あらすじ
滑稽、悲哀、苦悩、歓喜、陶酔……。奇蹟としか言いようのない深い洞察力によって人間のあらゆる感情を舞台の上に展開させたシェイクスピアの全劇作を生きた日本語に移した名翻訳。
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Posted by ブクログ
から騒ぎ。
さんまのやってる「恋のから騒ぎ」はこの作品のもじり。。。
前者は"Much ado about nothing"
後者は"Much ado about love"
訳は小田島雄志。
この人の訳は、劇的生命を失わないと思う。
極めて軽快。例示↓
A "Note this before my notes;
There's not a note of mine that's worth the noting."
B "・・・(omit 1 line) ・・・
Note notes, forsooth, and nothing!"
訳は次の通り。
A 節をつける前にお願いのふしがあります
私の節に不審な点がありましても不問にふして下さい
B これは不思議なことをきく。不問にふせというが
節まわしは譜面にふしてあるではないかな。
他にも「あなたがたのからかい文句はからしがきいてなくて
からっきしだめだ」とか。
それでいてさらっと鋭いことを書く。
「この胸を刺しつらぬいてくれ、誰でもいい!」
どきっとするじゃない。