あらすじ
滑稽、悲哀、苦悩、歓喜、陶酔……。奇蹟としか言いようのない深い洞察力によって人間のあらゆる感情を舞台の上に展開させたシェイクスピアの全劇作を生きた日本語に移した名翻訳。
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Posted by ブクログ
1年ぶりのシェイクスピア。
読んでいなかった名作がありました!!
面白かった。実に面白かった。
シェイクスピアのコメディ、ラブロマンスの部門でかなり上位に入るでしょう。
とはいえ、どこかで読んだような設定が多いのは否めません。
女子が男子を演じて恋を試すのは、まぁ良くある設定。
少年男優が女子を演じていて、さらに男子に化けるという性倒錯設定は、見る者に妙な世界観を与えるのに効果的よね。
今回は、結構鋭い女子目線の台詞が多ございました。
解説も非常に興味深くよみました。
今回はかなり明確な「原作」がありそうですね。
シェイクスピアの作品ではありますが、天才脚本家としての作品でしょうか。
そして、道化についても興味深かったです。
あて書きだったのか。
と、とても面白かったです。
舞台でどうなるのか想像しながら読めました。
芝居見るのが楽しみ。
(H22.7 自)
Posted by ブクログ
2020.2.10
【感想】
初めてシェイクスピアを読んだ
だいすきなひとの思い入れ?のある話
思いの外読みやすいけれど、教養のない自分には?な言い回しが多かった…楽しく読めるようになりたい…
【好きな言葉・表現】
恋とは溜息と涙でできているもの
Posted by ブクログ
本屋で衝動買い。シェークスピアによるラブコメディーの古典的傑作。巻末の解説によると、初演された時から大人気だったそうだが、それも納得の面白さだった。終始ワクワクするシーンが続き、最後まで一気に楽しめた。機会があれば、実演に触れてみたいと思う。
Posted by ブクログ
遅れてやってきたオーランドーに対し、カタツムリを引き合いに出したロザリンドの台詞に思わず吹き出した。こんな調子で問答できたらけんかにならなそう。
Posted by ブクログ
シェイクスピアのコメディ
「お気に召すまま」には、大変好きなセリフがある。
ジェークイズの言葉で、
「この世界は、すべてこれ一つの舞台。
人間は、男女問わずすべてこれ役者にすぎぬ。
それぞれ舞台に登場しては、退場していく。
そしてその間に一人ひとりが、さまざまな役を演じる。
年齢によって7幕に分かれているのだ。」
私も自分の人生を演じている役者に過ぎないのだろうか。
Posted by ブクログ
シェイクスピアとなるとつい悲劇的な展開を望んでいる自分もいたが、猛烈にハッピーな喜劇だった。
翻訳も相まって読みやすく、読みづらいところは口に出せば分かりやすくなるところも戯曲ならではだな、と。
「この世界はすべてこれ一つの舞台、人間は男女問わずすべてこれ役者にすぎぬ」
この言葉から思うに、表題の「お気に召すまま(As you like it)」は役者は何でも演じることができるから、逆境であっても「お気に召すまま」に手に入れることも為すこともできるってことなんだろう。
あとロザリンドへの恋心を詩で語るシーンで韻を踏んでいたが、翻訳もちゃんと韻を踏んでて感動した。原作も読んでみたくなった。
解説を読みながらシェイクスピアって原作がある本を脚本することもあることを知った。漠然と新しい作品を生み出すところを評価されてると思っていたから意外だった。