【感想・ネタバレ】シェイクスピア全集 ペリクリーズのレビュー

あらすじ

滑稽、悲哀、苦悩、歓喜、陶酔……。奇蹟としか言いようのない深い洞察力によって人間のあらゆる感情を舞台の上に展開させたシェイクスピアの全劇作を生きた日本語に移した名翻訳。

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Posted by ブクログ

いわゆるロマンス劇、悲喜劇。
「絶え間ない嵐としての人生を表現した劇。『時』を破壊してしまった人間が再び『時』を取り戻し、新たに生まれ変わるドラマ。」
というD・L・ピータースンの批評が一番妥当だと思う。
「心は命の奴隷、命は時の玩具。そして時は、この世の支配者とはいえ、いずれ止まるべきものだ」(なお、夏の夜の夢)
感動的ではあるのだが、ロマンス劇が好きになれない理由がそのままあてはまるため、☆4つ。
すなわち、お伽話的、モラリスティックに過ぎる。無論、「本当らしさ」の基準を離れ、現実を超えた理想的な「真実」の姿を写したものがロマンス劇だという一般的解釈は知ってはいるが。
観劇に際して再読。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

シェイクスピアもこんな駄作を書くんだな…というのが読み終わった直後の感想。
解説でD・L・ピータースンが「『ペリクリーズ』は絶え間ない嵐としての人生を表現した劇」と評していたと紹介しているのを読んで、少し腑に落ちた。

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2022年05月08日

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