西條奈加のレビュー一覧

  • ごんたくれ

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    裕福な商家に生まれたが火事で一文無しになり、奉公に出された米屋を出奔、旅の砂絵師に師事して絵師となった、豊蔵・深山筝白。
    武士の家に生まれるが家族との軋轢を抱え、家督を弟に譲って円山応挙の弟子となった、彦太郎・吉村胡雪。

    片や、“変人”“狂人”と罵られ、片や尊大で身持ちが悪いと評判の『ごんたくれ』
    会えば憎まれ口、皮肉の応酬で、喧嘩ばかり。
    しかし、相手の絵には大きな魅力を感じるのを認めざるを得ない。
    悔しいがうっかり褒めてしまう。
    読んでいくうちに、だんだんと二人が可愛らしく感じられてきた。

    絵を描くことに限らず、芸術は孤独な作業であり、憎しみと区別のつかないほどのライバル心があってこそ

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    2018年02月21日
  • いつもが消えた日

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    このシリーズ初めて読みましたが、面白かった!
    読み終わったとき、シリーズ化されていて
    嬉しいと思いました。
    お料理好きな中2の男の子と粋なおばあさんの
    お話。美味しそうなお料理も楽しい!

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    2017年11月15日
  • いつもが消えた日

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    中学3年生の滝本望とその祖母、滝本津多代(通称お蔦さん)の二人が主人公で日常の事件を解決していく「無花果の実のなるころに」の続編。
    ところが今回は日常の事件ではなかった。望の中学の1年生、金森有斗の家族が大量の血糊を残して突然失踪したことから始まる殺人事件を想起させる事件に巻き込まれる。
    何が起こったのか?お蔦さんの推理と行動が、警察をも引っ張り、次から次へと明らかになる謎を解き明かし、悲しい過去の事実と怖ろしい現実をも、最後は幸せになるように解決するところがほっとさせてくれる。
    今回も色々な神楽坂町内会の人達の他、お蔦さんの顔の広さを伺える色々な人が登場し、わくわくさせてくれる。

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    2017年06月05日
  • 三途の川で落しもの

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    叶人はなぜ三途の川までやって来たのか?三途の川の渡し守を手伝いながら色々な事を見聞きしていく。未来に繋がる最後のシーンが嬉しい。

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    2017年01月12日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    素直で無邪気で可愛かった頃の自分(笑)はいったいどこへ???
    「初心忘るべからず」という言葉を改めて心に刻みました。

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    2016年12月16日
  • いつもが消えた日

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    フーッ 読むのを中断できず 最後まで行ってしまった。出かける用が無くてホントに良かった。
    有斗も望も良く踏ん張ったと思う。折々に聴けるお蔦さんの言葉が私の心に染み込んでくる。身近にいたら鬱陶しいかもしれないけどネ‥‥ふふ

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    2016年09月14日
  • いつもが消えた日

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    1冊目は人物と舞台の紹介で、ここからが本番だ!と言わんばかりに面白かった。発生する事件も何が起こったのか容易には想像できないものですし、さらにその背景には重層的にいろいろな要素が隠れている。また、なくなってしまった日常を賢明につなぎ止めようとする行動と気持ち。何より事件の中心である有斗の一生懸命さと寸素直さには、たくさん救われた感じがします。

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    2016年09月06日
  • 涅槃の雪

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    苦手な享保の改革、寛政の改革、天保の改革もちょっとわかった。遠山金四郎は、杉良太郎よりも、高橋英樹よりも、松方弘樹よりも中村梅之助がぴったりだと納得!赤ら顔の丸顔でおおらか。

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    2016年05月22日
  • ほろよい読書 おかわり

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    一穂ミチさん目当てで読み始めた一冊。

    序盤は、読んでいる間はそれなりに気分が高揚して、まさにタイトル通り「ほろよい気分」にはさせてくれる。だけど、いざ読み終わってみると、あとに残る余韻があまりにもサラリとしすぎていて、どこか物足りなさが残る読後感だった。

    お目当ての一穂ミチさんの一編を読み終えたときは、思わず「やったね!」と心の中で思った。やっぱりこの作家の描くものは毒薬だ!「ほろよい」どころか悪酔いしそうな、人間の不穏な心理描写は健在で、この強烈な一杯は楽しめた。

    他にも、下戸だと言い出せない青年の葛藤を描いた一編には、男だからこそ「飲めない」と言えないリアルな空気感を感じて、身につま

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    2026年06月18日
  • ほろよい読書 おかわり

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    普段、読まない作家さんたちの短編集。
    酒飲みな私としては、外せないタイトル。
    思わず手にとってしまった。以前、同シリーズ読んだ時はエッセイが多かったような記憶が。今回は小説オンリー。酒飲みのストーリーは酒飲みにしか理解できない、いや下戸男子の話もあった。とりあえず読書しながら1人飲みが好きな私には、あっという間に、読み終わり。

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    2026年06月14日
  • 心淋し川

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    ネタバレ

    おもしろかったです。

    物語は全6話で構成された、連作短編です。

    社会の底辺の貧しい環境にあっても、
    主人公たちが小さな希望や幸せを願って、寄り添いながら生きていく姿が胸に……。

    各短編に登場する人物たちが交錯し、最後には
    長屋全体の連帯感へと収束していきます。

    川のよどみに囚われていた人々が未来へ向けて動き出すのです。
    孤独の「点」が、お互いを救う「線」になって行きます。


    「澱み」から「流れ」へ
    流れないドブ川(心淋し川)のほとりから、それぞれの人生の「流れ」を取り戻すラストへと進みます。

    人は他者と関わることで、過去の傷を乗り越え、
    生き直せることを……。


    作品の完成度も

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    2026年06月08日
  • 千年鬼

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    人が生む鬼の芽を求めて突如目の前に登場する小鬼。前半の3話は短編ながら読み応えあり。後半の4話では、鬼と化してしまう「民」と小鬼の千年に渡る一心の想いが伝わってくる心に残る話でした

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    2026年05月24日
  • 隠居すごろく

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    こころ温まる隠居という第二の人生観変革。中々変われないけど、孫を介して否応無く変わっていくストーリー展開に自然さを感じ没入体験が出来ました。

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    2026年05月21日
  • うさぎ玉ほろほろ

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    饅頭くらべ/母子草/肉桂餅(にっきもち)/初恋饅頭/うさぎ玉ほろほろ/石衣/願い笹

    南星屋に小さな事があって
    だんだん大事になっていく
    登場するお菓子にホッとしながら
    不穏な輩にドキドキする

    皆が無事でよかった

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    2026年05月12日
  • 江戸に花咲く 時代小説アンソロジー

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    三島屋の小旦那の話が読みたくて
    祭りを題材にした各作家さんの作品
    それぞれ違うものですねー!
    宮部みゆきさん好きです

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    2026年05月08日
  • うさぎ玉ほろほろ

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    大好きな南星屋シリーズの最新作を文庫で。久しぶりに読む。江戸は麹町にある和菓子屋の話で、短編が詰まった人情物。国中を旅して地方の菓子のレシピを書き留めて歩いていた主が、江戸に腰を落ち着け、出戻りの娘と孫娘と3人で人気の菓子店を営んでいる。

    前作で雲平という中年の菓子職人を新たに店の仲間に加えて迎えた3作目。冒頭に登場する旅好き菓子好きの中間が、なにやら事件に巻き込まれて行方不明になるところから始まる。

    その謎が物語を貫く縦のモチーフではあるが、後続の話はしばしこの事件から離れた日常に起こる事件や騒動とそれを粋に解決する南星屋のエピソードになる。毎度登場する菓子がなんともおいしそうで、人情話

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    2026年04月26日
  • まるまるの毬

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    江戸時代に和菓子屋「南星屋」を営む治兵衛とその家族の絆を描いた話。
    当時菓子屋といえば贈答用のお菓子を扱う店が多かったそうだが南星屋は庶民的な価格で全国津々浦々のお菓子を提供する変わったお店。出てくるお菓子も美味しそうだし、短編で読みやすい。あたたかい人間ドラマで読後もほっこり。

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    2026年04月25日
  • 四色の藍

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    西條奈加さんの作品を初めて読みました。
    時代小説ですが、読みやすく人情あふれる作品でした。
    また他の作品も読んでみようと思います。

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    2026年04月19日
  • ほろよい読書 おかわり

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    こういう話、すき。お酒のアンソロジーで、どの作品も面白かったです。「オイスターウォーズ」を読んでから牡蠣が食べたくなりました。個人的に1番好きなのは、「タイムスリップ」。女1人で居酒屋に入るのって勇気が必要だけど、お店に入って、日本酒の知識をいろいろ教えてもらって、素敵だな…と思いました。話のオチが、理解するのに少し時間がかかって、どういうこと?ってなりましたが、面白かったです。
    どの作品も、人間模様が素敵で世界観に引き込まれました。

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    2026年04月05日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    直木賞受賞作の時代物とは違う舞台設定に興味を持ち手に取りました。

    表紙の印象からライトな内容かと思いましたが、とっぴな設定ではあるがなかなか辛い事実が…。

    舞台は現代ではあるが、どこか江戸の人情物を感じます。

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    2026年04月04日