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Posted by ブクログ
ボードレールの「理想」(L'Ideal)に曰く「深淵のように深いこの心が求めるのは、/あなただ、マクベス夫人よ、罪にくじけない魂」。 「いいは悪いで、悪いはいい(Fair is foul,foul is fair.)」というコンセプトのもとに成りたっていると思う。絶えず希望の中に絶望があり、絶望の中に希望がある。その意味で、Time and the hour runs through the roughest day.とThe night is long that never finds a day.はこれをよく表現していると思う。個人的にシェークスピアは「時」という概念を非常に重視すると考えているが、彼の時に関する考え方を知る上で、「明日、また明日、また明日と(Tomorrow,and tomorrow,and tomorrow)〜意味は何一つありはしない(Signifying nothing)」の有名な「人生は歩きまわる影法師(Life's but a walking shadow)」を含む部分は落とせないと思っている。
Posted by ブクログ
とても短いし、あらすじもシンプルです。
この物語がセンセーショナルで、耳目を集めた時代があったんだろうなあ、というのが適切な感想なのかわかりませんが、そう思ってしまいました。
これほど有名なのは、それほど後世の作品に影響を与えたからで、それら後輩の産物に慣れ親しんだわたしにとっては、刺激が少なかった。そういうことなんだと理解することにします。
あるいは戯曲ですから、単に物語としてではなく、(当たり前ですが)上演されることを念頭において書かれていて、役者の見せ所がふんだんにあって、舞台装置から照明・音響効果など、演出のしがいが大いにあるので、その点が大変優れている、といえるのかもしれません。
そうであれば、この作品は読書体験に基づいて感想を述べるより、いくつかの舞台を観て感じるほうがいいのでしょう。
Posted by ブクログ
内容は読む前から知っていたもの。
あまり好きではないので避けていたけれど、子供のためのシェイクスピア
カンパニーの公演に行くので買ってみた。
感想は、思っていた以上でも以下でもない。
が、思っていたよりもかなりサッパリした内容だし、かなり短い。
理由は巻末の野崎先生の解説で分かりました。
なんとなくシェイクスピアっぽくない惜しいところがちらほら。
短いからか、マクベスはじめ登場人物がちょっとペラペラな気がしてならない。
マクベス婦人はもっと悪妻かと思っていたけど、思っていた程ではなかった。
亡霊の使い方ももったいない。もっとマクベスを苦しめるか、怒らすか
狂わして欲しい。
フリーアンスのその後はどうした?
一瞬だけ出るヘカティとは何ものか?
魔女たちで始まったら、魔女たちのエピローグで終わって欲しかった。
森が動くアイデアだけは面白かった。
まぁ、当時の台本が残っていないのだから、シェイクスピアが書いた状態が
どうだったかは分からないけど、ちょっと不完全燃焼。
かなりの駆け足で小ざっぱりとまとまっている。
だからこそ、色んな演出がされるんでしょうね。
そして、相変わらず小田島先生の翻訳は読みやすくおもしろい。
魔女たちの七五調はナイスです。
すごい日本語力だわと、感動。
シェイクスピアは、本で読んでイマイチでもお芝居や映像になると
感動するものも多いから、芝居は楽しみにしてみる。
(H21.7 自)
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