【感想・ネタバレ】シェイクスピア全集 アントニーとクレオパトラのレビュー

あらすじ

滑稽、悲哀、苦悩、歓喜、陶酔……。奇蹟としか言いようのない深い洞察力によって人間のあらゆる感情を舞台の上に展開させたシェイクスピアの全劇作を生きた日本語に移した名翻訳。

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Posted by ブクログ

最初に占い師から君主より長生きすると言われていた、クレオパトラの侍女のアイアラスが、クレオパトラの自殺の直前に突然死んだ。意味がわからない。どうして死んだ?
毒蛇だらけだったの?

恋愛で大騒ぎしていた登場人物が最後には全員死んでほっとした。不快な恋愛劇だ。こんなはた迷惑な大騒ぎに巻き込まれて、一般民衆はさぞ迷惑していることだろう。

「ばかげた努力だよ、わざわざ脳みそを酒にひたして濁らせるのは。」p.103

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2024年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クレオパトラの最後ってこれなんだ。
そういえば生きてるときの逸話はいくつか知ってるけど、死に方は知らなかった。
蜷川版が楽しみ。配役も良い感じだし。

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2011年06月18日

Posted by ブクログ

全体に詩的、その点リチャード2世的。

英雄の没落。

クレオパトラは魔性の女だと思う。例示↓

「だがクレオパトラは、この噂を小耳にはさめば、即座に死ぬでしょうな。これまでにもっとつまらぬ理由で死んだのを20たびは見ています。」

ダンテも彼女を地獄に落としている。笑

ただ、この考え方には批判も多いことは認めなければなるまい。

アントニーはアルストロメリア。この花のような美しさがあると思う。

もっとわかりやすく言うと、強さ(偉大さ)と弱さが同居している。
コインの裏表。

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2009年10月04日

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