西條奈加のレビュー一覧

  • ほろよい読書 おかわり

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    予想以上に面白かった!初読み作家さんの作品が読みたくなる、勢いある1冊。2番目が薄れるより濃くなった感じ

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    2025年04月06日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    蝦夷地の研究者であったと思っていた。
    最上徳内の話。

    江戸時代、田沼意次が老中のころ。赤蝦夷風説考あたりは試験にも出たから知っている。ロシアの南下を危惧するのは昔も今も同じ。
    江戸時代はまだ北海道にはアイヌの人々が多く暮らしていた。一応松前藩が蝦夷を管理していたが、それはもう奄美の島津家のごとく、隷属させ重労働を課していた。このやりくちは実に醜い。松前藩がひどい、和人がひどい。自然と共に精神性豊かに生きるアイヌを虐げた日本人が本当に情けない。

    えどかを鎖国の時代、とは令和ではもう言わないかと。徳川が強い制限をかけ、オランダや清国を相手として貿易を独占していたというのが新しい見方かな?
    日本

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    2025年04月05日
  • 千年鬼

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    千年鬼ってそういうこと!

    序盤は、人への憎しみや罪の意識などが元となってできる鬼の芽なる玉を小さい鬼が回収するというところから始まる。鬼の芽が破裂すると見境なく人を襲ういわゆる鬼(作品中では鬼と区別して人鬼と呼ばれる)になる。

    なんで回収しているのか?民って??
    と、最初は疑問に思いながら昔話のような雰囲気。

    後半その疑問が全部繋がり答えが出る。
    民を思う小鬼に心が打たれました。
    いつかもう一度再会してほしい。

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    2025年04月01日
  • まるまるの毬

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    何が食べたいかわからないけど、お腹も減ったのでたまたま入ったレストランで出されたのものが「え?私の食べたいもの知ってた?」と言いたくなるような、痒いところに手が届くちょうど良いお話でした。当たり前の感想ですが、和菓子が食べたくなりますので、何か調達してからお読みになるのがいいかと思います。

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    2025年03月31日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    西條奈加さん、ますます 面白くなってくる。
    アイヌの暮らし 人 時代の流れ
    いろんなものが 入っている
    最上徳内 知らなかったです。
    すごい資料の数 それをまとめることの凄さ
    北海道 アイヌ 算学 幕末
    まだまだ勉強することがある

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    2025年03月30日
  • 牧谿の猿―善人長屋―

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    このシリーズ、大好きです。
    善人長屋の設定は面白いけどときどきある設定と言えばそう。だけど、そこに加助という薬味が入ることで、かなり面白く、暖かくなる。どんどん続編を出して欲しいなぁ。

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    2025年03月29日
  • ほろよい読書 おかわり

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    ほろよい読書の前巻も読んでいて、向こうは表紙がビールなだけあって、気軽にのどごしを楽しむ感じで読めたんですけどこちらは熟成ワインみたいな味わいだった
    濃くてどっしりした感じ(イメージです)
    『オイスター・ウォーズ』はSNSに湧く中高年の解像度高すぎで笑ってしまった(他人事ではないが)

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    2025年03月21日
  • 牧谿の猿―善人長屋―

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    一話目を読んで アレ?わりとアッサリしてるのね と思いつつ後半に成程そういうことかと納得した。
    人には言えない裏稼業をもつ例の長屋の面々が根っからの善人の加助に振り回される様がいつもながら面白い。そしてその仕事ぶりは相変わらず小気味良い。
    白狐の話も良かっが他の話もとても良かった。

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    2025年03月21日
  • 睦月童

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    ある日貧しそうな少女「イオ」が大切な客人として店に招かれる。普通の少女のようなイオだがその「目」は人の「良心」をうつす鏡だと言う。イオの力にイオの里の昔話がからんでくるようで……。
    さいごは結構怖かった。

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    2025年12月05日
  • 善人長屋

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    江戸の町人物の小説を探していて、本作を手に取りました。短編を読み進めるごとに、登場人物の一人ひとりにどんどん感情移入していきます。私が本作を好きになったのは、集団の中に異物が入り込んでも、排除することなく温かい人間関係を育んでいるところ。これはもう善人長屋シリーズを読破しなくては!と思いました。

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    2025年04月04日
  • よろずを引くもの

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    高校生になった望と祖母のお蔦さんが暮らす神楽坂。この2人の周りで起こる事件の数々。お蔦さんの人生経験と洞察力が冴えわたる。シリーズ第4弾。

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    2025年02月28日
  • とりどりみどり

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    大店の5兄弟・姉妹のお話。

    父親である大だんなが商いで年中留守にしている店をしっかりきりもりする、頼りになる長兄。
    とにかく気が強くけんかっ早い長姉。
    おっとりしているように見えるけど、実は一番毒舌な次姉。
    頭は良いけど理屈屋の三姉。
    そして、主人公である弟の鷺乃介。

    とにかくこの5人のキャラが立ってる!

    嫁に行った長姉が出戻ってきたり、外で遊んでいた鷺乃介がガラの悪い武士に絡まれたり、三姉が戯作者に弟子入りしたり…。

    続編があったらぜひ読みたくなる。

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    2025年02月03日
  • 猫の傀儡(くぐつ)

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    江戸で猫が、人を猫のために働かせる傀儡師ミスジ。猫や人の行方不明事件や傷害事件、先輩猫失踪事件の謎を解く。

    めっちゃ面白かった。設定良し、キャラ良し、物語良し&読み安しの四冠王。

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    2025年01月27日
  • ほろよい読書 おかわり

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    油断してた~~~~!!
    めちゃくちゃ面白かった!

    前作を読んだ記憶はあるけど、わりとさーっと読んじゃったので、今回もまあ、軽い感じで楽しめたらいいなと思いつつ(棚に差してあったので)借りたんやけど、なんやろう、今回は食い入るようにむさぼり読んだ。

    前作と同じくアルコールをテーマにしたアンソロジーなんやけど、ほろよいになるのはアルコールじゃなくて恋愛やった。

    恋愛やった。(二度言う)

    まさかこんな恋愛短編ばかりとは思わず、いやいや、案外アルコールと恋愛は近しいものなのかもしれない。

    恋愛小説が好きというわけではないけど、そうと思って読んでいなかったので毎回この「甘酸っぱさ」に「ワーッ」

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    2025年01月09日
  • 隠居すごろく

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    巣鴨の糸問屋の六代目徳兵衛は商売に身を捧げた人生を終え、隠居することにした。
    ところが孫の千代太が隠居宅に来たことにより生活は一変する。千代太がその優しい性根で仲間を作り、困難に取り組み、成長することを助けるにつれて徳兵衛の心にも変化が。充実した老後の人生とはかくあるものだなぁ。

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    2024年12月10日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    現代から江戸時代へタイムスリップする話は幾つかあるものの、近未来の日本の中に属国として江戸を再現するという荒技は本シリーズだけ。
    なのにタイムスリップものよりも江戸の表現が優れているように感じるのは、時代小説がメインの西條さんならではです。
    そしてシリーズ第3弾の本書は明暦の大火まで再現してしまう荒技の一方で、牢役人として石田帯刀家の直系子孫を登場させる芸の細かさまで披露するなど、どんどん進化していきます。
    金春屋メンバーの造形のこなれ方や、ゴメスの驚くべき過去など、読みどころを挙げればキリがないほど面白い。

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    2024年12月07日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    読むのを楽しみにしてた。好きな書き手の人が私が好きな料理をつくることをテーマにアンソロジーって…!
    いやー、どれもおもしろかった。ほんとに。さすがでございます…
    西條奈加さんの『向日葵の少女』は舞台設定で上品が雰囲気が漂いながらもミステリーっぽい話の進み具合で、大きなテーマを複数かけあわせてまとまったひとつの話にできるのすごすぎるし結末には心があたたかくなった
    千早茜さんの『白い食卓』は主人公がいけ好かないやつすぎるのだけど話が進んでいくごとに料理の恐ろしさというか、食事を他者に委ねることってそういうことだよなあ…生きるための手段のひとつを他者へ委ねるというのは尊いとされたり愛情の証左とされた

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    2024年11月24日
  • 姥玉みっつ

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    現代にもいそうな三人の婆様。でも人情と度胸は昔の方があったのでしょうね。これだから時代小説はやめられませんね。

    おもしろかったです。

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    2024年11月06日
  • とりどりみどり

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    面白かった。上のきょうだいから細やかに気を配われて、愛される末子がマジで好きなのでドンピシャでした。ちょっとした謎を解くような短編集ですが、基本的に「わぁ、この子、お姉ちゃんに遊ばれつつも愛されているな」感が満載でほっこりします。

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    2024年11月03日
  • とりどりみどり

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    真っ当な血縁ではない家族の絆、ジェンダー考察、不義に対する当時の不合理(お瀬己ちゃんの鋭い説き!)、時代物だが現代に通ずる。
    鳶、鵜、鶺、鶸、雉、鷺、七、の七人家族の物語。

    この家族のこれから、特に鷺坊ちゃんの成長をまだまだ読みたい。

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    2024年10月27日