【感想・ネタバレ】猫の傀儡(くぐつ)のレビュー

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猫の題材だが、そのまま主役とは、こんな風になるんだね。西條奈加さんの本をどんどん読んでるけど、この手は別物みたいな感じです。善人長屋もこんな風な問題解決と人柄と出てたのかな

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2023年10月23日

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すごく良かった。ほっこりするところあり、切ないところありで、人情物・捕物として面白いのだけど、なんといっても猫が「傀儡師」となり、人間を操って猫のために働かせるという設定が面白い。登場人物(動物)たちも良いキャラだ。男気溢れる猫のミスジと順松、因縁のあるカラスの三日月など、人間顔負けのカッコよさ。

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2023年07月16日

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ネタバレ

猫の時代小説!くすぐりとかも江戸っぽくできてて、楽しい。この人の時代ものはやはりいい。外さない。こういうの大事。特に不調の時用に取っておこう。

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2022年08月04日

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西條奈加さん、初読でしたが頭にすっと入ってくる文章で凄く好きになりました。
猫の物語としては可愛いだけではなく、キリッとした所も有って、主人公のミスジが傀儡師としての矜持を持っていく様が読んでいて心地良かったです。
百獣の王につながる科としての獰猛さや、しなやかさ、人間や烏との関わり方など、猫は好きだけど飼った事が無い私にはとても新鮮な発見でした。

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2022年07月22日

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三毛猫ホームズの、江戸時代版みたいな。
一人称が猫ちゃんなのがたまらなく良いです。

私も猫に操られたいし、傀儡になりたい。
でも、阿次郎さんみたいに勘がよくないから探偵代わりになれないかな。
続編が出たらうれしい。
大終盤は思わず泣いてしまった。

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2022年05月18日

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「オレはミスジ。二歳のオス猫だ。
人を遣い、人を操り、猫のために働かせる。それが傀儡師だ。
オレは今日から、この猫町の傀儡師となった。」

江戸の町で、傀儡師となったミスジが、傀儡に選ばれた阿次郎を遣って猫町の困りごとを解決していくのだが、猫の習性や好みがうまく散りばめられていて、猫が好きな人は、特にたまらないだろう。

傀儡に選ばれる条件の傀儡四箇条や、ミスジと烏の三日月の因縁もとても面白く、引き込まれて大満足の一冊だった。

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2022年03月20日

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猫好きで、時代小説好きなので楽しめる一冊でした。

1話ごと別々の話かと思いきや、一番の謎であった
前の傀儡師の順松の失踪が絡んでいて
ミステリーとしても楽しめました。

続きがあれば読んでみたいです。

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2021年06月05日

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猫×人間の江戸ミステリー!
猫好きには堪らない1冊。笑えて癒されて、ホロっとして…面白すぎて一気読み。
登場人(猫)物も素敵な方たちばかりなので続編に期待したい♡

西條さんの本は初めて読んだが、他の作品も読んでみたい。

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2021年03月26日

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祝・直木賞ノミネート!

猫飼いさん(猫好きさん)はもれなく、自分のことを猫の下僕だと思ってると思うんだけど。
この作品は、そう思ってる人にピッタリのお話!
猫に操られる「猫の傀儡」。
私たちはやっぱり猫に操られていたんだと、納得した 笑

猫好きさんは是非読んでみて〜!
他の動物も出てくるから猫だけじゃなくて、動物好きな方なら必ず楽しめると思うよ!
あくまで猫が主役だけどね。

連作短編だから、読みやすいし口調が小気味良くて一気読み。
普段時代小説読まないけど、面白くてぐいぐい読めるから、今まで時代小説読んだこと無い人にもお勧め。

西條奈加さんはファンタジーノベル大賞を受賞したデビュー作を読んで、すごく面白くてその後いくつか読んだ作品も全部面白かった。
今回の直木賞ノミネートでもっと色んな人に知られて欲しいなぁと思ったよ。

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2021年01月13日

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ネタバレ

人を遣い、人を操り、猫のために働かせる猫の傀儡師「ミスジ」。
面白かった!
失踪した先代の傀儡師「頼松」、三日月烏、ユキ、赤爺…どのキャラクターも魅力的だ。ミスジの傀儡の阿次郎も好奇心旺盛で猫好きの好人物。その反面、人の闇も描かれていて、ミステリーとしても成立している。
ぜひともシリーズ化して欲しい

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2020年10月16日

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猫が人間を使って事件を解決する話。
表紙に惹かれて読んでみたが、面白かった。
猫の傀儡師の先代がいなくなって後を継いだ猫が、猫にまつわる事件だけでなく、先代の仇を討つとは。
猫の生態を踏まえながら、その蘊蓄とともに書かれているので、思わずうんうんと思ってしまう。
いろんな事件が繋がっていき、面白く読めた。
最後の最後に、全てをお見通しだった先代の飼い主の言葉が良かった。
続きがあれば読みたいが、ここで終わった方が、粋かな。
面白かった。

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2020年08月29日

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面白いなぁ。猫好きにはたまらないエピソードばかりなのでは!?と思います!!

こんなこと考えてる?のかも!?
と、思えるような猫たちのやりとりはたまらんな。

わたしはどちらかというと犬派だけど、猫ってこんな感じってのがよくわかる!!!!

西條さんの時代ものは、読みやすい!なにより読みやすい!

ストーリーのテンポがよくて、すぐに入り込める。先が気になるとか、どんでん返しとかなくとも、その生活の中のほんの少しのほっこりとかそういうのがすでに読んでて楽しい!!!!!

やっぱり好きだなぁー西條ナカさん。

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2023年02月28日

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面白かった!江戸の猫町で起きる事件を解決する、傀儡子のミスジ、めちゃめちゃかっこいい。そして、傀儡の阿次郎がとってもいいキャラで、非常に違和感なくするりと物語に入り込める。西條本はあまり読んでないが、上手いねぇ。いくつかの事件や出来事がうまく絡んで、しかも、ちょい役のカラスの三日月や医犬のタロ先生がとても良い。子猫もたんまり、猫雑学も存分にナチュラルに盛り込まれてて、なんといっても悪役が猫嫌いで、良い人は全員猫好きってところが猫好きすぎてしんどい感じ。牢に近づいても、張り番が猫でご機嫌になってお咎めなしとか、おもろすぎる。
順松のバトルシーンには号泣した。

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2023年02月13日

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一、暇であること。
二、勘がいいこと。
三、数寄心があること。
四、何より猫が好きなこと。

猫好きにおすすめしたい本になりました。
実は猫に操られてるなんて、素敵な香りがしますね。(鰹出汁のかおりかな…)
猫に操られてるかも、なんて思って暮らしている猫好きさんも多そうですね。

最初らへんは可愛いほのぼのとした話だったのですが、後半はちょっと心痛くなるものまであり、シリアスでした。
時雨の最後の言葉は気になりました!
続編とかあれば、読みたいものです。

猫と一緒に暮らしたくなります。
西條さんの描く江戸はどこか寛容さがあっていいなあ。
こういう雰囲気好きです。

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2022年03月16日

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猫が人間を操って、人間界で発生した猫にも関わるトラブルを解決するという構成が面白い。
また、猫の特性を上手く活かした話の流れや、擬人化した猫の感情表現も面白い。
西條さんの本領発揮と言える、とにかく面白い作品でした。

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2022年03月15日

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猫が人間を操って謎解き&事件解決するちょっと変わり種のお江戸ミステリー。

どの猫でもなれるわけではない「傀儡師」という、猫のなかでも修行をつんだ選ばれた猫だけ。そして操られる人間の方も選ばれし(4か条に当てはまる)者だけ、なのだが、あくまでも猫基準なところが面白い。

7篇の連作短編集。切ない身分違いの恋物語があったり、天敵の烏との闘い&一時休戦のお話があったり、騙され無実の罪で捕まった心優しい男と老猫のお話もあり、後半は先代傀儡師の順松(よりまつ)兄の失踪に関しての続きもの。引き込まれた。

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2022年03月09日

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傀儡とは
あやつり人形の意味
猫町の猫のミスジ(三筋)は
猫仲間の頭領から
行方不明になった
前任の頼松の後任として
傀儡師を命じられる 
おっとり長屋の狂言作家の安次郎が傀儡だ
町での事件?
猫のミスジの手引きで安二郎は解決していく
ユキちゃんという女の子の猫が可愛い

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2022年03月03日

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面白かった。
猫からみた人間の洞察が面白く、何度かハッとさせられた。短編完結ものかと思ったら、ある意味長編で、展開にドキドキした。
物語とは関係ないんだが、時雨が根付拵えをして、その実入りだけでたつきをたてていたとの文章にとても惹かれた。何回も声に出して読んだ。私も実入りだけでたつきをたてたいと思い、何をしようか考え中だ。甘ったれているかもしれないけど。

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2021年09月05日

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時代小説の連作短編集。しかも猫が人間を操る“傀儡師”という設定も面白い!
登場するのは人間に猫にカラス。そしてちょっとした謎解きも楽しめます。

時代小説初心者さんにも読みやすくて、猫好きにはたまらない設定。
シリーズ化して欲しい作品でした♪

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2021年07月17日

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猫好きなので、買ってみました。西條奈加さんという作家さんも(スミマセン)知らなかったのですが。
時代物、人情物、猫物が好きな人にはたまりません。

猫町に暮らす野良猫のミスジは、憧れていた順松の後を継いで傀儡師となります。傀儡ってのも初めての言葉でしたが、さりげなくある人間(傀儡に認定された人!)を操って、仲間が巻き込まれている事件を解決に導くのです。
猫たちの描かれ方が、生き生きとしていて読んでいて楽しい!そして、いくつか解決していくうちに、大きな謎も解けていくという…
これは続編あったら絶対読みたい。
そして、他の作品も読んでみたいと思いました‼️

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2021年04月27日

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ネタバレ

これは猫好きにはたまらない小説でしょうぬ。

猫には傀儡師なる役を持つものがいて、傀儡になる人がいる。

猫達に困った事があったら、傀儡師が傀儡を使って解決しなければならない。

これは大役ですね。
ですが、主人公のミスジは賢くて、大店の息子なのに、家を飛び出して狂言作者をしている、売れてないけど、阿次郎と見えないバディを組んで解決していく。

色々な事件を解決し、最期に待っているのはミスジの前の傀儡師、順松の傀儡だった雨月と、事件の中で出会い阿次郎の飼い猫になったユキの元飼い主を探っていくのは、流石、ミステリも書かれる西條奈加さんならではですね。

面白かった‼️

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2021年02月20日

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楽しかった
人間を傀儡にする、という発想が愉快

実際に 猫と生活していると感じるのだが
溺愛すればするほど 猫の下僕になる
しかも、喜んでなる(*´艸`*)

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2020年11月24日

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ねこが好きなので、ねこ目線で読み進められて面白かった
猫の描写がかわいい、そしてアカの話、泣きそうになった
最後の話で時雨がミスジに話しかけた箇所、すごく嬉しかった(ねこ目線になってる)そしてしっぽで返事、たまりません!

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2020年09月01日

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表紙の猫の絵に惹かれて。
期待の倍くらい面白かった! 猫が人を使うっていう設定が私には目新しくて良かった。猫の目を通してみる江戸の街の風情も、人が主人公の物語とは趣が違って新鮮。

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2020年08月17日

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「猫の傀儡」、猫を操って謎や秘密を解き明かすのかと思って本を開いたら、猫が主人公で、猫が人を操って、事件を解決する話だった。

なるほど、人は猫に操られているとしても、それを感じることはなさそうだ。

猫が人をどうやって操ろうとするのか、その工夫も面白い。

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2020年06月07日

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傀儡師は猫、傀儡は人。傀儡師猫は専属傀儡の人を操って猫の利益となす。猫が語る一匹と一人のお話し。

猫の傀儡/白黒仔猫/十市と赤/三日月の仇/ふたり順松/三年宵待ち/猫町大捕物

辛かったり怖かったりホッとしたり大ごとだったりそれぞれに面白かったけど、「土市と赤」には泣けた。

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2020年05月26日

Posted by ブクログ

いくつかのエピソードがあって、最終的には最初の発端となる事件に繋がった。江戸ものの割にはそんなに当時の時代背景が出てこなかったかなぁ。
猫を擬人化する場合、大概可愛いか愛嬌があるのだけど、ミスジは根っからの江戸っ子でカッコいい系だった。
ただ、ところどころ猫の生態の説明があるけど、猫は犬より鼻がいいです。(猫検中級保持者より)

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2023年09月17日

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ネタバレ

通称、猫町に暮らす野良猫のミスジ。
恩猫で憧れの先代、順松が行方知れずになり、新しい傀儡師に任命される。
人を遣い、人を操り、猫のために働かせる、傀儡師。
早速、履物屋のキジから依頼が。珍種の朝顔の鉢を台無しにした冤罪をかけられたのだ。
ミスジはミスジの傀儡である狂言作者、阿次郎を連れ出して。

つて米問屋が多かった米町がネズミ対策で猫を飼ううちに猫の町へ。
そんな猫の町には傀儡師の猫がいて。
猫視点で猫を救うために傀儡を誘導しながら事件を解いていくうちに、ミスジは先代の順松失踪の謎に迫っていく。
事件と犯人に驚きはほぼ無いんだけれど、猫や烏の漢気や姉御肌が小気味良い。
仔猫たちはやんちゃだけど、それを見守る大人猫たちがカッコいい。
傀儡の阿次郎の呑気さも良い味だし。
読み終わって、周りにふわふわで暖かいものがいないことがものすごく寂しくなる。

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2022年09月17日

Posted by ブクログ

装丁に惹かれて購入。
はじめての西條作品。

ほっこり系の時代小説。読みやすくすいすい読めるが装丁ほど印象に残るお話ではないかも。
ただ最後の最後にこの先に大きな展開があるかも?な、思わせぶりな終わり方。

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2022年03月25日

Posted by ブクログ

揉め事や困りごとの解決係、でも猫視点というのが面白かった。人間の問題じゃなくて猫絡みなのが。
とはいえどちらか一方の問題じゃないというのが面白いところかも。

最後のヨリマツ猫は…うん、ま、無いな。ないけどだからカッコイイんだろうな~

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2020年06月12日

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