西條奈加のレビュー一覧

  • 無暁(むぎょう)の鈴(りん)

    Posted by ブクログ

    重い。それでも、このような人生があったのだなと思える。江戸時代の江戸以外の様子が描かれている。八丈島への島流し、そこでの生活など考えたこともなかった。最後の鈴の音(ね)。文字よりも耳に残った。

    0
    2024年04月15日
  • まるまるの毬

    Posted by ブクログ

    ほっこりした作品を読みたいと思って読み始めたら想像以上に優しい物語でよかった。わたしもまるまるでありたい。

    0
    2024年04月14日
  • 隠居すごろく

    Posted by ブクログ

    居場所を見つけていく話だった。
    すごろくのように、少しずつ転がって、ぴたりぴたりと収まっていく。
    多少戻りはあっても、盤そのものがひっくり返されるようなことは起こらない。
    読後感の良い作品だった。
    続編があるという。この、ぴたりと収まった後、子どもたちの更なる成長が見られるのだろうか。あるいはご隠居の?それともお登勢さんの?
    とても楽しみだ。

    0
    2024年04月12日
  • 千年鬼

    Posted by ブクログ

    「無垢な心のままに罪を犯すと、ときに鬼の芽を生じる」

    あかん!
    鬼の芽ができるかも?
    私!無垢な心持ってるし〜♡

    その鬼の芽を摘むのに、現在、過去を奔走する小鬼たち、それには、
     悲しい
     悲しい
     悲しい
    出来事が…

    しかし、鬼の芽を持った人が、人鬼になる時って、そら鬼にでも何にでもなってまうやろ!って状況やん!
    最愛の人を殺されたり、何か無残な状況で鬼なる。
    我を忘れるみたいな。

    何か「大魔神」みたい。
    (こんな古い映画、誰も知らん(^^;;)

    鬼の芽を摘む小鬼がかわいそうで…
    あんなに頑張ったのに、遂に力が…

    でも、微かやけど光見えて良かったかな。

    0
    2024年03月22日
  • いつもが消えた日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    神楽坂の花柳界にいたお蔦さんと孫の望の話。望の中学の後輩有斗の家族が行方不明に。二人は有斗の面倒をみながら真相を追う。涙なくして読めない話。

    0
    2024年03月20日
  • わかれ縁 狸穴屋お始末日記

    Posted by ブクログ

    ダニみたいなダメ亭主の借金に追われてこの世の終わりに遭ったかの如く絶望していた絵乃が公事宿に拾われて他所のもめ事に関わっていくうちに経験値を上げて逆にダメ亭主を陥れる話。女性の敵はことごとく滅びよ。

    江戸時代の離婚したい妻って縁切寺に駆け込むしか方法が無いのかと思っていましたが、公事宿なんてものもあったんですね。お金かかるけど。今と比べても割と合理的な調停の仕組みが揃って機能していた事も知れてなかなか興味深い一冊でした。



    なお、「西加奈子って時代ものも書いてるんだ」と完全に著者名を読み違えて手に取ったことはナイショです。

    0
    2024年03月17日
  • 江戸に花咲く 時代小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    同じ祭りをテーマにしたアンソロジー。
    同じ天下祭の説明の部分を比較しても面白いです。
    もしかしたら一つの祭りに色々なエピソードが組み込まれていたのではと想像しても楽しめます。

    0
    2024年03月13日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    奇想天外、西條奈加さんなので間違いなく面白いだろうと思っていたが、現代にある江戸時代、ゴメスの飛び抜けた個性。面白かった。

    0
    2024年03月03日
  • 曲亭の家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    直木賞受賞後第1作。思っていたよりも新しい作品だった。
    朝井まかてさんの馬琴を読んでから読んだのだが、こちらはお路の視線で描かれているので、対比するととても面白かった。
    以下ネタバレの内容を含みます。

    これは馬琴の長男の嫁となった、お路の目線で描かれた馬琴の家の様子だ。嫁というだけではない、まさにお路のいる場所としての家。夫の宗伯を亡くしてからも、この家に居続ける決心をしたのはなぜなのか。「横暴で理不尽な舅、病持ち、癇癪持ちの夫とそんな息子を溺愛する姑」のいるこの家に。
    お路の八犬伝への批評は辛辣だ。女の描き方が大雑把で気に入らない。小難しい言い回しも馴染めない。舅になじられながら口述筆記さ

    0
    2024年03月03日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

    匿名

    購入済み

    まさかの展開で何度も驚きましま。
    警官2人はいいコンビです!
    足だけの幽霊なのにこんなに話しが進んでいくとわ。
    足さんはかわいそうでした。涙が出ました。

    0
    2024年03月01日
  • 涅槃の雪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2024/2/7
    矢部様の憤死がつらいんじゃ。こういうのはもうええんじゃ。だから史実とかいらんのじゃ。って思いながら読んでたけどさ。
    物語終盤で時代が変わり価値観が変わって冷静になった現代の私が顔を出すと、鳥居様の考え方もありよなとなる。
    やり方は共感せんけどな。
    矢部様は早まったな。と。
    お姉さんに対しても「嫌な女…」から「ようやった!痛快!」ってなったんだから大したもんです。
    始まりと終わりで印象が全く違うのすごいよね。
    お卯乃もちゃんと奥さんにしてさ。読後感爽快。

    0
    2024年02月11日
  • 善人長屋

    Posted by ブクログ

    母親がドラマを観ていたけれどわたしは観ていなかったので事前情報ほぼ無しで読み始めたけれど、相変わらず西條さんの時代物は素敵だなぁと。ちょっと加助さんが自分にはくどかったけど、そういった読者の気持ちを他の登場人物が代弁してくれるあたりよかったです。

    0
    2024年02月03日
  • 亥子ころころ

    Posted by ブクログ

    江戸菓子屋シリーズ二作目。親しかった菓子職人亥之吉を探して倒れていた男雲平を助けた。人探しを通底したテーマにしつつ和菓子と江戸を語る連作短編集。

    これも面白かった。江戸時代を描く小説には心温まるものが多いのはなぜなのだろう。

    0
    2024年01月23日
  • 千年鬼

    Posted by ブクログ

    おとぎ話かなと。

    読み始めの感想はそんな感じ。

    主な登場人物は小鬼・黒鬼・天女・そして民。

    人間は、無垢な心のままに罪を犯すと「鬼の芽」を内に秘めてしまう。

    それがいずれ人鬼にさせ身を滅ぼし災いのもとになってしまう。

    過去を見せられる小鬼が力を使い、そんな人々に希望が持てるきっかけをあたえ芽を摘み取ってゆく。

    前半の各章わかりやすいお話で章の最後に少しずつ全貌が明かされて、千年にも及ぶ小鬼と一人の童女「民」の物語が浮かびあがってくる。

    このあたりから小鬼と民の切ない話になり救いがないような境遇に心を痛めてしまった。


    最後、まだまだ長い旅になりそうではあったが、一縷の希望がある

    0
    2024年01月21日
  • 四色の藍

    Posted by ブクログ

    各々の仇討ちが微妙に縺れ合うお話。
    最後のどんでん返し、ちょっと不意打ちだった。
    昨日の敵が今日の味方に、また逆もあり。おくめ婆さん哀れ...
    ハッピーエンドではないものの、それなりの落ち着き処に落ち着くのは江戸庶民の日常だったのかも知れない。

    0
    2024年01月20日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

    Posted by ブクログ

    江戸の料理屋に奉公に来た少女、お末が主人公。ミステリー仕立ての人情もので、読みやすかった。ほっこりというよりは切ない話だけど、読後感は良い。

    0
    2024年01月19日
  • まるまるの毬

    Posted by ブクログ

    江戸の菓子屋、南星屋は店主があちこちで食べた経験から毎日のように違う菓子が食べられる、庶民的な店。店主の治兵衛、出戻り娘のお永、孫のお君の三人で切り盛りする。ある藩の門外不出の菓子を売っていたと疑われる件、武士の子が弟子入りしたいと願う件などの連作短編集。

    とても良かった。義理と人情という言葉で簡単には片付けられない人の思いと絶妙なストーリー展開。菓子の話がスムーズに添付され、様々な和菓子が食べたくなる。

    0
    2024年01月19日
  • 隠居すごろく

    Posted by ブクログ

    江戸人情物はいいですね。西條さんの作品を初めて読みましたが、バランスが取れていて読みやすいです。違う作品も読んでみようと思います。

    0
    2024年01月18日
  • 涅槃の雪

    Posted by ブクログ

    北町奉行所の与力高安門佑は、新任の北町奉行、遠山景元の片腕として働いている。
    ある事件をきっかけにして、元遊女のお卯乃を屋敷に引き取る。
    時は、老中水野忠邦の天保の改革の真っ最中。改革の嵐のなか、門佑は数々の事件に立ち向かう。

    0
    2024年01月11日
  • 曲亭の家

    Posted by ブクログ

    置かれた場所で精一杯の花を咲かせていく。選択の自由が限られている時代ならではの生き方なのだろうか。全体的に暗い出来事が続いていき、我儘で我の強い人たちに振り回される展開の中で、描かれているお路の性格と実際の生き方にやや違和感があり、最後まで馴染めなかったのだが、それは現代の目で読んでしまっているからなのかもしれない。

    0
    2023年12月25日