西條奈加のレビュー一覧

  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    西條奈加さん、ますます 面白くなってくる。
    アイヌの暮らし 人 時代の流れ
    いろんなものが 入っている
    最上徳内 知らなかったです。
    すごい資料の数 それをまとめることの凄さ
    北海道 アイヌ 算学 幕末
    まだまだ勉強することがある

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    2025年03月30日
  • 牧谿の猿―善人長屋―

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    このシリーズ、大好きです。
    善人長屋の設定は面白いけどときどきある設定と言えばそう。だけど、そこに加助という薬味が入ることで、かなり面白く、暖かくなる。どんどん続編を出して欲しいなぁ。

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    2025年03月29日
  • 牧谿の猿―善人長屋―

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    一話目を読んで アレ?わりとアッサリしてるのね と思いつつ後半に成程そういうことかと納得した。
    人には言えない裏稼業をもつ例の長屋の面々が根っからの善人の加助に振り回される様がいつもながら面白い。そしてその仕事ぶりは相変わらず小気味良い。
    白狐の話も良かっが他の話もとても良かった。

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    2025年03月21日
  • 睦月童

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    ある日貧しそうな少女「イオ」が大切な客人として店に招かれる。普通の少女のようなイオだがその「目」は人の「良心」をうつす鏡だと言う。イオの力にイオの里の昔話がからんでくるようで……。
    さいごは結構怖かった。

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    2025年12月05日
  • 善人長屋

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    江戸の町人物の小説を探していて、本作を手に取りました。短編を読み進めるごとに、登場人物の一人ひとりにどんどん感情移入していきます。私が本作を好きになったのは、集団の中に異物が入り込んでも、排除することなく温かい人間関係を育んでいるところ。これはもう善人長屋シリーズを読破しなくては!と思いました。

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    2025年04月04日
  • よろずを引くもの

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    高校生になった望と祖母のお蔦さんが暮らす神楽坂。この2人の周りで起こる事件の数々。お蔦さんの人生経験と洞察力が冴えわたる。シリーズ第4弾。

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    2025年02月28日
  • とりどりみどり

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    大店の5兄弟・姉妹のお話。

    父親である大だんなが商いで年中留守にしている店をしっかりきりもりする、頼りになる長兄。
    とにかく気が強くけんかっ早い長姉。
    おっとりしているように見えるけど、実は一番毒舌な次姉。
    頭は良いけど理屈屋の三姉。
    そして、主人公である弟の鷺乃介。

    とにかくこの5人のキャラが立ってる!

    嫁に行った長姉が出戻ってきたり、外で遊んでいた鷺乃介がガラの悪い武士に絡まれたり、三姉が戯作者に弟子入りしたり…。

    続編があったらぜひ読みたくなる。

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    2025年02月03日
  • 猫の傀儡(くぐつ)

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    江戸で猫が、人を猫のために働かせる傀儡師ミスジ。猫や人の行方不明事件や傷害事件、先輩猫失踪事件の謎を解く。

    めっちゃ面白かった。設定良し、キャラ良し、物語良し&読み安しの四冠王。

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    2025年01月27日
  • 隠居すごろく

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    巣鴨の糸問屋の六代目徳兵衛は商売に身を捧げた人生を終え、隠居することにした。
    ところが孫の千代太が隠居宅に来たことにより生活は一変する。千代太がその優しい性根で仲間を作り、困難に取り組み、成長することを助けるにつれて徳兵衛の心にも変化が。充実した老後の人生とはかくあるものだなぁ。

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    2024年12月10日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    現代から江戸時代へタイムスリップする話は幾つかあるものの、近未来の日本の中に属国として江戸を再現するという荒技は本シリーズだけ。
    なのにタイムスリップものよりも江戸の表現が優れているように感じるのは、時代小説がメインの西條さんならではです。
    そしてシリーズ第3弾の本書は明暦の大火まで再現してしまう荒技の一方で、牢役人として石田帯刀家の直系子孫を登場させる芸の細かさまで披露するなど、どんどん進化していきます。
    金春屋メンバーの造形のこなれ方や、ゴメスの驚くべき過去など、読みどころを挙げればキリがないほど面白い。

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    2024年12月07日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    読むのを楽しみにしてた。好きな書き手の人が私が好きな料理をつくることをテーマにアンソロジーって…!
    いやー、どれもおもしろかった。ほんとに。さすがでございます…
    西條奈加さんの『向日葵の少女』は舞台設定で上品が雰囲気が漂いながらもミステリーっぽい話の進み具合で、大きなテーマを複数かけあわせてまとまったひとつの話にできるのすごすぎるし結末には心があたたかくなった
    千早茜さんの『白い食卓』は主人公がいけ好かないやつすぎるのだけど話が進んでいくごとに料理の恐ろしさというか、食事を他者に委ねることってそういうことだよなあ…生きるための手段のひとつを他者へ委ねるというのは尊いとされたり愛情の証左とされたりもするけれど、それは反転させるとどういうことなんだろうね?と冷たいナイフみたいな展開だった。世にも奇妙な物語で見たい
    深緑野分さんのはNetflixとかで短編ドラマにしてほしい感じ。ちょっとファンタジーな設定と描写が海外ドラマぽかったしデイジーなすごいかわいくて胸がきゅんとした。その後とかないんですか?続きを読みたいんですが…?
    秋永真琴さんの『冷蔵庫で待ってる』は北海道の大学生の女の子の話なんだけど、大学生のときの恋愛ってこういうところがあるよなあ、拙くてでも熱量だけはすごくあって、相手に求められたいということは実は何より相手を求めていて、恋愛感情と承認欲求もごちゃごちゃになりがちで…。自分の楽しみのために料理をするというのは自分が食べたいもの、シグナルをちゃんとキャッチしなければいけないわけである種の自己分析とも通じるところもあって、主人公が自己理解を深めてささやかながらも主体的な選択をしたところがすごいよかったし、ビールと料理の描写がよすぎて出てきたビール会社は何かしら広報のお礼をする必要があるんでは?ぐらいだったな。ちなみにこの話を読んだあとチヂミを作りました
    織守きょうやさんのこの曇天っぽい空気が満ちた小説ってほんといいよな…。マジで…。話が進むにつれてある秘密が明らかになるのだけど、ほんとに誰にも苦しさを言えないときってああいう選択肢になっちゃうし、料理を作ることに愛情を込めたとしても伝わらないとかやるせないことになったりもして
    どうにもならない苦しみをとりあえず持ち帰ってどうにかしていこうというささやかな希望もあるのが最終的にやさしくていいなと思った
    越谷オサムさんの『夏のキッチン』越谷さんの文章ってほんとにリズミカルで登場人物が愛くるしくていい。とあることをきっかけに不登校になった来年中学生になる男の子の振る舞いを書くのがうますぎるし、出不精な自分はコンビニに行くか悩むところでめちゃめちゃ共感した。越谷オサムさん『ひだまりの彼女』もそうだけどあったかくて笑えて一匙の切なさと寂しさを加えた話が抜群にうまい…ほんとすごい…
    うう、どのお話もすっごいおもしろかったし同一テーマでこれだけ全然違う話が集まるんだから作家ってのはすごい…
    自分だったら料理をテーマに何を書くかなあと思ったけど、コンビニや外食で店員さんとちょっとした会話すらしたくない消極的料理の話になるかな…

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    2024年11月24日
  • とりどりみどり

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    面白かった。上のきょうだいから細やかに気を配われて、愛される末子がマジで好きなのでドンピシャでした。ちょっとした謎を解くような短編集ですが、基本的に「わぁ、この子、お姉ちゃんに遊ばれつつも愛されているな」感が満載でほっこりします。

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    2024年11月03日
  • とりどりみどり

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    真っ当な血縁ではない家族の絆、ジェンダー考察、不義に対する当時の不合理(お瀬己ちゃんの鋭い説き!)、時代物だが現代に通ずる。
    鳶、鵜、鶺、鶸、雉、鷺、七、の七人家族の物語。

    この家族のこれから、特に鷺坊ちゃんの成長をまだまだ読みたい。

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    2024年10月27日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    めっちゃ笑った。
    でも最後の方はじんわり、なんとも切なくなった。
    けども!
    いつメン!て感じにまとまって、このまま続いて行くといいなぁって思う。
    成仏できないのは霊的には良くないんだろうけど!笑
    権田の見た目に反したキレキレ頭脳と、向田のイケメンに反するおとぼけに、きっちり期待通りにツッコミ入れてくれるきほちゃんがすき!

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    2024年10月16日
  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「善人長屋」「閻魔の世直し」の続編。

    表題作回は、お縫の父・儀右衛門と、母・お瞬の馴れ初めの話。
    なぜ、母はこんなにも父を慕うのか。こんなにも信じているのか。

    儀右衛門がお瞬にプロポーズをした日、大川は嵐に見舞われ、氾濫寸前だった。身投げをしようとしたお瞬の下に、ずぶ濡れの儀右衛門が現れる。
    お瞬は限界だった。水仕事で調子に乗って、男たちを手のひらの上で弄んでいたと思っていたら、仕返しとばかりに拉致監禁の上、手籠にされてしまった。
    一命は取り留めたものの、残していた財産は強盗に奪われ、一文無しになった。江戸から離れようと決心したその日、嵐がやってきた。
    嵐の中、病に臥した祖母を背負い、深川八幡のお堂にたどり着いたお瞬の迎え入れたのは、男衆の好奇の目と、女衆の嫉妬の目だった。
    「私は出て行くから、ばあさんは置いていくよ」
    啖呵を切って、嵐の大川まで戻った時には、川の堤ははち切れんばかりだった。

    死のうと思ったが、川に飛び込む一歩が出ない。

    身体を汚され、金も奪われ、人々から忌み嫌われ、生きることに絶望しておきながら、まだ私は生にしがみ付くのか。

    馬鹿馬鹿しい自分に嫌気がさした時、儀右衛門が現れた。

    儀右衛門は、お瞬の行きつけの質屋の店子をしていた。水仕事で貢がせた男たちから受け取った品物を、質屋に出してお金に換えていたころに知り合ったのだ。儀右衛門は常にお瞬に言っていた。「人の心を粗末にしちゃならねえよ」と。

    嵐の中やってきた儀右衛門を見て、お瞬は、自分が生にしがみついていたのは、死ぬ前にもう一度儀右衛門に会いたかったからだと気づいた。同時に、儀右衛門の過去の言葉が胸を抉った。

    この人の、言った通りじゃないか。

    自嘲したお瞬の両肩を、儀右衛門の力強い両手が抱える。そして、

    「お瞬、私と結婚してくれ」

    「大川契り」の中には、色んな短編が入っているが、個人的には「侘び梅」の話が良かった。あまり物語の中心にいない人物にスポットライトが当たる回は、スピンオフらしくて素敵だと思った。

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    2024年09月27日
  • 閻魔の世直し―善人長屋―

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    ネタバレ

    「善人長屋」の続編。

    前作でお縫たちと知り合った盗人頭・月天の丁兵衛が、野党に襲われるところから、物語は始まる。そこから存在があらわになる『閻魔組』。世直しを大義名分に掲げ、悪党全員皆殺しと言わんばかりの暴虐の限りを尽くす彼らを疎う善人長屋の悪党たち。その中にどこ吹く風の正真正銘の善人・加助。

    ある日、千七長屋に訪れた一人の侍・白坂長門。千七長屋で質屋を営む儀右衛門の娘・お縫は、憮然とした侍に、まさかの慕情を抱いてしまう。

    しかし、その白坂に「閻魔組の一味ではないか」という疑念が、長屋の衆でうそぶかれる。

    混乱するお縫の下に、びしょ濡れの加助に背負われた白坂の姿が現れる。さらに混乱するお縫。

    -長屋のみんなも守りたい。長門様も救いたい

    そんなお縫の耳に、閻魔組の頭取が白坂に刃を向けたという噂が入る。たまらず駆け出すお縫。

    一味にあっさり捕まるお縫。

    万事休すの瞬間に、白坂の白刃が一味を斬り捨てる。

    前作とは一風変わった、ドラマチックアクションになった今作。まるで時代劇を観ているような感覚が楽しい作品です。

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    2024年09月27日
  • 善人長屋

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    西條奈加さんの本で初めて読んだ本でしたが、とても読みやすい文体で、国語の教科書に選ばれても遜色ないと思いました。

    物語は人違いで現れた善人・加助を中心に、善人長屋と呼ばれる千七長屋に住まう人たちとのドタバタ活劇。

    笑いあり、涙あり、差別問題の警鐘も?

    続編の「閻魔の世直し」、「大川契り」も読まなきゃ損です。

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    2024年09月27日
  • 三途の川で落しもの

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    最後の天国の話,なんだかグッときたし,そうだと良いなって思う。
    番外編とかで続いてほしい。
    この3人のやりとり,もっと見ていたい

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    2024年09月12日
  • バタン島漂流記

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    17世紀中頃、江戸時代。尾張から漂流した颯天丸。黒潮とその循環流に乗り、遠くフィリピンのバタン島に漂着する。言葉も通じぬ異国で絶望する15名の運命。史実に基づく小説、漂流譚。
    江戸時代の船にまつわる専門的な用語にも注目。普通に会社で使う「すり合わせ」という言葉の語源を本書で知る。
    鎖国下での船乗りの生命力には感嘆する。

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    2024年09月04日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    ひっさびさのゴメスです!前作から結構経ってて、登場人物がなかなか思い出せませんでしたが…いやぁ面白かった~!にしても、ゴメス親分の経歴がスゴすぎて…いったい何歳なんだ?!本編はもちろん面白いんですが、おまけ劇場もなかなか…ほぅ、そんなエピソードが!って感じで良かったです。

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    2024年09月01日