西條奈加のレビュー一覧

  • 姥玉みっつ

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    江戸、老女が気楽な一人暮らしをするつもりが、同じ長屋に幼馴染が二人住むことになり煩くなった。母に目前で死なれた少女を匿うことから始まるドラマ

    めっちゃ面白かった。前半はコージーなのに、意外過ぎる展開から、ある種のミステリーへと変貌

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    2026年02月04日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    ネタバレ

    良かった!!!!読んでてくすっと笑えるシーンも多かった。幽霊が出てくる話、苦手意識があって今まであまり読んでこなかったけど、この幽霊はあんまり怖くなかった。歪んだ家庭環境(主に父のせい)で育った主人公、幽霊になってから先留交番で過ごしていくうちに人間味が増しているような、、?続編が気になる!お話でした!

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    2026年02月04日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    徳内がアイヌが幕府でなく、ロシアに支配される方が、より今の暮らしを手放さずに済むのではないか、と思う瞬間があるのですが、当時はそうだったのかもしれないなと、読後、思いました。

    ただ、幕府側も飢饉で人々が大変なときでしてから、どうにかして田畑を増やしたいところで…

    「尊厳」と「支配」という言葉が、常に浮かんできました。
    人は尊厳を奪われたら生きていけない。
    アイヌの方々、見分隊の方々、おふでさん、そして徳内…
    人に対して敬意をもって接すれば、陥れるようなこともなく、争いもせず、豊かに過ごせるでしょうに。

    表紙の徳内とフルウの後ろ姿を見て、
    この先のアイヌの方々の行く末を思うと…

    読み応え

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    2026年01月29日
  • 千年鬼

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    読みやすく、面白かったです。最後泣かせられました。
    あんまり強くない鬼と、あんまり強くない人が、どれほど困難でも希望を捨てない姿、好き。

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    2026年01月24日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

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    時代小説が好き、アンソロジーで西條奈加さんの作品がとても好きだったので手に取った。

    大変に良い意味で期待を大いに裏切られ、先が全く読めず気になって仕方なくて一気読みした。
    この作品を何かしら一つのジャンルに絞ろうとしたらそれは難しい。
    まあそんなことはどうでも良くて、ゴメスをもっと知りたいので続編も読もう!

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    2026年01月09日
  • 隠居おてだま

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    ネタバレ

    商売がうまく行き始めると、他の問題も現れてきて、それを片付けるために動き回る徳兵衛。

    子どもには子どもの、大人には大人の、問題があってそれぞれ自分の力で解決できるようになったのは大きな成長ですねぇ。

    やはり西條さんのこういうお話は大好き♪

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    2026年01月09日
  • バタン島漂流記

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    面白かった。

    江戸から尾張へ向かった颯天丸は大風に煽られ、黒潮に流されて台湾の南の島バタンに漂着した。
    漂流中の描写が実にリアルであり、行先も知れず黒潮に流されるままでしかない様は、大きな不安と絶望を船乗りたちに与えていた。
    漂着した村での葛藤、次の村での島民との理解し合う過程が、船乗りの成長と読めるてくる。
    しかし祖国に帰って鎖国という政治状況がもたらす彼の運命に、時代ならではの切なさが溢れていた。

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    2026年01月08日
  • 婿どの相逢席

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    女系一家に婿入りした若旦那の奮闘物語。
    極楽とんぼの様な若旦那が本腰を入れての活躍、ほのぼのしてて嬉しい。
    せちがない現世に救いの手だと思って読んでました。

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    2026年01月01日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    別れもあり、辛い事もあったけど
    フルウとの、出会い
    妻子との出会い
    良かった。
    徳さん、、、、。凄い人生だったね。
    何かに秀でてる人は
    味方も、居るし、敵も作ってしまう。
    でも、それでも生きて、やるべき事を
    やった徳さん。
    アイヌと、聞いたら、絶対に徳さんを
    思い浮かべます。

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    2025年12月30日
  • 首取物語

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    オビトとトサの縁がわかった瞬間、鳥肌が立ちました。
    人の善悪について、こんなに分かりやすく物語にしてもらえて、それを読めて、私は幸せ者。
    この物語が終わったあとのオビトとトサを覗き見たい。

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    2025年12月29日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

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    とにかく設定が奇想天外で理解するのに暫くかかりましたが、謎の闇が深く自身も謎解きに夢中になって読み進めました。今の東京にこんな所が本当にあったら面白いな、と思います。

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    2025年12月26日
  • まるまるの毬

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    時代小説は言葉遣いや当時の武家や町人の感覚が今ひとつ掴めずとっつきにくく感じていたが、表紙に惹かれて読み始めた。

    とても心温まる家族の絆や美味しそうな和菓子の数々がでてきてとても楽しめた一冊。

    読みながら和菓子を食べたいと思って近場の和菓子屋に行ってしまう程、世界観にのめり込んでしまった。

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    2025年12月19日
  • 雨上がり月霞む夜

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    「雨月物語」の作者である上田秋成と、幼馴染でミステリアスな雨月、ウサギの妖しである遊戯を中心にした物語。最後は意外な展開だったけどすごく良かった。西條奈加さんは温かさと切なさのバランスが絶妙な作品が多くて好きだ。
    円城塔さん訳の雨月物語を先に読んでおいたので、各話の元ネタが分かって面白かった。でもこれを読んだ後に雨月物語を読むのも良さそう。

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    2025年12月19日
  • 首取物語

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    記憶がない少年と、首だけになったおっさん。
    名前がないと不便なので、少年は13歳くらいなのでオサ、首だけのおっさんはオビトと便宜的に名付ける。2人は喧嘩しながら、いろいろな国を抜けて都に向かう。旅をするのだ。

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    2025年12月16日
  • 曲亭の家

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    ネタバレ

    禍福は糾える縄の如し…
    読みながらお路とともに歩む人生は、人からみたら幸福とは言えないかもしれない。だか、それを自分で決めて覚悟して歩んだ。お路の幸せも辛さもそこにある。
    馬琴にとっての幸いはお路が嫁に来た事だろう。

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    2025年12月08日
  • 隠居すごろく

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    「思いやりとは、決して安い同情ではない。
     考えも性質も境遇も異なる相手と、共に生きようとする精神にほかならない」p367
    ことについて、
    心躍らせ、はらはらし、喜び、物語を楽しみながらも考えさせられました。

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    2025年12月05日
  • ほろよい読書 おかわり

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    ネタバレ

    どのお話も読みやすくて、すぐに完読。
    オイスター・ウォーズとホンサイホンベーが特に印象に残っていて、最後の結末にはひっくり返った。お酒は飲めても飲めなくても人生のエピソードの一つになる存在だなあって思った、そしてウイスキーや日本酒が飲みたくなった。

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    2025年11月26日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    江戸中期から後期にかけての北方探検家 最上徳内 が主人公。
    出羽の貧しい百姓の長男でありながら勉学において優れた才覚を見せ、蝦夷や千島列島、樺太などの調査を数多く行った。後に江戸幕府普請役となる。

    ちなみに私は勉強不足で 最上徳内 という人物を知りませんでした(^_^;)


    江戸に出た徳内は生涯の師となる本多利明の音羽塾に入門し 算術、天文学、測量、航海術などを学ぶ。
    天明五年二月、時の老中 田沼意次の肝煎で起ち上げられた蝦夷地見分隊に師の推薦を受け 竿取(測量の為の竿を扱う者)として これに加わり蝦夷をめざして江戸を立った。

    拠点となった松前藩では見分隊への監視の目がうるさかった。夷人

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    2025年11月26日
  • 心淋し川

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    下町人情長屋の連作短編集。
    心川(うらがわ)の本当の名称は心淋し川(うらさびしがわ)。なんともオシャレ。
    差配の茂十の言葉が沁みる!
    「誰の心にも淀みはある。事々を流しちまった方がよほど楽なのに、こんなふうに物寂しく溜め込んじまう。でも、それが、人ってもんでね」
    南星屋シリーズ以外は読んだことがなかったけれど、やっぱり面白かった!
    納得の直木賞受賞作。

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    2025年11月17日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    感動で胸が震える作品。
    この本に出会えて良かった。
    微妙だと思っていたタイトルも、後半で効果的に深い感慨を抱かせた。

    最上徳内は、江戸時代に蝦夷地を見分した実在の人物。
    見分隊や算学塾の恩師たちなど、理解がある仲間に支えられていることに温かい気持ちになるし、徳内の強い探究心と敬愛の心が必然的に彼らとの出会いへ導いたのだと思う。
    松平定信の寛政の改革により直面した苦労や、容赦ない自然の脅威など、何度も降りかかる困難はあんまりで胸が痛んだ。
    しかし、思いがけないところで報われることもあり、何度も読みながら一喜一憂して没入した。
    悔しくて仕方ないこともあるけど、仲間の志を背負って何度も蝦夷地へ渡り

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    2025年11月02日