ウィリアム・シェイクスピアのレビュー一覧

  • リア王

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    ネタバレ

    理性あるが故の悲しみというか狂気は時代や環境が違っても変わらないものだなぁと自分と環境を省みてなんとも暗い心持ちになってしまった(..;)嵐の中の独白や地獄の裁判のシーンはきっと原語で読んだらもっと凄いんだろうな。

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    2013年05月26日
  • シェイクスピア全集 終わりよければすべてよし

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    高校生のときは今ひとつ楽しめなかったが、いま読みかえすと、とても面白いと感じるように変わった。当時、シェークスピアはなぜこんな戯曲を考えたのだろうか?これについては今後も定期的に読んでいってみたいと思います。

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    2013年05月21日
  • ジュリアス・シーザー

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    ローマ人の物語を読み終え、カエサルに興味を持ち、読んでみた。
    予想以上に面白かった。
    古典も読んで見るものだ、次は、アントニーとクレオパトラでも読むか

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    2013年05月19日
  • ハムレット

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    物語の始まりと収束がきれいなほど対照的であり、登場人物の行動一つ一つ、台詞一つ一つが無駄なくそして洗練されていて非常に面白かったです。
    脚注や注釈も非常に豊富で、上演された時代、英語での韻、使用されている英単語の語源などの物語を読み解く上で非常に重要となる背景知識が補完されており、無知な私でも楽しんで読むことができました。

    唯一のそして最大の欠点として、文章の下の注釈で悲劇のネタばれがあったのが残念でした。
    本を手に取る人全員が全員ストーリーを知っている上で読んでいるという前提なのでしょうか。

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    2013年05月15日
  • ハムレット ――シェイクスピア全集(1)

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    今より簡単に人が死ぬんだなぁと感じます。絶妙なプロットがすべて悲劇に繋がっているのですが…
    不謹慎にも現代に置き換えたら、悲劇は起きないだろうな、などと考えてしまいました…

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    2013年04月30日
  • リア王 ――シェイクスピア全集(5)

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    四大悲劇だけあり、悲劇的結末で人もたくさん死ぬが、当時は人の命など儚いものだったのだろう。陰謀、親への不義、不貞、裏切りなど時代を越えても通じる要素ばかり。さすが偉大なシェイクスピア!

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    2013年04月28日
  • ヴェニスの商人

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    シェイクスピアは悲劇作品ばかり注目されているけれど喜劇だって面白い!

    それにしても何故ヴェニスの商人?アントニオ(商人)よりももしろポーシャの機転とセリフがカッコいぃ物語なのにねっ

    オンナって賢いわぁ〜
    男性よりも女性に好かれそうな作品

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    2013年04月26日
  • ヴェニスの商人

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    グラシアーノがネリッサに対して、僕をこんな目に合わせて全く君って人は…「僕は君の貞操を守れるかどうか分かんないよ(どやっ)」 が好き。ロールキャベツ男子なグラシアーノ。最後の美味しい所を持っていくちゃっかり男子。
    グラシアーノも男だもんね!据え膳食わぬはなんとやらだもんね(笑)!
    アントーニオはタイトル通りヴェニスの商人なわけですが、最初と最後以外はあまりパッとした登場シーンはない。
    アントーニオは人望もあって、寛大で、親友の為なら大金も何も、地獄までお供つかまつる!なすごい人。ユダヤ人に対して冷たいなぁ、とは感じたけど時代も時代だし、アントーニオがそこまで優しいと「いやいや、そんなすごい人い

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    2013年04月25日
  • お気に召すまま

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    シェイクスピアは初めて読んだが、面白かった。

    まず台本形式で書かれていることに驚き。内容については、様々な人々の恋が展開していくと同時に皮肉やら人生観やらが織り込まれていて、上手いなあと思った。
    堅苦しい(古めかしい)口調なので敬遠してしまうかもしれないが、一読の価値、充分あり。

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    2013年04月08日
  • ハムレット

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    境界線上のホライゾンと絶園のテンペストからの流れで読み始めた。劇を読むのはチェーホフ以来で、大仰なセリフと立ち回りに自分が観客の一人になった気がした。文章を慌てずにゆっくりと、登場人物のセリフと重ねるように読むのが劇作を楽しむうえで必要なことだ、と読間に気づく。っというかこれって江戸幕府が開かれたころに作られたんだよな、と感心しながら読んだ。勿論、日本にも素晴らしいものはあるのだけど、四百年前の作品ということにロマンを感じずにはいられなかった。

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    2013年04月01日
  • 新訳 十二夜

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    悲劇のマクベスを読んでから喜劇の十二夜読むとギャップがすごい。これはほんとに喜劇だ。おもしろかった。登場人物たちの軽妙で滑稽で洒脱なやりとり、それからドタバタ劇は、ちょっと三谷幸喜を思い出した。

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    2013年03月28日
  • マクベス

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    改めてシェイクスピア読むとすごい。セリフ回しがほんとに冴えてる。岩波の木下順二氏の訳も良いんだと思うけど、解説読んでたらこれはやっぱり一度英語でも読んでみるべきかなと思った。韻の踏み方なんかは原文じゃないと味わえないよね。英語の実際の舞台も観てみたい。

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    2013年03月28日
  • ジュリアス・シーザー

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    ネタバレ

    ブルータス そうなのだ、キャシアス、もちろん、おれはシーザーを深く愛してはいる……しかし、何か用があるのか、こうしてさっきからおれを放そうとせぬが? 何が言いたいのだ? もしそれが公のためになることなら、右の目には名誉を、左の目には死をさしだすがいい、おれはそれを二つながら平然と眺めよう。神々もお守りくださろう、このおれには名誉を愛する気もちの方が強いのだ、死にたいする恐怖よりも。


    シーザー もっと肥っていてもらいたいものだな! いや、気にかけはせぬ。ただ、もしこのシーザーの名にとって気にかかる何者かがあるとすれば、まず誰よりも先に遠ざけねばならぬ人物が、あの痩せたキャシアスだ。あの男は本

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    2013年02月24日
  • 新訳 ロミオとジュリエット

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    授業でレポートを書くために読みました。
    何となく話は知ってたけどちゃんと読んだのは初めて。

    もっと悲劇的なイメージだったけど、以外と下ネタか多くてびっくり(笑)

    しかも、出会って何日目でこの展開にいったの、これ?
    色々と、驚きの連続でした。

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    2013年01月09日
  • リア王

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    リア王が世界を呪う場面がすごいなぁ。全体的に、張りつめて、積み上げて、一気に崩れる。
    非常に現代語で読みやすい、わかりやすい。それだけに何でリア王こんな老害なん?とか、二人の王女はケチくさい。とか、わかりやすく感想が出てくる。エドガーとグロスター親子のエピソードが泣きそうになる。
    舞台とかでも見てみたいなぁ。

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    2012年12月24日
  • マクベス

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    ヘエエエエイ、マクベース!
    これが光文社安西訳。新潮福田訳だと、マクベス、ようもどられた!となる。(たしか)
    翻訳という行為は、非常に不思議なものだなぁ。ということを初めて思ったかもしれない。読み比べとかしてみようかしら。英語なら原文も読めるかなぁ。
    表現も面白く読み込みたい。

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    2012年12月06日
  • マクベス

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    正直唐突に王位を狙いすぎだと思います…。もっと計画的にやろうよ、と。
    あと個人的には婦人の強さが好きです。夫人強い。ていうか怖い。

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    2012年11月01日
  • ヴェニスの商人

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    ネタバレ

    この物語も抄訳本ではあるものの、子供時代に最初に出会いました。  当時の KiKi がしていた大きな勘違いが2つあって、その1つは「ヴェニスの商人」≒「高利貸しのシャイロック」と思い込んでいたんですよね。  そしてもう1つの大きな勘違い(というよりこれはシェイクスピア自身がそういう役回りを与えているという側面もある)が、シャイロックを文字通り「冷酷無比・極悪非道人」と思い込んでいたということがあげられます。

    そして大学生になってこの物語を全訳本で再読した際に初めて、最初の勘違い「ヴェニスの商人」≒「高利貸しのシャイロック」が間違いであったことに気が付きました。  タイトル・ロールはやたらと印

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    2012年10月03日
  • リア王

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    ネタバレ

    この作品、KiKi はこれが何度目の読書か、正直なところよく覚えていません。  もちろん原典も学生時代には読んだし、福田恆存の訳本(当時のスタンダード)でも読んだし、当時注目を集め始めていた小田島雄志の訳本でも読んでいます。  もっとも今回の読書でそれらを比較検討できるほどには記憶に残っているわけじゃないんですけどね(苦笑)

    ただ漠然と覚えているのは「福田訳」がかなり詩的だったのに対し「小田島訳」はかなり口語調になっていたことと、それと比較しても今回の「安西訳」はそれに輪をかけて言葉としてひっかかるところがなかったこと・・・・・ぐらいでしょうか??  スンナリと目や耳に入ってくるというのはあ

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    2012年09月28日
  • マクベス

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    ネタバレ

    かの有名なシェイクスピアの四大悲劇のうちの一作品。

    魔女の予言に惑わされたマクベスが王になりたいという野心に火をつけられ、王を殺してしまう。そこから始まるマクベスの苦悩の物語。

    本編の名言の数々もさることながら、シェイクスピアをはじめて読む者としては木下順次さんの解説が素晴らしく感じました。

    そのおかげで一読しただけでは気付かないシェイクスピアの表現の意図や、その背後にはる翻訳の工夫も少し感じることができてとてもよかったです。

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    2012年09月26日