あらすじ
山深い集落にある未確認の遺構を調査してほしい、という依頼を受けた無量は、カメケン一行と共に福井へ。同じ頃、萌絵は一乗谷の復元を手伝っており……。恐竜と朝倉氏の伝説が絡み合う壮大な大河ミステリ!
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Posted by ブクログ
二足の草鞋が中途半端、なのか、両方の知識を兼ね備えていて役立つのか、そんな最初のふっかけに答えるような展開。
化石でできた杯なんてよく考えるなぁ、と感心。
そしてコナンくんか祟ばりに毎度巻き込まれる3人。すごい引き。
2023.10.1
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Posted by ブクログ
恐竜の化石を再利用というか、化石で作った漆器という存在に驚かされた。
どちらも無量の得意分野。
人のいない時代を掘るか、いる時代を掘るか。
二足の草鞋状態に悩む彼にとっては、まさしく契機となる遺物だろうなあ。
今回は敵方の動向は特になかったけれど、忍ちゃんの結婚騒動に現場は別の意味で大混乱。
萌絵の武術が効かない相手も脅威だったし。
そして、萌絵の忍に対するミーハーな心を勘違いして嫉妬を見せた無量が可愛くもあった。
青春やな(20代半ばの子を捕まえて何を言っている)
事件自体は物騒ではあったけれど、恐竜関連でより夢が広がる内容だったし、敵方の不穏な動きがなかっただけでも、読んでいるこちらとしては精神的には楽な展開だった。
恐竜王国と朝倉氏の謎、両方味わえるとは何と贅沢なお話だろうか。
Posted by ブクログ
西原無量シリーズ、13作目。
シリーズ本編作だけれども、JKとか謎な組織が絡まなかった分、読みやすかったー。殺人やら犯罪にまで発展してしまうお宝探し設定がちょっと仰々しく感じてしまうところはあるものの、歴史ロマンと恐竜発掘ロマンの両方が楽しめて面白かったです。いつも暴走しがちなのは無量だけれど、相良さんも実はなかなかの暴走キャラだったり。萌絵ちゃんも含めて、三人三様で方向性の違った暴走キャラが読めて楽しかったデス。
Posted by ブクログ
恐竜好き、発掘好きとしては大変面白く読めました。
無量くんがちょっとずつ大人になる様子が、微笑ましい。室町、戦国時代の相関図を、きちんと把握できているともっと楽しめると思う。
発掘、やってみたくなります。
このシリーズ本を読んでいて、いつも思うのだけれど、何処までが、史実で、何処からが、フィクションなんだろうって。案外、史実は、導入部分に、ちょっとだけで、後は、壮大なフィクションじゃないかな?随分、ドキドキさせられるけど(笑)