西條奈加のレビュー一覧

  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    江戸の料理屋に奉公に来た少女、お末が主人公。ミステリー仕立ての人情もので、読みやすかった。ほっこりというよりは切ない話だけど、読後感は良い。

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    2024年01月19日
  • まるまるの毬

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    江戸の菓子屋、南星屋は店主があちこちで食べた経験から毎日のように違う菓子が食べられる、庶民的な店。店主の治兵衛、出戻り娘のお永、孫のお君の三人で切り盛りする。ある藩の門外不出の菓子を売っていたと疑われる件、武士の子が弟子入りしたいと願う件などの連作短編集。

    とても良かった。義理と人情という言葉で簡単には片付けられない人の思いと絶妙なストーリー展開。菓子の話がスムーズに添付され、様々な和菓子が食べたくなる。

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    2024年01月19日
  • うさぎ玉ほろほろ

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    南星屋シリーズの第3弾。前回のを読んでから数年経ってたので、設定をすっかり忘れていたけど読み進めるうちにさりげなくわかるようになっていて、それは中々見事だった。(それでも思い出せないところもあったが)

    自分も石海の初恋話が秀逸だった。
    それにしても描かれる和菓子がどれも美味しそう。びっくりしたのは大手饅頭!自分も大好きなんだけどこんな昔からあるとは知らなかった。

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    2024年01月19日
  • 隠居すごろく

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    江戸人情物はいいですね。西條さんの作品を初めて読みましたが、バランスが取れていて読みやすいです。違う作品も読んでみようと思います。

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    2024年01月18日
  • まるまるの毬

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    江戸で親子3代の菓子屋を営む家族のほんのり優しい物語。お菓子好きにはタイムスリップして行ってみたくなるお店。

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    2024年01月16日
  • 涅槃の雪

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    北町奉行所の与力高安門佑は、新任の北町奉行、遠山景元の片腕として働いている。
    ある事件をきっかけにして、元遊女のお卯乃を屋敷に引き取る。
    時は、老中水野忠邦の天保の改革の真っ最中。改革の嵐のなか、門佑は数々の事件に立ち向かう。

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    2024年01月11日
  • 隠居おてだま

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    前作「隠居すごろく」で隠居後の生きがいを取り戻した徳兵衛。

    出戻り娘の結婚を巡る騒動で、その基盤を破綻させてしまう。

    最後に一番大切なものを取り戻す。

    短気は損気。

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    2024年01月09日
  • まるまるの毬

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    お菓子や南星屋の治兵衛、お永、お君を中心に描かれる時代小説。家柄が身分や結婚などさまざまなことに大きく影響する時代に暖かい家族を中心に繰り広げられる人間模様。お君の可愛さ、治兵衛の人の良さ、孫との関係にホロリとする。

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    2023年12月28日
  • 曲亭の家

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    置かれた場所で精一杯の花を咲かせていく。選択の自由が限られている時代ならではの生き方なのだろうか。全体的に暗い出来事が続いていき、我儘で我の強い人たちに振り回される展開の中で、描かれているお路の性格と実際の生き方にやや違和感があり、最後まで馴染めなかったのだが、それは現代の目で読んでしまっているからなのかもしれない。

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    2023年12月25日
  • 睦月童

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    ネタバレ

    江戸の人情物。と思いきや、和製ファンタジー要素もあって、あっという間に読んでしまいました。それだけに、しっかり終わってほしかったな。最初の方のエピソードが、愛し合う男女のエピソードが多かったのに、女性は若く美しくないと意味がないという価値観の人が多いというような話しで終わってしまったのも残念に感じた。

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    2023年12月24日
  • うさぎ玉ほろほろ

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    南星屋3作目。また一人甘い物に取りつかれた輩が登場
    お永と修蔵の話や五郎の初恋話が良かった。ほっこり

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    2023年12月23日
  • 金春屋ゴメス 芥子の花(新潮文庫nex)

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     金春屋ゴメスの2作目。時代劇のようでありながら、近未来に建国された江戸国の物語。登場人物の魅力、長崎奉行ゴメスの傍若無人に、今回は武芸をたしなむ妙齢の美女や、いじらしい子どもが加わる。

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    2025年12月07日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    金春屋ゴメスシリーズ、3作目。

    前2作を読んだのがちょうど10年前。続編をずーっと待ち焦がれていただけに、今回新作が出て嬉しさ爆発したのだけれど、さすがに覚えてなさ過ぎて、一から読み直した。で、これは、間違いなく前2作を読み直してから読んだほうが良い。事件の背景や、人間関係もがっつり前作からの続きなので、うろ覚えのまま読むのは勿体ないかな。全く読めないわけじゃないけど。
    とりあえず、このシリーズはまず設定が大優勝。近未来日本の中に鎖国体制の江戸国を新たに置くという設定が上手く機能している。黒幕の正体が意外に小物で拍子抜けしちゃったけど、ゴメスのキャラが相変わらず爆発してて良い。豪快なんだけど

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    2023年11月22日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    読み終わった感想「続いてほしい!」だった。もう続かないだろうと勝手に思っていたゴメスシリーズにまさかの続編。
    最初は前のシリーズのことを思い出しながら読んでたけど、最後は面白くて夢中で読んでしまった。
    それにしてもゴメスの化け物度がハンパない。
    頭も良くて怪力とか化け物すぎるやん。
    パワハラされてる手下の人たちも可愛そうなんだけど、あんまり悲壮感ないのが救いか。
    直接的な暴力はあるけど、精神攻撃が少ないからなんだろうな。
    しかし、江戸が火事で丸坊主になってしやったけど、どうやって復興するんだろうか。マリアの会社から復興資金ぶんどれたりするんだろうか。

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    2023年11月15日
  • 隠居おてだま

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    読み終わったらほっこり
    めでたしめでたしで終わらない話。家庭の事情を各々で消化していく頼もしい子供たちの話。そして、投げても戻ってくるお手玉のように、隠居しても悶着が続きます
    最後はどうなることかとドキドキ。でもほっこりで終わって良かった!

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    2023年11月12日
  • うさぎ玉ほろほろ

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    南星屋シリーズ三作目。表紙の絵は豆大福だと思ったらうさぎ玉!うさぎ玉って何かと思ったらあんこ玉のことでした。治兵衛さん、お永さん、お君ちゃん、雲平さん、石海さんもみんな元気で良かった。火事になったりヒヤッとする場面もあったけど、最後にはあの方の名前も出てきてまだ縁は切れていなかったと一安心。次の表紙も楽しみ。

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    2023年11月07日
  • 善人長屋

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    金春屋ゴメス以来の西條奈加 さん。
    市井の人情モノ。
    秋の夜長に 渋いお茶と ちょっと甘いものを
    嗜みながら 一章ずつ 惜しみながら読みたい一冊

    ゛悪党゛たちが 繰り広げる゛善行゛の物語
    一編一編のストーリーに破綻が全くないのは
    ストーリーテラーとしての筆者の腕の見せ所

    心ささぶられ
    心ほっこりさせられます

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    2023年11月01日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    途中までは、「この軽さでずっといくのかなぁ」と挫折しかけましたが、足子さんの死の真相に関わるあたりから、一気に引き込まれました。足子さんは成仏していないようなので、続を期待。西條さんは、時代小説も本書も、ただの人情モノで済まない作品の書き手ですね。

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    2023年10月29日
  • うさぎ玉ほろほろ

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    今回も、南星屋を取り巻いて色々な事件が起こる。登場人物の想いがなんとも言えないぐらい心地良く描かれていていい感じでした。

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    2023年10月28日
  • 亥子ころころ

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    南星屋の主人がケガで…。色々な事があるけど、温かい家族の絆とお菓子で癒されました。前作よりほっこり。

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    2023年10月27日