西條奈加のレビュー一覧

  • 睦月童

    Posted by ブクログ

    不思議な力を持ったイオを央介が普通の子供のように扱うのがとても微笑ましかった。最後にちょっとSFチックになってしまったのが残念だったが、前半部分の時代小説はとても面白かった。イオが睦月神に関係を断って、目が覚めることを祈る。

    0
    2015年08月27日
  • 睦月童

    Posted by ブクログ

    時代物でありつつファンタジー。恥じるところのない人生って、強い自分を持っているか、人の心を無くしているか、極端なものなんだなと、普通の人間である自分を顧みる。そういう物語か見えて、後半は、女性であるということの哀しさを感じた。

    0
    2015年06月21日
  • 無花果の実のなるころに

    Posted by ブクログ

     子供と大人の境界って何でしょうね。
     大人があって欲しいと思う「子供らしさ」は、必ずしも子供のためではなく、かといって、子供は望むままに振る舞うには「責任が取れない」。
     そんなことを感じる短編連作ミステリでした。
     あと、お蔦さんがいい女過ぎて死ぬ。

    0
    2015年06月20日
  • 睦月童

    Posted by ブクログ

    不思議な力を持つ童女と彼女のおかげで改心できた若旦那が、江戸の町で事件を解決していく人情話…かと思いきや!伝奇ものでしたよ^^; でもさすがは西條さん、優しくて哀しいお話でした。あの終わり方からしていずれ睦月神は復活するのかしら?たぶんするんだろうな…でもその先が読みたいとは珍しく思わなかったな~。

    0
    2015年07月02日
  • 涅槃の雪

    Posted by ブクログ

    江戸時代末期が舞台。天保の改革を軸に町役人(吟味方 与力)高安門佑の目線で当時の人々の葛藤が描かれています。

    西條加奈さんの作品を初めて読みました。
    女性の書く時代小説は優しさが滲んでいて、好きです。
    別の作品も読みたくなりました。

    0
    2014年09月11日
  • 無花果の実のなるころに

    Posted by ブクログ

    重い十字架を背負って生きていくなんて大変なことなのに、中学生の主人公は「大丈夫、やっていける」と考え、その道を選択してしまう。まだ若い故の未熟さが伝わってくるようで、支える人がいなくなったら大丈夫なのかと思ってしましました。でも、重い話につながっていくのに、沈んでいかず、夏の木陰を通りぬける風のような爽やかな雰囲気があるのは、酸いも甘いも知り尽くしてる元芸者のお蔦さんの存在が、きりりと締めているからなのかなと思います。お蔦さん、いいスパイスですw

    0
    2014年09月19日
  • 涅槃の雪

    Posted by ブクログ

    西條さんというとどうしても『金春屋ゴメス』のインパクトが強く。こんな本格的な時代小説も書くのですね。
    最初は主人公が長身で強面だが実は気が優しい、上司の遠山景元(遠山の金さんです)が意外に俗で出世欲が旺盛なところを除けば、ごく普通の捕り物の様でした。
    しかし後半は良くなります。遠山の政敵であり、妖怪の異名で知られる鳥居耀蔵の心情や、主人公が最も苦手とする出戻りの姉の思わぬ手配りなどによって、物語に深みや情緒がグッと増します。
    爽やかな話でした。

    0
    2016年05月29日
  • 烏金

    Posted by ブクログ

    江戸の金貸し話。テンポのいい話の展開と味のある登場人物。何か裏があると思わせる浅吉の切れ者っぷりも小気味良い。

    0
    2013年10月29日
  • はむ・はたる

    Posted by ブクログ

    「烏金」に登場した子供たちがメインの連作短編集。

    特別書下ろしオマケ(?)短編の「登美の花婿」が、ほほえましくて、好きです。

    0
    2012年08月02日
  • はむ・はたる

    Posted by ブクログ

    主人公は、かっぱらいから足を洗い商いにせいを出す、捨てられた子供たちの集団の頭、知恵ものの勝平と、諸国を放浪して江戸に戻ってきた、身元引き受け人である武家の次男坊、柾さま。仲間の子供たちの身近で起こる悪事を勝平の知恵と仲間それぞれの特技と、柾さまの大人の脅しで解決していく短編集。悪事を解決していくなかで、柾の放浪の理由が少しづつ明らかになっていき、みえてくる「はむ・はたる」の存在。柾はどのように過去に始末をつけるのか。

    勝平を始めとして、さまざまな個性を持った、子供ながらに一本芯の通った仲間たち。厳しいけど、子供思いの婆さまたち、いつも笑顔で優しく子供の味方だけど、時折心の影を見せる柾など

    0
    2012年04月26日
  • 烏金

    Posted by ブクログ

    「はむ・はたる」の前のお話。 勝平達は出てくるけれど、主人公は浅吉さんという若い男。 金貸し婆のお吟さんのもとに、何か秘密の意図を持って押しかけ、 貧乏人に金をかしつつ、それぞれの暮らしが立ち行くように 知恵も手もかし感謝される金貸しとして成功していく。 だけどそもそもの目的は、金貸しになる事ではなくて・・・。 だんだん種があかされて面白くなっていく。 最後はちょっとほろっとしたり。 浅吉さんもとい、吉郎太であれば生まれ故郷でも上手くやれるでしょう。

    0
    2017年10月16日
  • 烏金

    Posted by ブクログ

    金春屋ゴメスを読んでいたのでなんとなく買ったのですが、当たりでした。こっちのストレートな江戸時代物のほうが登場人物を活かせていると思います。主人公の当初の目的を達成するためにとったある意味真っ当過ぎる手段が、心を温めさせてくれました。

    0
    2011年03月20日
  • 烏金

    Posted by ブクログ

    初西條作品。
    綺麗すぎない江戸物。わざとらしくなく、市井の人々が頑張って生きてる様がよく伝わってきた。
    もつべきものはやはり知識、教養か。
    物語的に浅吉の狙いはもっとゲスなことかと思ったいたが、
    その思いの裏切りもとてもよかった。

    0
    2010年07月12日
  • 初瀬屋の客 狸穴屋お始末日記

    Posted by ブクログ

    一作目の方がドキドキさせられるストーリーだったかな。
    お絵乃さんの今後の成長や、椋郎さんとの進展?に期待。

    0
    2025年12月30日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    続けて読んだせいかほんの少し読み終えるのが疲れました。やはり1巻が一番面白いかな、と思ってしまいました。でもハラハラドキドキが続いて面白かったです。

    0
    2025年12月26日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

    Posted by ブクログ

    これは、土地を広げ、人々が満ちていこうとする時代の先駆けであると同時に、土地が奪われ、ひとつの民族が失われていく予兆の物語なんだなと感じた。
    その狭間にあって、何度も絶望を味わい苦しみながらも徳内が希望を失わないのは、彼が築いてきた人の縁が、彼を支え、導いてきたからだと物語は描いている。

    田畑を拓いて本州の飢えを救うことと、アイヌ民族の誇りを守ること。その両立と調和を探る可能性がまだ残されていた時代だからこそ、本書の結末は希望を孕んでいるけれど、現実を思うと胸が痛む…。

    終盤はやや駆け足に感じられて、アイヌの人々にもっと光を当ててほしかったな。それでも、徳内の熱意と人となりに心動かされる場

    0
    2025年12月19日
  • 心淋し川

    Posted by ブクログ

    千駄木心町(うらまち)を舞台にした6編からなる連続短編集。
    どの章も、描かれるのは貧しい長屋の住人達。

    それぞれに辛い過去や理不尽な現実の中で、もがきながらも逞しく生きようとしている。
    「厳しさ」の中に「優しさ」や「温かさ」がじわじわと滲み出てくるような作品だった。
    救いようのないようなやりきれない毎日であっても、世の中捨てたもんじゃないなぁ。
    人の心を救うのは結局、同じく人の心なんだろうな。


    自分の心が淀んでしまった時に、読み返してみようと思う。

    0
    2025年12月18日
  • 千年鬼

    Posted by ブクログ

    直前の読書がちょっとしんどい本だったから、この本読みやすくて楽〜!となってしまった。
    表紙の絵がアニメっぽい感じだったからアニメにでもなったのかと思ったらそういう訳でもないらしい。
    でも内容はアニメにでもなりそうな、ちょっとファンタジー味のある話だった。
    全7話、段々と小鬼の目的や理由が分かってきて結構楽しかった。
    西條奈加作品は読むの3作目かな?
    今のところ全部雰囲気が違うなぁ。
    この本は読みやすいし子供でも楽しめそう。

    0
    2025年12月15日
  • ほろよい読書 おかわり

    Posted by ブクログ

    色んな作家さんの短編集を楽しめてとても良かったです!最後のタイムスリップの居酒屋のお話がとても好きでした!!

    0
    2025年12月08日
  • 千年鬼

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時代小説ファンタジーって感じでした。
    あらすじとイラストの可愛さで購入しました。

    小鬼(見た目鬼ですがほぼ木の精霊です)と弟を探してる女の子が出会って一緒に弟探すことが物語の発端です。
    女の子は鬼の芽という鬼になってしまう可能性のあるものを心に持っていて、ある出来事からそれが覚醒し鬼になってしまいます。
    鬼になってしまうと輪廻転生の輪から外れてしまうので女の子はもう転生できません。それに納得のいかない小鬼は女の子を無理やり輪廻転生の輪に戻してしまい。転生するたび心に宿った鬼の芽を回収していくという話です。
    すごい省いてますがこんな感じ。
    どの人生も苦い話でちょっと泣ける。
    面白いんですが泣け

    0
    2025年12月03日