ウィリアム・シェイクスピアのレビュー一覧

  • リア王 ――シェイクスピア全集(5)

    Posted by ブクログ

    権力を行使してきた者が、権力を行使される側に回った時の悲劇。物を与えられなくなった権力者は、その時になって初めて心から仕えるということを知る。現代においても学ぶところが多い作品。

    0
    2009年10月04日
  • ヴェニスの商人 ――シェイクスピア全集(10)

    Posted by ブクログ

    肉を担保に金を貸りた人間と、貸したユダヤ人の金貸しの物語。金貸しシャイロックの訴えは、現代の世においては人種差別という問題を呼び覚ます。ハッピーエンドのように見えて、その裏には何か釈然としない問題をはらんでいる素晴らしい作品。

    0
    2009年10月04日
  • ヴェニスの商人 ――シェイクスピア全集(10)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あとがきにも書かれていたが、アントーニオ側から見れば勧善懲悪のいい話になるけど、シャイロック側から見れば、元々の証文に基づいて司法に訴えたのにも関わらず、資産まで取り上げられるという理不尽な話。
    当時のユダヤ人に対する非道を良しとする風潮がよく分かる興味深い作品だった。


    島国でさらに単一民族国家である日本人には、宗教的な争いや、陸地続きの国同士の争いなど理解が難しい。

    シェイクスピアの作品には、神話や聖書がたくさん出てくるので、下に注釈があるのはかなり助かる。

    0
    2026年10月04日
  • オセロー

    Posted by ブクログ

    デズデモーナは父を捨てて、オセローと一緒になったのに・・・。
    疑心暗鬼になって嫉妬。
    嫉妬によって真実と虚偽がわからなくなり、本当に信じるべき者まで信用できなくなったオセロー。

    あるがままの自分でいられない環境は、日々、内面が不安に侵されているのかもしれない。
    白人マジョリティの環境下で、ムーア人として生きるマイノリティの生き辛さ。
    外見が周囲とは異なり、またイスラム教徒からキリスト教徒への改宗。
    環境に馴染むように努力をしても文化的孤立は拭えない。
    徐々に自己肯定感も低下して、劣等感も生まれるのではないか。

    0
    2026年10月03日
  • ハムレット

    Posted by ブクログ

    To be,or not to be that is the question
    生きるべきか死ぬべきかそれが問題だ。
    ↓
    ハムレットは人生を父親を奪われている。
    自身の人生を生きるべきか、父のために自分の人生を捨てるべきか、と解釈してしまった。
    (毒親の子供の自己犠牲精神のような?)

    父の化身のように叔父を恨み、復讐し、母に関しても息子とは思えないほどの嫌悪感を示す。
    女というものに嫌気がさし、結婚にも絶望。
    自身の人生を生きず、父親に人生を乗っ取られてしまったように思えた。

    0
    2026年10月03日
  • ハムレット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前も読んだけど、あんまり覚えてなかったから再読。

    劇独特の言い回しだったり、ハムレットとか狂ってるから何言ってるのかわからないところもあったけど、名台詞もたくさんあって面白かった。ところどころに教訓とか、当時の時世の皮肉みたいなのが入ってて、昔からこういうこと言われてたんだ、とか、当時はこうだったのかな、とか想像しながら読むのが楽しかった。
    全員、根っから悪人ってわけじゃないけど、悪いことしてたり、企んでたり、同情できるか微妙な立ち位置の人が多かった。
    特に、王の解釈が難しかった。
    王自身、道徳はあるんだろうけど、結局ハムレットのことは国民の機嫌をとるパペットにしか思ってなさそうだったし、保身のためには手段選ばない。でも変なところで甘いからよくわからなかった。

    0
    2026年09月28日
  • ヴェニスの商人

    Posted by ブクログ

    勧善懲悪と言えば、そうなんでしょうけれど、多くの人が言及しているように、シャイロックの扱いにちょっと首をかしげたくなる部分があります。最後はシャイロックのもとに娘が帰ってきて、シャイロックが改心してめでたしめでたしというのが、よかったのではないかとも思いました。

    現代目線ではそういうしっくりこない違和感がありますが、全体的には面白かったです。バサーニオとグラシャーノがともに妻の死と引き換えにしても、アントーニオを助けたいと言い出し、それを変装した妻たちが聞いている場面は、めちゃくちゃ可笑しかった。

    0
    2026年09月25日
  • ハムレット ――シェイクスピア全集(1)

    Posted by ブクログ

    岩波文庫の神曲を読んだ後だったので、こんなに読みやすい軽妙な翻訳があるんだと感動してしまった。

    確かに広い意味でのドラマとしての要素が詰まっているのだろうなと感じる。
    洒脱なセリフの掛け合いや、後半に登場人物がバタバタと死んでいくあたりは現在でもよく見かける演出であり、抗えないカタルシスがあるなぁ。

    0
    2026年09月23日
  • ハムレット

    Posted by ブクログ

    中学生の時に読んだ
    面白かったけど良さはよく理解できてなかった
    味わえてなかったとのだと思う
    でも「やるか死ぬか」みたいなシーンには手に汗握った、多分僕のハムレットは何ページか萎れてる
    My chemical romance の歌詞でDo or dieとか出てくると「おぉー」って思った記憶がある

    0
    2026年09月20日
  • ハムレット

    Posted by ブクログ

    劇中人物として滑稽で情熱的に振る舞うハムレットのもの悲しさが漂うなか、終盤、怒涛の勢いでたくさんのひとが死ぬのがすごい。

    0
    2026年09月18日
  • ヴェニスの商人

    Posted by ブクログ

    ・キリスト教徒至上主義→シャイロックはユダヤ人(教徒)であるために何をやっても対等に扱ってもらえない。
    ・白人至上主義→ポーシャはモロッコ王に対して「ああゆう肌の色の男たちは〜」と言い、ロレンゾーも「ニグロ娘〜」と笑いのネタにして差別的発言。
    ・恋は盲目→ロレンゾーはシャイロックの娘ジェシカに関しては都合よくユダヤ人には見えない。
    ポーシャも誇大妄想で他力本願のバーサニオーが素晴らしく見えるようだ。

    シャイロックが不憫でならなかった。正義とは何か。

    0
    2026年09月16日
  • ハムレット

    Posted by ブクログ

    どの時代でも、同じような生きづらさ、世知辛さがあるのだと、とても勉強になりました。また大人になったら読み返したいと思います。

    0
    2026年09月15日
  • リア王

    Posted by ブクログ

    シェイクスピアと言えば福田恒存だった時代には苦痛でしかなかった戯曲が、新訳ではすいすい読めてしまう。かなりこなれた現代語訳となっており、ストーリーも概ね追えた。新橋演舞場での中村芝翫演じる「リア王」観劇の予習として読んだが、驚くほど本に忠実であり、ストーリーを追うことに終始せずに純粋に演技を楽しむことができた。最終幕での演出は本には出て来ないものだったが、その意図を考えることも含めて良い演劇体験ができた。

    0
    2026年09月15日
  • オセロー

    Posted by ブクログ

    まさに嫉妬の悲劇。
    読みやすくて面白い。
    シェイクスピアの作品は初めて読んだが、他の作品も気になった。

    0
    2026年09月06日
  • リア王 ――シェイクスピア全集(5)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしれ
    愛のありかが身分や財産でしたらそのような方の妻にはなりません、かっけー
    こういうタイプのを読んだのは初めてで、唐突に思える場面も多い
    リアもリアだけど上の娘ゴネリルとリーガンひど もらうもんもらっといてなにもそこまで冷たくしなくてもよくない?
    リアめちゃくちゃ口悪い
    コーディリア、逆に人間味がない聖なるもの感
    グロスター家も縮小版リア王(ただしエグい陰謀)やってる
    救いがある、そしてないラスト

    0
    2026年08月27日
  • ヴェニスの商人

    Posted by ブクログ

    古典文学ということでお堅いイメージをもっていたけれど、そんな心配は全く不要でした。翻訳の巧さのおかげかな。

    わかりやすいストーリーと劇らしいテンポ良いセリフで、楽に読める。場面状況がうまく会話の中に盛り込まれているので説明くささもなく、磨かれた文章だと感じた。

    あまりの読みやすさに勢いよく読破してしまったけど、ゆっくりとセリフやフレーズを味わうのもよさそう。

    0
    2026年08月21日
  • リア王

    Posted by ブクログ

    老いたリア王は、三人の娘それぞれに父への愛を語らせ、その言葉の大きさに応じて領地を分け与えようとする。しかし、末娘コーディリアは、姉たちのように美辞麗句を並べることなく、自らの真心に従って率直に思いを述べたため、リア王の不興を買い、勘当されてしまう。その後、二人の姉に裏切られ、すべてを失ったリア王は、自らの愚かさを悟り、苦難と狂気を経た末にコーディリアと再会する。そして、自らの過ちを認め、娘に赦しを乞う。古代ブリテン王の伝説に材を取った、シェイクスピアを代表する悲劇である。

    親子関係や王権、封建的秩序といった古い価値観を体現するリア王と、自らの良心と価値観に誠実であろうとするコーディリア。その二人の対立から悲劇は始まる。しかし、本作を読みながら感じたのは、単なる世代間の価値観の相違だけではなく、人と人との間には、善意や愛情だけでは乗り越えることのできない見解の隔たりが存在するということである。

    人はそれぞれ異なる価値観を抱えて生きている以上、互いに理解し合えないことがあり、そこから理不尽や不条理が生まれることも避けられない。そして、そうした不条理にもまれながら生きることこそ、人間の宿命なのかもしれない。それでも、自らの過ちを認め、あるいは自らの信念を曲げることなく、覚悟をもって身を処することができるか。リア王とコーディリアの悲劇を通してシェイクスピアが問いかけているのは、そうした極限的な状況に置かれたときにこそ現れる、人間の価値や尊厳なのではないかと感じた。

    0
    2026年08月17日
  • マクベス 研究社シェイクスピア・コレクション7

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古典というものを初めて読む。
    脚本、みたいなものなのかな。英語原文だと韻やリズムがあって、もっと面白いらしい、とあとがき解説で知る。
    こうゆう話だったんだ…予言で人生を狂わされたというか、なるべくしてなったというか…。

    第四幕第三場「悪いことをすれば褒められ、よいことをすれば危険の、愚かのと言われかねない」
    第五幕第五場「昨日という昨日は、阿呆のために、塵に返る死への道を照らしてきたひと筋の光。消えろ、消えろ、束の間のともしび、人生は歩き回る影法師、あわれな役者」

    0
    2026年08月15日
  • 夏の夜の夢・あらし

    Posted by ブクログ

    四大悲劇とかに比べると読みやすい気がしたな。
    ただ、フレーズの美しさとかがやっぱり日本語だと感じれないのかなー。教養くらいの気持ちで読んでるけど興味は出てきている。

    「だが、翻訳不能の原文の美しさを別にしても、『あらし』の様な作品について、吾々はどうしてその感動を語り得ようか。何かを語れば、作品そのものの、そしてそれから受けた感動そのものの純粋と清澄とを穢さずには済まされまい。『あらし』はそういう作品なのである。」P280

    0
    2026年08月09日
  • ハムレット

    Posted by ブクログ

    初めてのシェイクスピア作品。いつか読んでみようと思っていてやっと読めた。
    古典でありながら、元々舞台の上演のために書かれたものだからか案外読みやすかったし、言い回しとか面白かった。他のシェイクスピア作品も読んでみようと思う。その中で1番気に入った作品は英語で読み直してみるのも面白そう。

    0
    2026年08月07日