ウィリアム・シェイクスピアのレビュー一覧

  • ハムレット

    Posted by ブクログ

    1度読んで、物足りなくて続けて再読。

    シェイクスピアは遠い昔に読んだマクベスに続いて2作品目。
    ハムレットを読もうと思ったきっかけは、井上涼さんの「オフィーリアまだまだ」を見て、その後YouTube・山田五郎さんのオトナの教養講座でミレイの「オフィーリア」の回を見て。
    これはハムレットを読まねば、と。

    読んでてあまり悲劇感を感じず、特にポローニアスとのリズム感ある会話が何だか漫才みたいに感じた。ギャグかな?
    ハムレット、何で狂気のふりしてるの??さっさと復讐しちゃいなよ!って読んでてずっとヤキモキした。
    演技ばっかしてるから、いろんな人が犠牲になっちゃってる…。

    最初にお父さんの亡霊に真

    0
    2025年10月19日
  • マクベス

    Posted by ブクログ

    デンゼル・ワシントンの演じた「マクベス」をもう一度見たいなぁ。DVD化しないのかな。
    シェイクスピアの作品を読んだのは恐らく2冊目。ほぼ覚えていないが、戯曲を本にすると、このような書き方に表現されるのだなと改めて思い出した。ストーリー的にはなんとなく先の見通せる話でしたが、史実を基にできているとは驚き。 しかしながら一番の悪役はマクベス夫人かと⋯。

    0
    2025年09月28日
  • オセロー

    Posted by ブクログ

    父親がオセローに語る「顔が肩の下についている未開人の話し」たしかマッドフラット系ユーチューブで彼らのイラストを見て、そんなバカな...デカイ足の人とか、これらをググっても出てこない。まさか、シェイクスピア「オセロー」にたった一行だけど彼らの存在の痕跡があったとは驚き。

    0
    2025年09月23日
  • マクベス

    Posted by ブクログ

    「人生は舞台。人はみな大根役者。」


    〈あらすじ〉
    スコットランドの将軍マクベスは戦争からの家路で3人の魔女に遭遇する。魔女はマクベスはいずれ領主、そして王になるという。半信半疑だったマクベスだがその後戦果をあげた褒美として領主に任命され、魔女の予言が本物であることに気づく。それから強欲になり続けるマクベスは、殺人に手を染め自らの身を滅ぼす。


    〈珍しくファンタジー〉
    マクベスはシェイクスピアの四大悲劇の中で唯一ファンタジー要素を有している作品である。リア王、オセロー、ハムレットはいずれも生身の人間を中心に人間の愚かさを描いているが、マクベスだけは「魔女」が登場するからだ。
    四大悲劇を立て

    0
    2025年09月21日
  • オセロー

    Posted by ブクログ

    「これほど美しくこれほど危険な女はいなかった。」


    〈あらすじ〉
    ヴェニスの黒人将軍オセローは白人貴族の娘であり若く美しいデズデモーナと恋に落ち、周囲の反対を押し切り秘密の結婚をする。そんな二人の仲をオセローの手下であるイアーゴーが引き裂こうとし、デズデモーナの不倫を捏造する。まんまとイアーゴーの手のひらの上で踊らされるオセローは悲劇を生む。


    〈オセローのコンプレックス〉
    この物語は簡単に言うと「妻を信じきれなかった黒人おじさん」と「濡れ衣を着せられ夫に殺された白人お姉さん」の話で、オセロー(おじさん)に非難が集まることは容易に想像できる。ただ、差別が絶えない時代で黒人として生まれ、また

    0
    2025年09月21日
  • 新訳 ヴェニスの商人

    Posted by ブクログ

    いやお前の肉切り取ってよこせはやり過ぎだけど、できらあ!て約束しちゃったのアントーニオだしなあ…というもどかしさが終始漂う作品。
    シャイロックの主張の方が筋が通ってるように感じられ、なんなら主人公サイドに嫌悪感持ってもおかしくない筋書きなのに、不思議と好感をもってしまうキャラクターばかりなのはさすがシェイクスピアというところなのでしょうか。
    作劇的には何の意味のないただの明るいやつというランスロットが好き。
    そして下ネタギャグで終わるの最低で笑ったw

    0
    2025年09月16日
  • リア王

    Posted by ブクログ

    「リア王」一行解説 王様が狂って乞食同然の姿で荒野をさまよう衝撃的な物語 シェイクスピアの4大悲劇の中でも一番過激らしい一応サラッとでも読んでおきたい古典だよね 残す悲劇は「オセロー」だけ

    0
    2025年09月10日
  • ハムレット

    Posted by ブクログ

    初めてシェイクスピアの作品を読んだ、書き方が演劇みたいでとても新鮮だった。
    自分にとっては少し難しかったです。

    0
    2025年09月09日
  • シェイクスピア全集 間違いの喜劇

    Posted by ブクログ

    ある批評家が「粗暴で下品」と評しているのを見て、逆に興味が湧き、衝動買いしました。結果、この戯曲はとても面白く、大いに笑えました。
    もしこの芝居を一言で表すなら、「シットコムの古典」です。登場人物の複雑な関係性と、舞台上の混乱を巧みに利用したストーリー展開は、現代のコメディにも通じるものがあります。人物の出入りの指示には緻密な計算が見られ、すでにシェイクスピアの非凡な作劇術が表れていると感じました。
    現代の価値観にそぐわないという批判も理解できますが、上演時間が2時間未満とコンパクトで、舞台上ではスピード感あふれるドタバタ劇が繰り広げられます。難しいことを考えずに楽しめ、シェイクスピア入門とし

    0
    2025年08月29日
  • リア王

    Posted by ブクログ

    シェイクスピア四代悲劇のうちのひとつ。
    小説というよりも、舞台でお馴染みの名作と言われている。
    2025年、大竹しのぶがリア王、宮沢りえがゴネリルとなると言う。見に行かねばなるまい。先ずは予習から。

    0
    2025年08月16日
  • マクベス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シェイクスピアの話って登場人物多いんだな。結構生々しくて自分の好みではなかったけど、未必のマクベスを読んだ後だったので興味持って読めた。マクベスというタイトルなのに最後マクベスがあの状態で死を遂げるのがなんとも。

    0
    2025年08月15日
  • マクベス

    Posted by ブクログ

    「未必のマクベス」を読んで、
    そもそも本家のストーリーを
    知らなかったので入門してみた。

    魔女なんで3人いるの。

    0
    2025年06月26日
  • リア王

    Posted by ブクログ

    美しい言葉や甘い言葉には毒が内包されている事が多いものだが、長年権力の座にあったリア王にはこの事が分からない。当り前の事だとも言える。

    0
    2025年06月15日
  • ロミオとジュリエット

    Posted by ブクログ

    「おおロミオ、あなたはどうしてロミオなの」と言うセリフしか知らなかったが、実際に読んでこんなストーリーだったのかと驚いた。特にジュリエットの性格がこんなに大胆だったとは。また、意外に下ネタが多い。
    シェイクスピアの生涯や当時の演劇スタイルを説明してくれた解説が、作品のイメージを頭に浮かべるうえでとても分かりやすかった。

    0
    2025年06月06日
  • ヴェニスの商人 ――シェイクスピア全集(10)

    Posted by ブクログ

    これを読むとユダヤ人がなぜどのように欧州で差別されるようになったのかを少しわかる。中世における欧州ですでにこうだったのか、という視点が得られる。

    0
    2025年06月03日
  • マクベス

    Posted by ブクログ

    クラシック過ぎるので、面白い面白くないとかの話じゃない気がします。戯曲なので、何か演劇や映像作品とセットで楽しむのが正解かもしれません。個人的には、黒澤明の「蜘蛛巣城」が素晴らしいローカライズだと思いました。ぜひご一緒に。

    0
    2025年05月14日
  • 夏の夜の夢・あらし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (夏の夜の夢は、昔学校でやらされたので今回は割愛。キモい話だが、最後のパックの言葉が好きだよ。
    00年代の映画も楽しかったし、メンデルスゾーンの妖精の歌も大好きです。)

    越智敏之「魚で始まる世界史」を読んでいて、シェクスピアのあらしに魚関係の言葉が出てくる背景の解説があり、あらしってどんな話だったっけと思って再読。
    私の持つ文庫は古いやつでこんなおしゃれな装丁ではなかったけれど。。。

    再読する前に覚えていたことは
    プロスペローという怖いおじさんと娘と島の話だというくらいだった。
    (そういえばガンダム水星の魔女は、あらしをモチーフにしているんだったなと思いつつ読んだ。確かに、プロスペローは娘

    0
    2025年05月04日
  • マクベス

    Posted by ブクログ

    忠実な武将だったマクベスが、魔女の言葉に唆されて王を殺して王位を奪うも、最後には全てを失って殺されてしまう。

    一言で言えばそんな物語。

    魔女の話を聞いた時にマクベスは「そんなバカなことがあるか」と言いながらも、満更でもない感じでした。元々心の中にそんな野心があって、「じゃあその予言に乗っかるか」みたいな感覚もあったのではないかなと思います。

    野心は必要かもしれないけれど、人としての仁義は捨ててはいけません。

    それを持たないなら、人ではなく獣や悪魔と変わらないのかもしれないな、と思います。

    約400年前の物語を今でも数百円で読むことができるというのは、やはり本は素晴らしいなと感じて読み

    0
    2025年04月14日
  • 新訳 リチャード三世

    Posted by ブクログ

     マクベスと並ぶか、たぶんそれ以上に暴虐を繰り返す悪の権化みたいなリチャード三世の物語。王であるお兄さんの死をきっかけに、いかにして自分が王に登り詰めるか、という話。
     シェイクスピアの作品でおれが初めて読んだ歴史劇。オセローとかマクベスみたいなその場で始まってその場で完結する物語とは違って、この前の時代にも話があり(「歴史劇としては『ヘンリー六世』三部作の続編」(p.227)らしい。)それを背景として話が進んでいくというのが難しかった。薔薇戦争、とかよく分からない上に、何といっても公爵とか騎士とか登場人物が多くて誰が誰なのかよく分からないし、しかもエドワードとか何人かいたり、場面に応じてリチ

    0
    2025年03月18日
  • リア王

    Posted by ブクログ

    シェイクスピアってめっちゃ古いしなーと少しハードルが高く感じていたのですが、現代語訳されているので全然読みやすかったです。
    戯曲はハマれば一気に読めてしまいます。

    リア王の愚かさがとことん言動やその因果とも言える嵐の中に表れており、しかし自分の愚かさに気づいたリアの行動はその愚かさに負けず真っ直ぐ(愚直)で見ていて清々しい気持ちになりました。ヘミングウェイがこの話から勇気を貰うと言った意味もわかる気がします。

    少し読み返しただけでキャラクターの台詞の伏線を発見したので作者の技術面にもびっくりしました。

    0
    2025年03月16日