あらすじ
戸川海運会長・戸川孝之助に依頼され、瀬戸内海に点在する塩飽諸島のうちのひとつ、
香川県丸亀市本島に向かった天才発掘師・西原無量。
ギャラは破格で羽振りのよさが窺えるその現場には、無量の他に
犬飼、鳥海、猿渡という3人の発掘師も呼ばれていた。
発掘調査が始まった日、無量の元に鬼を名乗る人物からの嘆願書が届く。
どうかお願いです。
桃太郎が鬼の宝を狙っています。
やつらを退治してください。私たちの宝を守ってください。
あなただけが頼みです。
「桃太郎伝説」の真実とは――。桃太郎とはいったい誰なのか――。
大人気文庫書き下ろし、シリーズ第11弾!
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Posted by ブクログ
前回とは打って変わって萌絵はお休み回。
その代わりに降旗と忍が無量を巡ってバチバチしてる感じが萌え…(笑)
降旗の前では忍がちょっと幼く見えるから不思議。
急速に降旗寄りになってる私。
(いや、なんか好みなんだ…)
最初は犬と鳥と猿がついてる苗字ってベタ過ぎるだろうって思ったけど、実は徳正寺さんの強いこだわりだったのかも?と思うとちょっと可愛いかも?と感じた。
桃太郎なんだからここは譲れない!って人選めっちゃこだわってたりしたら面白い。
今回は最後に黒幕が一気に謎解きしちゃうという王道パターンだったので、ある意味わかりやすかった。いつもはもっと年代が行ったり来たり、場所もあちこち飛んで、途中からこんがらがって、ん、んん?ってことは、つまり、え?どういうこと?ってなって何度も行きつ戻りつしてたから〜〜(笑)
Posted by ブクログ
鬼ヶ島の鬼とは誰か、面白かった。
名前に入っとるんかーい!てなった。
萌絵にライバル出現か…!忍にもライバル出現…!
人間関係も面白くなってきたなー
萌絵あんまり出てこなかったから騒がしくなくスッキリ読めた感(笑)別に嫌いじゃないけども。
Posted by ブクログ
岡山県民のため、地元の鬼ノ城や文化財センターが出てきただけでもテンションが上がったし嬉しかった。
岡山と言えば桃太郎!
実際、この作品の舞台である島は香川所属ですが。
岡山の海狭すぎ問題。
今回の発掘はポイント制、報酬ありのゲーム性。
自身の生い立ちのせいで遊び雰囲気、不正が起きそうな雰囲気に敏感な無量には辛い現場だったのではないかと。
特に忍ちゃんも途中まで不在だし、萌絵ちゃんは後方支援のため、今回は体を張った出番はなし。
情報収集力という彼女の新しい可能性が見えたのは嬉しかったけれど、忍ちゃんの立ち位置も難しくなってきたところなので、彼女にはもっと現地でも無量の傍にいて欲しかった気がする。
無量を巡って忍ちゃんと降旗の争いに、ヴォルフも関わってきてカオスな状況に。
島に伝わるもう一人の桃太郎伝説よりも、男性たちの無量を巡るバトルの行方の方が気になったほど。
モテモテだ。
温羅伝説を知っていると、今回の桃太郎の解釈はありうるかもと納得できるもの、親しみの持てるもので興味深かった。
また今回の桃太郎軍団ともいうべき発掘仲間たちもユニークで、特にユンボ使える犬飼ちゃんは方言キャラも相まってお気に入りキャラ。
今後も出てきてほしいなと期待。
無量と同じ匂いもするし。
てっきり彼女が忍ちゃんの足元をすくってくるキャラなのかなと期待した部分もあったので余計に気になったキャラなのかもしれません(違ったみたいだが)
誰が敵で、誰が味方か。最後まで、入り乱れて、分かりにくかった。話としては、桃太郎伝説に、桃太郎が、もう一人居て、その人は、百済の王族で、瀬戸内で、水軍を作って……って、またまた、荒唐無稽な話に、なっていく(笑)降旗VS相良、これから、どうなって行くのか?