西條奈加のレビュー一覧

  • うさぎ玉ほろほろ

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    第1話 江戸で南星屋という和菓子屋を営む治兵衛。雲平という雇人を雇っていて、娘のお永、孫のお君も手伝っている。鹿蔵という参勤交代についていって諸国を巡っている鹿蔵が情報収集をしてくれて、地方のお菓子を作っている。家事が起こって、鹿蔵に手紙を託された。牛込の弟のところに逃げる。

    第2話 毎年3/2は一家揃って蓬摘みに出かける。お雛様の菱餅に使うためだ。菱餅は縁起物なので売れ行きがいい。そのためみんなで朝から晩まで餅を撞き拵える。注文を頼まれていたお崎ちゃんが取りに来ないので、心配してお君が持っていくとお母さんと喧嘩していた。

    第3話 お君に菓子屋さんの唐木屋さんから縁談がある。しかしそれは今

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    2026年04月12日
  • まるまるの毬

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    タイトルにもなっているまるまるの毬がとても好きな話だった。菓子にまつわる家族の話。権謀術数に巻き込まれたりしながらも、家族を大切にする一冊。この作者の話は厳しい中にも優しい話が多くてとても好き。

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    2026年04月03日
  • 牧谿の猿―善人長屋―

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    今日も今日とて加助の持ち込む『人助け』に翻弄される善人長屋の面々w
    文句を言いながらも、弱きを助け、強きをくじくみんなが大好きだー。
    庚申待ち、平安時代にはやってたようなのを読んだ気がするけど、この頃にはもう知る人も少ないのか。
    冒頭の『白狐』の話が、最後にまた生きてくるとは。
    人の縁って不思議。
    お縫ちゃんの縁談問題、どうなるんだろう。
    シリーズ続刊がありますように。

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    2026年03月31日
  • 心淋し川

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    いいなぁ…
    厳しいけれども救いや優しさがある、心町の住人たちの話は一つ一つ心に残る。
    名脇役だった差配の茂十さんの話が一番好きだ。
    元遊女のようの話や、飯屋四文屋の家族の話も、妾四人の話も、最初の失恋の話も、みんないい。
    最後の茂十さんの話で、それぞれの行く末が語られているのも心憎い✨

    ただ一つ、母子の話は怖かった…

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    2026年03月23日
  • まるまるの毬

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    時代小説だけど読みやすく、江戸人情が伝わって温かな気持ちになる。
    一冊の中に、親子愛、家族愛、地域愛等々、いろんな愛の形が散りばめられているが、私は治兵衛と石海の兄弟愛がとても沁みる。揺らがぬ形っていうものに憧れている。
    余談だが、この本を読んで以降、白玉団子を手作りすることが増えた。ダイエットには大敵の一冊かもしれない。

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    2026年03月05日
  • うさぎ玉ほろほろ

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    麹町の菓子舗「南星屋」第3弾。前作で辛いことがあったお君ちゃんも元気いっぱい、レギュラー陣が大活躍する中、新キャラが現れて、第4弾以降も楽しくなる予感です。
    とにかくお菓子が美味しそうだし、連作短編ながら大きいしかけもあり、色々な角度から楽しめます。

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    2026年03月04日
  • うさぎ玉ほろほろ

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    今回も読んでいるうちにヨダレで口の中がじわりと潤う。
    菓子名が出るたびに検索せずにはいられない。
    おかげで発見があった。
    行き付けの老舗菓子屋で食べた事がある菓子が出てきてびっくり。
    その名も「石衣」!!
    最初はうさぎ玉かと思ったが、後々読み進み判明。ちょっと感激。

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    2026年03月04日
  • うさぎ玉ほろほろ

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    このシリーズ大好き。
    江戸の様々な職業のことなどが分かり、お菓子の繊細な描写も魅力的。
    お君のまっすぐさが良い(が、時に危険でもある)。
    雲平さんがだいぶ親しみやすくなってきた。ずっと南星屋にいてほしい。

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    2026年03月04日
  • 隠居すごろく

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    仕事一筋で遊びもせずに頑張ってきた主人公が憧れの風流な生活を夢見て隠居をはじめる。だが、遊びをしてこなかったせいで訪ねてくる友人もおらず、触ってみる趣味たちもピンと来ない。そんな中、孫の千代太が犬を拾ってくる。これを皮切りに、隠居屋敷には様々なものが拾われてきて、悲しいくらい静かだった家はすっかり騒がしくなる。

    子どもたちとのやり取りの中で、落としてきたものを拾い集めていくような優しい話だった。他の作品も是非読んでみたい。

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    2026年02月25日
  • まるまるの毬

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    時代小説初挑戦。主人公で和菓子職人の治兵衛と孫娘、娘、弟との関係に心が温かくなる。甘いものと家族愛の親和性高し。和菓子よりも家族の絆のほうが物語の核となっている気もするが、まあるい気持ちになりたい人はぜひこの本、ご賞味あれ(?)。

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    2026年02月25日
  • 亥子ころころ

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    表紙で選んだ前回が大当たりだったので、シリーズの次作を。
    今回も予想以上の面白さ!
    新たなキャラクターも増え、ますます賑やかな南星屋の日常がよかった。

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    2026年02月19日
  • 婿どの相逢席

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    ネタバレ

    頼りないことを自分でちゃんと受け入れている主人公の鈴之助は、だからこそ自分にできることもちゃんと心得ていて、妻のお千瀬がいうように、当時の男性には稀なお方だったのだろう。そして、その間合いが人の心を温めて、ほぐしてくのだと思った。その才能、羨ましい!

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    2026年02月18日
  • 姥玉みっつ

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    江戸、老女が気楽な一人暮らしをするつもりが、同じ長屋に幼馴染が二人住むことになり煩くなった。母に目前で死なれた少女を匿うことから始まるドラマ

    めっちゃ面白かった。前半はコージーなのに、意外過ぎる展開から、ある種のミステリーへと変貌

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    2026年02月04日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    ネタバレ

    良かった!!!!読んでてくすっと笑えるシーンも多かった。幽霊が出てくる話、苦手意識があって今まであまり読んでこなかったけど、この幽霊はあんまり怖くなかった。歪んだ家庭環境(主に父のせい)で育った主人公、幽霊になってから先留交番で過ごしていくうちに人間味が増しているような、、?続編が気になる!お話でした!

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    2026年02月04日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    徳内がアイヌが幕府でなく、ロシアに支配される方が、より今の暮らしを手放さずに済むのではないか、と思う瞬間があるのですが、当時はそうだったのかもしれないなと、読後、思いました。

    ただ、幕府側も飢饉で人々が大変なときでしてから、どうにかして田畑を増やしたいところで…

    「尊厳」と「支配」という言葉が、常に浮かんできました。
    人は尊厳を奪われたら生きていけない。
    アイヌの方々、見分隊の方々、おふでさん、そして徳内…
    人に対して敬意をもって接すれば、陥れるようなこともなく、争いもせず、豊かに過ごせるでしょうに。

    表紙の徳内とフルウの後ろ姿を見て、
    この先のアイヌの方々の行く末を思うと…

    読み応え

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    2026年01月29日
  • 千年鬼

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    読みやすく、面白かったです。最後泣かせられました。
    あんまり強くない鬼と、あんまり強くない人が、どれほど困難でも希望を捨てない姿、好き。

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    2026年01月24日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

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    時代小説が好き、アンソロジーで西條奈加さんの作品がとても好きだったので手に取った。

    大変に良い意味で期待を大いに裏切られ、先が全く読めず気になって仕方なくて一気読みした。
    この作品を何かしら一つのジャンルに絞ろうとしたらそれは難しい。
    まあそんなことはどうでも良くて、ゴメスをもっと知りたいので続編も読もう!

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    2026年01月09日
  • 隠居おてだま

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    ネタバレ

    商売がうまく行き始めると、他の問題も現れてきて、それを片付けるために動き回る徳兵衛。

    子どもには子どもの、大人には大人の、問題があってそれぞれ自分の力で解決できるようになったのは大きな成長ですねぇ。

    やはり西條さんのこういうお話は大好き♪

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    2026年01月09日
  • バタン島漂流記

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    面白かった。

    江戸から尾張へ向かった颯天丸は大風に煽られ、黒潮に流されて台湾の南の島バタンに漂着した。
    漂流中の描写が実にリアルであり、行先も知れず黒潮に流されるままでしかない様は、大きな不安と絶望を船乗りたちに与えていた。
    漂着した村での葛藤、次の村での島民との理解し合う過程が、船乗りの成長と読めるてくる。
    しかし祖国に帰って鎖国という政治状況がもたらす彼の運命に、時代ならではの切なさが溢れていた。

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    2026年01月08日
  • 婿どの相逢席

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    女系一家に婿入りした若旦那の奮闘物語。
    極楽とんぼの様な若旦那が本腰を入れての活躍、ほのぼのしてて嬉しい。
    せちがない現世に救いの手だと思って読んでました。

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    2026年01月01日