西條奈加のレビュー一覧

  • 烏金

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    金春屋ゴメスを読んでいたのでなんとなく買ったのですが、当たりでした。こっちのストレートな江戸時代物のほうが登場人物を活かせていると思います。主人公の当初の目的を達成するためにとったある意味真っ当過ぎる手段が、心を温めさせてくれました。

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    2011年03月20日
  • 烏金

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    初西條作品。
    綺麗すぎない江戸物。わざとらしくなく、市井の人々が頑張って生きてる様がよく伝わってきた。
    もつべきものはやはり知識、教養か。
    物語的に浅吉の狙いはもっとゲスなことかと思ったいたが、
    その思いの裏切りもとてもよかった。

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    2010年07月12日
  • 三途の川で落しもの

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    意識不明で、気がつくと三途の川に来ていた少年。生きることに投げやりだった少年が、死者を送り出す手伝いをすることで、やり残したことに気がついていく。死んだあとは地獄にいくのか天国にいくのか?
    「天国はない、生まれ変わることでしか魂は救すわれない」が印象的。生きている間精一杯やりましょ。

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    2026年02月08日
  • 初瀬屋の客 狸穴屋お始末日記

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    面白かったんだけど、少し物足りないというかあっさりしすぎな気がした。まぁ確かに今でいう裁判の内容なんか長々と書かれても多分さらっと読んでしまうから必要ないっちゃないんだけど、お蔦さんみたいなスカッと胸のすくような終わりじゃないのがちょーっとだけ残念。

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    2026年01月31日
  • 無暁(むぎょう)の鈴(りん)

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    厳しい。厳しすぎる。
    故郷の寺から友・万吉と江戸に向かい、やっと居場所をつかんだと思いきや島流し。
    八丈島で人々の心の安寧を守る存在として生きる道を見出したが赦免によって戻り、山伏になる道を選ぶ無暁。
    ついには千日行に取り組み、肉体の限界までそぎ落としたまま入定していく。
    自分をひたすら追い込んでいく姿は尊いとは思うが…厳しすぎる。

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    2026年01月17日
  • 心淋し川

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    心淋し川沿いで、懸命にいきる人々の愛や憎しみ、悲しみを抱えながら懸命に生きる6編からなる短編集。闇からみな光を求めて健気に生きる姿が印象的な作品でした。一つ一つの物語、もっと長編でもいいかな、と思う余韻がありました。中でも「はじめましょ」が好き。

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    2026年01月11日
  • 刑罰0号

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    西條奈加さんにこんな作風があったんだ!とびっくり。
    記憶の追体験をさせることで死刑に代えるという発想、物語のスケールの大きさはすごいなと思ったが、私は時代小説の方が好きだな。

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    2026年01月10日
  • 初瀬屋の客 狸穴屋お始末日記

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    一作目の方がドキドキさせられるストーリーだったかな。
    お絵乃さんの今後の成長や、椋郎さんとの進展?に期待。

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    2025年12月30日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    続けて読んだせいかほんの少し読み終えるのが疲れました。やはり1巻が一番面白いかな、と思ってしまいました。でもハラハラドキドキが続いて面白かったです。

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    2025年12月26日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    これは、土地を広げ、人々が満ちていこうとする時代の先駆けであると同時に、土地が奪われ、ひとつの民族が失われていく予兆の物語なんだなと感じた。
    その狭間にあって、何度も絶望を味わい苦しみながらも徳内が希望を失わないのは、彼が築いてきた人の縁が、彼を支え、導いてきたからだと物語は描いている。

    田畑を拓いて本州の飢えを救うことと、アイヌ民族の誇りを守ること。その両立と調和を探る可能性がまだ残されていた時代だからこそ、本書の結末は希望を孕んでいるけれど、現実を思うと胸が痛む…。

    終盤はやや駆け足に感じられて、アイヌの人々にもっと光を当ててほしかったな。それでも、徳内の熱意と人となりに心動かされる場

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    2025年12月19日
  • 心淋し川

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    千駄木心町(うらまち)を舞台にした6編からなる連続短編集。
    どの章も、描かれるのは貧しい長屋の住人達。

    それぞれに辛い過去や理不尽な現実の中で、もがきながらも逞しく生きようとしている。
    「厳しさ」の中に「優しさ」や「温かさ」がじわじわと滲み出てくるような作品だった。
    救いようのないようなやりきれない毎日であっても、世の中捨てたもんじゃないなぁ。
    人の心を救うのは結局、同じく人の心なんだろうな。


    自分の心が淀んでしまった時に、読み返してみようと思う。

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    2025年12月18日
  • 千年鬼

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    直前の読書がちょっとしんどい本だったから、この本読みやすくて楽〜!となってしまった。
    表紙の絵がアニメっぽい感じだったからアニメにでもなったのかと思ったらそういう訳でもないらしい。
    でも内容はアニメにでもなりそうな、ちょっとファンタジー味のある話だった。
    全7話、段々と小鬼の目的や理由が分かってきて結構楽しかった。
    西條奈加作品は読むの3作目かな?
    今のところ全部雰囲気が違うなぁ。
    この本は読みやすいし子供でも楽しめそう。

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    2025年12月15日
  • ほろよい読書 おかわり

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    色んな作家さんの短編集を楽しめてとても良かったです!最後のタイムスリップの居酒屋のお話がとても好きでした!!

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    2025年12月08日
  • 千年鬼

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    ネタバレ

    時代小説ファンタジーって感じでした。
    あらすじとイラストの可愛さで購入しました。

    小鬼(見た目鬼ですがほぼ木の精霊です)と弟を探してる女の子が出会って一緒に弟探すことが物語の発端です。
    女の子は鬼の芽という鬼になってしまう可能性のあるものを心に持っていて、ある出来事からそれが覚醒し鬼になってしまいます。
    鬼になってしまうと輪廻転生の輪から外れてしまうので女の子はもう転生できません。それに納得のいかない小鬼は女の子を無理やり輪廻転生の輪に戻してしまい。転生するたび心に宿った鬼の芽を回収していくという話です。
    すごい省いてますがこんな感じ。
    どの人生も苦い話でちょっと泣ける。
    面白いんですが泣け

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    2025年12月03日
  • 金春屋ゴメス 芥子の花(新潮文庫nex)

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    SFなんだけど、未来の時代劇…というか、異世界ものと見るか、なかなか難しい…。
    続編があることを知って、読み続けるかどうしようか迷っている。
    時代劇まで(読書の)範疇に含めると、死ぬまでに積読を処理しきれない

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    2025年12月01日
  • わかれ縁 狸穴屋お始末日記

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    尊敬する人が西條奈加さんを好きだというので、読んでみる。軽く読める人情噺という感じ。狸穴屋、は「まみあなや」と読むよ。

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    2025年11月28日
  • 閻魔の世直し―善人長屋―

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    前作を読んで割と面白かったので、引き続き読んでみました。
    話の展開は面白いんだけど、突然出てくるお縫の恋(しかも「!」「!」連発)に、ブレーキがかかってしまうというか、読みにくかった。若者だからこその浅慮って、あると思うけど…うーん、わたしが年をとったってことなのかなぁ??
    まぁそこは置いといても、悪を知るからこそ善を知るという人たちの、懐の深い話です。こういう人たちって、もし実際会ったら魅力的なんだろうなぁ。

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    2025年11月18日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

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    日本ファンタジーノベル大賞受賞作ということで購入。
    千年鬼の作者でもあるので、どんな物語かと思って読んだら…
    ファンタジーと言えば確かにファンタジーですが、強烈なキャラのお陰で何とも面白いミステリー仕立てになっており、肩の凝らない本です❕️

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    2025年11月18日
  • ほろよい読書 おかわり

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    前作が読んでいて心地よかったのでこちらも購入。
    今回も良い感じのサクサク感で読み進められました。
    奥田さんの中学生の姪との物語が1番好きだった。どうして男女で普通に友達として仲良くしてはいけないのか?なぜみんな「付き合う」ようになるのか?10代前半の子どもがピュアに熱く向き合う姿に、私もそう思った時期があったなあと。あくまで私の場合ですが、大学生くらいになると、ふたたび男女の距離が友情として近づくことも増えるから、そのことをあの姪ちゃんに教えてあげたくなった。笑

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    2025年10月31日
  • 善人長屋

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    最初は加助の善人ぶりと、お縫いの幼い正義感がうざったかったけど、最後に加助の事情が分かりストンと落ちた。
    ハッピーエンドにしてほしかったけど、そうならなかったのがこの作者さんらしさかなー。
    シリーズ化してて嬉しい。

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    2025年10月26日