西條奈加のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
滑稽な部分の無い厳しいお話だった。
常に周囲から疎まれ続けた幼少期〜寺での生活、欲まみれの住職への幻滅、ただただ胸苦しく読み進めた。友と出会い江戸で生きた期間は、任侠時代劇のようでスピード感に溢れていた。そしてお決まりのように容赦なく大切な人たちと死別する。
島送りとなり、この人の人生は何なのだろうと一時読むのが辛くなるのだけれど、不思議と止められなくなり、常に助けてくれたり見守ってくれたりする人がいることに救われる。
出羽での修行時代に出会う人たちも懐が深い。弟子となった二人との短い間の生活が最も微笑ましかった。
著者さんの他作品にもたびたび見られる善人と悪人との境目を考えさせられたり、自死 -
購入済み
門佑さん一途ですねぇ
天保の改革を背景に、町役人の日々を描いた作品。
「心淋し川」を読んでファンになり、南星屋の二冊を読んで、そして本作を読みました。前半は少し読みづらかったですが、後半は面白くするすると読み進めました。
門佑さんの、一匹狼でクールな本質を持ちつつも、一途なところは応援したくなりました。
姉園江さんは門佑さんの目から見た、きつい性格のあまり関わりたくない人という印象が前面に出てますが、彼女目線の話も読んでみたいなぁ。
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Posted by ブクログ
猫好きなので、買ってみました。西條奈加さんという作家さんも(スミマセン)知らなかったのですが。
時代物、人情物、猫物が好きな人にはたまりません。
猫町に暮らす野良猫のミスジは、憧れていた順松の後を継いで傀儡師となります。傀儡ってのも初めての言葉でしたが、さりげなくある人間(傀儡に認定された人!)を操って、仲間が巻き込まれている事件を解決に導くのです。
猫たちの描かれ方が、生き生きとしていて読んでいて楽しい!そして、いくつか解決していくうちに、大きな謎も解けていくという…
これは続編あったら絶対読みたい。
そして、他の作品も読んでみたいと思いました‼️ -
購入済み
雪の殿様の時代背景
なんの気無しに購入した作品である。
暫く読んで土井大炊頭の名前をみて、数ヶ月前に読んだ別の小説を思い出した『雪の殿様』まさかとは思うが、こんな事もあるのか?
しかしこの時代に生きた実在の人物達の再確認になって面白く読んだ。
最終章の大塩平八郎の乱は、最近読んだ別の小説でも見かけたが、少しきついかな。
全体的には面白い作品である。