桑原水菜のレビュー一覧
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西原無量シリーズ、9作目。
今作のテーマは縄文土器・土偶及び諏訪信仰。
ちょうどBSの番組で縄文土器の特集をしているのを観た後だったので、私的には超タイムリーなテーマでした。私が子供の時の常識では狩猟・採取文化が中心だった縄文時代ですが、今は縄文時代にも農耕文化が多少はあったというのが通説になっているのですね。祭器として用いられていた土偶の話もテレビ番組と被っていて、新しい歴史知識に私の知的好奇心が大いに擽られました。
今作では更に諏訪信仰に、埋蔵金、とてんこ盛りの内容。途中までは不穏な雰囲気でハラハラだったけど、後半は皆でお宝探しになっていてなかなか楽しかったです。無量の行動はいつもながら -
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ネタバレ土佐勤王党のお話かと思いきや、それだけでは収まらず、時代がさらに遡ることになろうとは。
ある遺物の意匠があの一族のものだったし、舞台はあの一族の伝説の多い四国。
無理なく話を広げてきた印象。
今回のキーアイテムは御璽だから、その点でもあの天皇の話にまで至るのは突飛な発想ではないと思う。
ただ予想はしていなかったけれども。
こんなに話が広がるとは思わなかった。
夢がある!
今回は歴史的解釈の方に重きが置かれていた感じで、無量の神がかった発掘シーンが少なかったのが物足りない点ではある。
一方で忍ちゃんの立場を脅かす新キャラも出てきて、無量の周辺は(本人が気づかないうちに)きな臭い感じになってきて -
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この巻が出ないなとは思っていたけれど、前巻から8年もかかっていたのか!(私は読むまで24年もかかっている…)続きが読めて、本当にうれしく思う。
徳川家康に負けて天下を明け渡した豊臣方・真田幸村配下の風音たち。高天原の神々に国譲りした大国主の息子の建御名方命。相似性がある。
出雲で葛葉が黄泉比良坂にいることになるとは。
鬼仲島の意趣返しかー!
と、構造的な美しさもある。
大御巫の血筋、夫は必ずタギリ家、ではかなりの近親交配では?と思ったけれど、建御名方命の器としての存在なら遺伝子が近い方がいいんだろうな。
葛葉が忍の七つ道具を使っていたり、真田十勇士が出てくるなど、忍者らしさも出ているし -
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シリーズ3「まだれいなの十字架」
島原半島の各地にのはキリシタン墓碑が100あまりあるそうだ。
「まだれいな」はクリスチャンネーム。
「まだれいな」「マダレイナ」「マグダレナ」
「マリヤ・マグダレナ」「マグダラのマリア」。
ダーティなイエズス会。天正遣欧少年使節。
ちなみに第266代ローマ教皇フランシスコは
史上初のイエズス会出身のローマ教皇である。
島原・天草一揆。天草四郎。
2018年6月30日世界遺産登録が決まった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の原城跡。
昭和天皇が戦争終結時に備え、バチカンの影響力と仲介外交を期待したという「昭和天皇実録」の要素も入っている。
ローマ教皇 -
ネタバレ 購入済み
懐かしいです
当時コバルト文庫では珍しく男臭いファンタジーものとしてスタートしましたが、気づけば愛憎劇になっていて当時夢中で読みました。400年かけてただの痴話げんかが高潔なものに変わる。直江は本当に不憫です。
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炎の蜃気楼17
小太郎VS直江。
小太郎と直江が協力して高耶の誤解を取り除く展開を一瞬想像したのだけど、さすがにそう甘くなかった。
小太郎(の宿体)が死亡。直江の傀儡(開崎誠)は生死不明。
結局二人とも高耶のもとへはかけつけることができなかった。
どこまで話をこじらせるつもりなんだ作者。こじらせすぎだ。
鬼八をめぐる攻防は複雑すぎてついていけない。人物名が多すぎててきとーに読みとばす。したら、最後のあとがきに相関図がついていた。これこんな最後じゃなくて、巻の冒頭に持ってくるべきでは?親切なのか不親切なのかよくわからないおまけだ。
んで、最後は高耶VS千秋(安田長秀)で続く。
あ -
- カート
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試し読み
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