子に恵まれず離縁され、実家の手習所『銀杏堂』を継ぐことになった萌。
離縁されたことを引きずり、先生として中途半端だった萌が、子どもたちや周りの人たちとの関わりの中で、少しずつ強くなっていく様子が読んでいて気持ちよい。
子どもたちも、悪ガキだったり、引っ込み思案だったり、のんびりだったり、皆それぞれの味があって、愛おしく思えてしまう。
短編集のように沢山の話があるので、一つ一つをもう少し深く長く読みたいと感じるところはあるが、この作家さんとは相性が良いのか今まで読んだどの作品も、読み終えた時に「好きな作品だなぁ」としみじみ思います。