西條奈加のレビュー一覧

  • 婿どの相逢席

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    女系一家に婿入りした若旦那の奮闘物語。
    極楽とんぼの様な若旦那が本腰を入れての活躍、ほのぼのしてて嬉しい。
    せちがない現世に救いの手だと思って読んでました。

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    2026年01月01日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    別れもあり、辛い事もあったけど
    フルウとの、出会い
    妻子との出会い
    良かった。
    徳さん、、、、。凄い人生だったね。
    何かに秀でてる人は
    味方も、居るし、敵も作ってしまう。
    でも、それでも生きて、やるべき事を
    やった徳さん。
    アイヌと、聞いたら、絶対に徳さんを
    思い浮かべます。

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    2025年12月30日
  • 首取物語

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    オビトとトサの縁がわかった瞬間、鳥肌が立ちました。
    人の善悪について、こんなに分かりやすく物語にしてもらえて、それを読めて、私は幸せ者。
    この物語が終わったあとのオビトとトサを覗き見たい。

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    2025年12月29日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

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    とにかく設定が奇想天外で理解するのに暫くかかりましたが、謎の闇が深く自身も謎解きに夢中になって読み進めました。今の東京にこんな所が本当にあったら面白いな、と思います。

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    2025年12月26日
  • まるまるの毬

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    時代小説は言葉遣いや当時の武家や町人の感覚が今ひとつ掴めずとっつきにくく感じていたが、表紙に惹かれて読み始めた。

    とても心温まる家族の絆や美味しそうな和菓子の数々がでてきてとても楽しめた一冊。

    読みながら和菓子を食べたいと思って近場の和菓子屋に行ってしまう程、世界観にのめり込んでしまった。

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    2025年12月19日
  • 雨上がり月霞む夜

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    「雨月物語」の作者である上田秋成と、幼馴染でミステリアスな雨月、ウサギの妖しである遊戯を中心にした物語。最後は意外な展開だったけどすごく良かった。西條奈加さんは温かさと切なさのバランスが絶妙な作品が多くて好きだ。
    円城塔さん訳の雨月物語を先に読んでおいたので、各話の元ネタが分かって面白かった。でもこれを読んだ後に雨月物語を読むのも良さそう。

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    2025年12月19日
  • 首取物語

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    記憶がない少年と、首だけになったおっさん。
    名前がないと不便なので、少年は13歳くらいなのでオサ、首だけのおっさんはオビトと便宜的に名付ける。2人は喧嘩しながら、いろいろな国を抜けて都に向かう。旅をするのだ。

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    2025年12月16日
  • 曲亭の家

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    ネタバレ

    禍福は糾える縄の如し…
    読みながらお路とともに歩む人生は、人からみたら幸福とは言えないかもしれない。だか、それを自分で決めて覚悟して歩んだ。お路の幸せも辛さもそこにある。
    馬琴にとっての幸いはお路が嫁に来た事だろう。

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    2025年12月08日
  • 隠居すごろく

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    「思いやりとは、決して安い同情ではない。
     考えも性質も境遇も異なる相手と、共に生きようとする精神にほかならない」p367
    ことについて、
    心躍らせ、はらはらし、喜び、物語を楽しみながらも考えさせられました。

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    2025年12月05日
  • ほろよい読書 おかわり

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    ネタバレ

    どのお話も読みやすくて、すぐに完読。
    オイスター・ウォーズとホンサイホンベーが特に印象に残っていて、最後の結末にはひっくり返った。お酒は飲めても飲めなくても人生のエピソードの一つになる存在だなあって思った、そしてウイスキーや日本酒が飲みたくなった。

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    2025年11月26日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    江戸中期から後期にかけての北方探検家 最上徳内 が主人公。
    出羽の貧しい百姓の長男でありながら勉学において優れた才覚を見せ、蝦夷や千島列島、樺太などの調査を数多く行った。後に江戸幕府普請役となる。

    ちなみに私は勉強不足で 最上徳内 という人物を知りませんでした(^_^;)


    江戸に出た徳内は生涯の師となる本多利明の音羽塾に入門し 算術、天文学、測量、航海術などを学ぶ。
    天明五年二月、時の老中 田沼意次の肝煎で起ち上げられた蝦夷地見分隊に師の推薦を受け 竿取(測量の為の竿を扱う者)として これに加わり蝦夷をめざして江戸を立った。

    拠点となった松前藩では見分隊への監視の目がうるさかった。夷人

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    2025年11月26日
  • 心淋し川

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    下町人情長屋の連作短編集。
    心川(うらがわ)の本当の名称は心淋し川(うらさびしがわ)。なんともオシャレ。
    差配の茂十の言葉が沁みる!
    「誰の心にも淀みはある。事々を流しちまった方がよほど楽なのに、こんなふうに物寂しく溜め込んじまう。でも、それが、人ってもんでね」
    南星屋シリーズ以外は読んだことがなかったけれど、やっぱり面白かった!
    納得の直木賞受賞作。

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    2025年11月17日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    感動で胸が震える作品。
    この本に出会えて良かった。
    微妙だと思っていたタイトルも、後半で効果的に深い感慨を抱かせた。

    最上徳内は、江戸時代に蝦夷地を見分した実在の人物。
    見分隊や算学塾の恩師たちなど、理解がある仲間に支えられていることに温かい気持ちになるし、徳内の強い探究心と敬愛の心が必然的に彼らとの出会いへ導いたのだと思う。
    松平定信の寛政の改革により直面した苦労や、容赦ない自然の脅威など、何度も降りかかる困難はあんまりで胸が痛んだ。
    しかし、思いがけないところで報われることもあり、何度も読みながら一喜一憂して没入した。
    悔しくて仕方ないこともあるけど、仲間の志を背負って何度も蝦夷地へ渡り

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    2025年11月02日
  • とりどりみどり

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    面白かったです!人情ものというと庶民が主人公のイメージですが、本書では裕福な商家の兄弟が中心です。鳥にちなんだ名前を持つ飛鷹屋の家族で、その名にまつわるエピソードも印象的でした。
    末っ子の鷺之助が主人公で、お金持ちの家のお嬢様三姉妹のわがままさや自由奔放な性格も魅力的です。何より彼女たちは聡明で、トラブルや事件も洞察力で鮮やかに解決してしまいます。

    「お金持ちはお金持ちの苦労がある」と嘆く鷺之助ですが、江戸のお金持ちの生活が垣間見れて楽しかったです。

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    2025年10月27日
  • まるまるの毬

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    江戸時代に和菓子屋『南星屋』を営む、治兵衛、お永、お君の三世代家族。治兵衛の出生の秘密や、お永の元夫との関係、お君の縁談などの話が和菓子とからめて展開される。時代背景や、言葉遣いなどで少し入り込むのにとまどうけれど、家族の愛情や治兵衛の思慮深さが感じられ、読後感の良い話だった。この時代は武家や町民といった身分があって結婚を決めるのも仕事を決めるのも色々大変だったのだなあと思いつつ、結局のところそこにいるのは今も昔も人間で、同じようなことに悩んだり喜んだりするのだと感じた。

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    2025年10月14日
  • 心淋し川

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    江戸の片隅に住む人々の生活を通して語られる、数々の心に残る、胸に刺さる言葉に涙なしには読めない作品でした…。


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    2025年10月05日
  • 心淋し川

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    江戸千駄木を流れる淀んだ心淋し川。うらさびしい、と読むのですが、どん詰まりの長屋でくらす人々がもがくさまが連作短編で描かれています。
    第164回直木賞受賞作。

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    2025年09月10日
  • 善人長屋

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    【あらすじ】
     善人ばかりが暮らすと評判の長屋の住民として錠前職人の加助が加わることになった。
     実はこの長屋で暮らす住民たちは、それぞれに裏稼業を持つ悪党ばかりだったのだが、人助けが生き甲斐の加助によって持ち込まれるいざこざの解決に手を貸すことになり・・・・・・。
    【感想】
     こういう話、大好きです。重過ぎず、かといって軽過ぎず、程よい長さの人情話が9篇収録されています。
     登場人物たちの個性も豊かで、今後、この人たちの関係性がどうなっていくのかも楽しみですね。
     続編も出ているようなので、読んでみたいと思います。

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    2025年09月09日
  • 隠居すごろく

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    前半はなかなか読み進めることができず、途中でやめてしまおうかなあと一瞬思ったりもしましたが、最後まで読んで本当に良かったです。
    隠居した徳兵衛の周りで思いがけず起こる様々な出来事にこっちまでハラハラしたり心温まったり。全ての登場人物がこのお話には欠かせない。電車の中で何度もうるっとし、なんとか我慢しながら最後まで読みました。

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    2025年08月19日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    最上徳内は貧しい農民の出ながら、9回もの蝦夷地探索の成果を以て幕臣に取り立てられた、江戸時代中期の探検家である。その頑健な足腰はもちろん、算術や測量、天文学に通じ、アイヌ語やロシア語まで習得し異民族との交流をしたスーパーマンでもある。千島列島を択捉島からウルップ島まで渡って北方領土の確定に尽力し、樺太も複数回渡って探検している。

    その名の通り出羽国最上地方の貧農の家に生まれた徳内は、幼い頃から書物に親しみ江戸に出る機会を得て本多利明の音羽塾に入門する。そこで田沼意次肝いりの蝦夷地探検隊に抜擢され、松前から東の蝦夷地を踏破していく。蝦夷地の利権を独占しようとする松前藩の嫌がらせや、北の地の寒さ

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    2025年07月30日