あらすじ
滑稽、悲哀、苦悩、歓喜、陶酔……。奇蹟としか言いようのない深い洞察力によって人間のあらゆる感情を舞台の上に展開させたシェイクスピアの全劇作を生きた日本語に移した名翻訳。
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Posted by ブクログ
『シェイクスピア全集 タイタス・アンドロニカス』(白水uブックス)
古代ローマを舞台に、名将タイタスが帰還した瞬間から、世界がゆっくりと軋み始める物語。
栄光と名誉の影に潜んでいた感情が、ある出来事をきっかけに表へと噴き出し、登場人物たちの関係は次第にねじれ、歯車が狂っていく。
この作品の魅力は、「人間の激情がどこまで世界を変えてしまうのか」という問いを、容赦なく突きつけてくるところ。
ローマの荘厳さと、そこに渦巻く生々しい感情の対比が強烈で、読んでいると“文明の皮膚の下にあるもの”がじわじわと見えてくる。
シェイクスピアの中でも特に激しい作品だけれど、ただ残酷なだけではなく、
誇り、忠義、家族、復讐、そして人間の限界
といったテーマが重層的に絡み合い、読む者に独特の緊張感と深い余韻を残す。
白水uブックス版は、硬質な雰囲気の中に現代的な読みやすさもあって、作品の“鋭さ”がより際立つ一冊。
Posted by ブクログ
戯曲は苦手なのですが映画を観た事をきっかけに読みました。話の内容は残酷なのですが、それに相反するように言葉が美しい。映画は映像美を楽しむ事ができ、原作は言葉の美しさを楽しめます。…シェイクスピアを読んだのは初めてなのに、こんなマイナーな本から入ってしまうなんて…。
Posted by ブクログ
アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」で紹介されていた、シェイクスピアの物語。
興味本位で読んでみました。
最初から、グロい内容で結末はさらにグロくて悲惨。すべての人が不幸になるので、後味の悪い物語です。
Posted by ブクログ
彩の国シェイクスピアシリーズ。
お芝居は長かったし重かった印象があったけど、なんか本はすらすら読めた。
極悪非道の限りを尽くしたアーロンの最後の方の台詞は、ひどいを通り越して、清々しく感じてしまった。
それにしても凄まじい復讐劇だな。。