ウィリアム・シェイクスピアのレビュー一覧

  • ロミオとジュリエット

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    世界的に有名な話だけど、内容知らなかったので読んでみた。愛情の比喩表現が面白かった。自分ではこんな浮かばないし、外人特有の感性かと思うと、海外で生活して文化を吸収したいと思った。

    人の恨みが人の命を奪う、それが顕著にわかる作品。

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    2020年12月20日
  • リア王

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    勧善懲悪のハッピーエンドだった原案を、シェイクスピアはこの滑稽なほどの悲劇に改変した。

    本当の悲劇に「悪役」はいない。「悪役」はフィクションの中に閉じ込められた存在だが、劇中で猛威を振るう「この世の不条理」は、現実世界との向き合い方に暗い覚悟を迫ってくる。

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    2021年01月05日
  • シェイクスピア全集 じゃじゃ馬ならし

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    シェイクスピアの喜劇。所々の言葉遊びがとても楽しくて、日本語訳の方が翻訳にこだわっていらっしゃるのがよく伝わってきました。日本語でも十分楽しめます。
    男性が上、女性が下というのはたしかに今の時代からみると受け入れ難い価値観ですが、それだけで読むのをやめるのはもったいない。二つのメインの恋の行方の対比は考えさせられるところがあります。解説を読むと当時の時代感やその後の評価の変遷がわかり、より楽しめました。

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    2020年11月13日
  • ロミオとジュリエット

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    世界的に有名なシェイクスピアの代表作だが、歴史的背景や知識がなかったので、本書だけ読んでも内容が素直に入ってこなかった。できれば、舞台などを鑑賞して理解を深めたい。

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    2020年10月25日
  • シェイクスピア全集 夏の夜の夢

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    『真夏の夜の夢』の舞台を観る予定があったので、高校生?大学生?ぶりに読み直しました。
    原題は『A Midsummer Night's Dream』なのですが、midsummerには「真夏」と「夏至」と意味があるので、本当はどっちなのでしょうね。白水社版翻訳の小田島さんは『夏の夜の夢』としてますね。
    さて、もともとすんなりとは行っていなかった若者たちの恋模様が、妖精の王と女王のいさかいと、王のおせっかいと、妖精パックの勘違いのせいで、ますますこんがらがってしまったのを、再び妖精たちが手を回して、夏の夜におかしな夢を見ていたかのように上手くおさめられる、というのがストーリーですが、今回読

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    2020年10月18日
  • お気に召すまま ――シェイクスピア全集(15)

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    ネタバレ

    お気に召すまま−シェイクスピア全集 15 (15)
    (和書)2009年09月28日 15:28
    2007 筑摩書房 シェイクスピア, 松岡 和子


    「お気に召すまま」は福田恒存翻訳で読んだことがあった。

    ロザリンドの男装がなかなか素敵ですね。

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    2020年09月25日
  • じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ

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    じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ
    (和書)2009年03月20日 21:00
    1972 新潮社 シェイクスピア, 福田 恒存


    喜劇だけど人間の設定が入りくんでいるところが多くてシェイクスピアの作品の中では分かりにくい方だと思いました。

    人間の諸関係の吟味を可能にしてそれを覆してしまうのはやはり無条件的命令(マルクス)の姿勢を感じさせるものだと思いました。

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    2020年09月25日
  • ヴェニスの商人

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    ヴェニスの商人
    (和書)2009年03月07日 17:43
    1967 新潮社 シェイクスピア, 福田 恒存


    シャイロックとアントーニオーの人肉裁判でのやりとりが福音書にあるイエスの裁判と重なりとても興味深かった。

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    2020年09月25日
  • オセロー

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    オセロー
    (和書)2009年03月05日 19:16
    1973 新潮社 シェイクスピア, 福田 恒存


    嫉妬の炎に身を委ねてしまったオセローはその情念の発生する諸関係を最後の死の場面になってようやくくつがえしたのかもしれない。
    しかしそれは諸関係に敗北したと言うことなのだろうか?
    無条件的命令が死であってはいけないと強く思う。ただ死であっても別の何かであることはありえると思う。

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    2020年09月25日
  • アントニーとクレオパトラ

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     『ジュリアス・シーザー』にてブルータスらに暗殺されたシーザー。彼の死後、ローマの政権は、後継者となつたオクテイヴィアス、マーク・アントニー、レピダスの三頭政治が敷かれてゐました。しかしアントニーはエジプトの女王・クレオパトラの色香に迷ひ、ローマを蔑ろにしてエジプトに入り浸りであります。オクテイヴィアスがポンペイとの戦に難儀してゐるのに、手を貸さうとさへしません。妻ファルヴィア(実際には登場しない)の死去を伝へられて、漸くローマへ帰るのでした。

     アントニーはオクテイヴィアスとの仲を強固にするため、オクテイヴィアスの姉・オクテイヴィアを妻に迎へます。政略結婚。しかしそれを聞き及んだクレオパト

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    2020年09月13日
  • ハムレット ――シェイクスピア全集(1)

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    初シェイクスピア。想像してたより読みやすかった。多くの画家がオフィーリアを描いているので、どういう存在なのか知りたかった。本を読んだ後、Amazoプライムでハムレットの古い映画を観たのでより理解が出来た。まずは四大悲劇を全て制覇したい。

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    2020年08月17日
  • ジュリアス・シーザー

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    共和政から帝政への過渡期にある古代ローマで起こった最も重大な事件を描く。シーザーの振る舞いに君主政への志向を見て取ったブルータスたちは、ローマが専制国家となることを防ぐために彼の暗殺を企てる。ブルータスはシーザーに対し個人的な恨みがないことを明言しつつも、公の利益のためには殺さなければならないという。シーザーが王となればローマ市民はみな奴隷になってしまうという、ほとんど強迫観念のような思いに囚われるブルータスとその仲間たち。それほどまでに彼らが重んじた共和政、そして自由とは何だったのかが気になった。

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    2020年08月07日
  • ヴェニスの商人

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    シャイロックに対する印象が180度変わった。"肉1ポンド"の小悪党のイメージが先行していたが、ただの現実主義的な社会的弱者に過ぎない。

    逆に、アントニオの正義の一方的な押し付けが不快。ある意味、彼こそキリスト教という偏見に取り憑かれた、哀れな男のように感じた。

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    2020年07月30日
  • リチャード三世

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    シェイクスピア 「リチャード三世」

    いろいろな見方があるのかもしれない。解説者は 史劇、復讐劇 と見ている。ピカレスクとしてリチャード三世を英雄視する読者もいる


    私は この物語を 悲劇として捉えた。リチャード三世を人生の失敗者とみている。


    *自分で自分を呪う人生
    *母から自分の死を望まれる人生
    *自分が死んでも誰も悲しまない人生
    *最期の言葉「馬をくれ、代わりに国をやる」〜手段を選ばず 手に入れた王位の価値が 馬より低いこと に気付いた人生

    から考えると「リチャード三世」は 悲劇としか思えない


    解説者は リチャード三世のハンディキャップ(コンプレックス)と悪事は結びつかないと捉

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    2020年05月17日
  • ヴェニスの商人

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    シェイクスピアを読み始めて、マクベスに続いて二作品目。

    【感想】
    痛快な裁判がまるで一休さんのようで、楽しく読めました。

    【この一文】
    ただし、そのさい、クリスト教徒の血を一滴でも流したなら、お前の土地も財産も、ヴェニスの法律にしたがい、国庫に没収する。

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    2020年04月04日
  • シェイクスピア全集 お気に召すまま

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    2020.2.10

    【感想】
    初めてシェイクスピアを読んだ
    だいすきなひとの思い入れ?のある話
    思いの外読みやすいけれど、教養のない自分には?な言い回しが多かった…楽しく読めるようになりたい…

    【好きな言葉・表現】
    恋とは溜息と涙でできているもの

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    2020年02月13日
  • ヴェニスの商人

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    シャイロックかわいそうすぎ。

    「シェイクスピアはユダヤ人擁護だというのは暴論だ」というのは暴論に思える。

    一見ユダヤ人をステレオタイプまんまに悪者に仕立てあげボコボコにするという市民の欲望を満たす体裁をとりつつ、暗にキリスト教の偽善をほのめかしているように感じられた。

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    2020年01月11日
  • リア王

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     登場人物全員が不幸。死んでいった者達はそれぞれの思いや欲望を叶えられずに命を落とした。生き残った者達は大事な人たちの死を目の当たりにすることで不幸を背負い込むことになった。

    道化は唯一の例外と取れる。しかし、彼は彼以外の登場人物とは異なる世界に生きている。道化にとっては彼らの野心や欲望などにちっとも興味はないのだろう。

    登場するほぼ全員に襲いかかる悲劇。しかし、この人間社会を俯瞰して捉えれば、なんてくだらないことのために命を犠牲にしているのだろうという滑稽さに包まれている気がしてしまう。

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    2019年12月23日
  • シェイクスピア全集 お気に召すまま

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    本屋で衝動買い。シェークスピアによるラブコメディーの古典的傑作。巻末の解説によると、初演された時から大人気だったそうだが、それも納得の面白さだった。終始ワクワクするシーンが続き、最後まで一気に楽しめた。機会があれば、実演に触れてみたいと思う。

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    2019年11月28日
  • オセロー

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    ひどい。。作品がということでは当然ない。運命というかイアーゴーというか。デズデモーナもオセローも可愛そう過ぎる。筋を知っていて読むからか、一層辛かった。

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    2019年11月08日