西條奈加のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ時代小説ファンタジーって感じでした。
あらすじとイラストの可愛さで購入しました。
小鬼(見た目鬼ですがほぼ木の精霊です)と弟を探してる女の子が出会って一緒に弟探すことが物語の発端です。
女の子は鬼の芽という鬼になってしまう可能性のあるものを心に持っていて、ある出来事からそれが覚醒し鬼になってしまいます。
鬼になってしまうと輪廻転生の輪から外れてしまうので女の子はもう転生できません。それに納得のいかない小鬼は女の子を無理やり輪廻転生の輪に戻してしまい。転生するたび心に宿った鬼の芽を回収していくという話です。
すごい省いてますがこんな感じ。
どの人生も苦い話でちょっと泣ける。
面白いんですが泣け -
Posted by ブクログ
「善人長屋」シリーズや「南星屋」シリーズで
西條さんの編み出す江戸の町の
心温まる人情話の虜になり
次は本作を手に取りました。
代々、女将が商いの一切を取り仕切る
江戸の商家に婿入りすることになった
鈴之助の奮闘ぶりがなんとも心地よい。
それは、気が弱いけれど、
古いしきたりに縛られることのない柔軟な発想、
柔らかな物腰で周りの人々に正対し
じっくりと話を聞き届ける姿勢、
さながら江戸のカウンセラーのような
立ち居振る舞いが
次第に周りの人々に受け入れられて
いったからなのでしょう。
それでもやっぱり気弱な
婿入り若旦那のキャラクターが
とても好ましく映ります。
こちらも「婿どの」シリ