桑原水菜のレビュー一覧
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西原無量シリーズ、16作目。
榛名山の回、後編。
今回はイニシャルDばりの走り屋さん描写が多かったなー。榛名山が舞台だとそうなりがちなのかな(苦笑)
前編の前作から含めて、今回はなかなか歴史ミステリ部分が進まなくていまいち乗らなかったんだけど、後半から怒涛のように繋がって面白く読めました。私的に、萌絵ちゃんのピンチは安心して(!?)楽しく読めるんだけど、無量のピンチはハラハラしちゃって読み進めづらいんだな。歴史ミステリ目的の私にしたら、無量の鬼の手をめぐるGRMの動きも必要ないのだけれど、終盤の降旗さんの活躍は素直に格好良かった。無量の調子も戻ってきたみたいだし、次作以降も期待。 -
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ネタバレ友人に勧められて読んだ1冊。
元々私自身遺跡好きで、遺跡発掘師の話という珍しい題材で読み始めるまで期待値は高かった。が、初っ端から専門用語が出てきてなかなか読み進むのに苦労した。でもだからこそ、本格的で深い内容になっていると感じたし、客観的に遺跡発掘師や遺跡発掘に携わる他の職業(遺跡発掘師のアテンドなど)の細かな仕事ぶりを知れて面白かった。
ただ、キャラに魅力があるように思えず、萌絵の言動に終始イライラさせられた。普通の性格だと、キャラづけの観点から弱いんだろうなと思ったが、その仕事についているなら、口に出さず心の中で言うとか、もう少しミーハーなところを抑えつつ、経験不足を色々な方法を考えて補う等、応援したいと思わせるキャラだと尚良かったのかなと感じた。
中盤〜後半にかけては専門用語に慣れて、展開もけっこう派手に動くので個人的には読んで良かったと思う。無量の人間味もページを追うごとに出てきて、こちらは応援したくなった。それと萌絵の特技に驚いた。ちょっとやるじゃん、と思った。 -
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ネタバレ恐竜の化石を再利用というか、化石で作った漆器という存在に驚かされた。
どちらも無量の得意分野。
人のいない時代を掘るか、いる時代を掘るか。
二足の草鞋状態に悩む彼にとっては、まさしく契機となる遺物だろうなあ。
今回は敵方の動向は特になかったけれど、忍ちゃんの結婚騒動に現場は別の意味で大混乱。
萌絵の武術が効かない相手も脅威だったし。
そして、萌絵の忍に対するミーハーな心を勘違いして嫉妬を見せた無量が可愛くもあった。
青春やな(20代半ばの子を捕まえて何を言っている)
事件自体は物騒ではあったけれど、恐竜関連でより夢が広がる内容だったし、敵方の不穏な動きがなかっただけでも、読んでいるこちらとしては精神的には楽な展開だった。
恐竜王国と朝倉氏の謎、両方味わえるとは何と贅沢なお話だろうか。 -
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小説がコミックになったもののようです。
今 文字を読むのはめんどくさいなあ!
と思ったら 好きな感じの絵だったのでコミックを読み始めました。
21歳の西原無量
天才発掘師
右手に 鬼の顔 の火傷がある。
発掘して 蓬莱の海翡翠 を見つける。
海翡翠は緑だが 翡翠ではなく琥珀だそうだ。
琥珀も緑になることがあるんだね。
その海翡翠が東大寺に安置されている大仏の髪飾りと似ていたり
それによって 天皇家は南方からきたことが証明されたり
するらしい。
そこへ相良忍というイケメン登場
西原無量とは 小さい頃の知り合いだが 別れてから
訳ありの人生を送ったらしい。
発掘に呼んでくれた三村教授が殺される。
海翡翠が関係しているなか?
これは 当分 読むことになりそうです。
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ネタバレ割と、何度も読んで、何度も読み続けたけれど、終わりにはたどり着けなかった本、と読んだ方が正しいのかもしれない。
読み終わってない本が傍にあるのに、新しい本をとってきてしまうのは、私のとてもよくないクセだと思う。
そんなわけで「国権」。
「赤の神紋」という小説でドロドロを演じる連城のサイドストーリー。
連城はどうやって榛原を知り、榛原に傾倒し、また榛原に飲み込まれてしまったのか、の物語。
もちろん、一度地に落ちた連城は筆を折ったけれど。
奥田の助けを得て、立ち上がり。
けれど、また見てはいけなかったものを見せられてしまっていた。
とてもつらいつらい話。
時として創作はたくさんの人の心を打ち。たくさんの人の心を撃つことがある。それはもちろん、悪いことではないのだけれど、撃たれた側には致命的なダメージを与えられることになる。
もちろん、同じ方向を目指していればその確率は更に上がる。
そしてそれは連城を何度も、何度も、飲み込んでしまう。
すごく難しい問題なんだと思っています。
おそらく、才能があっただけ、連城には重くのしかかってきてしまった。
これはその苦悩だけが重くのしかかってくる、連城のサイドストーリー。
この物語に救いはない。
あるとしたら、ケイがいるだけだ。
ただ、それだけ。
それ以上の救いは「赤の神紋」の本編を読んでほしいけれど、きっち多分、本編を読んでも救いなんてものは存在しなかったことは、最後まで読んだ私は知っている。