西條奈加のレビュー一覧

  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    ネタバレ

    題名に交番と出てきたので警察官が主人公かと思いきや、足だけの幽霊となった「足子さん」視点で話が始まる。
    イケメンで女性に優しくだらしなく、頭脳には期待できない向谷と、見た目中身ともにオタクの典型で、口が悪く頭は切れる権田の警察官コンビと出会い、なくした記憶を探し始める。
    様々な事件に出会いながら、真相に近づいていく三人。最初はコミカルだが、足子さんに起こった出来事が明らかになっていくにつれ、彼女のつらく苦しい過去が見えてくる。
    足子さんになってしまっているため、どうやってもハッピーエンドとはいかないが、それでも思っていたような後味の悪い結末にはならず、登場した人たちが前を向いて生きていけるとい

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    2024年05月28日
  • 千年鬼

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    可愛く切ない小鬼のお話
    切なくてじーんとしてしまうけど
    最後の天女の言葉で少し救われる
    千年…とてつもない時間だ 民がんばれ!

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    2024年05月22日
  • 亥子ころころ

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    シリーズものとは知らずに手に取ったが、前作を読んでいなくても面白かった。
    いろんな場所のお菓子が沢山出てきて、自分の知ってる場所のお菓子もあってワクワクした。

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    2024年05月10日
  • 無花果の実のなるころに

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    神楽坂の元芸者お蔦さんと孫の望の謎解き。望むの作るお料理美味しそう。最終章に登場する山アルミのお父さん、いかにも職人!て感じで息子とその友達に厳しく笑い出しそうになった。

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    2024年05月09日
  • まるまるの毬

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    南星屋シリーズ第一弾。
    武家の身分を捨て、菓子屋になろうと決心し、諸国を16年も周り、各地で修行をして、麹町に南星屋を開いた治兵衛。旅先で妻を亡くし、娘と孫娘の親子三代で和菓子屋を営んでいる。
    将軍家の御落胤という秘密をもつ治兵衛。娘のお永は夫の浮気が原因で娘のお君を連れて、実家である南星屋に戻ってきている。いろいろ問題を抱えている家族であるが、家族みんなで、いろいろな問題を乗り越えていく。

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    2024年04月26日
  • とりどりみどり

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    江戸期の人情ミステリー。主人公は大店の5番目の末っ子11歳の鷺之介。1年の殆どを船上で商いをする父親代わりをしっかり者で心優しい長男が担う。鷺之介の目下の悩みは、母違いで個性的な3人の姉達が早く嫁いでくれる事。大店の子供らしい制約がある生活の中で怪しい出来事に遭遇し解決しようとする。兄姉の性格がとてもよく表れていて姉達の喧騒さが聞こえてくる様。最後は西條氏らしくホロリと納得させてくれる。

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    2024年04月18日
  • 無暁(むぎょう)の鈴(りん)

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    重い。それでも、このような人生があったのだなと思える。江戸時代の江戸以外の様子が描かれている。八丈島への島流し、そこでの生活など考えたこともなかった。最後の鈴の音(ね)。文字よりも耳に残った。

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    2024年04月15日
  • まるまるの毬

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    ほっこりした作品を読みたいと思って読み始めたら想像以上に優しい物語でよかった。わたしもまるまるでありたい。

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    2024年04月14日
  • 隠居すごろく

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    居場所を見つけていく話だった。
    すごろくのように、少しずつ転がって、ぴたりぴたりと収まっていく。
    多少戻りはあっても、盤そのものがひっくり返されるようなことは起こらない。
    読後感の良い作品だった。
    続編があるという。この、ぴたりと収まった後、子どもたちの更なる成長が見られるのだろうか。あるいはご隠居の?それともお登勢さんの?
    とても楽しみだ。

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    2024年04月12日
  • 千年鬼

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    「無垢な心のままに罪を犯すと、ときに鬼の芽を生じる」

    あかん!
    鬼の芽ができるかも?
    私!無垢な心持ってるし〜♡

    その鬼の芽を摘むのに、現在、過去を奔走する小鬼たち、それには、
     悲しい
     悲しい
     悲しい
    出来事が…

    しかし、鬼の芽を持った人が、人鬼になる時って、そら鬼にでも何にでもなってまうやろ!って状況やん!
    最愛の人を殺されたり、何か無残な状況で鬼なる。
    我を忘れるみたいな。

    何か「大魔神」みたい。
    (こんな古い映画、誰も知らん(^^;;)

    鬼の芽を摘む小鬼がかわいそうで…
    あんなに頑張ったのに、遂に力が…

    でも、微かやけど光見えて良かったかな。

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    2024年03月22日
  • いつもが消えた日

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    ネタバレ

    神楽坂の花柳界にいたお蔦さんと孫の望の話。望の中学の後輩有斗の家族が行方不明に。二人は有斗の面倒をみながら真相を追う。涙なくして読めない話。

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    2024年03月20日
  • わかれ縁 狸穴屋お始末日記

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    ダニみたいなダメ亭主の借金に追われてこの世の終わりに遭ったかの如く絶望していた絵乃が公事宿に拾われて他所のもめ事に関わっていくうちに経験値を上げて逆にダメ亭主を陥れる話。女性の敵はことごとく滅びよ。

    江戸時代の離婚したい妻って縁切寺に駆け込むしか方法が無いのかと思っていましたが、公事宿なんてものもあったんですね。お金かかるけど。今と比べても割と合理的な調停の仕組みが揃って機能していた事も知れてなかなか興味深い一冊でした。



    なお、「西加奈子って時代ものも書いてるんだ」と完全に著者名を読み違えて手に取ったことはナイショです。

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    2024年03月17日
  • 江戸に花咲く 時代小説アンソロジー

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    同じ祭りをテーマにしたアンソロジー。
    同じ天下祭の説明の部分を比較しても面白いです。
    もしかしたら一つの祭りに色々なエピソードが組み込まれていたのではと想像しても楽しめます。

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    2024年03月13日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

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    奇想天外、西條奈加さんなので間違いなく面白いだろうと思っていたが、現代にある江戸時代、ゴメスの飛び抜けた個性。面白かった。

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    2024年03月03日
  • 曲亭の家

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    ネタバレ

    直木賞受賞後第1作。思っていたよりも新しい作品だった。
    朝井まかてさんの馬琴を読んでから読んだのだが、こちらはお路の視線で描かれているので、対比するととても面白かった。
    以下ネタバレの内容を含みます。

    これは馬琴の長男の嫁となった、お路の目線で描かれた馬琴の家の様子だ。嫁というだけではない、まさにお路のいる場所としての家。夫の宗伯を亡くしてからも、この家に居続ける決心をしたのはなぜなのか。「横暴で理不尽な舅、病持ち、癇癪持ちの夫とそんな息子を溺愛する姑」のいるこの家に。
    お路の八犬伝への批評は辛辣だ。女の描き方が大雑把で気に入らない。小難しい言い回しも馴染めない。舅になじられながら口述筆記さ

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    2024年03月03日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

    匿名

    購入済み

    まさかの展開で何度も驚きましま。
    警官2人はいいコンビです!
    足だけの幽霊なのにこんなに話しが進んでいくとわ。
    足さんはかわいそうでした。涙が出ました。

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    2024年03月01日
  • 涅槃の雪

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    ネタバレ

    2024/2/7
    矢部様の憤死がつらいんじゃ。こういうのはもうええんじゃ。だから史実とかいらんのじゃ。って思いながら読んでたけどさ。
    物語終盤で時代が変わり価値観が変わって冷静になった現代の私が顔を出すと、鳥居様の考え方もありよなとなる。
    やり方は共感せんけどな。
    矢部様は早まったな。と。
    お姉さんに対しても「嫌な女…」から「ようやった!痛快!」ってなったんだから大したもんです。
    始まりと終わりで印象が全く違うのすごいよね。
    お卯乃もちゃんと奥さんにしてさ。読後感爽快。

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    2024年02月11日
  • 善人長屋

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    母親がドラマを観ていたけれどわたしは観ていなかったので事前情報ほぼ無しで読み始めたけれど、相変わらず西條さんの時代物は素敵だなぁと。ちょっと加助さんが自分にはくどかったけど、そういった読者の気持ちを他の登場人物が代弁してくれるあたりよかったです。

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    2024年02月03日
  • 亥子ころころ

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    江戸菓子屋シリーズ二作目。親しかった菓子職人亥之吉を探して倒れていた男雲平を助けた。人探しを通底したテーマにしつつ和菓子と江戸を語る連作短編集。

    これも面白かった。江戸時代を描く小説には心温まるものが多いのはなぜなのだろう。

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    2024年01月23日
  • 千年鬼

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    おとぎ話かなと。

    読み始めの感想はそんな感じ。

    主な登場人物は小鬼・黒鬼・天女・そして民。

    人間は、無垢な心のままに罪を犯すと「鬼の芽」を内に秘めてしまう。

    それがいずれ人鬼にさせ身を滅ぼし災いのもとになってしまう。

    過去を見せられる小鬼が力を使い、そんな人々に希望が持てるきっかけをあたえ芽を摘み取ってゆく。

    前半の各章わかりやすいお話で章の最後に少しずつ全貌が明かされて、千年にも及ぶ小鬼と一人の童女「民」の物語が浮かびあがってくる。

    このあたりから小鬼と民の切ない話になり救いがないような境遇に心を痛めてしまった。


    最後、まだまだ長い旅になりそうではあったが、一縷の希望がある

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    2024年01月21日