【感想・ネタバレ】上野池之端 鱗や繁盛記のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
最初、若旦那が出来すぎてて、絶対何かあるやろーと思って読んでたんだけど、その通りだった。展開までは読めなかったけど。
軍平が引退しちゃったのは残念だったけど、お末と若旦那の未来に幸あれ!と思わずにはいられないラストでした。

0
2022年12月21日

Posted by ブクログ

表紙の絵の可愛らしさもあって、頑張る女の子の成長記録かしらと読みはじめましたが、そこは西條奈加、そんな甘酸っぱい物語では終わりませんでした。お末の真っ直ぐな目で見た様を描きながら、一方で人の業の深さ、恐ろしさを浮き彫りにしていきます。

0
2022年05月02日

Posted by ブクログ

貧しい女の子が 田舎から江戸に奉公に出される。
それも あやしい商売の料理屋
賢い女の子が ハンサムな若旦那とともに店を盛り立てていく話し。
と思うと ミステリー
昔 死んだ女将さん 幽霊のふりで現れた店を追い出された従姉妹
水戸の本店で 本当は あった殺人事件
次々に暴かれていく。
面白くて一気に読みました。

0
2021年05月17日

Posted by ブクログ

素直で無邪気で可愛かった頃の自分(笑)はいったいどこへ???
「初心忘るべからず」という言葉を改めて心に刻みました。

0
2016年12月16日

Posted by ブクログ

江戸の料理屋に奉公に来た少女、お末が主人公。ミステリー仕立ての人情もので、読みやすかった。ほっこりというよりは切ない話だけど、読後感は良い。

0
2024年01月19日

Posted by ブクログ

奉公に出た少女・お末と奉公先の若旦那が、傾いた料理茶屋を再建する話と思ったら、とんでもないミステリーで、予想外の展開、結末でした。時代小説、料理モノと言えば、シリーズ化されそうですが、一巻で完結です。

0
2022年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何度読んでも面白い。成長物語としては清々しい、お料理も美味しそう、でも…人間の業の悲しさですかね。この後、登場人物の皆さんが、お元気でお過ごしであってほしいです。

0
2022年09月10日

Posted by ブクログ

タイトルや表紙の絵とは違ったミステリ仕立てのある意味怖い作品。従姉妹の不始末のために、騙されて田舎から出てきた純朴な娘(お末)が周辺を巻き込んで成長して行く物語だが、そこに復讐が絡んでくる。従姉妹が殺された疑いがあったり、お末と一緒に店を向上させようとした若旦那に大きな秘密があり、モヤモヤした気分になる。全てが判明した時に「鱗や」は閉店となるが、残っていた店員たちが再生する。最後のシーンが感動的。お末と若旦那の将来が気になる。

0
2022年05月03日

Posted by ブクログ

料理茶屋とは名ばかりの鱗やに奉公に出たお末。
持ち前の智恵と芯の強さと優しさで、店を改革使用とする若旦那を助けて、他の奉公人も巻き込んで、店を建て直していく。
でも、その裏には若旦那の悲しい過去が・・・

胸がすっとして、希望が見える終わりで、良かった。

0
2021年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三流だった店が、徐々に粋で通な店になっていくのが、読んでいて楽しかった。
そして、鱗やと若旦那の謎が解けていくのは、推理作家としても名前が知られている西條奈加さんならではでしょう。

楽しかったです♪

0
2020年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

田舎から大きな料理屋の女中にと、請われて江戸に来たはずだった、、、お末。
ところが。
冒頭から話が転がっていく。

昔は味がよく有名な料理屋だった「鱗や」だったが、今は待合茶屋のように。味もへったくれもない状態。

お末の真面目で真摯な気持ちは少しづつ人を巻き込んで。。。

最後に大きなどんでん返しはミステリー仕立て。

0
2020年10月09日

Posted by ブクログ

若旦那の優しさの内側と、お末の真っ直ぐな無垢さが心地よい。
読みやすいし、先が気になる講成でよかった。

0
2019年10月08日

Posted by ブクログ

「鱗や」に奉公にきた13歳のお末の成長譚と思いきや、物語は意外な方向へ・・・。私の脳内では若旦那は谷原章介さんでした。

0
2019年09月10日

Posted by ブクログ

美味しいうちに食べてもらいたいと、それだけを念じて、やけどの痛みを我慢して、熱い土鍋を運んだのです。
…「あの…お客さん、蛤、美味しかったですか?」
一心とは、このことか。

0
2018年07月08日

Posted by ブクログ

奉公に上がった少女の成長物語とミステリーが絡み、根底にある怨念に引きずり込まれるように読んだ。同著者の「善人長屋」シリーズを読んだすぐ後だったこともあり、菩薩顔の店主の心に潜み続けていた悪が表面化していくところに胸痛む。

0
2018年01月08日

Posted by ブクログ

13歳のお末が奉公することになった『鱗や』は料理茶屋とは名ばかりの三流店。先輩の女中に嫌味を言われたり、客から盗みの疑いをかけられたりと辛い日々を送っていたが、若旦那による店の立て直しが始まり……と最近よくある料理と人情を組み合わせた時代小説っぽいけど、西條さんはまた違った味付けをしていました。途中で、だいたい仕掛けには気付くのだけど、それでも最後のある場面ではハラハラしたし、若旦那の境遇には胸を打たれた。綺麗に終わったから続編はなさそうだけど、もしあったら読みたいな。

0
2017年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上野、不忍池に面した寂れた料理茶屋に信州から少女が連れて来られて働き始める。
ヤル気のある若旦那が店を変えて行き、立派な料理屋として復活を遂げるが、この料理屋が辿った悲劇の復讐劇が幕を開ける。それ少女が必死に止める。
謎解きもあって、軽く楽しく読み始めたが、奥深くて面白かった。

0
2016年11月04日

Posted by ブクログ

最初は章ごとに事件を起こし謎解きするパターンかと思ってちょっと引き気味だったのですが。。
時代劇で料理ものは流行りだけれど、主人公のお末の一途さや素直さが心地よく。
最後が良いですね、恨みを持ちながらも手を下しきれなかった若旦那と、桜の下での再会。綺麗なエンディングでした。

0
2016年10月24日

Posted by ブクログ

お末の成長ぶりが微笑ましい。彼女の一途さが鱗やの人々の心を素直にさせている気がする。江戸に戻って来た若旦那は店にも戻って来るのだろうか。

0
2016年10月17日

Posted by ブクログ

働き者の娘が寂れた料理屋を大きくしていく話かなと思っていたら、なかなか血生臭い話が出てきたりと最後まで面白く読んだ。

0
2024年04月05日

Posted by ブクログ

たまたま手にして読み始めましたが、面白く、あっという間に読み終えました。江戸時代の上野にある落ちぶれた料亭が舞台、主人公はひょんなキッカケでそこに駆り出され働く13歳の女の子、ということで、その子のドタバタサクセスストーリー的な短編系かと思いきや、本筋はしっかりミステリー作品です。主人公お末も可愛らしく応援したくなります。ほっこりするシーンや当時の料理の話しもあったり色々楽しめた1冊でした。

0
2023年08月28日

Posted by ブクログ

江戸の料理茶屋を舞台にした平和な人情話かと思いきや、所々に見え隠れする不自然さが後半になって明確な悪意となって現れた。
その悪意によって後味を悪くしてしまいましたが、読み易い文章も個性的なキャラクターも、当時の食文化を味わううえでも楽しく読める作品だったと思います。
このままだとただの復讐譚になってしまうので、新生した鱗やが新たな女将の元で発展していくような続編を期待したい。

0
2020年05月09日

Posted by ブクログ

江戸の料理屋に奉公に出た14歳の少女を主人公とした人情物、ミステリー仕立てでもある。主人公お末の純真さ前向きな姿勢に好感。2018.10.8

0
2018年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悪意だけの人や狂気にとらわれた人による
殺人の話は、どれほど大団円を迎えても
心地よくない。それだけが私の感想。

しかも終わり方が半端で説得力がない。

鱗や繁盛記という書名が泣きませんか。
その実は「鱗や仇討ちの記」だなんて。

どうにも落ち着かない読後感でした。

0
2018年04月08日

Posted by ブクログ

201610/色々きれいにまとまったエンディングは都合よすぎるとこもあるけど、西條奈加作品なのでアリかと。

0
2016年10月09日

「歴史・時代」ランキング