【感想・ネタバレ】遺跡発掘師は笑わない 九頭竜のさかずきのレビュー

あらすじ

山深い集落にある未確認の遺構を調査してほしい、という依頼を受けた無量は、カメケン一行と共に福井へ。同じ頃、萌絵は一乗谷の復元を手伝っており……。恐竜と朝倉氏の伝説が絡み合う壮大な大河ミステリ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

恐竜の化石を再利用というか、化石で作った漆器という存在に驚かされた。
どちらも無量の得意分野。
人のいない時代を掘るか、いる時代を掘るか。
二足の草鞋状態に悩む彼にとっては、まさしく契機となる遺物だろうなあ。

今回は敵方の動向は特になかったけれど、忍ちゃんの結婚騒動に現場は別の意味で大混乱。
萌絵の武術が効かない相手も脅威だったし。
そして、萌絵の忍に対するミーハーな心を勘違いして嫉妬を見せた無量が可愛くもあった。
青春やな(20代半ばの子を捕まえて何を言っている)

事件自体は物騒ではあったけれど、恐竜関連でより夢が広がる内容だったし、敵方の不穏な動きがなかっただけでも、読んでいるこちらとしては精神的には楽な展開だった。
恐竜王国と朝倉氏の謎、両方味わえるとは何と贅沢なお話だろうか。

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2022年09月02日

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