増やされるようになり、国家間の信用度も下落。。懸念は大きい!

    ジャック・アタリ
    プーチンは2021年7月に「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について」という論文を発表。ロシア専門家が、今回のウクライナ侵攻を予測できなかったのは、非常に問題。
    EUの成功と繁栄は、プーチンにとって極めて耐え難い。プーチン独裁国家は「民主主義には、人々の幸福を守る力がない」と証

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    2022年12月11日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    久しぶりにケヴィン・ケリーの書籍が出たということで、楽しみに読み進める。
    ケヴィンの基本的な思考である「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」に基づき、テクノロジーの未来における変化を予測している。
    一つ一つは興味深かったが、第5章以降のケヴィンの思考と経験についての内容が面白かった。
    特異な考え方を持つ著者に学ぶことは多い。

    以下、参考になった点。
    ・テクノロジーが持つ自然の方向性
    ・どうやって学ぶかを学ぶ
    ・テクノロジーは良い面が51%、悪い面が49%
    ・イノベーションを起こしてきた人たちが世間的に最高峰を極めている時には、カオスの底にいた(カオスの縁にいて完璧な秩序にも縛られないと感

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    2022年10月28日
  • わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学

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    ダーウィンは人種差別主義者だとか、Facebook は2030年までに終わるとか、こども授かる前に絶対合格できる親テストとか、優しい顔して過激な話しで面白いです。
    他者を愛することすなわち、恋愛関係は永久に恋は続いてほしいということは、別の人と恋愛関係になることもできるという話しや他人のためにワクチン接種受けるのは間違いだという話しは納得しました。
    哲学の対義語はもしかしたら科学かもしれないですね。
    あとSNSとロックダウンは倫理的に毛嫌いしているのがよく分かりました。特に宗教に対して無知な日本人に倫理を勉強しないと他者と生きることが難しい時代なんだなぁと思いました。資本主義がよくわかっている

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    2022年10月25日
  • わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学

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    新実存主義による他者論。ちょっと難しい感じ。

    家族とは「親密さ」を基盤とした結びつきである。

    家族を健全に保つのは「正しい喧嘩」である。

    高い生産性の秘訣は短時間睡眠ではありません。
    非効率であっていいタイミングがわかっているから効率を上げられるのです。

    人生のこの部分(恋愛)に偶然はないと思うのです。物語が必要なのです。そして物語は予想もしていないときに生じます。思いがけずぴったりくる相手と出会うのです。だから自由と切り離せないのです。そして恋に落ちるわけですが,愛するためには相手が自分の思っていた人とは違うと気付かなければなりません。

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    2022年07月29日
  • わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学

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    現代の個人を尊重する考えに基づいていて、個人的には好感を持てた。
    まずは一人一人違うことを前提にされ、その違いにこだわり、その結果として、違いを超越し、違いにこだわらない、これこそが真の他者を受け入れるということか。同様に最小単位である家族についても言及されていた。
    後半、やや内容が理解できない部分もあったが、それはこちらの読解力不足ということでしょう。

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    2022年07月19日
  • コロナ後の世界

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    それぞれの立場で言っていることがある。ワクチン肯定だったり、AI礼賛だったり。しかし、得てしてヨーロッパの言論はこのコロナを肯定的に捉えようとしているのがわかる。
    コロナの感染者数が高めのままだが重症化、死亡するのが高齢者のみに限られることがわかり、経済をとにかく回せとなって解禁してきている2022年7月現在の視点から見ても、劣らない意見を述べている。

    独裁国家はパンデミックに対応できない:中国を揶揄
    AIでコロナ情報をアップデートする:うまくいっている部分と機能していない部分がある
    ロックダウン:家族の絆の大切さが確認でき、働き方の見直しが始まる。人生100年時代、息切れしない働き方はなに

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    2022年07月11日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    哲学者マルクス・ガブリエルへのオンラインインタビューをまとめた1冊。インタビューということで、全体的にややまとまりに欠け、同じ話題が何度も出てきたり、突然、違う話になったりもしてややわかりにくい印象。
    これまでの資本主義では、環境危機には対応できず、人類が生き残るためには、倫理を重視する倫理資本主義を成立させることが必要だという。
    薄い新書1冊で理解しようとするのはちょっと無理があるかな。

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    2022年07月01日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    前半はすごくワクワクしながら読んだ。
    2021年の本だけど、Web3よりもミラーワールドじゃん!
    ミラーワールドの方がもっともっと広い概念じゃん!
    とか、読み進めるのがすごく楽しみだったんだけど、読み進めていくうちに何故か興奮がおさまっていった。
    なんでだろ?

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    2022年06月25日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    別にれいわ新選組の支持者でも無いのだが、山本太郎が言っていた発言で共感したのは「生産性で人間をはからせない」というセリフだ。子供達がスマホに夢中になる事をネガティブに捉え、スポーツや勉学に励む事を善とする価値観がある。学校で教わるような道徳的価値観であり、これは生産的な人間か否かが物差しとなる。現実問題、資本主義でその指標を用いない事は不可能に近いが、いずれ、こうした尺度で人間は測られず、人間に求められる生活スタイルがどうなるかも不確かな時代が訪れる。

    AIが台頭してくる事で我々は「役立たず階級」になるとユヴァル。経済成長には、人間とテクノロジーの融合が必要であり、人間性を明確化する必要性を

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    2022年06月06日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    話題の一冊
    勉強になった、倫理というものがなんとなくわかった気がする
    倫理と経済を重ねるべき、利益の一部をアフリカ支援するなら値上がりは歓迎される
    ウイルス学者に政治をやらせるべきではない、専門が違う、無生物相手の学者が政治戦略出来るわけがない
    量から質へ、統計が全てではない、出版社でただ読書する人を雇うと本当に良い本が厳選される

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    2022年05月17日
  • つながり過ぎた世界の先に

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    数字だけを見せられて流されない。数字においても質と量の話が重要になってくる。
    古代を見直し、SNSと付き合いながら、どう持続可能な社会を形成していくのか、SDGsを達成していくために今私たちはどうあるべきなのかを問われる一冊

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    2022年05月28日
  • わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学

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    世の中の問題、世間をにぎわせるニュース、それらについての意見について。
    倫理観崩壊している目を疑うような信じられない意見や、反対意見をねじ伏せようとする不健全な態度を何度も、そして長く見てきて。わかりえないこと、分かり合えない人間は存在するし、自分が正しいと思う意見を他人に押し付けることはできないのだと悟った。

    自分の心の中でそう思ってきただけで、口に出さなかったけど、そのものズバリのタイトルの本に店頭で出逢い手に取ってみました。

    今まで読んできた現代の問題提起の本何冊かの内容に通じるような、またさらに理解が深まるようなものもあり、関連性を感じましたし、それまで読んできた本で自分の理解が及

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    2022年04月26日
  • お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する

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    今のコロナやウクライナ情勢を知ったらどう思うのだろう。

    ただ、実際に自分の目で見て肌で感じる。歴史は韻を踏むなど、納得という内容も。

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    2022年03月31日
  • オードリー・タンが語るデジタル民主主義

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    ネタバレ

    台湾のデジタル大臣。オードリー・タン氏が取り組むデジタルを駆使した市民参加型の新しい民主主義について語った本。

    台湾では、選挙権は20歳にならないと与えられないが、選挙権のない若者も外国人も誰でもネットを通じて意見を述ぺ、など政治参加ができる"デジタル民主主義を実践している。

    その際、ネットでの請願も5000件を超えると、議会で議論しなければならないとか、様々なイシューに人々の注目を集め、社会に広めるには、"3つのF"(Fast, Fair, Fun)が必要だからと、政治にもスピード感と楽しさを入れるなど、市民に政治参加させる工夫がなされている。

    その他、デ

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    2022年03月25日