桑原水菜のレビュー一覧

  • 遺跡発掘師は笑わない マルロの刀剣

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    ネタバレ

    冒頭から忍ちゃんがカメケンをやめてびっくりしていたら、無量のライバル的キャラが出てくるし、忍ちゃんそっちにつくんかーい!とびっくりさせられるという。
    無量を守るためだとは思うが(要は無量より優れた人を引っ張り込んで無量の価値を下げる)守りたい相手に誤解を招くやつだよ、それは。
    とにかく、忍ちゃんの挙動に振り回された気がする。

    初期はさておき、最近はずっと日本ネタだったのが気になっていたところ、日本に全振りする理由が「正式に」つけられた今回。
    これで心置きなく日本で掘れるね無量。
    今回は草薙剣に徳川家、太平洋戦争時の極秘作戦まで絡んで、時代も技術も錯綜して読み応えがあった。
    敵というか妨害して

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    2025年06月04日
  • 遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠

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    面白かった。
    本書、角川文庫ではあるが、
    角川文庫の中のキャラクター小説
    所謂キャラ文庫と呼ばれるカテゴリーのもの
    別に男子向き女子向きって最近は言うたらあかんかもだが
    ラノベ的なのが一応若い男子ターゲットになっているのに対して
    キャラ文庫は若い女子がターゲットになってるというような感じ。
    さらっとみる限り、甘酸っぱいロマンスものとか、
    後宮ものとか、花嫁ものが目立つ、そんなレーベルな印象が強い
    書店でも、富士見Lとか角川ビーンズとかタイガとかと
    同じ棚にならんでいる
    古本屋でも普通の小説とは混ぜず、
    ラノベのコーナーに配置されてることがおおい。
    でまあ、この『ほうらいの海翡翠』も
    そんな小学

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    2025年06月04日
  • 遺跡発掘師は笑わない 悪路王の左手

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    再読。
    悪路王の後編。
    まだれいなの時もそうだったらけど、薬指だったり人差し指だったり、観音様も平安仏って言ったり、桓武観音って言ったりして、場所もあっち行ったりこっち行ったりするから、え?今どっちの話してんの?って頭が混乱してた。
    前読んだ時はそんなややこしさは感じてなかったんだけどな。年のせいかも?(笑)
    読みながら経過をメモ書きしてたので理解度は前より上がったと思う。

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    2025年05月03日
  • 遺跡発掘師は笑わない 悪路王の右手

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    再読。
    前に読んだけど、発掘場所は東北の方だったなぁ〜っていうのと、アテルイがどうのとか言ってたような…くらいしか思い出せなかった…トホホ。

    なので今回はじっくりメモ取りながら読みました。
    東北の歴史と震災を絡めながら出土した「鬼の右手」を巡って物語が展開。
    アテルイっていう語感が印象深かったのと、以前舞台のタイトルで「アテルイ」って見たような気がしてたんだけど、この本で「アテルイ」ってそういうことか〜と納得。きっとそういう内容の舞台だったんだろうと、勝手に想像しつつ読み進めた。

    で、またしても忍くんがピンチ!!で続く〜

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    2025年04月17日
  • 遺跡発掘師は笑わない マルロの刀剣

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    西原無量シリーズ、19作目。

    発掘モノだから、結構古い時代の遺物に関連したものがテーマになることが多いけど、今回発掘する遺物は太平洋戦争終結間近のもの。今までと違ってすごく遠い出来事ではないため、歴史がより身近に感じられて感慨深かった。

    前作の最後で何かと吹っ切れた様子の忍。まさか、今作で早々に退場劇を見せられるとは思いもしなかった。無量も危なっかしいけど、この人が一番危ない人だったわと再確認。結局、無量を助ける立ち位置であるのは変わらなさそうだけど、何かヤキモキしちゃう。新キャラの子は、最初身構えちゃったけど、意外と面白い存在になりそうかな。まぁ、本音を言えば、これからも無量と萌絵と忍の

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    2025年04月16日
  • 遺跡発掘師は笑わない イクパスイの泪

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    新作が出るたびに欠かさず読んでいる作品。最初の頃からは、想像もつかなかった関係性になった無量と忍だけど…
    今回も面白かったし、この先どうなるのだろうと言う期待と少しの不安を感じた。

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    2025年03月25日
  • 遺跡発掘師は笑わない 出雲王のみささぎ

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。やはり遺跡関係なのでスケールが壮大なのは変わらず。
    人間は今も昔も変わらず色んなものが渦巻いているなぁ…。欲、愛、名声、憎しみ…。
    相良さんがこんなにも早く出てくると思わなかった笑 物語では一年たっているけれどももっと後の作品で出てくるかと予想していた。

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    2024年12月21日
  • 遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠

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    中々関わらない分野でのミステリ。遺跡だけあって結構壮大というか豪快であったが、キャラが立っていたのでとても楽しく読めた。
    萌絵がはじめポンコツであまり好きではないけど、めちゃ武闘派のところは好印象。頭の無量、身体の萌絵ってとこか。
    シリーズ沢山あるので次も楽しみ。

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    2024年10月20日
  • 遺跡発掘師は笑わない 君の街の宝物

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    ネタバレ

    無量の印象が変わってこんなに可愛かった?と思うけど、萌絵に気を許して懐いたから可愛くじゃれてくるようになったんだな。可愛い。藤枝教授の情はあるけど切り捨てちゃうところに人間味を感じて、これから無量たちとの関係がどう変わっていくのか楽しみ。

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    2024年10月19日
  • 遺跡発掘師は笑わない マルロの刀剣

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    マルロ・・・って何だろうと思っていたけど、
    読み進めるうちに○呂だとわかった。
    今回は話が複雑で、それぞれに歴史的な背景があって、
    久々に面白かった。
    セラミック、なかでもファインセラミックが興味深い。
    航空機用エンジン部材にもなった製造技術は
    軍事機密だったのだろうな、と想像できる。

    ちなみにTOTOの歴史を覗いてみると、
    ○呂兵器部品を海軍の生産命令が下っているとある。

    相良忍がカメケン辞めたと思ったら、
    ソンジュが登場して、
    その天才的な立体認知能力も面白い。
    無量に匹敵する新しいキャラになるのかな。
    って、忍はどうなっていくのかな・・・
    あと引いてまう。

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    2024年09月24日
  • 遺跡発掘師は笑わない キリストの土偶

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    ネタバレ

    無量が鬼の手で何かヤバいものを掘り当てて、それが盗み出されて、追いかけていたら脅されて、気づけば誰かが拘束されて……といういつものお約束の展開にはならなかった今回。
    脅しと拘束はあったけど(そして、そのことに慣れきっている某キャラ)
    今回の最初のキーアイテムを掘り当てたのは無量ではなかったし、全く盗み出される気配がないので、びっくりした。
    状況の打破に関しても、相手から「何々を持って来い」と要求されるいつものスタイルではなく、相手の説をどう論破するかに焦点が当たっていて、証拠集めに奔走するという。
    しかも、そのとき共闘するのが、まさかの無量のお父様。
    無量視点で読むため、これまではお父様にはい

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    2024年08月08日
  • 遺跡発掘師は笑わない マルロの刀剣

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    新たな登場人物がかわいらしい。萌絵ちゃんがしっかりしてきて、大変好ましい
    まだまだ続く予感と、戦争遺跡など勉強になることが多く、引き続き読んでいきたいものです。

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    2024年08月04日
  • 遺跡発掘師は笑わない キリストの土偶

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    西原無量シリーズ、18作目。

    青森が舞台と言えば、かの有名な偽書事件「東日流外三郡誌」。それを彷彿とさせるような謎の古文書・奥戸来文書が登場する。
    今作は何といっても、無量と無量の父・藤枝教授が力を合わせて(?)偽書疑惑に挑んでいくのが見どころ。いや、本当に今作で藤枝教授に対する見方がガラッと変わったかも。彼なりの信念があっての行動であり、無量に対する態度なんだと思うと、今までの嫌な人物像が洗い流されていく感じ。無量も今回をきっかけに父親との向き合い方をちょっと考え直してくれると嬉しいな。まぁ、二人とも卑屈で面倒くさいところはさすが親子でよく似ていらっしゃるww
    そして最後の忍と忍の父親との

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    2024年07月09日
  • 遺跡発掘師は笑わない キリストの土偶

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      積読こと2ヵ月、旅行のお供にして、ようやく読んだ。

     うん、面白い。というか、持って行った本が、これと中公新書の『椿井文書』。偽書の話、2冊。
     椿井文書の方は、きちんとした学者さんが書いている、椿井政隆という人が作った偽書や偽の家系図などの資料をについての考察。ここに、『東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)』が、有名な偽書として名前があがっている!半端な読み方をする人間なので、両方途中で、齧ってみたら、リンクしていて、これが、面白い。
     『西村文書』のトンデモさと、偽書を作る人の緻密な方法と、ラノベ特有の展開の速さと、学者さんの書く主観を交えないようにする文章と。

     ラノベも学術系

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    2024年01月12日
  • 遺跡発掘師は笑わない 出雲王のみささぎ

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    続き物の途中から読み始めてしまったけど面白かった。出雲神話から戦中戦後の混乱まで繋がる血統を巡るミステリー、好きじゃないわけない。

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    2024年01月01日
  • 遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪

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    西原無量シリーズ、17作目。

    鬼の手の力が復活して、素直にその力を受け入れられるようになった無量からは今までのような影は消え、実に楽しそう。その分、最初のGRMの引き抜き話にはどうしてもモヤっとしつつ、そのまま事件へと突入。
    歴史ミステリの部分は今回も楽しめた。歴史ミステリと現代の事件を絡ませると、どうしても動機の部分が仰々しくなりがちで、今回も途中どうなるかなと思ったものの、結果的には違和感なく読むことができて面白かった。あー、やっぱりこのまま亀研で萌絵ちゃんや相良さんらと各地で事件に巻き込まれながらワイワイやっていてくれないかなー。

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    2023年12月11日
  • 遺跡発掘師は笑わない 縄文のニケ

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    読み応えがあって好きなシリーズ。なのに、今作はどうしても専門用語が頭に入ってこず、、
    またチャレンジしよう。
    なぜか急に無量が敬語で話す時の語尾が気になって気になって仕方ない。

    2回目チャレンジ。スイスイ読めました。面白かった。

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    2024年09月10日
  • 遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠

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    古代とミステリーというのが気になって読みました。
    テーマは好みなんだけど、鉱物関係は難しくて疲れてしまった。やたら眠くなってしまった。
    あとヒロイン?の言動にモヤモヤしつつ、恋愛要素もいらないかなと…

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    2023年11月26日
  • 遺跡発掘師は笑わない 榛名山の眠れる神

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    しまった……災払鬼の爪を先に読んでしまった……。

    どうも無量と萌絵ちゃんの以前までの悩みが、そっちのけになってたなーと思ったら、1冊読み飛ばしてました。

    それにしても、降旗さんがこんなに絡んでいたなんて予想外でした。主要登場人物があっちゃこっちゃしていて、全然把握できなくなってしまいましたが、それぞれの場面の経過が面白かったので、どんどん読んでしまいました。そして、後々、誰?なってましたが。

    もう、無量と萌絵ちゃんと忍さんだけ分かってればいいかと開き直って読みました。

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    2023年11月12日
  • 遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪

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    ネタバレ

    血なまぐさい感じ満載で終わらなくてよかったなーと思いました。そして、今回は若者風な言葉遣いが、あまり鼻につかなかった(笑)。

    毎回思いますが、その土地土地に伝わる伝承とか、歴史とか、面白いです。どこまで、事実か見極めることはしませんが、今まで旅行で行ったことのある土地に関連する事柄とかでてくると、特に楽しめます。

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    2023年10月15日