西條奈加のレビュー一覧

  • 無花果の実のなるころに

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    好きなタイプの日常系な謎解き物。
    ホームズ役は元芸者のおばあちゃん、ワトソンはその孫です。

    金春屋ゴメスのアクの強い感じとはうって変わって日常系、、、と書こうと思いましたが、お蔦さんは、それはそれでアクが強い!ですね。

    ノゾミちゃんがお料理男子で、美味しいそうなお料理が出てくるのも嬉しい。

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    2017年06月21日
  • 四色の藍

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    ネタバレ

    おもしろくて引き込まれました。意外な展開でびっくり。女4人の仇討ち。この時代に女だけでというところがまたいいです。ハッピーエンドとは言えないのかもしれないけれど、それなりにおさまってよかったです。男と女って難しい。

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    2019年08月01日
  • 無花果の実のなるころに

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    中学3年生の滝本望とその祖母、滝本津多代(通称お蔦さん)の二人が主人公で日常の事件を解決していく。
    お蔦さんは元神楽坂芸者で女優、神楽坂の自宅で草履屋を営んでいるが料理が全く出来ない。望は曽祖父、祖父、父親譲りで料理が得意。滝本家では代々男が料理が得意な家系らしい。望の両親は北海道へ転勤して、今望はお蔦さんと二人暮しで料理を担当。
    学校の友達や幼友達、神楽坂のご近所のお仲間、お蔦さんの顔の広さから繋がっている色々な人達、後から関係が判る謎の登場人物などが絡む六つの事件簿の物語。
    独立した短編でありながら、登場人物が重複して絡んできて、どんどん引き込まれていく。続編の「いつもが消えた日」も是非読

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    2017年05月29日
  • いつもが消えた日

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    1作目みたいに短編かと思いきや長編w
    うっかりちょっと読んだら結末気になりすぎて深夜なのに最後まで読み切ってしまった・・・

    というか怖すぎた!!!!笑
    そんな展開になるとは思ってなかったから余計に。
    有斗も切なすぎだわ・・・ところどころ泣いた。泣ける。新しいとこで家族で幸せになってね・・・←

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    2017年05月16日
  • 無花果の実のなるころに

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    良かったねー!!
    こういう、下町とか芸子さんの話好きだわー かつ日常でのミステリー!
    おいしそうなご飯もいっぱい出てくるしw
    1話完結でさくっと読めたのも良かった!!

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    2017年05月16日
  • 睦月童

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    2012〜13年に「WEB文蔵」に連載された7話の単行本化

     日本橋の酒問屋国見屋が陸奥国の睦月の里から迎えたイオという十歳の少女は、「鏡」の異能を持つ睦月童(睦月神の子供)で悪事を働いた者が見ると恐怖に怯える。
     その異能によって国見屋の放蕩息子央介は改心し、イオといくつかの事件に遭遇して解決するが、睦月童が大人になって里を出た者が世の中にいることを知る。

     知り合った旗本が睦月童だった女と関わっていて睦月の里を滅ぼそうとしていることを知り、央介とイオは睦月の里へ向かう。

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    2017年01月06日
  • 三途の川で落しもの

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    ネタバレ

    意識不明で仮死状態の少年が、たどり着いた三途の川に居たのは江戸時代の武士とヤクザ者の2人の渡し守。3人は川を渡りきれない人の未練を果たすために現世に送り込まれ。。。
    何だか何処かで読んだような気もする物語です。
    ありきたりといえばそうなのですが、でも逆に安心して楽しめたような気がします。
    時代小説の味もありますし、西條さんらしい話でした。

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    2016年12月14日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    ネタバレ

    上野、不忍池に面した寂れた料理茶屋に信州から少女が連れて来られて働き始める。
    ヤル気のある若旦那が店を変えて行き、立派な料理屋として復活を遂げるが、この料理屋が辿った悲劇の復讐劇が幕を開ける。それ少女が必死に止める。
    謎解きもあって、軽く楽しく読み始めたが、奥深くて面白かった。

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    2016年11月04日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    最初は章ごとに事件を起こし謎解きするパターンかと思ってちょっと引き気味だったのですが。。
    時代劇で料理ものは流行りだけれど、主人公のお末の一途さや素直さが心地よく。
    最後が良いですね、恨みを持ちながらも手を下しきれなかった若旦那と、桜の下での再会。綺麗なエンディングでした。

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    2016年10月24日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    お末の成長ぶりが微笑ましい。彼女の一途さが鱗やの人々の心を素直にさせている気がする。江戸に戻って来た若旦那は店にも戻って来るのだろうか。

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    2016年10月17日
  • 睦月童

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    睦月童は、人の心をうつす鏡である。

    悪事を働いたものには、その罪がそのまま跳ね返って見えるという、恐ろしい子供の神さまのおはなし。
    連作っぽくいくのかと思ったら、ラスト2編で激動。
    おもしろかった。

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    2016年10月10日
  • いつもが消えた日

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    ほのぼの感も多かった1作目と比べ、ハラハラドキドキのミステリーになっていて、一気に読みました。
    仲良くなったあの子やあの人の過去、結末は少し寂しい。

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    2016年10月07日
  • いつもが消えた日

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    神楽坂で暮らす孫の望が語り手で、祖母で元芸者で女優のお蔦さんが探偵役の物語二作目。
    望の後輩のサッカー少年の家族がいきなり消えてしまう。家には血だまりが。
    いきなり日常が激変した少年の日々。謎とともに、
    噂に惑わされる周囲の人と、あくまで少年を守ろうとする望とお蔦さんをはじめとする人々の温かさ、あくまでも元気にふるまう少年の姿が心にしみる。

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    2016年10月04日
  • 無花果の実のなるころに

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    お蔦さんかっこいい。
    細かい人間関係はちょっと分かりにくくて何度かページを戻しましたが…。
    登場人物ほとんど善人で、それぞれの、大切な人々への想いやりが美しかったです。
    墓場まで持って行く嘘、が少し重く切ない。
    洋平君のカラッとした存在感が良いです。

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    2016年09月30日
  • 無花果の実のなるころに

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    つみかぶりの夜/蝉の赤/無花果の実のなるころに/酸っぱい遺産/果てしのない嘘/シナガワ戦争

    お蔦さんがホームズなら望はワトソン?祖母と孫はさらっと仲が良い。望君の料理の腕には負けます。我が家にも望君が欲しいなぁ。

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    2016年09月14日
  • 烏金

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    金貸しの因業ばばぁ、お吟の元へ、あるたくらみを持って転がり込んでくる、浅吉。
    金儲けに拘っている様でいて、その実、借りる側の生活を立て直す知恵を授け、手間をかけて面倒を見ていく、松吉のギャップが不思議だったけど。
    最後にお吟と松吉の関係が明かされて、すっきりする結末。

    賢い烏(カラス)、豪快な算術の師匠、あんちゃんラブな松吉の弟、面倒見のよい浮浪児集団の兄貴分、実直なお武家とその家族等、魅力的な登場人物が沢山。
    面白かった。続編の「はむ・はたる」も読みます。

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    2016年08月17日
  • 睦月童

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    不思議な力を持つ童女のイオ。
    罪を抱える者が彼女の目を見れば、罪悪感に怯えることになる。
    後半はイオの出生の秘密など、色々なことが明らかとなり物語は大きく変化していく。
    つぎは何があるのだろう。
    読んでいて楽しかった。
    西條奈加さんの書く奇譚が大好き。

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    2016年07月26日
  • 睦月童

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    悪事を働いた者には、恐ろしい金色に光った目に見えるという不思議な力を持つ神様の子イオ
    商人の倅でフラフラ遊んでいた央介
    二人のやりとりが面白いのだが、後半こんな展開になるとは思わなかった
    こういうホラーは苦手だか、これは面白かった!

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    2016年03月24日
  • 無花果の実のなるころに

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    ゴメスのような強烈なインパクトはないけれど、おもしろい、小気味よい・・・だけでなく、”粋”を感じられるところがお気に入り。

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    2016年07月26日
  • 睦月童

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    央介とイオのコンビがほほえましかっただけに、終盤の展開は悲しかったです。
    ほのかに希望の見える終わり方だったのでよかったかな。。。

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    2016年03月10日